ホルモンヌは調布を目指せ!「新鮮ホルモン 豚風」

レバ刺しもつ8種盛りる日の夜、調布の街をそぞろ歩くお気楽夫婦。調布にあるスポーツクラブで、大酒飲みのスカッシュ仲間と一汗流し、ハラが減ったねぇ、ビールが飲みたいよぉ、とつぶやきながら。「この先に美味しいホルモンの店があるんですけど、そこはどうですか」と、地元在住の大酒飲みスカッシュ仲間の提案。ホルモン好き、モツ大好きの私は異存なし。「良いね♬」と妻。あれ?ホルモンは苦手じゃなかったか。「うん、でも食べてみたい。ホルモンで、お肌つるつる♡ホルモンヌ♪」ん?ホルモンヌ?そう言えば、巷にホルモン好きの若い女性が増えているという。ホルモンを女性だけで、あるいはおひとり様で食べにいく女性を、ホルモンヌと呼ぶらしい。

こんなセットでホルモン焼きの昔、ホルモン系の料理店には女性だけで入れる雰囲気はなかった。焼肉店でさえ、カップルで行くのは“デキている2人”に限られたものだった。ところが、街にはホルモン系の店が増え、ホルモンに多く含まれるコラーゲンがお肌に良いという知識が定着し、ホルモンヌが増殖しているらしいのだ。そんな女性たちを受け入れる嬉しい街が調布にある。中心になるのは、地元でかなり有名な「い志井」グループ。「もつやき処い志井」として中野で創業。拠点を調布に移し、「やきとり処い志井」でブレイク。地元の食いしん坊たちで知らないモノはいない存在になった。そして「日本再生酒場」「新宿ホルモン」などで全国展開。一躍、ホルモン界(笑)の寵児となった。

ナムル完食の店、い志井の系列なんですよ。美味しいです」いつもは寡黙な大酒飲みのスカッシュ仲間が珍しく太鼓判。地元在住者の自慢の店。旧甲州街道を東に向かう。途中にも美味しそうな店構えの店が点在。細い路地を入った場所に「新鮮ホルモン 豚風」はあった。カウンタとテーブルが3つほどの小さな店。遅い時間ということもあり、テーブル席をなんとか確保。まずはおススメのレバテキをオーダー。「ネギをたっぷり乗せて食べてみてください」ぐっ、旨い。分厚いのに臭みがなく、豊かな香りさえする。「美味しいっ!確かに新鮮だねぇ」続いてホルモン8種類盛り。小皿に乗ったホルモンをスタッフが丁寧に説明してくれる。バジル、沖縄の塩、醤油ダレなど、それぞれに合った味付けがしてあり、そのまま七輪で焼いて食す方式。

モツ6種盛り旨そうであるりこりして美味しいね、これ」「これ何でしたっけ、旨いっすね」せっかくの説明はほぼ覚えていないものの、どれも実に新鮮で旨い。ビールをぐいぐい飲んでしまう。あっという間に完食。「まだ食べられる?追加しない?」小食の妻が珍しくお代わり提案。良いねぇ。では、次の6種類お願いします。「何だか楽しい♪美味しい♫」確かに小皿に乗ったホルモンたちは、見方によってはどこか愛らしく、少しずついろいろなホルモンを味わうのは楽しい。スタッフの接客も好感が持てる。良い店だね。「良かったです。嬉しいです」地元の店が褒められれば嬉しいのは地元民の人情。店内を見渡すと、ホルモンのポスター。48種類の小皿の写真。うしっ!月に1回、この店に通って、全種類制覇だ!「分かりました。ご一緒します」一人暮らしで大酒飲みのスカッシュ仲間、ホルモンヌのように1人でこの店には来ないらしい。

も、彼と一緒だと飲み過ぎるからね、気を付けないと」と妻。確かに大酒飲みのペースメーカーが付いてると、ついつい飲み過ぎてしまう。それに、新鮮で、リーズナブルで、美味しいホルモンを食べ過ぎてしまうと…「お肌つるつるの、酔っ払いオヤジになっちゃうね」そんなオヤジも大好きな、目指せ!調布を、ホルモンヌ!

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