Archive for 10 月 29th, 2006

酔い夫婦「姪の花嫁姿」

P1020954_2可愛い姪が嫁に行った。このブログを読んでいただいている方はご存知の通り、血の繋がらない“姪”。齢の離れた飲み友達。去年のクリスマスに紹介された新郎と、4人で一緒に食事に行き、その後も何度かご一緒させていただいた。そんなある日、「お式の日取り決まりました。よろしくお願いします♪スピーチも!」てなメールが届いた。そうだった。軽いノリでスピーチを頼まれ、軽いノリで「良いよぉ!」と、答えていた。そう、その時もお互いに酔っ払っていた。

それにしても最近は、披露宴、入籍、同居、ハネムーンなどはカップルによって順不同。(他人のことは言えないぐらい、お気楽夫婦の順番は奇想天外だけれど、それは内緒)彼らの場合も、①同居②入籍③ハネムーン④結婚式・披露宴。一緒に住んで初めて分かるお互いの細部、生活スタイル。よし、大丈夫だ、籍を入れようか。で、落ち着いたし、旅行行こうか。うん、成田なんとかもなかったし、披露しても良いかな・・・なんて会話があったかどうかは聞いていないが、確かに合理的な順番。

P1020960そして、披露宴当日。受付を済ませ、席次表を見ると、お気楽夫婦の席は新郎新婦の前。あり?こんな席で良いのか?そして席に付くと会場の司会の方が寄って来る。「今日の“主賓”ご挨拶、よろしくおねがいいたします。順番は新郎の主賓挨拶の次で・・・」うげっ?“主賓”じゃあなく、(年齢の離れた)友人代表ぢゃあないのか?妻もひと言一緒にお願いしますと言われていたし。う~む、困った。話す内容は極めて軽いノリで行こうと思っていたのに。とは言え、アドリブで全て変える訳にもいかない。

「ま、良いんじゃないの。そのままで」妻はにっこりと泰然とした構え。そだね。披露宴もこぢんまりとしており、主賓席の円卓でも初対面にも関らず和気藹々。控え室での新郎新婦もリラックスしてたしなぁ。良いかぁ。で、原稿は・・・。

・・・日本人は、よく「目は口ほどにモノを言う」とか「目を見れば判る」「以心伝心」というように、
ことばがなくても伝わるコミュニケーションを大事にしますが、私は、「判っているじゃないか」と
何も言わないのではなく、自分の想いをことばで伝えることが大事だと思っています。
 
相手への感謝の気持を「ありがとう」はもちろん、愛しい気持は「愛しい」と伝えたいということ。
「好きだ」とか「愛している」とか、判っていてもことばにしてメッセージを渡せる関係でいられると、
より良い関係でいられるのではないかと思います。
 
私は妻に口数が多すぎるとも言われておりまして、その効果のほどは不明ですが、
我々二人も今日のお二人に負けない幸せな関係でいたいと思っています。
どうぞ、これからも、末永くお幸せなお二人でいてください。

IGAと違って口数が少ない、妻の○○です。今日はおめでとうございます。

私たちの結婚記念日は、お二人と2日違いです。おととい、二人でお祝いの乾杯をしました。
せっかく日も近いことでもありますから、来年からは、ぜひ4人で一緒にお祝いしましょう!
今後ともお付き合い、よろしくお願いいたします」

それにしても、披露宴での新郎新婦は、実に良い飲みっぷり。挨拶の方々のエピソードは“お酒”に関るものばかり。ダメ押しは、お二人の父親は偶然にも同じ洋酒メーカーにお勤めとか。「DNAというか、血なんだねぇ」と妻も感心しきり。そこに、新郎のお父様が挨拶にいらっしゃる。「4人でと言わず、今度は私もご一緒に是非!」・・・参りました。

 
 

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