ぶぅらり散策「三茶の宵、シモキタの夜」

Tsugeる週末、いつものようにスカッシュのレッスンを終えて帰路に付くお気楽夫婦。軽めのランチでスカッシュに臨むため、レッスン後にはいつも小腹が空いている。「晩ご飯、どうする?」と尋ねる妻に対し、ビールが飲みたいと激しくアピール。これまたいつもの会話。この2人、飲むことと食べることしか興味がないのか。では三軒茶屋で街をパトロールしようと途中下車。ふぅらり、ふらりと街歩き。パン屋を覗き、小さな本屋で立ち読みし、海鮮居酒屋の様子を伺う。いつもの街歩きの調子が出てきた。世田谷通りを渡る。茶沢通りも良い感じ。歩行者天国の道をぶぅらり。「おしゃれな店が増えたね」学生時代に三茶に住んだ妻。何年前との比較なんだ。

YasaiTenKaihouzukeが付けば5時。シモキタの街も近い。良い時間だ。老舗の居酒屋「都夏」の暖簾をくぐる。早い時間にも関わらず、客の姿も多い。生ビールをぐびり。くっは〜っ。黄昏時の薄青い空気を楽しみながらの1杯。実に旨い。スカッシュで流した汗の分だけ旨さが増す。季節の野菜の天ぷらを齧る。海宝漬けを味わう。ビールをお代わり。2杯目も旨い。おそらく流した汗の量より、飲んだビールの量が多くなる。気にしない。汗を流さずに飲むより良いさ。独りごつ。「ん、何ぶつぶつ言ってるの?」酒が飲めない妻も、酒の肴は好物。海宝漬けをつまみにウーロン茶。

Cafeくっと飲んで店を出る。まだ街は明るさを残している。引き続きシモキタの街歩き。代沢三叉路。周囲の店がずいぶんと新しい店に代わっている。イタリアンの名店も、広島焼きが旨かった店も、学生の味方だった定食屋もなくなった。ぶぅらり。小田急線の連続立体化事業で、お気楽夫婦が通い詰めたシモキタの街が変わり始めている。駅前の風景は大きく変わりそうだ。ピーコック側の街をぶぅらり。こぢゃれたカフェが多い通り。いつものサンデーブランチの「ノースサイドカフェ」はスルーして、未訪の「ワッフルカフェ オランジ」に入る。

Waffleょっと気になってたんだよねぇ♬」ワッフル好きの妻。アメリカンタイプのワッフルとやらをオーダー。かつて一世を風靡したベルギーワッフルと違い、サクサクふわふわのライトな焼き上がり。ワッフルの上に抹茶アイスと小倉あんを乗せてぱくり。ん、これは旨い。「ベルギーワッフルよりこっちの方が好きかな」妻もご機嫌の模様。ゆったりとコーヒーを飲み、紅茶を啜る。この夏はどこに行こうか。夏休みの作戦を練ろうと妻に尋ねる。「やっぱりワシントンでしょ」迷いなく妻が答える。良いね。マダムに会いに行こうか。のんびりと返す。酔いがじんわり醒めて行く。

2人で和むこんな夜には優しい気持になれる。外は暮れ行くシモキタの夜。

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