満喫!江戸の味「マンダリンオリエンタル東京」エピローグ

P1010076♪お江戸ぉ日本橋ぃ七つぅ発ちぃ♪・・・七つてぇのは、今で言ゃぁ朝の4時頃。昔の人は、旅に出るのもてぇへんだったんだねぇ。マンダリンオリエンタル東京は、日本橋三井タワーの上層階。日本橋“三井村”の中心に聳え立つ。隣には三井本館、三井発祥の三越。日本橋は五街道の起点でもある。まさに江戸のど真ん中。千歳村の外れに住み、番町や角筈村のオフィスに通うお気楽夫婦にとって日本橋は馴染みが薄い街だった。

日本橋室町を歩いてみた。江戸時代から続く老舗が軒を連ねる。「千疋屋総本店」は天保5年(1834年)、刃物の「木屋」は寛政4年(1792年)、「にんべん」は元禄12年(1699年)創業。延宝元年(1673年)に越後屋呉服店として開業した三越の向かいには、期間限定で「越後屋ステーション」。江戸の文化を紹介する展示があったり、長唄の師匠が子供達と一緒にステージに上がっていたり。ちょっと不思議な空間。というより、この街全体が不思議空間。江戸と明治と昭和、そして21世紀が錯綜する。

土曜のランチは「玉ひで」で親子丼を食べるつもりが、出遅れた。「今から行っても並ぶんだろうねぇ・・・」そこで、“鰻”に変更。老舗の「伊勢定」へ。ビールを頼み、「肝焼きを・・・あ、ねぇのかぁ。品切れだぁ?人気だねぇ。えっ?柿の種が突き出しかぃ?・・・日本橋、三井は柿の種って、あぁ越後だから?さすがに粋だねぇ。洒落が利いてらぁ。それに鰻は時間がかかるからねぇ。注文聞いてから焼く、こいつがまたぁ良いんだ。腹ぁ空かせながら待つってぇのが、・・・えっ?もう出来たってか?あっという間に鰻重が出てくるねぇ。てぇしたもんだ!」・・・速く出てくるウナギの鰻の味はSoSo。

P1010177チェックアウト後のサンデーランチは「紅葉川」の蕎麦。この店は鴨料理も自慢ということで「鴨せいろ」を注文。私の最後の晩餐は「炙った穴子」が希望だが、最後のランチは「鴨せいろ」が所望。「あ、やっぱりビール頼まなきゃ。この店、ヱビスビールだし。多かったらちょっと残せば良いし・・・」「この後、スカッシュのレッスンだからって、自分に話かけて納得してるの?」「あ、分かった?」鴨せいろは期待通り。薄めに切ったたっぷりの鴨肉が、小口切りと刻みの二種類の葱、ちょっと甘めのそばつゆと絡んで旨い。蕎麦は繊細だけどか弱くはない、私の好きな味と歯応え。

鴨をつまみに、ビール1本。さすがに、飲み残す。「ぷはぁ~っ。お天道さまが高ぇ内に飲むビール。これがまた旨ぇんだ」「良かったねぇ。幸せそうで。でも、そろそろ“似非江戸っ子”止めたら?それに3cmぐらいのビール残しても仕方ないでしょ?飲んじゃったら?」・・・「はいっ!(喜)」

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