誂え向きの二人「サローネ・オンダータ」(前編)

060512_2姪が結婚した。お相手は年末に紹介してもらった婚約者。結婚の挨拶状には、私がブログ用に撮影した二人の写真が使われていた。ちょっと嬉しいインチキ叔父さん。実は、姪と言っても、彼女とは血縁関係はない。年下の飲み友達。彼女と一緒に飲むと、お酒が一段と美味しい。結婚してからも一緒に飲もうぜ!というメッセージ代わりに、プレゼントを贈ることにした。オーダーのブラウス。そして、とっておきの大切なBARへのご招待。

「サローネ・オンダータ」は、銀座7丁目のとあるビルの8階にある、バーカウンタ付きのオーダーサロン。友人の紹介で妻が何度かブラウスを誂え、私はその度に酒を誂えた。一着もオーダーしていない私にとっては、純粋なBAR。お酒の飲めない妻にとっては、純粋なオーダーサロン。そして、今回ブラウスをオーダーする姪は、初めて両方を使いこなす友人となる。姪とバーニーズで待ち合わせ、オンダータへ。“酒番”を名乗るKeisukeさんに挨拶もそこそこに、二人でバースツールに座る。・・・さぁ今日の趣旨の半分、美味しいお酒を飲む準備完了。

姪は怪しい雰囲気の雑居ビルの中に、こんなスペースがあるというギャップにまだ戸惑い、落ち着かない様子。しかし、そこは酒飲み。「レディース担当のスタッフがこちらへ向かっていますので、何かお飲みいただいて、しばらくお待ちください」と言われてにっこり。薄手のグラスにきりっと冷えた生ビールがサーブされ、乾杯をしてひと口飲んだ後は、リラックス。「ビール、美味しい♪」・・・実はこのサロン、「
サロン・ド・バーグレー」としてレディースが独立し、お酒を飲みながらブラウスはオーダーできない。そこをお願いして、こうして美味しく乾杯できた。お気楽で、わがままな客。

「ちょっと太ってしまって、サイズ測るの嫌なんですよぉ」姪がこぼす。入籍済みではあるものの、披露宴を秋に控え、ウェディングドレスの採寸もあるという。「でも、これからの季節、ビール美味しいですよねぇ♪」Keisukeさん、その一言にすっかり姪を気に入ってくれた様子。「そのままで素敵ですよ」・・・酒飲みには悪いやつはいない。「お待たせしました。準備ができました」スタッフに促されて、立ち上がろうとする姪。グラスにはビールが少し残っている。「飲んじゃおっ!」にこっと笑って飲み干し、フィッティングに向かう。Keisukeさん、再びにっこり。「良い姪御さんですねぇ」・・・そこに遅れて夫君登場。
(後編に続く)

5つのコメントがあります。

  1. のんべ隊員


    なんと、素敵ですねぇ。。。
    私も結婚の際にはぜひつれてってください(笑)
    といっても、相手が先って言われるだろうから、
    それにはこう申し上げておきます。
    「このオーダーブラウスに似合う素敵な相手を後から探せばいいじゃん!」てことで。。。

  2. IGA


    のんべ隊員さん

    分かりました。お連れしましょう。(純粋にBARとして・・・)
    その上、今ならブラウスの下見もOKです!
    相手が見つかったらプレゼントってことで・・・。

  3. のんべ隊員


    うふふ ありがとうございます。
    楽しみにしておりまーす!
    ・・・って相手が常に後回しになってるのが
    ちょい空しい感じ(笑)

  4. IGA


    のんべ隊員さん

    ブラウスはいつでもスタンバイOKです。
    ご一緒できる酒飲みを早く見つけて紹介してください。

    ちなみに、コメントの書き込みにアドレスを必須にする設定を止めたら、
    名前まで入力するのを忘れてしまうようで・・・。
    代わりに名前を入れておきました。
    (覚えがなかったらごめんなさい・・・って、別人だったら?)

  5. のんべ隊員


    あらま!これは失礼いたしました~
    わざわざ名前入れていただきありがとうございます。
    といっても、私がつけた名前じゃないんですが(笑)
    ま、おにぎり隊員よりマシかな・・・
    とりあえず、ご紹介できる相手が見つかるまで今しばらくお待ちくださいませ。。。

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