快適な空間「リッツ・カールトン・バリ」

Photo_7Photo_6エントランスに一歩踏み込むと、広大な敷地に赤い屋根の建物、プール、色とりどりの花々、“これぞリゾート♪”という風景が視界いっぱいに拡がる。オープンエアのロビー。海まで続く眺めが素晴らしい。ウブ
ドの「ロイヤル ピタ マハ」がトラディショナルで清楚なホテルだっただけに、この「ザ・リッツカールトン バリ リゾート&スパ」の演出過剰な豪華さに、最初はちょっと戸惑ってしまう。しかし、一度この空間に浸りその中で過ごしてしまうと、そんな気分もじゅっと音を立てて蒸発してしまう。

Photo_11Photo_12そもそも、ホテル棟のオーシャン ヴュー スィートというカテゴリからオーシャン ヴィラにアップグレードされた瞬間から不満など生まれる余地はなかった。お気楽夫婦二人のステイには広すぎる2ベッドルーム。中庭に面した明るいバスルーム。海を臨むテラスのあるリビングルーム。きれいに刈り込まれた芝生が眩しい前庭には、プールとサラが配されている。プライベートスペースだけではなく、このホテルには読書を楽しむスペースが豊富だ。マイクル・クライトン『恐怖の存在』は、波打ち際のプールサイドで。ロバート・B・パーカー『アパルーサの決闘』は、天蓋付きのヴィラのベッドで・・・。実に満足すベき快適な読書生活。

Photo_4Photo_13そして夕方、読書に没頭して時間を忘れ、小腹を空かせて待つ食事までの時間。海岸線から垂直に立ち上がる崖の上に位置するホテルの敷地には、絶好の“夕陽ビュー”ポイントが贅沢に用意されている。崖の際まで続く芝生の上には海を向いたラブチェアがいくつも並んでいる。移り変わる海と空の色を楽しみながら食事ができるイタリアン・レストランがあり、プール越しに黄昏時を楽しめるマティーニ バーがある。その瞬間に、その場所に二人でいられる幸福を味わえる、貴重な時間を過ごすことができる。

Photo_8そして何よりもヴィラでの生活は快適。ルームサービスで朝食を摂り、サラでの読書の後には火照った身体をマイプールで冷まし、海を眺めながらランチを食す。きんきんに冷えたビンタンビールが心地良く身体に染みて行く・・・。「もうダメだね」妻が自分に言い聞かせるように呟く。何が?「もう、リゾートはヴィラじゃなきゃダメ。この生活は止められない!」うぅむ、困ったもんだ。今回のヴァカンスは、貯めたマイルで航空券を予約してやって来た。だからこそのヴィラ生活。ましてやリッツはたまたまアップグレードされたヴィラ。「じゃぁ毎回アップグレードしてもらおう!」って、そんな無理言われても・・・。(’07ヴァカンスシリーズは来週に続く)

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