WE LOVE ♡ SQUASH「用賀 本城」

China1China2井千夏、プロスカッシュ選手。2001年に初めて全日本選手権を制して以降、全日本優勝4回を初め、優勝多数。38歳になった今でも日本代表に選出され続け、最新の日本ランキング1位。日本選手権7連覇中の小林海咲選手(26歳)以外、国内ではほぼ負けなし。昨年の全日本でも決勝で小林選手に負けたものの、堂々の準優勝。若手選手の目標になり、憧れになり、壁になり、その愛らしいルックスからマスコミに登場することも多く、日本スカッシュ界の広告塔的存在になっている。そんな彼女とお気楽夫婦の出会いは、20年近く前、千夏ちゃんが大学4年生で念願の全日本学生選手権で優勝した直後。当時彼女が指導を受けていた山崎コーチの元で、お気楽夫婦もレッスンを受け始めた頃だ。

China3China4日本の慰労会をやろうか!昨年の全日本決勝をネットで観戦したお気楽夫婦。1Gを先行された千夏ちゃんは、攻め方を変え2Gを奪取。実に良いゲームだった。結果的には負けたけれど、ベテランらしい素晴らしい試合運びだった。本人にそんな気持ちを伝え、讃えたかった。年末に声をかけ、集まったメンバーは6人。数年前にインカレで優勝したK野、かつて千夏ちゃんと一緒にレッスンを受けたこともある役員秘書、そして外資系企業に勤めるスクール仲間の若手女子。「学生時代から千夏さんは憧れだったんです。今からドキドキです」何週間も前から興奮気味の若手女子。会場は「用賀 本城」。毎年この季節に本城へ同行している役員秘書との新年会も兼ねた形になった。

China5China6年もよろしくお願いします」席に付くと店主の本城さんが挨拶に来てくれた。「珍しくテーブル席なんで、IGAさんどうしたんだろうと言ってたんですよ。なるほど、こう言う訳ですね」女将さんがしたり顔で頷く。言われてみれば女子会に混じったオヤヂ1人という風情。その日は初対面同士のメンバーもいることから選んだテーブル席。さっそく若手女子を千夏とK野に紹介、すると緊張気味の若手女子が自己紹介。「千夏さんに憧れて、学生時代にスカッシュにはまって、今までずっと続けてこられたのは千夏さんのおかげなんです。卒業してからはスカッシュのレッスンのために引越しして、一人暮らししてるんです」ほぉ、そうだったのか。千夏の影響がこんなところにも。

China7China8味しいですね〜っ!」「IGAさんのブログで知って、いつかこの店に来たかったんです」本城さんの料理は、見目麗しく繊細。そして食材の組合せが絶妙で、口福になる味。初来店のメンバーにも気に入ってもらえた様子。「なかなか体重減らないんですよね」とK野。体重を絞り、全日本でベスト16に入ったらスポンサーになると約束していた。前年の全日本は怪我にも負けずに本戦に出場(ベスト32)という成績を残した。その日は、そんな彼女の慰労会でもあった。千夏ちゃんとK野は罰金制で甘いモノを制限し、全日本に備えていたと言う。大好きなパンも控え、食べてしまったら料金分を貯める。そして全日本後には2人でスイーツビュフェだったらしい。可愛く健気な2人。

しいことに、集まった6人はそれぞれがスカッシュが大好きなのだ。スカッシュへの思い、スカッシュという競技との距離感、プレースタイルやレベルはバラバラだけれど、スカッシュを愛しているという一点では一緒。だからこそ、日本チャンピオンも、元学生チャンピオンも、お気楽プレーヤーも、一緒の席で真剣に語り、笑い合うことができる。初対面でもスカッシュという共通言語で繋がることができる。年齢差を気にすることなくお互いに接することができる。トッププレーヤーを身近な存在として応援できる。エンジョイプレーヤーであるお気楽夫婦なのに…。やっぱりスカッシュって良いなぁ。そんなスカッシュに感謝する夜だった。

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