いつまで嬉しい?「Happy Birthday !」

ShanghaiCrabい夏がようやく終わり、爽やかな風が吹き始めると、あぁ、そろそろだなぁと準備を始める。夏服や扇風機、団扇を仕舞う。毎年開催している「上海がにの会」のお誘いメールを送る。そして、妻の誕生日の企画を考える。誕生日、すなわちひとつ歳を取ることをお祝いすることは、さほど嬉しいものではない。誕生日という誰にも分かり易いきっかけに、誰かにお祝いしてもらえることが嬉しいのだ。結婚周年祝いは各夫婦の関係によって祝ってもらっても嬉しくない?のに比べ、誕生日のお祝いはキラーコンテンツ。もう嬉しい年齢じゃないし、とテレる人は多い。けれど、誕生日おめでとうと言われて怒る人もいないだろう。

MakoEriころで妻の誕生日だ。私の誕生日は(妻が泊まりたい)ラグジュアリーホテルに宿泊して友人たちとお祝いすると決めている。それに対し、妻の誕生日は友人たちを巻き込んで、美味しいモノを食べることが恒例。今年はご近所の若き名パティシエ、ル・プティ・ポワソンのマコちゃんと一緒。広東料理Fooで上海がにを味わいつつ、数日前に誕生日を迎えた彼女の分もお祝いしよう!という企画。Facebookが普及して、大勢の友人たちからメッセージをいただくようになったのに加え、誕生日の近い友人たちと一緒にお祝いするということが増えた。これもFacebookの恩恵。

BirthdayCakeコちゃんとご一緒することで、今回はもう一つ恩恵が加わった。彼女が作ってくれたオリジナルのバースデーケーキだ。マジパンで作ったIGAピヨコが乗っている可愛いケーキに、Fooのシェフ慎ちゃん(ねもきちくん?)が、デコレーションしてくれた。お気楽妻は満面の笑み。IGAピヨコは本人にそっくり!と言われた私は微妙な気分で苦笑い。作ってくれたマコちゃんは、私とピヨコの記念写真を撮りながら大喜び。*写真は門外不出。とは言え、2人が年齢の離れた姉妹のように、仲良く楽しそうに笑っている風景は、くすぐったいぐらいに嬉しい。羨ましいほど良い誕生日だ。

OchiAyuして大台まであと1年となったお気楽妻の誕生日はこれで終わらない。翌日、スカッシュ仲間たちと「用賀 本城」に向った。この店で誕生日を祝うのも恒例。妻が目標としている美しく年齢を重ねた先輩女性2名、無事にプレゼンを終えた若き建築家の5人。乾杯の後、それぞれ心のこもったプレゼントをいただく。これまた羨ましい。ところで、誕生日はいつまでも嬉しいよね。歳取るのって楽しいよ…と続けようとする前に「歳取るのは嫌だよ!」と女性たちから一斉攻撃を受け、IGA丸撃沈。この辺りの言い回しが難しい。彼女たちは美しくいるために、水面下できちんと努力している。そして見事に成果が現れている。若々しい、いわゆる美魔女系の女性たち。

うなんだよね。誕生日はいつまでも嬉しいし、祝ってもらうのも嬉しいけど、歳は取りたくない」と妻。ふぅむ。この微妙な乙女心は(いくつになっても)デリケート。発言には細心の注意が必要だ。

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