世界TOPを味わう♬「HongKong Squash Open2011」

HongKongOpen2011る週末、お気楽夫婦は香港にいた。2人が10年以上お気楽に楽しむスポーツ、スカッシュ。その国際大会のひとつ、HongKong Squash Open 2011の観戦のために。イギリス発祥のスポーツであるスカッシュは、イギリス以外では旧英国領(大英帝国:British Empire)の国々で盛んとなり、今でもオーストラリア、ニュージランド、マレーシア、シンガポール、香港、エジプトなどが強豪国でもある。ちなみに香港のスカッシュコート数は、あの狭いエリアと700万人の人口に対してなんと200面弱。まだまだマイナースポーツである日本のコート数が全国で500面弱。両国を比較すると、香港でのスカッシュの人気が良く分かる。

Nicol Davidんな背景もあり、香港オープンは毎年トッププロが集まるビッグトーナメント。賞金総額はMen’sが1,000万円超、Women’sが500万円弱。他のスポーツに比べれば少ないものの、スカッシュの大会としては破格。男女とも世界ランキングTOP10が欠けることなく出場した。日本から比較的近い都市で開催される大きな大会ということもあり、毎年のように日本から観戦に出かけるファンも多い。お気楽夫婦も通算3度目の観戦。今年は日本女子のトッププレーヤー小林海咲が予選から出場。なんと本戦入りの快挙。本戦でも世界ランク11位のJoelle King(NZL)から1Gを奪い、11/8、11/6、10/12、12/10という僅差のスコアで惜しくも敗れたものの、47分間に渡る大熱戦。小林選手の世界ランキングは大会前で40位台。この大会でポイントを稼ぎ、大会後の最新ランキングも30位台になるだろう。素晴らしい!

Leftside気楽夫婦が観戦したのは準々決勝から。小林選手の本戦1回戦を応援することは残念ながらできなかったけれど、彼女の挑む世界のトッププレーヤーの華麗なプレーの数々を堪能した。観戦した試合は香港女子TOPで世界ランク8位のAnnie Auが世界ランク3位のRachael Grinham(豪)を破った試合や、女子世界TOPのNicol David(マレーシア)、彼女の練習パートナーLow Wee Wern(同じくマレーシア、世界ランク14位)など。男子のプレーはスーパーショットが連続し、延々とラリーが続く。見応えはあるが、自分たちがやってる同じスポーツとは思えず、現実味がない(笑)。その点、女子のレベルはもちろん高いものの人間味?があり、身近に楽しめる。特にマレーシアのホープ、Low Wee Wernのプレーは力強く、小気味良く、観る者を魅了した。*プレーヤーの写真は大会公式サイトより借用

Rightside合会場は予選から準々決勝までは香港スカッシュセンターという公営の専門施設。旅行中の日本人でもパスポートを提示すればコートを利用することができる。コート数は17面!センターコートは常設の観客席付きグラスコート。凄い!さらに準決勝と決勝は、なんと屋外のグラスコート!九龍側、尖沙咀の香港文化中心(香港文化センター)前に特設コートを建設。背景に香港島の摩天楼群のイルミネーションが輝く抜群のロケーション。ベイサイドで夜景を眺める観光客にもアピールでき、スポンサーへのアピール度も高い。*日本であれば、お台場のフジテレビ前で、レインボーブリッジや東京湾岸に聳えるビルの夜景を従えて、という感じ。

びまる子ちゃんのウェア、なんとかならないのかなぁ?」ちょっといけてないウェアを身に付け、日本人観戦客の間でそう呼ばれる香港のAnnie Au。プレースタイルも泥臭く、見映えはしない。けれど、強い。スタイルも良く、攻撃的なプレースタイルのNicol Davidに準決勝で敗れたものの、地元新聞のスポーツ欄ではトップ扱い。日本では全日本選手権の結果さえ掲載されない。この状況を打破するためにも、小林海咲に、ぜひ世界ランクTOP10入りを目指して欲しい。

ぁんて、すっかりLow Wee Wernちゃんのファンになった癖に!」と妻。まぁ、個人的にはね。

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