Archive for 8 月 10th, 2008

ミッドタウンで夕食を「韓国宮廷料理テナム」

Photo_3気楽夫婦が都心のホテルに宿泊する際は、友人を招いて一緒に食事をするのがお約束。ホテル周辺で食事をして、その後はホテルの部屋で2次会。ゆったりとした部屋を予約することが多いから、2人で利用するだけではもったいないという発想。数人でのんびり過ごすスペースがあることが妻のホテル選びの条件でもある。ザ・リッツ・カールトン東京に宿泊した週末は、スカッシュ団体戦のチーム(あらっふぉー)メイトでもあるスカッシュ・レッスン仲間の女性2人をご招待。東京ミッドタウンの中にある「韓国宮廷料理 テナム」を予約。クラブ・ラウンジでたっぷりとシャンパンを飲んだ後、のんびりとお店に向かう。

Photo_5ナム」は、某国営放送の料理番組にも出演しているというチョ・カムヨンさんというオモニの店。内装はシックで、その辺の韓国料理の店とはちょっと違うのよ!という雰囲気。仕事で遅れてきたスカッシュ仲間2人は最初はやや緊張気味。いつもはお互いのスポーツウェアか、休日のカジュアルな姿しか見慣れていない3人。仕事帰りの“オトナのファッション”をお互いに誉め合う。よしよし、落ち着いてきたみたいだ。まずはビールで乾杯した後、スタッフお薦めの「蕪のキムチ」「ナスのキムチ」をつまむ。美味しい。初めて韓国を旅した時にも感じたが、キムチ文化の奥深さ(白菜だけがキムチじゃない!辛いだけがキムチじゃない!)を感じる、夏らしい一品。そして、この店でのお目当ては「クジョルバン(九節板)」。八角形の器に美しく盛られた8種の具材を、中央のチョンピョンというクレープ状の皮で包んで食べる。

Photo部の具を少しづつ乗せて召し上がってください」この料理は陰陽五行の思想を基に作られた伝統の宮廷料理だという。「陰陽五行って何?」韓国の国旗にもあるけど、陰と陽を表す太極(タイチー)って勾玉みたいなやつね、これが万物の根源で、五行というのは五色(黒白赤青黄)でも表されてね…。「良くご存知ですね。だから5色、8種類の具を使っているんです。栄養のバランスも考えられた料理です」お店のスタッフが説明を続ける。「IGAIGA(人によって私はそう呼ばれる)なんでそんなこと知ってんの?」まぁ、食べようか。クレープ状の皮は全部を乗せるには余りに小さい。「あらぁ、上品で美味しいね」「ちょっと食べにくいけど、うん、美味しい」なかなか好評。

Photo_4いて「参鶏湯(サムゲタン)」がぐつぐつの鍋で登場。日本で土用にウナギを食べるように、夏バテ予防に韓国で盛んに食べられるスープ料理。「初めてソウルで食べた時は驚いたよね。専門店が何店もあるんだけど、どこもテーブルの下のバケツみたいな容器が置いてあって、そに骨を捨てるんだよ」「へぇ、そうなんだぁ」「鍋だし、冬の料理みたいだけどね」松の実、ナツメ、高麗人参などと一緒にじっくりと煮込まれた、それでいてあっさりとした味付けの鶏を、塩や胡椒などのお好みの味付けで食べる。柔らかくなった鶏肉は、骨離れが良く食べやすい。これまた上品で旨い。食欲のなくなる夏にはぴったり。

Photo_5っぱり〆にはチジミも食べなきゃね♪」「賛成!食べたい!」ということで、海老がたっぷり入った海鮮チジミをオーダー。スカッシュを愛する彼女たちは、夏バテや食欲不振ということばを知らない。「う〜ん、食べたねぇ。美味しかったぁ」「では、ミッドタウンで買物して、部屋で飲みましょう!」「そうしよう♫」韓国宮廷料理は、いずれも身体に良い、健康を考えた料理。あぁ、神よ、この女性たちに、これ以上の健康を与えたもうたら、長生きし過ぎると思うのですが、いかがでしょう?「何ぶつぶつ言ってるの?お酒買わなくて良いの?」あ、買う買う!東京タワーを眺めながら乾杯だっ!

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