中国人、世界征服!「シンガポールの中華レストラン」

ローストダックCassia-crubンガポールでの食事はB級グルメ巡り、そう決めていた。例えば、ホーカー:屋台で食べるローカルフードは、メニューも豊富。フライド・ホッケン・ミー:福建式海老焼そば、ワンタン・ミー:シンガポール風スープなしワンタン麺、バクテー:スペアリブの煮込、サテー:マレー式焼き鳥、ラクサ:スパイシーな味付けの太ビーフンなど。それ以外にもハイナン・チキンライス、チリ・クラブ、ペーパーチキンなど気軽に食べることができ、かつ美味しいラインナップ。グルメ(美食家)などではなく、たんなるグルマン(食いしん坊)なお気楽夫婦の食欲を刺激する料理の数々。加えて、シンガポールは人口の7割が中国系ということもあり、中華料理がベースになっている料理が多い。中華好きの2人はぴったり。

Cassia-porkcassia-desertンガポール1日目。夕方に到着したこともあり、宿泊先のカペラ・シンガポールの中華レストラン「Cassia」で夕食。「香港に比べて、このレストランにどうしても行きたい!という店がシンガポールにはないんだよね」と妻。大きな期待もなく、いくつかのメニューをオーダー。上品なアミューズに続き、ローストダック登場。へぇ〜♪美しい!野菜と共に盛り付けられたダック、ヌーベルシノワーズ系?ソースの色合いも良いバランス。どれどれ。うっ!旨い♡その後の料理も、(ほぼ)全て高レベル。サービスも申し分なし。「美味しいね、ちょっとシンガポールを舐めてたね」素直に反省した2人はカペラ最終日にもCassiaで飲茶。これまた絶品。

goodwood-piegoodwood-dimsum針変更だね」シンガポール3日目、妻がそう宣言した。ローカルフード、B級グルメも味わいつつも、攻めるべきは中華料理。ということで、ワゴン式の飲茶を楽しめる岷江川菜館(Min Jiang)へ。ラッフルズ・ホテルと双び称されるコロニアル・ホテル、グッドウッド・パークにある名店だ。予約した席に着き、ワゴンを待つ。香港のレストランよりも接客は丁寧で、当然のことながら英語も通じる。香港と違って猥雑な空気が作る高揚感はないけれど、落着いて食べるには良い雰囲気。ふむ、叉焼パイも、タロイモのコロッケも美味しい。やはり味の水準は高い。「う〜ん、さすがだねぇ♬」妻が唸る。この店は幾つも賞を獲った有名店でもある。

in-room-dininghinung-chiken-riceた来なきゃね、シンガポールにも」すっかりシンガポールの味を見直した妻。最終日のランチは、インルームダイニング。待望のハイナン・チキンライス、サテーを頬張りすっかりご満悦。それにしても、世界中どこに行っても中国人の集まる街ができ、中華料理の店が賑わう。そして一定水準の味を守る。あのロンドンでさえ中華料理は美味しかった。NYCでは、リトル・イタリーがすっかりチャイナタウンに押され、狭くなっていた。その内、世界中に中国人が溢れ、中華料理の店が増え、世界中がチャイナタウンになってしまう日も近い。それは、中国人と中華料理が世界を征服する日。「それも良いっか♫ちょっと彼らは騒がしいけどね」中華料理好きの妻はおおらか。

うして、お気楽夫婦の3度目のシンガポール滞在の日々が過ぎて行った。そして2人が日本に帰るとそこは、銀座に、富士急ハイランドに、そして富士山の五合目に、中国人が溢れる国だった。恐るべし!チャイナパワー!

2つのコメントがあります。

  1. MSFM


    はじめまして!

    自分もご近所に住んでおり、色々と検索してたらこちらにたどり着きました。
    いつも楽しく拝見しております。

    実は来週、妻と自分の両親を連れてシンガポールに行く予定なんですよ。
    IGAさんの日記を見て今から食事がとても楽しみです。

  2. IGA


    MSFMさん、コメントありがとうございます。
    今頃はシンガポール?美味しく食べてらっしゃるでしょうか♡
    これまでは南の島の経由地として、せいぜい1,2泊でしたが、
    初めて1週間滞在して街の良さが分かってきました。
    美味しく、元気な良い街ですね。また行きます!
    良い店を発見されたらコメントでお知らせください。

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