お馴染みホテルの魅力再発見「グランド・ハイアット香港」

グランドハイアットからの夜景(1)中環(セントラル)グランドハイアット夜景(2)尖沙咀(チムサーチュイ)る週末、慌ただしく仕事を終え、大きなスーツケースを引きずり空港に向かったお気楽夫婦。羽田発20:30ANA1275便。今年の夏のヴァカンスの目的地、香港に到着したのは現地時間0:10。けれど2人にとっては馴染みの空港。私は2度の出張を含め8度目の香港、妻は6度目。深夜の到着でも心細さはない。まして最初の宿泊先はお馴染みホテル、グランド・ハイアット香港。初めて宿泊した1995年から数えて3度目の滞在。それでもチェックイン後、スタッフに案内された部屋からの眺めには感涙。まさに絶賛の夜景。それと言うのも、その日から4日間滞在するのは中環(セントラル)と対岸の尖沙咀(チムサーチュイ)を臨むヴィクトリア・ハーバー・ビューのスイートルーム。決して正規料金などではなく、地道に貯めたハイアットのポイントでアップグレードできたおかげ。

グランドハイアットベッドルームグランドハイアットベッドルームからリビングを臨むだし、部屋の大きさも機能も充分とは言え、改装前のもっさりとした内装の部屋。前回宿泊した2001年の部屋は改装後のスタイリッシュな内装だったのに、ちょっと残念。「良い部屋だね♪」妻はウェルカム・ワインに付いていたおつまみを齧りながら既にご満悦。この部屋はグランド・クラブのカテゴリーに属するため、30階のラウンジが終日利用可能。このラウンジからの眺めが実に素晴らしい。九龍半島の先端の端から端まで、すなわち紅磡(ホンハム)方面から尖沙咀、西九龍地区の新たに建設中の超高層ビル「ユニオン・スクウェア(118階建て、490m!)までが一望できる。朝食時の爽やかな青い景色も、夕暮れ時のシャンパンを飲みながらの朱色の眺めも、もちろん夜景も、心揺さぶられるワイド・ビュー。このラウンジを利用するだけでも充分このホテルに宿泊する価値がある。

30fの朝食グランドハイアット夕暮れのシャンパンある香港のホテルの中で、お気楽夫婦がこのホテルを選んだのはスポーツ施設の充実度にある。最新のマシンが揃うジム、リゾートのような屋外プール、そして何よりもスカッシュコートの存在だ。複数のレジデンス、2つのホテルの複合施設。その中のスポーツクラブに2面のスカッシュコートがある。そこで短期集中合宿のように毎日コートで汗を流す2人。もちろんラケットとシューズは持参。1時間前後のスカッシュの後は4,5km程度のラン、そしてスポーツウェアを洗濯し、部屋に干すのが日課。はっきり言ってオバカである。何もそこまでしなくても、ではなく、だからそこまでするのだ。2人のヴァカンスは「好きなことしかしない」のがコンセプト。美味しいものを食べ、読みたかった本を持参し、スポーツで汗を流し、快適なホテルに宿泊する。まさしく快楽の極み。

グランドハイアットプールサイドグランドハイアットプール回の香港滞在の第一目的は「食」。小食な2人が無謀にも食い倒れをテーマにする旅。毎回のことではあるけれど、その分汗を流す必要があるというのが2人の危機管理意識でもある。たっぷりと汗を流して、がぶがぶとビールを飲み、美味しいものをたらふくいただく。そんな生活をしながら体重の増減なく帰国できるのがベスト。それも今回は最長の6泊7日。前半のお馴染みホテルで体調を整え、後半のペニンシュラに余力を残すという作戦。「やっぱり良いホテルだよね」と妻。特にラウンジがお気に入りらしく、前回まで必ず足を運んだ朝食会場となるグランド・カフェには出向こうともしない。「だって、ここで食べたらいつだってタダだし、この眺めだよ」ごもっとも。彼女は大きな金額を惜しまず遣い、小さな金額で節約する術に長けている。「さぁ、次はペニンシュラ♪」…明日に続く。

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