Archive for 11 月 6th, 2011

新鮮海鮮在松陰神社「広東料理Foo」

YakimonoTenshinoEbi気楽夫婦が開店を心待ちにしていたお店があった。六本木ミッドタウン「SILIN火龍園」で絶品中華料理の魅力を、その絶妙な接客で倍増させていたネモキチこと根本さん。この春に店を辞め、新たに中華料理店の開業を準備していた。店のコンセプトは、気軽に食べ飲める海鮮をウリにした広東料理だという。「焼物とか小皿の前菜で飲んでもらったり、海鮮なんかを手頃な値段で食べてもらえる店、ですかね」と根本さん。ご一緒した「さかなの寄り処 てとら」で熱く語ってくれた。「IGAさんたちにぴったりのお店になると思います」そう言われたら(言われなくても!)もちろん行かネバダ!

KihataYasaiの名前は「広東料理Foo」。聘珍楼などで料理長を務めたというシェフの慎ちゃんこと林慎一さんとタッグを組んで、この11月1日に松陰神社前にオープン。新規開店早々では却ってご迷惑かと敢えて避け、数日後に訪問。予約の電話をすると根本さんの奥さまが「IGAさん、ありがとうございます。まだバタバタでたいへんです」とのコメント。でも声は無事に開業できた嬉しさだろうか、明るく弾んでいた。週末の夜、松陰神社前駅から商店街を抜け、世田谷通りを歩く。店までは数分。店先に開業祝いの花が溢れる。「IGAさん、お待ちしてました♬」笑顔の根本さんが迎えてくれる。

Fooに入るとすぐに全席が見渡せるコンパクトさ。カウンタ6席、テーブル5つ。カウンタの上、店の奥に大きな黒板。中華料理店というより、ビストロの佇まい。料理メニューは全て黒板に、根本さんの食欲をソソる美味しそうな文字(確かにそんな文字がある♡)で書き出されている。待ち合わせの妻が来るまでということで、前菜をちょっとづつ盛りで。これが、んまい!あっという間にビールを飲み干し、1杯目のグラスワインに。そこに妻が到着。「開店おめでとうございます」と挨拶もそこそこに席に着く。「わぁ〜!これは良いねぇ」前菜小皿を絶賛。自分の皿を食べ終え、妻の前菜を横取りしようと差し出す私の箸を拒む。ちっ!残念。

FooOmoteFooUraいて2人の大好物、白灼蝦(パッチョハー)「天使の海老の湯引き」。これが、実に涙もの。新鮮ぷりぷりの活け海老はたっぷりの味噌が絶品。味噌と一緒に脚の付け根までぱりぱりと食べても邪魔にならない。これは凄い!メインは清蒸鮮魚(チンチェンシンユィ)「キハタの広東風姿蒸し 熱々油かけ」。もう何も言うことなし。上湯(シャンタン)と薄めの味付けだけ。新鮮なキハタの旨さが滲み出る。爆香炒雑菜「季節野菜の香り炒め」と一緒に食す。しゃきしゃき野菜とにんにくの香ばしい香りがお気楽な2人を幸福にする。シャルドネ、ソービニヨンブラン、甲州とグラスワインを飲み進む。やはりこの店は中華ビストロの居心地。

た行きたい、すぐ行きたい」妻がFacebookに書き込む。感情体温が低い妻としては、かなりのハイテンション。それを知る周囲の友人たちが同行したい!と手を上げる。Facebookの書込みを読んだ友人が、素早く(なんと翌日!)店を訪れ、写真をアップ。皆さま、なかなか反応よし。うしっ!近々、ウチも再訪だ!

■食いしん坊夫婦の御用達 「広東料理Foo」 店舗情報詳細へ

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SINCE 1.May 2005