半世紀に乾杯♬「お気楽妻 生誕50年」

HoegaardenPacific saury10月某日。お気楽妻、50歳の誕生日。どこでお祝いをしようかと考えた。「用賀 本城」「広東料理Foo」「鮨いち伍」などの馴染みの何店かは最近伺ったばかり。そこで2ヶ月ほどご無沙汰の「ビストロ トロワキャール」のカウンタ席を予約。早めに到着して独りカウンタで妻を待つ。と言っても最初の1杯、ヒューガルデンホワイトをぐびりと飲みながら。木下シェフの仕事を眺めつつ、奥さまのまゆみちゃんを交えての会話と笑いのオードブルで席を温める。今日も美味しく楽しく味わえそうだ。そこに仕事で遅れた妻が登場。

Vin d'AlsaceHors-d'œuvreめでとう♡半世紀!アルザスのお手頃白ワイン「エーデルツヴィッカー」で乾杯。粗挽き豚肉のリエットが一段と旨い。カラスミバターでパンとワインが進む。美しく輝くサンマのマリネサラダが涙モノの旨さ。だめ押しはシェフ渾身のオードブルの盛り合せ。最近はこの店のシャルキュトリーの味が基準。他の店の料理を味わう度に、トロワキャールの方が…などと思ってしまう。「オードブルとパンだけでも食べに来たいよね♡」と妻。「そんな使い方もしてください♬」とシェフが微笑む。

Saint-AubinMarasannayの店はグラスワインも豊富で、定期的に銘柄を変えている。その日の料理に合わせたまゆみちゃんセレクトの2杯目は、ブルゴーニュ「Saint Aubin(サン・トーバン)」の白。白ワインが有名なラペラシオン(産地)。これまた美味しい。3杯目は同じくブルゴーニュのラペラシオン「Marsanney(マルサネ)」の赤。中途半端なワインの知識は自分で持たず、店に委ねるのがお気楽。飲む度に感想を伝え、好みを覚えてもらったら、後はお任せ。自分で選ばない分、新鮮な出会いがある。それが楽しい。それが美味しい。

FlowersOkiraku誕生日おめでとうございまぁす♡」メインを食べ終わった頃、お店からスペシャルケーキと可愛い花束のサプライズ。これは嬉しい。「よろしかったらお裾分けをどうぞ!」隣の席に座った見知らぬ常連客からは、冷え冷えのシャンパンを分けていただいた。乾杯!とグラスを交わす。これまた嬉しい。良い誕生日だ。お気楽妻と出逢って20年余り。いろいろなことがあったけれど、50歳の誕生日をこうして一緒に迎えられることを素直に喜びたい。*ちなみに、ケーキにはシャラントのロゼ♡旨し!

社でもサプライズで祝ってもらったんだ」と妻がはにかむ。Facebookでもたくさんのメッセージをいただいた。「寿退社で仕事を辞めるつもりだったのに、30年も仕事してるんだよ。我ながらびっくりだよ」若い頃に描いていた自分とのギャップはあるにせよ、お気楽で幸福な50歳。かなり健康で若々しく迎えられた節目の誕生日。2人の年齢を足すことに余り意味はないけれど、夫婦2人合わせて105歳!まだまだ人生楽しまなきゃね。「もちろんだよ!」妻のことばは力強い♬

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