バブル再来?「コンラッド東京」前編

P1000792期待していなかったのに、思ったよりも良い結果だと喜びが倍増する。(今年の箱根駅伝で亜細亜大学を応援した人も、そうだったに違いない)そのホテルがオープンして数ヶ月、聞こえてくるのは余り良い評価ではない。外資系ホテルが大挙してOPENする2007年問題。優秀な人材が不足し始めており、ハードはともかくサービスのレベルが低い、というような評判。じゃあ、しばらく時間を置いて、サービスが落ち着いた頃に行ってみるかぁ。このホテルも一応押さえておかなきゃだしね・・・という腰が引けた感じで出かけた。

初対面の印象は評判通り。さほど混んでいない早い時間にチェックインしたにも関わらず、部屋を案内してくれた係の対応が悪かった。このホテルの“売り”は、浜離宮を見下ろすガーデンビュー。我々もガーデンビューを予約。しかし通された部屋は名ばかりのガーデンビュー。下層階の屋上が視線を遮り、窓際まで行っても全くガーデンが見えない。「これはガーデンビューじゃないなぁ。部屋を変えてもらえますか?」「あいにく混み合っていますので、難しいかと・・・。空きがあるかどうか・・・」自分で確かめずに、最善を尽くさない仕事は却下!自分で電話を入れて確認すると、スモーキングルームではあるが上層階に変更できるという。案内された部屋に入ると全く違う景色。足元から拡がる緑の庭が美しい。やっぱこれじゃなきゃ。決して安くはない料金なのだから。

お気楽夫婦は、部屋のロケーションにはちょっとうるさい。これまでも可能な限り変更をお願いしてきた。ホテル側に部屋と時間の余裕がある時に、異なるビューを見せてもらい、比較した上で部屋を決めたこともある。カテゴリの違う部屋を見せてもらい、気に入った部屋にアップグレードし、差額料金を支払ったこともある。人によってホテルに求めるものは違う。ホテルの部屋でいかに快適に過ごすか、というのが二人の宿泊のコンセプトであるから、空間の占有料金に見合った眺望は大事なのだ。ホテル側も(可能な限り)対応してくれる。そして、その対応ひとつで滞在の気分が全く違う。

今回は、電話での対応が非常にスムース。「ビューを楽しみにして来たのに・・・」と伝えると、「そちらのお部屋は確かに眺望は良くないですね。清掃が済んでいる部屋を確認いたします。しばらくお待ちください」との快い返答。部屋毎のビューを理解している上での対応。すばらしい。新たな部屋のレイアウトは全く同じだが、和み気分が全く違う。ようやくリゾート気分で過ごせそうだ。(後編に続く)

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