夏の香り、夏の味「鮎ふたたび」

P1020004夏になると無性に鮎が食べたくなる。去年の今頃も、自宅で鮎を食べ、四万十の鮎を食べに「祢保希」に出かけた。転職の決断をした頃だった。その記事を読んだ(前の)会社の関西出身のオチャメさんがぼそっと言った。「むちゃ旨そうですねぇ。あの鮎♪」そうかぁ、君も私のブログを読んでいるのかぁ、と妙な気分。鮎好きとオチャメさんに悪いやつはいない。あれから1年。そのオチャメさんも、今年は失効役員になったと聞いた。(あ、字を間違えた!すまん!)・・・時代も変わるものだ。

今年の鮎はセクシィで、美味しそうな腰つき。焼具合も良い感じ。なにしろ近所のスーパーで買ってきて自宅で焼いた昨年と違い、今年の初鮎は新宿伊勢丹で購入した「はまとう」の「鮎塩焼」一匹588円。こんがり焼けた皮がかりっと、薄く柔らかな身がふわっと、実に旨い。腹の苦味が追い打ちをかけるように、脳内の“旨かぁ中枢”を刺激する。(そう、これを書いている今は、九州出張帰り。インチキ九州弁が出てしまう)これを食べると、夏が来たなぁとしみじみしてしまう。つくづく私は、季節モノに弱い。

P1020008鮎は昔から「香魚」と呼ばれ、きゅうりやスイカのような香りがすると言われる。だったらデザートはスイカつながりで、これだ!と購入。決め手はパッケージ。妙に愛らしい。京都南禅寺近くの菓匠 清閑院の「夏の果」。スイカのゼリー。はまとうの鮎より高い1個630円!きりっと冷やして食した。ちゅるん。ん?すいか?どちらかと言えばグレープフルーツ味。不味い訳ではないけれど、期待外れ。と言うより、期待が過剰すぎたらしい。(ワールドカップの日本チームのように)

季節の味、色、風景を大切にする生活を送りたい。(LOHASとはちょっと違う)久しぶりに晴れ間がのぞいた朝、鳩の来なくなったベランダで、外を眺める。初々しかった新緑の木々が、今はすっかり濃い緑となっている。夏至も過ぎた。長い梅雨が明ければ、夏到来。ビールも一段と旨い。そう言えば生ビールは、かつては夏だけのものだったなぁ。「なんだぁ、季節感大事にしてないじゃん!」むむ、そう言う妻は年中「ガリガリ君」を大量に食べ、「ガツンと、みかん」が店頭に並んでいると、目を輝かせ買い占める。「ま、都会に住む人間の季節感なんて、そんなもんだね」さて、今日は何を食そうか。「サトウニシキ!」それ、季節感合ってるけど、メインじゃないし。それに、銘柄指定してるし・・・。


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