生還、そして「風邪ダイエット」

相変わらずのことではある。酔っ払ってお風呂で熟睡。妻が強硬手段に出た。私がまだ入っているバスタブのお湯を抜いてしまった。寒くなった私は仕方なく半覚醒状態でパジャマを着て、髪も乾かさずベッドにばったり。翌朝、見事に喉が痛い。風邪だ。

…これ以上書き進めることができない。朦朧。ごほっごほ。では、またいつか。

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そして、その“いつか”は、1週間も待たなければいけなかった。

Photo_99こいつを食べたいばかりに、ちょいとばかり無理をして、風邪を抉らせてしまったことも否めない。ある日、いつものご近所の四川料理の店。「IGAさんたち、フカヒレ食べない?生のフカヒレ仕入れたんだけど、あんまり高く出せないから、普通にメニューに載せて知らない人に出したくないんだよねぇ」と、相変わらずのおばちゃん。「食べる!食べる♪友だち連れて来る!」ということで、設定した「お肌ツルツルフカヒレを食す会」。その1回目が、風邪引きの初日。用賀のスカッシュ&酒呑み仲間と計6人。本来味のないフカヒレを美味しく食べるためにはフカヒレの姿煮の場合、上湯(しゃんたん)の味が勝負の分かれ目となる。そして、さすがにウチの台所、旨いっ♪軽い味付けのスープは、一息で飲んでしまいたいほど。フカヒレの歯ざわりがこりこりと、舌先までも刺激する。生(乾燥)から戻すまで10日間。待った甲斐があった。

Photo_100そして、メンバーがメンバーだけに、たっぷり飲んだ。甕出しの紹興酒を、軽く1升4合!飲めない妻を除いて、5人で。ふぅ。翌日のスカッシュのレッスンは、さすがに欠席。安静。なのに、月曜日、病状悪化。病院に行って、薬をもらう。食欲もなく、全身に倦怠感がのしかかり、3人ぐらい背負っている気分。薬を飲むために、アフタースカッシュ仲間に妻がいただいてきた伊藤久右衛門 宇治抹茶フィナンシェをひとつ、口に入れる。うっ旨い。しっとりとした生地から芳しい抹茶の香りと、上品な甘さの小豆が…。謝謝。この一口だけがランチ。晩ごはんは、うどん1杯。火曜日、何とか会社に行こうと起き上がり、フルーツの缶詰を口にし、薬を飲んだ。…すると、脚が思うように動かない。眩暈が。あれっ?おかしい、こりゃタミフルじゃないだろうな?ここは8階だし、飛び降りるな!俺っ!小一時間もソファに蹲る。出社は無理と判断し、1日ベッドに。

さすがに水曜の午後から出社はしたものの、倦怠感、咳、喉の痛みは完全に取れず、食欲もない。こんな摂取カロリーで、人間の身体も維持できるものなんだ、ぐらいの食事。大好きな脂身や揚げ物は見るのも嫌ぐらいの気分。小さなフルーツケーキと牛乳プリンだけというランチ。まるでダイエット中のOLのような。体重もダウン。3.5kg減量。お酒を飲まない日も6日間続いた。アル中じゃなかったんだと、安心もした。…散々な一週間は、そんな風に過ぎていった。

この記事の《予告編》を読んだ友人たちは、口を揃えた。「IGAさん、またやっちゃいましたね。さすが!E(妻)さん♪」おい、おいっ!“鬼嫁”ではなく、“さすが”なのかい?

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