Archive for 2 月 15th, 2009

義理とは、本命とは「バレンタイン ショコラ」

Photo_4和の時代の子供にとっては、まだバレンタインデーにチョコレートというのは決して一般的ではなかった。それでも好きな男の子に、女の子から“チョコレート”といういわば「世間公認のメッセージ」によって告白できる日というピュアな空気があった。いわゆる「義理」チョコというような言い方で、ショッピングバッグに大量に買込んで・・・などという風景は存在しなかった。世の中挙げて話題にするようになったのは、平成の時代が始まるちょっと前ぐらいからだろうか。社会人になった頃の私にとっても、女性社員が圧倒的に多く、自社(百貨店)でチョコレートを販売しているということもあり、大量の可愛い小さなパッケージが毎年デスクに山積みされているバレンタインの風景は日常的になった。しかし、そんな季節の風物詩も企業の文化の違いで大きく様変わりすることも、何度かの転職で知った。

Photo性にとって、「義理」という見えないラベルが貼ってあるチョコをいただくのも、かと言って全くいただけないのも心理的に微妙。そこに「本命」と呼ばれるスパイスが少なからず入っているのか、などと余計な妄想を膨らませることにもなる。だいたい、普段の生活で「義理」などがある関係ではない方から、これは「義理」ですからね!などと言わずもがなの(無言の)念押しをされていただくのも困ってしまう。だとしたら、この呼び方がいかんのではないだろうか。例えば、「親愛チョコ」。ちょっと堅いけど、いつもありがとう(愛しているではなく)好意を持っています、という気持は伝わるし、余計な詮索や言い訳の必要がない。日本語だと浸透しないだろうから、英語だと「Affection」とか「Goodwill」という感じ。あぁ〜、でもグッドウィルは人材派遣会社の名前として悪評が浸透してしまったし、流行らんだろうなぁ。

Photo_2んなぶつぶつと面倒なこと言ってなくても、ちゃんと伝わってるよ」と妻。そんな彼女は、職場の和を考えセクション内の男性たちに、毎週お世話になっている整体の先生に、そしてご近所の友人(夫)にチョコをプレゼント。・・・そうか、彼女の感覚からしたら、お歳暮やお中元代わりなのかもしれない。お歳暮やお中元のように堅苦しくない、お世話になっていますというメッセージ。「だとしたら、“本命”という言い方の方が変だよ。だったら、“対抗”や“穴”もあるのか!と私は言いたいっ」確かに、ごもっとも。とは言え、食品業界挙げて、日本国中で、バレンタイン!と浮かれている国も平和なものだ。100年に一度の大不況と言われる中、自分へのご褒美!と言いながら女性が大量に堂々と、それも高価なチョコを買う風景も悪くはない。彼女たちの旺盛な購買行動が日本を救う!かもしれない。

Photo_3ころで、お気楽夫婦の今年のバレンタイン。妻からはショコラティエ・ミキの「グランクール(ビッグハート)」と、親愛チョコの余り物であるルタオの「ロイヤル・モンターニュ」をもらった。半分以上はチョコ好きの彼女が自分で食べるのだけど。そしてご近所の友人(妻)からは、ロイズの「クルマロチョコレート」。どれもうまうま。実は私は甘いモノも好きな酔っ払い。チョコをつまみに酒も飲める。実に不経済な男。その点、酒が飲めないご近所の友人(夫)は甘いもの一本。そして彼の最も好きなチョコは不二家のハートチョコ。実に経済的。そんな彼への愛情込めたチョコセットは、IGA企画・制作「不二家のハートチョコとミキちゃんのプティクール(スモールハート)詰め合わせ:桐箱入り」・・・そう、昨日の記事を読んだ方はお気づきのことと思うが、森名人のカステラの箱をリユース。どんなに高価なチョコよりも、手作り感覚(容器だけ)の、心を込めたメッセージ。今後もよろしくお願いします!

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