Archive for 8 月 18th, 2013

夏のヘビロテ♬「ビストロ・トロワキャール」

Zensaiい夏。食欲が落ち、睡眠不足になり、身体がダルくなる…ことの全くないお気楽夫婦。夏バテとは無縁。適度に(場合によっては過度な)運動をする。夏野菜をたっぷり食べる。朝ご飯はキチンと食べる。友人たちとワイワイと飲み、笑う。好きな芝居を観に行く。つまらなかったら幕間で帰ってしまう。独りでも飲む。自宅でも飲む。毎日酔っ払う。好きな本を読む。つまらなかったら途中で読むのを止める。夜中でも平気でポッキーをかじる。ガツン、とミカンもかじる。他人に迷惑を掛けない範囲で好き勝手なライフスタイルで暮す。すなわちストレスを溜め込まない。それが秘訣。

Ayuんな健全な(笑)2人は時に肉食になる。そんな時には肉料理自慢のこの店、松陰神社前のビストロ・トロワキャールだ。暑いこの2ヶ月間に3度目の訪問。ヘビーローテーション。夏バテ知らずの2人のエネルギー源という訳だ。今回の訪問に同行してくれたのはワイン好きのスカッシュ仲間たち。飲む気満々で店に向かう。「こんばんは。鮎も桃のデザートもご用意してまぁす」笑顔の木下シェフと奥さまに迎えられる。その日のお目当ては新たにメニューに加わった鮎のコンフィと、前回の訪問で好評だった桃のデザート。「うわぁ〜いっ♬」スカッシュ仲間のテンションも上がる。

Meats回は野菜中心にしてみました」と木下シェフ。アミューズの後に、お約束の前菜全部盛り。色鮮やかな夏野菜が美しい。ウサギと鴨のリエット、タスマニアサーモンのミ・キュイの美味しさに笑みが零れる。ヘビロテで訪れるお気楽夫婦を飽きさせない、毎回新たな逸品を加える木下シェフ。さすがだ。「レバーペーストも頼んで良い?」すっかりこの店のファンになったスカッシュ仲間の1人が追加オーダー。確かに毎回食べたい絶品の1品だ。「ねぇ、食べちゃダメだよ」席を立つ間にネズミが来るかもと脅かされた彼女、食べかけの皿をお店に預けてお手洗いへ。全員大爆笑。

Winesして待望の鮎のコンフィ。低温の油でじっくり煮込まれた大きめの鮎は、うっとりとする幸福の味。皮はパリッとしながら身はほろほろと柔らかく、添えられたマッシュポテトと一緒に口に入れると、頭や肚の苦みと香りが一体となって攻めて来る。実に旨い。いつの間にか何本目かのワインが空になる。そしてメインは牛カイノミのステーキをはじめとした何品かの肉料理とフリット。肉料理はもちろん、カリッと揚がったフリット(ポテトフライ)が美味しい。またワインが空になる。ビストロの良さは、こうしてワイワイと料理をシェアし合って気軽にいろんな味を楽しめること。

Troisザートはおひとりづつ、小さな器でお出ししましょうか」と奥さまのまゆみちゃんからナイスな提案。ビールを含めしっかり飲んで、空いたワインは5本。飲めないお気楽妻を除き、1人1本以上。肉料理を平らげた後に、デザートと言えどもレギュラーサイズは無理。柔軟な対応と優しい心遣いが嬉しい。だからこそヘビーローテーションでこの店に来てしまうのだ。「シャンパンバーを開きたいんだよねぇ」仲間の1人が呟く。良いじゃない。この店から1人用の日替りオードブルをBOXで取り寄せるというのはどう?「それ良いね」「ご協力します!」と奥さまも交えて盛り上がる。

日も美味しかったねぇ」4層になったそれぞれ違う桃のスイーツを味わい、満足げに妻が微笑む。「で、彼女送ってかなきゃね」すっかり酔っぱらった仲間の1人が独りで帰れないと読んだ妻。酔っ払い集団の中、ひとり冷静な彼女の見立ては間違いない。最寄りの駅からタクシーに乗り、彼女の自宅経由で帰るお気楽夫婦。夏バテに無縁の2人の遅めの夏休みがもうじきやって来る♬

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