グランド ハイアット 香港

HONGKONG/香港

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グランドハイアットプールサイド ロビー眺めよし客室からセントラルを望むグランドハイアットシャンパン幸福の朝食ワンハーバーロード30fの朝食シャンパンバースターフェリーモノクロの海峡ハーバーを望むプールサイド

初めて香港を訪れたのは1995年。香港が中国に返還される前、九龍城が取り壊された後。摩天楼にぶつかりそうな高度で飛行機が啓徳(カイタック)国際空港目がけて降りて行く。眼下に広がる魔都にわくわくした。子供の頃、「悪いことしたら香港に売られちゃうよ!」と言われて(実際には言われてないが)育った世代。その1995年の香港で初めて訪れた街がグランド ハイアット 香港のある湾仔(ワンチャイ)だった。お気楽夫婦はすぐに街の市場を訪ねた。肉屋の店先には豚の顔が並び、正体の分からない肉がぶら下がっている。怒ってるとしか思えないやり取りで買物をする人々。ざわざわとした街の喧噪に肌が泡立った。現実と夢の世界の端境にあるような街にどきどきしながら歩く。そんな浮き足立った香港初日の夜。グランド ハイアット香港のロビー。黒とゴールドのインテリアが妙に怪しげで、セクシィで、わくわく感がいや増した。翌日の朝、グランド カフェでの朝食の素晴らしさに驚いた。それからすっかりお気楽夫婦の定宿となった。

その後、何度か滞在することになったこのホテルの魅力は、もちろん他にもある。広東料理のレストラン「港灣壹號(ワンハーバーロード)」や「シャンパンバー」、ヴィクトリア灣に面した屋外プール、敷地内にあるジムやスカッシュコート。そして何よりも30階にあるグランド・クラブのラウンジからの素晴らしい眺め。朝食に、夕暮れ時に、そして夜景を眺めシャンパンを飲みながらのんびりと過ごす至福の時間。次回もまた、訪ねたいというよりは、“帰りたい”ホテルのひとつになった。

【快楽主義宣言より】

「お馴染みホテルの魅力再発見」 2009年8月29日

「暴飲暴食の街に敗れる」 2005年5月8日

「暴飲暴食の街、初見参!」 2005年5月7日

:あくまで個人の嗜好・お気に入りの度合いです