肩凝り解消?「美味三昧、温泉三昧」

P10_16肩が“もげそう”に痛い。正確には、“もぎたい”ほど、痛い。右の背中から肩にかけて、肩甲骨の下。出張が続き、長時間の移動の際に同じ姿勢でいたから。スカッシュのやり過ぎ。パソコンに向かって同じ姿勢を続けたから。胸側と背中側の筋肉のバランスが悪く、引っ張られるから。…どれも直接的な原因のようで、原因ではないようで。いずれにしても複合的な原因であろうことは間違いない。ここ3週間、週に2度は整体院に通い、妻にツボを圧してもらい、風呂にのんびり浸かるも、治らない。

そこに、また出張。広島と名古屋。ふ~む。困った。症状が悪化しそうな予感。そこで閃いた。名古屋で会議が終わるのは週末の夕方。そのまま妻の実家へ行こう♪一人っ子の妻にとっては、実家は子供として甘えられる、親鳥が餌を運んでくれる“巣”。妻としては、仕事が忙しい中とは言え、調整しがいのある提案だったらしく、「行こう!」とすぐに合意。私は名古屋から、妻は東京から実家のある街に向かう。深夜に実家着。

老後を二人で過ごす妻のご両親は、私鉄駅にほど近いマンション住まい。数年前に一軒家を売却し、購入した。眺めも良く、陽当たりも良好。冬は底冷えがして辛いと言っていた義母も、明るい陽射しのリビングルームで、ぽかぽかと過ごす。ちょっと一安心。そんなお二人の新居へ、年に数度出かけては、お風呂三昧というのがお気楽夫婦の妻の実家での過ごし方。実家の近くには、風光明媚な湖に面した温泉街があったり、スーパー銭湯、日帰りの湯が、回りきれないぐらいあるのだ。そう。そんな街のお風呂にのんびり入り、肩痛を治してしまおうという作戦。

それに、この街、美味しいものが多い。鰻、すっぽん、ふぐなどの名物料理はもちろん、最近は餃子も有名らしい。ということで、翌日、まだ未体験の地元オリジナルの餃子を求め、街の中心部へ出かけた。この屋台から始まったという餃子は、餡の9割以上が野菜。肉は1割程度。ヘルシー。フライパンで焼き、そのまま皿に円く盛り、中央にもやしを乗せるという独特の形態。もちろん餃子にはビール。昼からビール。カリカリの皮が美味しそう。一口。ほっほぉ。確かにあっさり。餡の中にお肉の存在をほとんど感じない。香ばしい皮と、さっぱりした餡が良いバランス。美味い。あっという間に10ヶ程度は軽く胃に収まる。笑顔の味。餃子の美味しさと、ビールの心地良い僅かな酔いが、身体をまったり柔らかくする。良い休日のスタートだ。肩凝りも…まだ痛い。(翌日に続く)

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