Archive for 5 月 4th, 2014

肉部へ入部?「ヒレ肉の宝山」

Nikubu5Nikubu2IGAさんたちは、GWはどんな予定なんですか」肉好きのスカッシュ仲間にコートサイドで尋ねられた。後半に浜松に行く予定だと答えると、「じゃあGWの前半は東京にいるんですね」と確認された。そしてアフタースカッシュで一緒に餃子を頬張りながら、「29(ニク)の日の前夜祭に、肉部の部活動で焼肉屋へ行きましょう!」とのお誘い。そんな伏線だったのか。店の場所は錦糸町。店内でオークションを開催し、競り落とした肉をお得にいただけるという。以前地元のもつ焼きの名店「い志井」にいた方が店長を務める店らしい。「良いよ。行こう、行こう!」と妻が珍しく前のめりで快諾。

Nikubu3Nikubu4糸町駅から歩いて2分ほど。巨大な角を振り上げた牛の看板オブジェが目印。異空間に通じるような階段を下りると、意外なほどこざっぱりとした店内。ロースターがちょこんと用意されたテーブルに付く。「ヒレ肉の宝山」という店名通り、この店のメインは赤身のヒレ肉。肉の脂が苦手な妻が乗り気だった理由はこれ。オークションが始る前に小手調べとばかりにおススメの赤身肉の盛合せをいただく。大きな塊で豪快に焼いた肉を切り分けて、がぶり。そりゃあ旨いに決まってるでしょ。もうもうと上がる煙も上下にスライドするアームフードで吸い込む。焼き網もマメに交換してくれる。良い感じ。

Nikubu1Nikubu620時過ぎ、オークションが始ると店の雰囲気が一変する。インカムを付け、コック帽をかぶったスタッフが登場。部位の説明をしながらA5の和牛肉を切り分ける。部位毎に入札。我が肉部は隣の席の関西弁集団と競り勝ち、時に負け、お得な値段でいくつかの肉皿をゲット。他の席の小さな子供連れの家族も参加。子供の入札の声に周囲は和み、厳しく競り勝とうとはしない。良い雰囲気だ。ところで、肉部はワイン部でもある。競り勝った赤身のうまうま肉を焼きながら、おススメだというイスラエルワイン「YARDEN」のカベルネソービニヨンをぐびり。ほぉ、これまたお手頃で美味しい1本。

Nikubu7Nikubu8レステーキまだ食べてないんですね。ぜひ召し上がってください。私が焼きましょう!」と他の肉部員にはお馴染みの店長の小幡さん。肉部の部活動の途中から、他の店から戻って来てサポートしてくれた。彼が登場してから肉の味が一段と美味しくなった。肉の焼き方はもちろん、ワインとの組合せ、肉の部位の説明など、全てが料理の味を引立てる。料理は人、サービスもまた人。美味しい店には小気味の良いサービスを提供してくれるステキなスタッフがいる。美しい色に焼き上がったヒレ肉は絶品。おススメワインとの相性もぴったり。小食の2人も脂が少ない肉だけに箸がすすむ。満足満腹。

日は肉部に入部、おめでとうございまぁす」食べ終わった頃にそんな宣言。え”?今日のこの席でもう入部なんだ。「そう、これで毎月29日前後には肉たべないとですよ」うひゃぁ。肉部の部活動はハード。先日誘われ、日程が合わずに行けなかった市ヶ谷の「大木屋」の肉のエアーズロックの写真を見せられた時、ウチには無理だと唸った2人。今思えば、あれも肉部の入部審査だったのかもしれない。うぅ〜む、入部を喜んで良いモノかどうか、それは今後の活動次第だ。

002147529

SINCE 1.May 2005