旅のミッションは?「北関東スカッシュ酔行」

FirstWaveAoyama気楽夫婦が愉しむスカッシュは、現在オリンピックの競技種目に採用されるかどうかの瀬戸際。ここ数年、マスコミに取り上げられる頻度はアップしたものの、日本国内ではメジャースポーツになり切れず、コート数も減少傾向。全国各地のスポーツクラブで施設を改装したり移転する際に、スカッシュコートが閉鎖されてしまうという淋しいニュースが続いている。そんな中、久しぶりに新設コートがOPENするという明るい話題。昨年末に群馬県伊勢崎市に「ファーストウェーブ スカッシュクラブ Cafe&Bar」という3面のスカッシュコートとカフェを併設した施設が完成し、旧知のコーチである青山くんがGMに就任したとのこと。これはお祝いを兼ねて訪問せねば。

CourtBeerは言え、伊勢崎は余りに遠い。(妻は何県にあるのかも知らなかった)新幹線やJR両毛線を乗り継ぎ2時間。気軽にスカッシュをプレーしに行くという距離ではない。そんなある日、毎年恒例のスカッシュ団体戦が宇都宮で開催され、いつものメンバーで参加することになった。試合開始は日曜の早朝ということもあり、前日から宇都宮に入って、餃子を食べて、という計画。…ん?せっかくスカッシュラケットを担いで北関東に行くのなら、伊勢崎に寄れるじゃないか!さっそく青山くんに連絡し、ビジターで訪問したいとお願いをする。訪問当日、青山くんと数年ぶりの再会。「あぁ〜!IGAさん、お久しぶりです。お変わりないですね」いやいや、青山くんこそ変わらぬ爽やかっぷり。

Train2Train成したばかりのぴかぴかのコートで、青山くんと一緒に記念撮影。コートはグリップが適度に効く床、明るい照明、ボールの跳ね返りもお気楽夫婦好み。良いコートだ。そんな感想を伝えると、GM青山くんは満面の笑み。OPENまでの苦労話も伺ったが、今は開設準備の慌ただしさもようやく落ち着き、ホッとした様子。コートのコンディションに胸を張り、今後の展望や夢を語る。かつての爽やかな好青年から経営者の顔になり、スカッシュを心から愛する男の顔になる。良いタイミングで訪問できた。なんだかとても嬉しく、スカッシュで汗を流した後に、併設されたカフェで妻と乾杯。さらに宇都宮に向かう、ローカル線で2時間近く電車の中で乾杯。嬉しいなぁと繰り返しながら。

GyozaNeverGiveUp都宮のホテルにチェックイン。嬉しいなぁのテンションはそのまま。ホテルに設置されたコインランドリーでウェアを洗濯しつつ、焼きたての餃子やサラダなどを買い込み、部屋飲み。夕方からずっと呑み続け、すっかり良い気分。記憶は洗濯物をバスルームに干したあたりで、ぷつんと途切れる。そして翌朝、しっかり寝坊。慌てて朝食を取り部屋に戻る。ん?胃が重い。目が回る。身体が怠い。典型的な二日酔いの症状。ふぅ。チェックアウトの後、会場に向かう途中で、偶然他のメンバーと合流。「あ、IGAさん二日酔いですね」ひと目でコーチにバレる始末。試合開始の時間は迫るが、一向に快復の兆しはない。酔いを気付かず朝食を取り、酔いが戻って来たらしい。

戦は他のメンバーに任せ、妻が私の代わりにアンカーを務め、最後まで諦めることなくボールを追い、見事に逃げ切り勝利。あれ?作戦成功か?時間の空いた2戦目で、重い頭を抱えながらも対戦相手に恵まれ、無事に勝利。予選リーグは5チーム中3位で通過。3位トーナメントで決勝に進むも、アンカーの私が先行された対戦相手に追いつけず敗退。その頃には酔いも醒め、シャワーを浴びた後はすっかり元気。メンバー全員12人で餃子を肴に乾杯。そして恒例の湘南新宿ライングリーン車内(12席の車両がある)宴会。絶好調で呑み続ける。楽しいぞ。「スカッシュしに来たというよりは、呑みに来たって感じだね」と妻に指摘されるまでもなく、ほぼそれが目的。無事にミッションを遂行し、帰路に付く。「あぁ、タイトルはおやぢ系のダジャレな訳ね」妻の突っ込みは黙殺。酔い旅でした。

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