亀や〈山形・湯野浜温泉〉

リゾート(スパ・温泉)

  • ★★★ :日本旅館の新旧の趣と味わいを愉しむ宿
  • 住所:山形県鶴岡市湯野浜1-5-50
  • TEL:0235-75-2301
  • URL:http://www.kameya-net.com/index.html
  • 宿泊:2007年7月,2012年7月

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亀屋外観オーシャンビュー扉の向こうは、入口、お風呂、クローゼット部屋付きの檜風呂メニュー美酒じゅんさいお造り鯛のお造りはハーブ塩とレモンで旨いっ!海老鱧朝ご飯OceanViewBedroomSunsetSunsetBeerZensaiWelcomeTea

東京赤坂に「阿部」という料理店がある。心を込めた食材を用いて、正しい日本の食事を追求する店、だという。…というのも訪問しようかという矢先に、ミシュランの☆を取ってしまったのだ。2007年に訪ねた山形の温泉宿「亀や」が経営する店。その宿での食事が美味しかったが故に訪問しようかと思っていた直後に。☆付きの店と知って訪ねるのはテレてしまうお気楽夫婦。これで「赤坂阿部」訪問する機会が永遠に失われたかもしれない。残念だ。

ところで、亀やは豪華な外観ながら、至極フツーの温泉旅館の顔をしている。フロントも、お土産コーナーも、お風呂も、ベタな温泉旅館。ところが、「KAMEYA514-519」と名付けられた6部屋だけは趣が異なる。オーシャンフロントの部屋にツインベッドがどんと置かれ、海に向いた窓にやはりどんと大きな皮のソファ。すっきりとしたワンルーム風の部屋に檜風呂付き。ベッドルームとの間にある扉を開け放つと、外を眺めながら風呂に浸かることができる。そして、100畳敷きの大広間を改装したという竜宮殿 ダイニング「千尋坊」もすっきりモダンな空間。日本海の海の幸、庄内地方の豊かな食材が一段と美味しく感じられる。日本旅館の新旧の趣と味わいを、絶妙に組み合わせた宿だ。

*2012年7月、新装なった「HOURAI」という特別フロアに宿泊。妻はミッドタウンのリッツカールトンより気に入ったと言ってくれたが、それはホメ過ぎだろう。けれどもそう言われて悪い気はしない、故郷の自慢の宿として、さらなる進化を遂げた。

【快楽主義宣言へ】

「海を眺める宿」2012年8月5日

「海と野を味わう宿」 2007年7月29日

「海と空を眺める宿」 2007年7月28日

:あくまで個人の嗜好・お気に入りの度合いです