Archive for 2 月 7th, 2009

ハッピー・マイ・バースディ♪「ひのきざか」リッツ・カールトン東京

PhotoPhoto_2Happy Birthday IGAさん、お誕生日おめでとうございます…」ある朝早く、NYC帰りの友人夫妻からメールが届いた。誕生日を覚えてくれてたんだなぁ♪なんだか朝から元気になり、笑みが零れる。昼休み、ご近所の友人(妻)と、妻から立て続けにメール。「お誕生日♪おめでとうございます…」「“ひのきざか”眺めの良い席で予約しました…」ありがとう。いくつになっても、祝ってもらえる誕生日は幸福です。それぞれに返信。すると妻から返信。「良かったね。今夜の食事、楽しみだね」珍しく素直にメールで感情表現する妻。それもまた嬉しい。無理やり業務を終え、慌ただしくタクシーに飛び乗りミッドタウンに向かう。平日ということもあり、どの通りも空いている。オフィスからわずか10分。予約の時間ぴったりに席に付く。電車でやって来た妻もほぼ同時刻に到着。新宿の高層ビル群、神宮外苑を望む窓際の席。夜景が美しい。

Photo_5Photo_6が予約してくれた「ひのきざか」はリッツ・カールトン東京の45階。明るく上品な内装の日本料理店。決して華美ではなく、圧するような雰囲気も感じさせない良い空間。そして何より柔らかな接客が心地良い。決して慇懃ではなく、過剰ではなく、かと言ってカジュアル過ぎない。簡単なようだけれど、これが実に難しい。しかし、そんな接客を何より望むお気楽夫婦。滑り出しは順調だ。テーブル席のメニューは会席料理が基本。13,000円より。普段だったら「え”!」と思ってしまう価格帯。しかし、その日のお気楽夫婦には心強い味方が付いていた。昨夏にいただいた「リッツ・カールトン東京ギフト券」15,000円也。ぐっと気持に余裕が生まれる。2人で別々のコースをオーダーし、互いに味見をすることに。好奇心溢れる2人のいつものパターンだ。

Photo_8ずは食前酒の梅酒で乾杯。ひと口程度なら妻も大丈夫。先附「蟹、菜花、湯葉のばら子和え 胡麻クリーム掛け」をひと口。うん、旨い。胡麻の香りが食欲をそそり、それぞれの食材がバランス良く、きちんと美味しい。妻は「京人参、蟹身(以下略)白和え」を食べ、「美味しぃ〜っ!」と微笑んでいる。かなりのものらしい。どれどれ。小鉢を交換。うん、確かにこれも繊細で美味しい。この店、かなり良い感じかも。次はお椀。焼餅や針野菜が入った沢煮仕立ての椀。和食には珍しく粒胡椒が効いている。私好み。妻はと言うと自分の椀を眺めながらにこにこ。見れば、真っ赤な黒皮大根に飾り包丁を入れた鬼の顔が、酒粕仕立ての椀に浮かんでいる。前日は立春。料理人の遊び心が楽しい。やはり交換して食す。うっ!旨い♪粕汁の中に脂の乗った寒鰤。他の具材とも合う合う。う〜ん、これは参った。

Photo_7Photo_10いてお造り。クラッシュアイスの上に乗った鯛、甘海老、サヨリ…どれもきちんと美味しい。酒が進む。さらには焼物。寒鰤の照り焼き。ふんふんっ、これも好物。おろし大根を乗せ頬張る。旬の寒鰤の脂がじわじわと舌に染みる。さらに酒が進む。妻は殻付き帆立の上にアスパラ、椎茸、人参などを乗せて焼いたグラタン風の一品。見た目は違和感があったけれど食べてびっくり。きちんと日本料理。しっかり美味しい。やるなぁ。「ところで、この店って、もしかして『ミシュラン』で★獲ったのかなぁ」と妻。実は、私の選んだのはは「ミシュラン特別会席」というコース。たぶん、そうなんだろうね。スタッフに訊いてみようか。そんな名前のコースを頼んでおきながら、そして食事も後半に差し掛かった辺りで、今更のようにそんなことが気になるお気楽夫婦。オスマシ系の似た者同士ではある。

…ということで、その結果は明日の記事で明かされる。

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