微笑みバゲット「ブラッスリー・ヴィロン」

VironBoulangerieイン飲めるの?パンだけじゃないんだ」と世田谷マダム。「パンは買ったことありますけど、レストランは初めてです。楽しみです♬」とプロスカッシュプレーヤー。「初めてです♡」と女子大生。そんな3人と向かったのは、渋谷の東急本店の前にある「VIRON(ヴィロン)」という店。正式な店名は「Boulangerie Patisserie Brasserie VIRON」。つまり、1階はパン屋(ブランジェリー)とケーキショップ(パティスリー)であり、2階はカジュアルなレストラン(ブラッスリー)でもある。妻はこの店のバゲットが一番好きだと言い、私は2階でパリ気分を味わいながら飲むワインが大好き。同じくワイン好きの世田谷マダム、パンが大好物のプロ、オトナの食事を楽しみにしている女子大生のベクトルは、お気楽夫婦とぴったり一致。

eccalierpâté de campagneIGAさぁ〜ん!」待ち合わせをした店の前で声を掛けられる。某体育大の先輩後輩でもあるプロスカッシュプレーヤーと女子大生が待っていた。ディナーの開店は7時。既に何人もの客が入口付近で並んでいる。パンを買うんだったら食事の前が良いよとアドバイスすると、女子2名は目を輝かせながらパンを物色。フランスのパン屋の佇まいそのものの店内で、嬉々として何種類かのパンを購入。そしていよいよ開店。予約をしていても開店時間まで待たされ、列を作って2階に向かう。ヴーヴクリコのマグナムボトルが並ぶ階段を上がると、そこはパリ。赤いベンチシート、こぢゃれたインテリア、狭めのテーブル、ちょっと上から目線のサービスマンたち。まさしくパリそのもの(笑)。

Baguetteconfit de canardずは(世田谷マダムと一緒に、ヴィロンの開店を待ちきれずに他の店で生ビールを既に飲んでいたので)白ワインで乾杯。最初に籠に入ったバゲットが登場。パンは食べ放題だよ!と告げると、「えっ!ホントですか!」と、パン好きであるプロの大きな目がさらに見開かれる。「このバゲットの皮と穴の空き具合が良いんだよねぇ♬」バゲット命の妻がしみじみと呟く。カリカリのクラスト(皮)と、もっちりとしたクラム(中身)のバランスが良いのだと言う。ということで、パンがメインで、美味しくパンを食べるというコンセプトで料理をチョイス。フォアグラ入りパテドカンパーニュ、鴨のコンフィ・レンズ豆添え、サラダニソワーズなどをオーダー。この店のポーションは大きいし、女子2人とオバちゃん2人、おやぢ1人には少なめの皿数で充分。

GirlsTeamIGAって初めて食べました。美味しいですねぇ」と女子大生。「このパン、すごい美味しいです。お代わりして良いですか」とプロ。女子2名が無邪気に喜んで食べる姿に思わず微笑んでしまう。可愛いねぇと目を細めるオジオバ3人。その日集まった5人はスカッシュが共通項。とは言え、オジオバはエンジョイプレーヤー。スカッシュのスクールメイトでもある女子大生と、5度目の日本一を目指して頑張っているプロはバリバリの現役。そんな2人をサポートするのはオジオバの役割。けれど、彼女らの試合を応援する他には、“何か美味しいモノ”をご馳走することくらいしかできない。「二子玉川のジャンズにも行ったね」という妻に「あの店を気に入って、あの後何度か行ったんですよ」とプロ。彼女とはスカッシュよりも一緒に食事をした回数の方が多いくらい。

は賞金大会なんです」では、サポートできるもうひとつ、決勝戦の応援に行こう。海外で転戦中の現チャンピオン不在の今、順当に行けば国内に残る最強のライバルとの決戦のはず。「勝ったら次は美味しいお寿司をご馳走するよ♬」と世田谷マダム。良いね。賞金大会に賞品も付いた。「次は寿司かぁ!良いですね」と同じ大会に出場する予定の女子大生もはにかんだ。君も本戦まで勝ち進め!

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