出張ながら…「人との出会い、旅の風景」

P人は一生のうちに、どれだけの数の人と関わり、どれだけの数の街や風景を訪ねることができるのだろうか。たくさんの人と出会い、たくさんの風景を記憶に刻み、元気な気持で東京に戻ってきた。正直身体は疲れていたけれど、それ以上に充実した4泊5日のハードな旅(…出張ですけど)だった。

季節外れの台風が近づいている週末、九州に向かった。初日、前職の会社で九州展開時に同僚だった女性と博多で一献。まぐろ料理「紀文」で、店のオヤジと博多談義、料理談義。鰻の代わりにトロを使った櫃まぶしが絶品。「どの部位を使うか、いろいろ試して、ようやくこの味になったとです」オヤジのコメントで美味しさが一段と増す。二軒目のバーで、彼女の同僚に酔っ払い電話。出張最終日に“昼飲み”の約束。楽しみ。二日目。以前、博多の屋台で知り合った謎の一団の女性と飲む約束が仕事で飛ぶ。残念。JALグループに替わった「シーホークホテル福岡」の部屋で独り飲み。これもまた楽し。

P_1翌日、佐世保を訪問。地域活性化のリーダーを紹介され、お話を伺う。心に響くことばがいくつも。宿泊は佐世保出身の友人が薦めてくれた、九十九島の展望スポット「弓張岳」の中腹にある「弓張の丘ホテル」。濃い霧が一瞬だけ切れ、雄大かつ繊細な風景が現れる瞬間に遭遇。心が震える。翌日、晴れ上がった空の下、前日とはうって変わった風景に心が澄み渡る。次に訪れた玉名温泉。“地域活性化の達人”の講演に同席し、元気な街のリーダー達に出会う。地道に活動する多くの人々の“やる気”で元気になる。この仕事に今後も深く関わりたいと誓う。そして最終日。15年ぶりに会う前職の同僚女性。双子の母となった今もエネルギッシュ。予定のフライトを遅らせ、昼から飲む酒が旨い。

毎年の桜が永遠に観られるのではないか、という誤解は私の中にはなくなった。限りがある、出会う人、出会う風景、出会う時間。だからこそ、それを大切にしなきゃなぁ…。旅先から(くどいけど、出張です)メールを送りまくった。友人たちに、そして妻に。離れている場所でこそ、改めて思う“大切にしなきゃ♪”と思う人たちに。

コメントする








002146191

SINCE 1.May 2005