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	<title>IGA“快楽主義”宣言 &#187; ◆仕事の快感</title>
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	<description>週末更新お気楽夫婦のエピキュリアン的生活</description>
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		<title>栄枯盛衰、有楽町「日劇〜西武〜ルミネ」</title>
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		<pubDate>Sat, 21 Jan 2012 14:38:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[その学生は、まず最初にアテネ・フランセのクラスを選び、空いている時間に大学の講義を選択した。そして平日の夜と土日はアルバイトでスケジュールが埋まった。花屋の土日1人店長、英会話学校のスタッフ、飲食店でのウェイター、ホテルの客室係など数多くの職種を経験した。そしてある日、自分の職業選択に影響を与える仕事に出会った。母の同級生が事務局長を勤めていた関係で紹介された日本中国文化交流協会だった。協会設立25周年事業の準備のために、会員への宛名書きなどの事務スタッフとして有楽町の事務所で働いた。会員リストには、井上靖、中島健蔵、千田是也、北村和夫、水上勉、栗原小巻などの著名人が名を連ねていた。25周年パーティで、そんなオーラ溢れる方々と接することができた。そして、思った。文化に貢献する仕事がしたい！…若いということは、つくづく青いということだ。
小さな組織だった日中文化交流協会への就職は残念ながら叶わず、他の非営利団体を探すことになった。けれど、いずれも定期採用を行っていない団体がほとんど。困った。そんな時、ある企業と出会った。「不思議、大好き。」「美味しい生活」などの糸井重里のコピーで人気の西武百貨店。情報発信企業を標榜し、セゾン文化なるものを生んだ、魅力ある企業だった。そして、その学生が入社した年に、西武百貨店池袋店は三越本店を抜いて売上高日本一になり、西武ライオンズの優勝の度に感謝セールを行い、1984年には待望の銀座（有楽町）に進出した。有楽町マリオンに阪急と共に出店した有楽町西武だ。日本劇場、丸の内ピカデリー、朝日新聞東京本社跡地だったその地は、池袋の下駄履き百貨店からスタートした西武にとっては、聖地のような場所だったに違いない。しかし、そんな黄金の時代もつかの間。すぐ後に百貨店の冬の時代がやって来る。
1985年、西武流通グループから西武セゾングループと改称し、多店舗展開を行った。WAVE、無印良品、銀座セゾン劇場、リブロなど新たな業態も開発していった。かつての青い学生：私が望んだ文化や流行を創造する企業となった、ように見えた。けれど、やはり根幹は流通業だった。文化を売る企業ではなく、モノを売る小売業だった。そこで退社を決意した。その後、西武百貨店は過剰な不動産投資、グループ企業の不良債権問題などが起こり経営危機が表面化。ミレニアムリテイリング（そごう）と経営統合、その後商号は株式会社そごう・西武となり、さらに2006年にはセブン＆アイ・ホールディングスの傘下に入った。かつて流通業の雄として小売業のトップに君臨した百貨店が、スーパーやコンビニを中心とした流通グループに吸収されるという、凋落する百貨店という業態を象徴する出来事だった。
そして2010年12月25日、有楽町西武が閉店。26年の歴史に幕を下ろした。開店当時、「マリオン現象」とまで呼ばれる人気だった店も、経営不振に陥っていた。フルライン展開でセゾングループのショーケースだった位置づけから、レディスファッション専門に業態を変えるなど、苦心を重ねた末、息絶えた。私は自分の属したその企業の凋落の象徴を寂しく思い、閉店前の有楽町西武を訪ねた。店頭に貼られたお客様へのメッセージを読むのが辛かった。その跡地を巡る複数企業の争奪合戦が行われ、JR東日本系ファッションビル「LUMINE」が勝利。ルミネとしては待望の駅ビル以外での展開、それも銀座（有楽町）地区への初進出となった。かつて映画やレビュー、歌謡ショーなどで“文化の殿堂”だった日劇から、情報発信企業と称した西武へ、そしてルミネへ。…有楽町での栄枯盛衰。
ある日、お気楽夫婦は有楽町ルミネを訪ねた。TOHOシネマズ日劇で、『ミッション：インポッシブル4』を観るために。そして、日劇の名を残す大劇場で映画を観た後、有楽町の街をぶらり。いろんな思いが溢れた。かつてアルバイトとして働いた日本中国文化交流協会の事務所は今でも有楽町にある。そして、その会長は、かつて勤めた西武百貨店の会長であった堤清二であり、詩人で作家の辻井喬なのだった。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2012/01/YurakuchoSeibu.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-7424" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2012/01/YurakuchoSeibu-100x133.jpg" alt="YurakuchoSeibu" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">そ</span></strong></span>の学生は、まず最初にアテネ・フランセのクラスを選び、空いている時間に大学の講義を選択した。そして平日の夜と土日はアルバイトでスケジュールが埋まった。花屋の土日1人店長、英会話学校のスタッフ、飲食店でのウェイター、ホテルの客室係など数多くの職種を経験した。そしてある日、自分の職業選択に影響を与える仕事に出会った。母の同級生が事務局長を勤めていた関係で紹介された日本中国文化交流協会だった。協会設立25周年事業の準備のために、会員への宛名書きなどの事務スタッフとして有楽町の事務所で働いた。会員リストには、井上靖、中島健蔵、千田是也、北村和夫、水上勉、栗原小巻などの著名人が名を連ねていた。25周年パーティで、そんなオーラ溢れる方々と接することができた。そして、思った。文化に貢献する仕事がしたい！…若いということは、つくづく青いということだ。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2012/01/infomation.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-7425" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2012/01/infomation-100x133.jpg" alt="infomation" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff6600">小</span></strong></span>さな組織だった日中文化交流協会への就職は残念ながら叶わず、他の非営利団体を探すことになった。けれど、いずれも定期採用を行っていない団体がほとんど。困った。そんな時、ある企業と出会った。「不思議、大好き。」「美味しい生活」などの糸井重里のコピーで人気の西武百貨店。情報発信企業を標榜し、セゾン文化なるものを生んだ、魅力ある企業だった。そして、その学生が入社した年に、西武百貨店池袋店は三越本店を抜いて売上高日本一になり、西武ライオンズの優勝の度に感謝セールを行い、1984年には待望の銀座（有楽町）に進出した。有楽町マリオンに阪急と共に出店した有楽町西武だ。日本劇場、丸の内ピカデリー、朝日新聞東京本社跡地だったその地は、池袋の下駄履き百貨店からスタートした西武にとっては、聖地のような場所だったに違いない。しかし、そんな黄金の時代もつかの間。すぐ後に百貨店の冬の時代がやって来る。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2012/01/LUMINE.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-7426" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2012/01/LUMINE-100x133.jpg" alt="LUMINE" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">19</span></strong></span>85年、西武流通グループから西武セゾングループと改称し、多店舗展開を行った。WAVE、無印良品、銀座セゾン劇場、リブロなど新たな業態も開発していった。かつての青い学生：私が望んだ文化や流行を創造する企業となった、ように見えた。けれど、やはり根幹は流通業だった。文化を売る企業ではなく、モノを売る小売業だった。そこで退社を決意した。その後、西武百貨店は過剰な不動産投資、グループ企業の不良債権問題などが起こり経営危機が表面化。ミレニアムリテイリング（そごう）と経営統合、その後商号は株式会社そごう・西武となり、さらに2006年にはセブン＆アイ・ホールディングスの傘下に入った。かつて流通業の雄として小売業のトップに君臨した百貨店が、スーパーやコンビニを中心とした流通グループに吸収されるという、凋落する百貨店という業態を象徴する出来事だった。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2012/01/YurakuchoLUMINE.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-7427" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2012/01/YurakuchoLUMINE-100x133.jpg" alt="YurakuchoLUMINE" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008080">そ</span></strong></span>して2010年12月25日、有楽町西武が閉店。26年の歴史に幕を下ろした。開店当時、「マリオン現象」とまで呼ばれる人気だった店も、経営不振に陥っていた。フルライン展開でセゾングループのショーケースだった位置づけから、レディスファッション専門に業態を変えるなど、苦心を重ねた末、息絶えた。私は自分の属したその企業の凋落の象徴を寂しく思い、閉店前の有楽町西武を訪ねた。店頭に貼られたお客様へのメッセージを読むのが辛かった。その跡地を巡る複数企業の争奪合戦が行われ、JR東日本系ファッションビル「LUMINE」が勝利。ルミネとしては待望の駅ビル以外での展開、それも銀座（有楽町）地区への初進出となった。かつて映画やレビュー、歌謡ショーなどで“文化の殿堂”だった日劇から、情報発信企業と称した西武へ、そしてルミネへ。…有楽町での栄枯盛衰。</p>
<p><strong><span style="font-size: large"><span style="color: #993300">あ</span></span></strong>る日、お気楽夫婦は有楽町ルミネを訪ねた。TOHOシネマズ日劇で、『ミッション：インポッシブル4』を観るために。そして、日劇の名を残す大劇場で映画を観た後、有楽町の街をぶらり。いろんな思いが溢れた。かつてアルバイトとして働いた日本中国文化交流協会の事務所は今でも有楽町にある。そして、その会長は、かつて勤めた西武百貨店の会長であった堤清二であり、詩人で作家の辻井喬なのだった。</p>
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		<title>自由が丘から、ありがとう。「自由が丘女神まつり2011」</title>
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		<pubDate>Sat, 15 Oct 2011 05:25:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[◆微笑みの風景]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[今年もその街にはたくさんの人と笑顔が溢れた。期間中ずっと天候に恵まれ、例年以上の人出。去る10月9日、10日に第39回自由が丘女神まつりが開催された。主催は自由が丘女神まつり実行委員会。加盟店数1,200店以上の自由が丘商店街を中心に編成されるチームは、若手のメンバー中心。まだ若い商店街のイベント事業部長が実行委員長となり、何ヶ月も前から企画が検討される。そして本番。駅前広場のメインステージを中心に、12の支部毎に趣向を凝らしたイベントが開催される。メインステージではファミリー向けのコンサートあり、トークセッションあり、有名アーティストによるライブあり。分刻みのスケジュールで何かしらのイベントを開催している“まつりの核”。
例えば今年は、DEPAPEPE、ORIGINAL LOVE の田島貴男、井上あずみなどのライブがあり(All Free！)、自由が丘森林化計画というプロジェクトのテーマ曲を作曲した植松伸夫のライブとメンタリストDaigoによるパフォーマンスを開催。それぞれ大勢の観客を集めた。メインステージの周囲には本部テント、クイズラリーの受付、JT「ひろえば街が好きになる運動」受付、協賛各社のテントなどが点在。それ以外に、街のいたるところにある各支部のイベントコーナーでは、ジャズライブあり、フラのステージあり、ジャンボスライダーあり、シャンソンやフラメンコのライブあり。もちろワゴンセールや飲食ブースあり。街を挙げての学園祭ならぬ、巨大な街頭祭。
点在するイベント拠点のひとつ、とある証券会社に向う。いつもは接客スペースとして使っている1階の店舗部分を女神まつりの拠点として提供。今年は自由が丘森林化計画に協賛する東京コカ・コーラボトリングがブースを構え、オリジナルエコバッグ作成体験とノンアルコールカクテルの試飲を行っていた。入口から中を覗くと見慣れた顔。「あぁ〜、IGAさん！ご無沙汰しています」すっかり商店街のスタッフのように街に馴染んでいるコカ・コーラの営業担当が笑顔で迎えてくれる。「あっ！IGAさん、こんにちは」同様にプロジェクトの最初から関わったCSR担当の女性。2人共イベントスタッフとして街に溶け込み、祭を楽しんでいる様子。
南口の緑道に向うと、移動もままならない程の人。最も混雑している生ビールとワインのブースに並ぶ。やっと順番が回ってきて生ビールをオーダー。サービングしてくれるのは某印刷会社の営業担当。「あぁ、IGAさん！」前日彼は駅前テントで東日本大震災支援の受付を行っていた。神出鬼没。そして彼も本職とは全く関係なく、イベントスタッフとして参加し、心から楽しんでいる笑顔。ビールを受け取り笑顔を返す。今年の女神まつりのテーマは「自由が丘から、ありがとう。」それはもちろん街から来街客へのメッセージであり、ふだん自由が丘の街がお世話になっている方々へのメッセージでもある。自由が丘の街を愛し、街を訪れていただくことへの感謝。大勢の来街客を迎えるスタッフの笑顔がその象徴。
「自由が丘らしい良いイベントだよね」お気楽妻も笑顔。このイベントのノリはまさしく学園祭。参加する客も迎えるスタッフも楽しめる。けれど、スタッフはプロ。飲食ブースの料理はもちろん本格的だし、イベント運営も手慣れたもの。セザンジュという可愛い制服を着た地元女子大生スタッフを街の案内役として主要拠点に配置し、赤い揃いのツナギを着た清掃スタッフに街を巡回させ、これでもかと分別ゴミ箱が置かれる。街は混雑していながらも実にきちんと統制され、ゴミも散乱しない。そして撤収も素早く、イベント開催前よりも街がきれいに現状復帰される。まさしくプロの仕事。来街者の気付かない細部まで目が行き届いたスマートな運営。実に見事。
今年も楽しんだ。いつも通りに関心もした。こちらこそ。自由が丘に、ありがとう。そして思う。自分が関わるこの街のように、自分の住む街でもこんなイベントがいつの日か実現できないだろうかと。決して参加者だけに“閉じた”イベントではなく、街を挙げて、住民と街とが一体となる“開いた”イベントが。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/OutdoorBar.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6872" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/OutdoorBar-100x133.jpg" alt="OutdoorBar" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/BackStage.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6873" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/BackStage-100x133.jpg" alt="BackStage" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">今</span></strong></span>年もその街にはたくさんの人と笑顔が溢れた。期間中ずっと天候に恵まれ、例年以上の人出。去る10月9日、10日に第39回自由が丘女神まつりが開催された。主催は自由が丘女神まつり実行委員会。加盟店数1,200店以上の自由が丘商店街を中心に編成されるチームは、若手のメンバー中心。まだ若い商店街のイベント事業部長が実行委員長となり、何ヶ月も前から企画が検討される。そして本番。駅前広場のメインステージを中心に、12の支部毎に趣向を凝らしたイベントが開催される。メインステージではファミリー向けのコンサートあり、トークセッションあり、有名アーティストによるライブあり。分刻みのスケジュールで何かしらのイベントを開催している“まつりの核”。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/JazzStation.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6874" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/JazzStation-100x133.jpg" alt="JazzStation" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/MainStage.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6875" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/MainStage-100x133.jpg" alt="MainStage" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">例</span></strong></span>えば今年は、DEPAPEPE、ORIGINAL LOVE の田島貴男、井上あずみなどのライブがあり(All Free！)、<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2009/10/24/1709/" target="_blank">自由が丘森林化計画</a>というプロジェクトのテーマ曲を作曲した植松伸夫のライブとメンタリストDaigoによるパフォーマンスを開催。それぞれ大勢の観客を集めた。メインステージの周囲には本部テント、クイズラリーの受付、JT「ひろえば街が好きになる運動」受付、協賛各社のテントなどが点在。それ以外に、街のいたるところにある各支部のイベントコーナーでは、ジャズライブあり、フラのステージあり、ジャンボスライダーあり、シャンソンやフラメンコのライブあり。もちろワゴンセールや飲食ブースあり。街を挙げての学園祭ならぬ、巨大な街頭祭。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Jukebox.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6876" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Jukebox-100x133.jpg" alt="Jukebox" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff6600">点</span></strong></span>在するイベント拠点のひとつ、とある証券会社に向う。いつもは接客スペースとして使っている1階の店舗部分を女神まつりの拠点として提供。今年は自由が丘森林化計画に協賛する東京コカ・コーラボトリングがブースを構え、オリジナルエコバッグ作成体験とノンアルコールカクテルの試飲を行っていた。入口から中を覗くと見慣れた顔。「あぁ〜、IGAさん！ご無沙汰しています」すっかり商店街のスタッフのように街に馴染んでいるコカ・コーラの営業担当が笑顔で迎えてくれる。「あっ！IGAさん、こんにちは」同様にプロジェクトの最初から関わったCSR担当の女性。2人共イベントスタッフとして街に溶け込み、祭を楽しんでいる様子。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/SouthStreet.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6877" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/SouthStreet-100x133.jpg" alt="SouthStreet" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">南</span></strong></span>口の緑道に向うと、移動もままならない程の人。最も混雑している生ビールとワインのブースに並ぶ。やっと順番が回ってきて生ビールをオーダー。サービングしてくれるのは某印刷会社の営業担当。「あぁ、IGAさん！」前日彼は駅前テントで東日本大震災支援の受付を行っていた。神出鬼没。そして彼も本職とは全く関係なく、イベントスタッフとして参加し、心から楽しんでいる笑顔。ビールを受け取り笑顔を返す。今年の女神まつりのテーマは「自由が丘から、ありがとう。」それはもちろん街から来街客へのメッセージであり、ふだん自由が丘の街がお世話になっている方々へのメッセージでもある。自由が丘の街を愛し、街を訪れていただくことへの感謝。大勢の来街客を迎えるスタッフの笑顔がその象徴。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/CouponTicket.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6884" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/CouponTicket-100x133.jpg" alt="CouponTicket" width="100" height="133" /></a>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">自</span></strong></span>由が丘らしい良いイベントだよね」お気楽妻も笑顔。このイベントのノリはまさしく学園祭。参加する客も迎えるスタッフも楽しめる。けれど、スタッフはプロ。飲食ブースの料理はもちろん本格的だし、イベント運営も手慣れたもの。セザンジュという可愛い制服を着た地元女子大生スタッフを街の案内役として主要拠点に配置し、赤い揃いのツナギを着た清掃スタッフに街を巡回させ、これでもかと分別ゴミ箱が置かれる。街は混雑していながらも実にきちんと統制され、ゴミも散乱しない。そして撤収も素早く、イベント開催前よりも街がきれいに現状復帰される。まさしくプロの仕事。来街者の気付かない細部まで目が行き届いたスマートな運営。実に見事。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">今</span></strong></span>年も楽しんだ。<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2010/10/16/4473/" target="_blank">いつも通りに関心</a>もした。こちらこそ。自由が丘に、ありがとう。そして思う。自分が関わるこの街のように、自分の住む街でもこんなイベントがいつの日か実現できないだろうかと。決して参加者だけに“閉じた”イベントではなく、街を挙げて、住民と街とが一体となる“開いた”イベントが。</p>
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		<item>
		<title>先輩はバーにいる「Bar Oj&#8217;s」用賀</title>
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		<pubDate>Sun, 02 Oct 2011 11:01:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[“快楽主義”宣言]]></category>
		<category><![CDATA[■幸せの酒]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[そのバーは瀬田の交差点近く、探さないと分からない場所にある。と言うよりは探し訪ねても迷うことがある。環8と玉川通りを行き交う車の騒音の中、うっかり通り過ぎてしまい、戻った場所に小さな扉を発見。確かこのドアだ。看板はない。ドアに小さな店のロゴ。インターホンを押す、のは最初の訪問だけ。2度目の訪問からは、黙ってドアを開ければ良い（らしい）。お気楽夫婦は2度目の訪問。最初の訪問は深夜、プレオープンのご案内をいただいた春のこと。ドアを開けてびっくり。カウンタだけの小さな店に、立錐の余地もなく賑わう店内。「いらっしゃい！」「どうぞぉ、じゃあ私たち代わりに帰るから」「悪いねぇ」そんな店主と先客の会話の後になんとか入店。会員制と謳っているけれど、正確には顔見知り制らしい。
ご招待いただいたのはスカッシュレッスンの先輩。10年ほど前に、用賀のスポーツクラブでスカッシュのレッスンを受け始めた際のクラスメイト。彼は地元用賀に住み、PTA活動でレッスンも休みがちだった上に、地元の父親たちとの活動「オヤジの会」で忙しく、休会に近い状態だった。そして活動が落着いた頃にレッスンに復帰。そして「俺、今度バー始めるからさぁ。店が出来たら来てよ！」良いですよ！という本気とも冗談ともつかない会話を笑って交わしていたら、本当に店ができた。店の名前は「Oj&#8217;s」。おじ（Oj）さんたちによる、おじさんたちのためのバーだと言う。ちょっと年上の彼は「ちいママ」ならぬ、ちいマスター。知り合いの予約が入ると店に顔を出す。
そしてマスターはこの方。バー経営の話が出た際には会社を辞めることを考えていなかったとのこと。けれど、思うところがあり早期退職し、毎夜バーカウンタの中に入る生活を選んだ。そしてこの夏、偶然の繋がりが発覚。マスターは同じスポーツクラブのスカッシュ仲間の女性が今も勤める会社の先輩だったことが分かった。世間は狭い。ある日の夜、W先輩を訪ねようとスカッシュ仲間4人で訪問。インタホンを押すと「いらっしゃいませ。どうぞぉ」との返事。けれど、ドアが開かない。内部から開けてもらう。やはり会員制の秘密のクラブ？「インタホン押さなくて良いよ。それにドアはただ重いだけなんだよ」おじさんのバーらしいオチ。2人のスカッシュ仲間が既に乾杯を済ませ、カウンタの端に落着いている。
カウンタの上にだけ落ちるダウンライトのみの照明。明るく輝くバックバーとのコントラストが良い感じ。まだまだ素人というおじさん2人だが、バーテンダーエプロンがなかなか様になっている。何を飲むかと問われ、せっかくだからとビールは止め、お願いしたドライマティーニの出来映えも美しく、期待以上（笑）に美味しい。バックバーに整然と並ぶ酒も豊富。美しい酒棚を目の端で眺めながら会話も弾む。ちんまりとした空間の居心地が良い。2杯目にお願いしたシンガポールスリングもOK。ゆっくりと酔いが回っていく心地良さを味わう。3杯目には、懐かしのソルティドッグ。スノースタイルがまだぎこちなく、均一に塩が付いていないのがご愛嬌。作ったことのないカクテルはレシピ本を見ながらという緩さが良い。そこが、この店の味。楽しみ方。だからこその会員制、というか紹介制。
楽しそうに仕事してますよねぇと声を掛けると。微笑む先輩お2人。仲間たちに囲まれ、楽しいお酒を飲んでもらう場所を提供したい。人生の終盤に、そんな選択をした2人。地元のネットワークを中心に、世話人役だったであろう2人の人柄が表れる空間。柔らかく包み込まれるような良い店だ。先輩たちへ声に出してエールを送る代わりに、お酒をおかわり。ボンベイ・サファイヤのロック。これならレシピ本いらず（笑）。
「だからと言って、今日も飲み過ぎだね」ソフトドリンクでエールを送った妻。その妻にタクシーに詰め込まれるように乗り込み、家路に付く2人だった。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Dry-Martini.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6811" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Dry-Martini-100x133.jpg" alt="Dry Martini" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">そ</span></strong></span>のバーは瀬田の交差点近く、探さないと分からない場所にある。と言うよりは探し訪ねても迷うことがある。環8と玉川通りを行き交う車の騒音の中、うっかり通り過ぎてしまい、戻った場所に小さな扉を発見。確かこのドアだ。看板はない。ドアに小さな店のロゴ。インターホンを押す、のは最初の訪問だけ。2度目の訪問からは、黙ってドアを開ければ良い（らしい）。お気楽夫婦は2度目の訪問。最初の訪問は深夜、プレオープンのご案内をいただいた春のこと。ドアを開けてびっくり。カウンタだけの小さな店に、立錐の余地もなく賑わう店内。「いらっしゃい！」「どうぞぉ、じゃあ私たち代わりに帰るから」「悪いねぇ」そんな店主と先客の会話の後になんとか入店。会員制と謳っているけれど、正確には顔見知り制らしい。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #003300"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Mr1.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6822" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Mr1-100x133.jpg" alt="Mr" width="100" height="133" /></a>ご</span></strong></span>招待いただいたのはスカッシュレッスンの先輩。10年ほど前に、用賀のスポーツクラブでスカッシュのレッスンを受け始めた際のクラスメイト。彼は地元用賀に住み、PTA活動でレッスンも休みがちだった上に、地元の父親たちとの活動「オヤジの会」で忙しく、休会に近い状態だった。そして活動が落着いた頃にレッスンに復帰。そして「俺、今度バー始めるからさぁ。店が出来たら来てよ！」良いですよ！という本気とも冗談ともつかない会話を笑って交わしていたら、本当に店ができた。店の名前は「Oj&#8217;s」。おじ（Oj）さんたちによる、おじさんたちのためのバーだと言う。ちょっと年上の彼は「ちいママ」ならぬ、ちいマスター。知り合いの予約が入ると店に顔を出す。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Senpai1.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6823" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Senpai1-100x133.jpg" alt="Senpai!" width="100" height="133" /></a>そ</span></strong></span>してマスターはこの方。バー経営の話が出た際には会社を辞めることを考えていなかったとのこと。けれど、思うところがあり早期退職し、毎夜バーカウンタの中に入る生活を選んだ。そしてこの夏、偶然の繋がりが発覚。マスターは同じスポーツクラブのスカッシュ仲間の女性が今も勤める会社の先輩だったことが分かった。世間は狭い。ある日の夜、W先輩を訪ねようとスカッシュ仲間4人で訪問。インタホンを押すと「いらっしゃいませ。どうぞぉ」との返事。けれど、ドアが開かない。内部から開けてもらう。やはり会員制の秘密のクラブ？「インタホン押さなくて良いよ。それにドアはただ重いだけなんだよ」おじさんのバーらしいオチ。2人のスカッシュ仲間が既に乾杯を済ませ、カウンタの端に落着いている。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Singapore-Sling.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6814" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/10/Singapore-Sling-100x133.jpg" alt="Singapore Sling" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff6600">カ</span></strong></span>ウンタの上にだけ落ちるダウンライトのみの照明。明るく輝くバックバーとのコントラストが良い感じ。まだまだ素人というおじさん2人だが、バーテンダーエプロンがなかなか様になっている。何を飲むかと問われ、せっかくだからとビールは止め、お願いしたドライマティーニの出来映えも美しく、期待以上（笑）に美味しい。バックバーに整然と並ぶ酒も豊富。美しい酒棚を目の端で眺めながら会話も弾む。ちんまりとした空間の居心地が良い。2杯目にお願いしたシンガポールスリングもOK。ゆっくりと酔いが回っていく心地良さを味わう。3杯目には、懐かしのソルティドッグ。スノースタイルがまだぎこちなく、均一に塩が付いていないのがご愛嬌。作ったことのないカクテルはレシピ本を見ながらという緩さが良い。そこが、この店の味。楽しみ方。だからこその会員制、というか紹介制。</p>
<p><strong><span style="font-size: large"><span style="color: #ff0000">楽</span></span></strong>しそうに仕事してますよねぇと声を掛けると。微笑む先輩お2人。仲間たちに囲まれ、楽しいお酒を飲んでもらう場所を提供したい。人生の終盤に、そんな選択をした2人。地元のネットワークを中心に、世話人役だったであろう2人の人柄が表れる空間。柔らかく包み込まれるような良い店だ。先輩たちへ声に出してエールを送る代わりに、お酒をおかわり。ボンベイ・サファイヤのロック。これならレシピ本いらず（笑）。</p>
<p>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">だ</span></strong></span>からと言って、今日も飲み過ぎだね」ソフトドリンクでエールを送った妻。その妻にタクシーに詰め込まれるように乗り込み、家路に付く2人だった。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>林檎的生活のススメ「Apples in HongKong」</title>
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		<pubDate>Sun, 28 Aug 2011 08:08:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[2011年8月24日、スティーブ・ジョブ氏がCEOを辞任。とうとうその日が来てしまった。そしてその数日前、お気楽夫婦は悩んでいた。iPad2にすべきか、MacBook Airにすべきか。迷った末に11インチのMacBook Airを購入した。この夏、香港に旅立つ直前のことだった。購入の目的のひとつは旅先での電脳生活。旅行直前にやり取りしたいくつかのメールの返信を待ち、すぐに回答する必要があった。香港滞在は1週間。帰国まで待っていただく訳にはいかない。添付したファイルを修正しなければいけない可能性もある。そんな条件を基に検討した結果、MacBook Airを選択。そして次は、旅先でのインターネット環境の調査。こんな時、優秀なセクレタリーとなる妻が活躍する。成田空港や滞在するホテルでのWi-Fi環境を調べ上げ仕事に支障はなさそうと判断し、さらに念のためにとLANケーブルを持参することになった。
香港到着後、ホテルのWi-Fi（無料！）環境の中で仕事はあっという間に片付いた。MacBook Airのマルチタッチのトラックパッドは、慣れさえすれば思ったよりずっと使い易い。立ち上がりもストレスがなく、システム終了時はあっけないほど。それに何よりキーボードの入力の方が圧倒的に速い。MacBook Airの選択は正解だった。機内持ち込みのショルダーバッグの中でも存在感を執拗には出さず、1kgちょっとの重さも気にならない。ということで仕事のメドも付いた。よぉ〜っしっ！ヴァカンスだ！香港の味を堪能する“食い倒れ合宿”の始まりだ！さっそく毎食事の料理写真を撮りまくる。その日のうちにMacBook Airに取込んだ画像の確認と編集。さくさく。画像をFacebookにアップ。さくさく。友人たちからコメントが書き込まれる。返信コメント。さくさく。これを毎日繰り返した。香港と日本の距離を感じないコミュニケーション。実に快適な電脳生活。
ところで、妻のケータイはiPhone。その中には2人の保有するCDのほとんどが取り込まれている。飛行機のシートで、毎日午前中に通ったホテルのジムで、プールサイドで、iPodとして活躍した。さらに嬉しい誤算。滞在した2ヶ所のホテルの客室に、それぞれBOSEのiPod用スピーカーSoundDockが標準装備されていたのだ。と、どういうことが起きるか。朝はEnyaで目覚め、朝食後にいきものがかりでテンションを上げ、ジムではジャクソン・ブラウンでクロスウォーカー三昧、汗を流した後にシャワーを浴び、部屋に戻りきりりと冷えたビールをくいっと飲みながらサザンを聴く。そしてプールサイドで夕陽を眺めながらボビー・コールドウェル、夕食後に画像をアップしながらビリー・ジョエル。などという林檎的音楽生活が実現するのだ。
こうして香港でも活躍したMacBook AirとiPhoneのApples。実は日本のお気楽夫婦宅でも並行して活動の場を広げていた。まずは、AppleTV。リビングルームの液晶大画面TVと繋ぎ、iTunesと連携。iMacの中に取り込んだ全ての楽曲がリビングで聴ける。けれど、液晶TV（ウチは東芝REGZA）の音は貧相。映像なしの音楽だけを聴くにはちょっと淋しい。そこで登場したのはVictor・JVCのホームシアターサウンドシステム。サブウーハーなしの“なんちゃって”フロントサラウンドだから、場所は取らないし、価格も手頃。液晶TVの音響ではちょっとなぁ、というお気楽な夫婦にぴったり。そしてiPodに対応しており、充電も可能なドック付き。これで東京の林檎的音楽生活も充実することになった。
「ところで、記事の冒頭のスティーブ・ジョブの話題は何か関係あるの？」妻の素朴な疑問。あると言えば、ある。ないと言えば、ない。けれど、マック信奉者、Appleファンとしては淋しい限りのニュース。そうとは知らず、引退の直前に林檎的生活を充実させたのも何かの縁かなと。「つまり関係ないってことだね」はい。
＊香港の滞在記は次回以降！
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/iMac-MacBook-Air.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6509" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/iMac-MacBook-Air-100x133.jpg" alt="iMac &amp; MacBook Air" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">20</span><span style="color: #0000ff">11</span></strong></span>年8月24日、スティーブ・ジョブ氏がCEOを辞任。とうとうその日が来てしまった。そしてその数日前、お気楽夫婦は悩んでいた。iPad2にすべきか、MacBook Airにすべきか。迷った末に11インチのMacBook Airを購入した。この夏、香港に旅立つ直前のことだった。購入の目的のひとつは旅先での電脳生活。旅行直前にやり取りしたいくつかのメールの返信を待ち、すぐに回答する必要があった。香港滞在は1週間。帰国まで待っていただく訳にはいかない。添付したファイルを修正しなければいけない可能性もある。そんな条件を基に検討した結果、MacBook Airを選択。そして次は、旅先でのインターネット環境の調査。こんな時、優秀なセクレタリーとなる妻が活躍する。成田空港や滞在するホテルでのWi-Fi環境を調べ上げ仕事に支障はなさそうと判断し、さらに念のためにとLANケーブルを持参することになった。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/今日のHongKong.png"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6514" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/今日のHongKong-100x133.png" alt="今日のHongKong" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">香</span></strong></span>港到着後、ホテルのWi-Fi（無料！）環境の中で仕事はあっという間に片付いた。MacBook Airのマルチタッチのトラックパッドは、慣れさえすれば思ったよりずっと使い易い。立ち上がりもストレスがなく、システム終了時はあっけないほど。それに何よりキーボードの入力の方が圧倒的に速い。MacBook Airの選択は正解だった。機内持ち込みのショルダーバッグの中でも存在感を執拗には出さず、1kgちょっとの重さも気にならない。ということで仕事のメドも付いた。よぉ〜っしっ！ヴァカンスだ！香港の味を堪能する“食い倒れ合宿”の始まりだ！さっそく毎食事の料理写真を撮りまくる。その日のうちにMacBook Airに取込んだ画像の確認と編集。さくさく。画像をFacebookにアップ。さくさく。友人たちからコメントが書き込まれる。返信コメント。さくさく。これを毎日繰り返した。香港と日本の距離を感じないコミュニケーション。実に快適な電脳生活。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/Gym.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6519" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/Gym-100x133.jpg" alt="Gym" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/Bose-iPhone.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6518" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/Bose-iPhone-100x133.jpg" alt="Bose &amp; iPhone" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">と</span></strong></span>ころで、妻のケータイは<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2009/11/28/1863/" target="_blank">iPhone</a>。その中には2人の保有するCDのほとんどが取り込まれている。飛行機のシートで、毎日午前中に通ったホテルのジムで、プールサイドで、iPodとして活躍した。さらに嬉しい誤算。滞在した2ヶ所のホテルの客室に、それぞれBOSEのiPod用スピーカーSoundDockが標準装備されていたのだ。と、どういうことが起きるか。朝はEnyaで目覚め、朝食後にいきものがかりでテンションを上げ、ジムではジャクソン・ブラウンでクロスウォーカー三昧、汗を流した後にシャワーを浴び、部屋に戻りきりりと冷えたビールをくいっと飲みながらサザンを聴く。そしてプールサイドで夕陽を眺めながらボビー・コールドウェル、夕食後に画像をアップしながらビリー・ジョエル。などという林檎的音楽生活が実現するのだ。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/MacBook-Air-in-HongKong1.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6520" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/MacBook-Air-in-HongKong1-100x133.jpg" alt="MacBook Air in HongKong" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/MacTV1.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6521" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/08/MacTV1-100x133.jpg" alt="MacTV" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">こ</span></strong></span>うして香港でも活躍したMacBook AirとiPhoneのApples。実は日本のお気楽夫婦宅でも並行して活動の場を広げていた。まずは、AppleTV。リビングルームの液晶大画面TVと繋ぎ、iTunesと連携。<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2008/08/30/442/" target="_blank">iMac</a>の中に取り込んだ全ての楽曲がリビングで聴ける。けれど、液晶TV（ウチは東芝REGZA）の音は貧相。映像なしの音楽だけを聴くにはちょっと淋しい。そこで登場したのはVictor・JVCのホームシアターサウンドシステム。サブウーハーなしの“なんちゃって”フロントサラウンドだから、場所は取らないし、価格も手頃。液晶TVの音響ではちょっとなぁ、というお気楽な夫婦にぴったり。そしてiPodに対応しており、充電も可能なドック付き。これで東京の林檎的音楽生活も充実することになった。</p>
<p>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">と</span></strong></span>ころで、記事の冒頭のスティーブ・ジョブの話題は何か関係あるの？」妻の素朴な疑問。あると言えば、ある。ないと言えば、ない。けれど、マック信奉者、Appleファンとしては淋しい限りのニュース。そうとは知らず、引退の直前に林檎的生活を充実させたのも何かの縁かなと。「つまり関係ないってことだね」はい。</p>
<p><span style="color: #008000">＊香港の滞在記は次回以降！</span></p>
]]></content:encoded>
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		<title>それでも、ぴあ的生活は続く「ぴあ最終号」</title>
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		<pubDate>Sun, 24 Jul 2011 13:05:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■至福の映画]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[初めて『ぴあ』を手に取ったのは、1976年5月。表紙はアラン・ドロンの『ル・ジタン』。首都圏のエンタテインメント情報を網羅したその誌面に圧倒された。映画館が3館しかなかった街から上京してきたワカモノにとって、『ぴあ』を通して目の前に広がる東京という都市はエンタテインメントの大海だった。『ぴあ』という海図と羅針盤がなければ、とても大海原に漕ぎだせそうもなかった。その海図には小さな映画館もロードショー館もフラットに掲載されていた。権威的な視点はなかった。たまに（というか割と頻繁に）誤植があったし、それを発見してはその手作り感を喜んでいた。押し付けられた情報を受け取るのではなく、自ら情報を探すことが楽しみだった。行きたいと思う公演情報をラインマーカーで囲んだ。誰を誘おうかと妄想に近い計画を立てながらも、結局1人で名画座に足を運んだりしていた。
当時、駿河台にあるアテネ・フランセに通っていた私は、ある日教室の窓から『ぴあ』の看板を発見した。身近な存在だった『ぴあ』にますます親近感が湧いたが、こんな小さなビル（の一室？）で作っているのかと驚きもした。今思えばTwitterの先駆けのようなはみだしYOUとPIAも、あまくさまゆみが描くコオニちゃんのぱらぱらマンガも、欄外のはみだし情報も、誌面の隅々まで目を通した。以降、1980年代前半まで、毎号のように購入しては街に出かけるという『ぴあ』と私の蜜月時代が続いた。『ぴあ』によって演劇に目覚め、唐十郎の状況劇場、自転車キンクリート、加藤健一事務所の芝居と出会った。デビューしたばかりのサザンのライブを観に江ノ島マリーナに出掛けた。毎年、元旦は内田裕也プレゼンツの年越しライブ会場で迎えた。夏には野外フェスで身体を焼いた。そんな学生時代を過ごした私の隣には『ぴあ』があった。
大学を卒業した私が入社したのは、某大手百貨店。情報発信基地を標榜した当時の人気企業であり、糸井重里のコピー「不思議、大好き。」などで知られる時代の寵児だった。セゾン美術館、スタジオ200、アールヴィヴァンなどの文化施設を持ち、「六本木WAVE」や「無印良品」などの新たな業態を創出した。文学者でもあった経営トップの経営方針は「感性の経営」と呼ばれ、文化事業を重視した企業風土に惹かれて入社した会社だった。けれども当然のことながら根幹は流通業だった。そして1986年夏、縁あって『ぴあ』を発行するぴあという会社に入ることになった。ぴあという会社には、『ぴあ』的世界で仕事も遊びも楽しんでいるヤツらが大勢いた。その当時のぴあのキャッチコピーに「ぼくらは世界で一番面白い街に住んでいる」というのがあったが、それを体現しているのは、ぴあで働くスタッフたちそのものだった。
『ぴあ』は、客観性、網羅性、検索性、携帯性を持つ情報誌だった。そこにチケット販売という機能が加わり、ライブエンタテインメントの「場」をも提供することになった。チケットぴあだ。入社した私は、流通業での経験を活かし、チケットぴあの店舗開拓を担当した。北海道から九州、台湾まで、出張日数は年間100日を超えた。そして出張の合間に、芝居を楽しみ、コンサートに行き、美術館を巡り、映画を観た。傍らにはもちろん、いつも『ぴあ』があった。その後も幅広い業務を担当した。1996年のアトランタオリンピック、2002年の上海展開など海外出張も多かった。そして、20年ほどお世話になった後、ぴあを離れることになった。けれど、その後も『ぴあ』的な生活は変わらなかった。
2011年7月21日、『ぴあ』の最終号が発売された。多くの読者やぴあOBや現役の社員たちがFacebookやTwitterで盛んに惜別の思いを発信した。時代は変わった。役割を全うした。お世話になった。ありがとう…。
2011年現在、網羅性と検索性、携帯性を持ち、チケット予約やクーポンの機能まで持つスマートフォンが世の中を席巻している。確かに今や『ぴあ』の存在意義は失われた。それでも、私の『ぴあ』的生活は変わらない。楽しいことや美味しいモノに貪欲で、軽いフットワークでライブエンタテインメントに出掛けて行く。
『ぴあ』のスピリッツは、今でも私の中にある。きっとこれからもずっとある。ぼくらは世界で一番面白い街に住んでいる。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/07/PIA.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6411" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/07/PIA-100x133.jpg" alt="PIA" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">初</span></strong></span>めて『ぴあ』を手に取ったのは、1976年5月。表紙はアラン・ドロンの『ル・ジタン』。首都圏のエンタテインメント情報を網羅したその誌面に圧倒された。映画館が3館しかなかった街から上京してきたワカモノにとって、『ぴあ』を通して目の前に広がる東京という都市はエンタテインメントの大海だった。『ぴあ』という海図と羅針盤がなければ、とても大海原に漕ぎだせそうもなかった。その海図には小さな映画館もロードショー館もフラットに掲載されていた。権威的な視点はなかった。たまに（というか割と頻繁に）誤植があったし、それを発見してはその手作り感を喜んでいた。押し付けられた情報を受け取るのではなく、自ら情報を探すことが楽しみだった。行きたいと思う公演情報をラインマーカーで囲んだ。誰を誘おうかと妄想に近い計画を立てながらも、結局1人で名画座に足を運んだりしていた。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">当</span></strong></span>時、駿河台にあるアテネ・フランセに通っていた私は、ある日教室の窓から『ぴあ』の看板を発見した。身近な存在だった『ぴあ』にますます親近感が湧いたが、こんな小さなビル（の一室？）で作っているのかと驚きもした。今思えばTwitterの先駆けのようなはみだしYOUとPIAも、あまくさまゆみが描くコオニちゃんのぱらぱらマンガも、欄外のはみだし情報も、誌面の隅々まで目を通した。以降、1980年代前半まで、毎号のように購入しては街に出かけるという『<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2011/01/09/5044/" target="_blank">ぴあ』と私の蜜月時代</a>が続いた。『ぴあ』によって演劇に目覚め、唐十郎の状況劇場、自転車キンクリート、加藤健一事務所の芝居と出会った。デビューしたばかりのサザンのライブを観に江ノ島マリーナに出掛けた。毎年、元旦は内田裕也プレゼンツの年越しライブ会場で迎えた。夏には野外フェスで身体を焼いた。そんな学生時代を過ごした私の隣には『ぴあ』があった。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #993300">大</span></strong></span>学を卒業した私が入社したのは、某大手百貨店。情報発信基地を標榜した当時の人気企業であり、糸井重里のコピー「不思議、大好き。」などで知られる時代の寵児だった。セゾン美術館、スタジオ200、アールヴィヴァンなどの文化施設を持ち、「六本木WAVE」や「無印良品」などの新たな業態を創出した。文学者でもあった経営トップの経営方針は「感性の経営」と呼ばれ、文化事業を重視した企業風土に惹かれて入社した会社だった。けれども当然のことながら根幹は流通業だった。そして1986年夏、縁あって『ぴあ』を発行するぴあという会社に入ることになった。ぴあという会社には、『ぴあ』的世界で仕事も遊びも楽しんでいるヤツらが大勢いた。その当時のぴあのキャッチコピーに「ぼくらは世界で一番面白い街に住んでいる」というのがあったが、それを体現しているのは、ぴあで働くスタッフたちそのものだった。</p>
<p>『<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">ぴ</span></strong></span>あ』は、客観性、網羅性、検索性、携帯性を持つ情報誌だった。そこにチケット販売という機能が加わり、ライブエンタテインメントの「場」をも提供することになった。チケットぴあだ。入社した私は、流通業での経験を活かし、チケットぴあの店舗開拓を担当した。北海道から九州、台湾まで、出張日数は年間100日を超えた。そして出張の合間に、芝居を楽しみ、コンサートに行き、美術館を巡り、映画を観た。傍らにはもちろん、いつも『ぴあ』があった。その後も幅広い業務を担当した。1996年のアトランタオリンピック、2002年の上海展開など海外出張も多かった。そして、20年ほどお世話になった後、ぴあを離れることになった。けれど、その後も『ぴあ』的な生活は変わらなかった。</p>
<p><span style="font-size: medium"><span style="color: #008000"><strong>2011年7月21日</strong></span></span>、『ぴあ』の最終号が発売された。多くの読者やぴあOBや現役の社員たちがFacebookやTwitterで盛んに惜別の思いを発信した。時代は変わった。役割を全うした。お世話になった。ありがとう…。</p>
<p><span style="font-size: medium"><strong><span style="color: #000080">2011年現在</span></strong></span>、網羅性と検索性、携帯性を持ち、チケット予約やクーポンの機能まで持つスマートフォンが世の中を席巻している。確かに今や『ぴあ』の存在意義は失われた。それでも、私の『ぴあ』的生活は変わらない。楽しいことや美味しいモノに貪欲で、軽いフットワークでライブエンタテインメントに出掛けて行く。</p>
<p>『<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #003300">ぴ</span></strong></span>あ』のスピリッツは、今でも私の中にある。きっとこれからもずっとある。ぼくらは世界で一番面白い街に住んでいる。</p>
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		<title>痛勤か、自宅勤務か「アキレス最後の戦い」</title>
		<link>http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2011/06/20/6226/</link>
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		<pubDate>Mon, 20 Jun 2011 06:57:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■恍惚の音楽]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[ギリシア神話におけるアキレウス(Achilleus)は、トロイア戦争で活躍した不死身の戦士。誕生の際に冥府の川に浸けられて、全身が不死となった。しかし、母ティティスがアキレウスの両足のかかとを持ち川に浸けたため、その部分だけが水に浸からず不死とならなかった。そして最期は弱点のかかとを弓で射られ命を落とす。そのエピソードから名が付いたのが、飛んだり走ったりする際に重要な機能を果たす人体で最大の腱である、アキレス腱。連日の深夜残業をものともせず、魔女か不死身かと思っていた妻もアキレス腱は弱点だった。その妻の会社は、東日本大震災で新年度の新体制のスタートが遅れていた。例年の6月なら休んでいたかもしれない。けれど、新年度スタートにあたる今年の6月は、全く出社しない訳にはいかないタイミングだった。
退院の翌日、妻は会社に行くと主張した。お気楽夫婦の自宅は駅から歩いて2分。とは言え慣れない松葉杖で歩くには永遠とも思える距離。駅にはエレベータもなく、階段を下り、改札を通り、階段を上ってようやくホーム。ましてや混雑する電車には乗れそうもない。選択肢はタクシーしかない。同乗して会社に向った。会社に到着すると上司や部下が揃ってお出迎え。事前のメールのやり取りで「レッドカーペット敷いて待ってます！」「分かった♬ドレスで会社に行くよ！」などというやり取りがあった。会社にはバリアはなさそうだ。一安心。夕刻、帰路もお迎え。妻の会社からエレベータなどが整備され乗換の必要がない途中駅までタクシーに乗る。そして最短距離でホームに向える場所で降り、空いている各駅停車の電車を待つ。
松葉杖は最強のアイコン。怪我してます！という主張が判りやすく、ギプスを巻いた脚も目立つから席を譲ってもらえる可能性は高い。けれど、混んでいる電車では他人の陰になってしまうことがある。そこで同伴の私が主張する。空いた席を見つけて「あぁ、ここに座らせてもらおう！」と不自然ではない程度に大きな声を出す。すると、その声に視線が集まり最強のアイコンが威力を発揮する。次は、シルバーシートに座った妻の脚を、前に立ちながら両足でガード。そうとは知らずに他の乗降客の足がぶつかったら再断裂のリスクがある。そして、降りる際には乗降口まで健常者の倍程度のスペースが必要。混んでいる車内では降りるにも神経を使う。そして階段。雨。6月の通勤はかなりハード。家に2人帰り着くと「ふぅ〜っ！」と安堵の溜息を付く。
もちろんわが家に帰った安心感もある。そしてそれ以上に安心する理由は、最強の便利ツールがあるから。キャスター付きのスツール。家の中でも松葉杖で移動していたため、腕と脇の下が痛いと泣いていた妻が通販で購入した優れモノ。これが、実にらくちん。床面がフラットな自宅内を座って移動することができる。座る際に座面に手を置いてもずれ動かないから危険性が少ない。フローリングの床材が傷だらけになるのは、この際目をつぶろう。日頃から家事は私の分担割合が多く、妻の分までほぼ全ての家事を担当することは問題ない。エコバックを手に買物することも気にならない。ビニール袋を被せ、水が入らないようにしながら浴びるシャワーをサポートすることも苦にならない。けれど、ちょっとした移動に困っていた妻を何とかしたかった。そして、アキレスは新たな脚を手に入れた。
「つ〜〜っと♬」お気楽妻が楽しそうに室内を移動する。早朝から自宅で仕事をしていても、夜遅くまでパソコンに向っていても「快適だぁ〜っ♡」という環境らしい。リビングでBGMを聴きながらの仕事。「コーヒー飲みたいなぁ」と言えばコーヒーが淹れられ、「お腹空いたねぇ」と言えば食事が供される。それはそれは快適な自宅勤務でしょうとも。けれど、妻の気配を感じながら、LED ZEPPELINが流れる小さな書斎で、仕事をするのも悪くない。John Bonhamのドラムス、Robert Plant のヴォーカル。♪あぁ〜あぁ、あぁ〜あぁ♬あぁ〜あぁ、あぁ〜あぁ♬Achilles Last Stand ♫それが妻の介護のテーマ曲。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Achilleus.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6227" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Achilleus-100x133.jpg" alt="Achilleus" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">ギ</span></strong></span>リシア神話におけるアキレウス(Achilleus)は、トロイア戦争で活躍した不死身の戦士。誕生の際に冥府の川に浸けられて、全身が不死となった。しかし、母ティティスがアキレウスの両足のかかとを持ち川に浸けたため、その部分だけが水に浸からず不死とならなかった。そして最期は弱点のかかとを弓で射られ命を落とす。そのエピソードから名が付いたのが、飛んだり走ったりする際に重要な機能を果たす人体で最大の腱である、アキレス腱。連日の深夜残業をものともせず、魔女か不死身かと思っていた妻もアキレス腱は弱点だった。その妻の会社は、東日本大震災で新年度の新体制のスタートが遅れていた。例年の6月なら休んでいたかもしれない。けれど、新年度スタートにあたる今年の6月は、全く出社しない訳にはいかないタイミングだった。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Shower.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6228" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Shower-100x133.jpg" alt="Shower" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">退</span></strong></span>院の翌日、妻は会社に行くと主張した。お気楽夫婦の自宅は駅から歩いて2分。とは言え慣れない松葉杖で歩くには永遠とも思える距離。駅にはエレベータもなく、階段を下り、改札を通り、階段を上ってようやくホーム。ましてや混雑する電車には乗れそうもない。選択肢はタクシーしかない。同乗して会社に向った。会社に到着すると上司や部下が揃ってお出迎え。事前のメールのやり取りで「レッドカーペット敷いて待ってます！」「分かった♬ドレスで会社に行くよ！」などというやり取りがあった。会社にはバリアはなさそうだ。一安心。夕刻、帰路もお迎え。妻の会社からエレベータなどが整備され乗換の必要がない途中駅までタクシーに乗る。そして最短距離でホームに向える場所で降り、空いている各駅停車の電車を待つ。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/chairski.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6229" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/chairski-100x133.jpg" alt="chairski" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">松</span></strong></span>葉杖は最強のアイコン。怪我してます！という主張が判りやすく、ギプスを巻いた脚も目立つから席を譲ってもらえる可能性は高い。けれど、混んでいる電車では他人の陰になってしまうことがある。そこで同伴の私が主張する。空いた席を見つけて「あぁ、ここに座らせてもらおう！」と不自然ではない程度に大きな声を出す。すると、その声に視線が集まり最強のアイコンが威力を発揮する。次は、シルバーシートに座った妻の脚を、前に立ちながら両足でガード。そうとは知らずに他の乗降客の足がぶつかったら再断裂のリスクがある。そして、降りる際には乗降口まで健常者の倍程度のスペースが必要。混んでいる車内では降りるにも神経を使う。そして階段。雨。6月の通勤はかなりハード。家に2人帰り着くと「ふぅ〜っ！」と安堵の溜息を付く。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Chairskating.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6231" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Chairskating-100x133.jpg" alt="Chairskating" width="100" height="133" /></a><span style="color: #ff6600"><span style="font-size: large"><strong>も</strong></span></span>ちろんわが家に帰った安心感もある。そしてそれ以上に安心する理由は、最強の便利ツールがあるから。キャスター付きのスツール。家の中でも松葉杖で移動していたため、腕と脇の下が痛いと泣いていた妻が通販で購入した優れモノ。これが、実にらくちん。床面がフラットな自宅内を座って移動することができる。座る際に座面に手を置いてもずれ動かないから危険性が少ない。フローリングの床材が傷だらけになるのは、この際目をつぶろう。日頃から家事は私の分担割合が多く、妻の分までほぼ全ての家事を担当することは問題ない。エコバックを手に買物することも気にならない。ビニール袋を被せ、水が入らないようにしながら浴びるシャワーをサポートすることも苦にならない。けれど、ちょっとした移動に困っていた妻を何とかしたかった。そして、アキレスは新たな脚を手に入れた。</p>
<p>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">つ</span></strong></span>〜〜っと♬」お気楽妻が楽しそうに室内を移動する。早朝から自宅で仕事をしていても、夜遅くまでパソコンに向っていても「快適だぁ〜っ♡」という環境らしい。リビングでBGMを聴きながらの仕事。「コーヒー飲みたいなぁ」と言えばコーヒーが淹れられ、「お腹空いたねぇ」と言えば食事が供される。それはそれは快適な自宅勤務でしょうとも。けれど、妻の気配を感じながら、<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2007/12/09/365/" target="_blank">LED ZEPPELIN</a>が流れる小さな書斎で、仕事をするのも悪くない。<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2005/11/15/135/" target="_blank">John Bonham</a>のドラムス、Robert Plant のヴォーカル。♪あぁ〜あぁ、あぁ〜あぁ♬あぁ〜あぁ、あぁ〜あぁ♬Achilles Last Stand ♫それが妻の介護のテーマ曲。</p>
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		<title>アカルイ入院生活「アキレス腱手術」</title>
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		<pubDate>Sat, 18 Jun 2011 06:23:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[◆微笑みの風景]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[良く言えば鷹揚な、あるいは剛胆な、有り体に表現すればノリの良い先生だった。「確かに手術する方法と、しないという選択があります。もちろんどちらにもリスクはある。再断裂の可能性は手術の方が若干低くなるかな」スカッシュの試合中にアキレス腱を断裂。救急車で運ばれ、応急措置の後に自宅に戻り、妻は懸命にアキレス腱の治療方法についてネットで調べていた。「手術を選びます」迷いはなかった。それは何よりもコートに戻りたいため。スカッシュをやりたいがため。「だったら明日ひとつ空きができたんで、手術は明日。あとは病室が空いてるかどうかだなぁ」調べるとその日の朝に退院した人が2人いたらしく、空きがあるとのこと。「断裂した後の手術は早い方が良いからね。すぐに手術できるって、珍しいことだよ。じゃあ、さっそく入院手続きをしてください」受付から3時間待って、診察は僅か数分。そして、その日のうちの入院と翌日の手術が決まった。
「入院手続きと検査がありますから、この順路で回ってください」整形外科のスタッフから指示を受ける。病院内で食事はできるか尋ねると「あぁ、だったら検査の前に食べた方が良いわね。余計に歩かなくて済むから、じゃあここを真っすぐ行って…」担当医のキャラは周囲に影響するのか、命に直ちに関わる症例の少ない整形外科の特性なのか、とてもフランク。外科、泌尿器科、産婦人科など診療科ごとに待合室にいる患者たちの醸す雰囲気が違う。慣れない松葉杖をぎこちなく操りながら妻と病院の食堂に向う。さぁて、これからどんな作戦で臨もうか。「まず、入院に必要なものをメモするね」妻は初めての入院、初めての手術。なのに臆することなく、いつもの通りぱきぱきと物事を処理して行く。「会社からパソコン持ってこられると良いんだけどねぇ」おいおい、病室で仕事かい。「個室だったら周りを気にせず仕事できるんだけどなぁ」確かに4人部屋しか空いていなかったけれど、私が気にしてるのはそんなことではなく…。「着るものはスポーツウェアの方が良いね。パジャマを兼ねられるし、動きやすいし。なんだか合宿みたいだね♬」ん？もしかして、ちょっと楽しんでいやしませんか。
レントゲン、血液検査などを終え、入院手続きに向う。病室は明るく大きな窓がある。「窓際にしましたけど、入口に近い方が良いですか」担当のナースの説明に「入口の近くにしてください」と妻。「窓が明るいと、朝早く目が覚めちゃうからね」と説明し、「こっちの方が仕事しやすいかな」と呟く。あくまで病室はサテライトオフィスと認識しているらしい。妻が書いた入院生活に必要なモノ一覧の1行目には、パソコンと記してある。やれやれ。自宅に戻り、入院備品一式を揃え、再び妻の待つ病院に向う。「手術は明日の午前中の3番目らしいよ。と言っても昼過ぎになるらしいけど」夕食までにシャワーを済ませることになる。アキレス腱を切った左脚を大きなビニール袋で被い、濡らさないようにガムテープで巻く。退院しても同様のやり方でシャワーだけ許されるらしい。2人は素人のケガ人と介護人。慣れずに危なっかしいながらもシャワーを済ませる。ふぅ。こんな生活が毎日続くのだ。
手術の当日、昼過ぎまでに自宅で仕事を済ませ病院に向う。初めての点滴を受けながらベッドの上でパソコンに向う妻。「ここ静かだし、電話も入らないから仕事が進むススム！」満足そうに妻が微笑む。「昨日なんて11時過ぎまで仕事できたし」突っ込む気にもならず、手術の順番を待つ。「お待たせしましたぁ。さぁ行きましょう」やはりノリの良い当直ナースが妻を手際良く手術室に運ぶ。長い廊下の突き当たりに明るい手術室。「はい、ご主人はここまでです」「じゃあね」と妻。頑張ってと言うと「頑張るのは先生だから」と軽く答える妻。まぁ、そりゃそうだけどね。妻が手術室の扉の向こうに消え、病室に戻り待機。本を読みながらも落着かない。「はい、終わりましたので、いらしてください」再び向う手術室。「ご家族の方はこちらでお待ちいただいて、先生から説明があります」ん、例のやつだ。手術は成功ですが、残念ながらガン細胞が全身に…とか言われて愕然とするヤツだ。
そこにすたすたと先生が現れる。「あぁ、手術は上手く行きました。本人も退院したいと言ってらしたから、明日退院なさっても良いですよ」え？昨日入院して、手術した翌日に退院ですか。良いんかい。本人も、って部分麻酔の患者とそんな会話をしたんかいっ。「うん、明日会社に行くよ。麻酔が切れると痛みがあるっていうから痛み止めの薬はもらったし」そういう問題か？…こうして僅か2泊3日の入院生活が終わり、慌ただしい介護と痛勤の日々が始まった。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Shiseikai.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6206" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Shiseikai-100x133.jpg" alt="Shiseikai" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">良</span></strong></span>く言えば鷹揚な、あるいは剛胆な、有り体に表現すればノリの良い先生だった。「確かに手術する方法と、しないという選択があります。もちろんどちらにもリスクはある。再断裂の可能性は手術の方が若干低くなるかな」<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2011/06/12/6182/" target="_blank">スカッシュの試合中にアキレス腱を断裂</a>。救急車で運ばれ、応急措置の後に自宅に戻り、妻は懸命にアキレス腱の治療方法についてネットで調べていた。「手術を選びます」迷いはなかった。それは何よりもコートに戻りたいため。スカッシュをやりたいがため。「だったら明日ひとつ空きができたんで、手術は明日。あとは病室が空いてるかどうかだなぁ」調べるとその日の朝に退院した人が2人いたらしく、空きがあるとのこと。「断裂した後の手術は早い方が良いからね。すぐに手術できるって、珍しいことだよ。じゃあ、さっそく入院手続きをしてください」受付から3時間待って、診察は僅か数分。そして、その日のうちの入院と翌日の手術が決まった。</p>
<p>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">入</span></strong></span>院手続きと検査がありますから、この順路で回ってください」整形外科のスタッフから指示を受ける。病院内で食事はできるか尋ねると「あぁ、だったら検査の前に食べた方が良いわね。余計に歩かなくて済むから、じゃあここを真っすぐ行って…」担当医のキャラは周囲に影響するのか、命に直ちに関わる症例の少ない整形外科の特性なのか、とてもフランク。外科、泌尿器科、産婦人科など診療科ごとに待合室にいる患者たちの醸す雰囲気が違う。慣れない松葉杖をぎこちなく操りながら妻と病院の食堂に向う。さぁて、これからどんな作戦で臨もうか。「まず、入院に必要なものをメモするね」妻は初めての入院、初めての手術。なのに臆することなく、いつもの通りぱきぱきと物事を処理して行く。「会社からパソコン持ってこられると良いんだけどねぇ」おいおい、病室で仕事かい。「個室だったら周りを気にせず仕事できるんだけどなぁ」確かに4人部屋しか空いていなかったけれど、私が気にしてるのはそんなことではなく…。「着るものはスポーツウェアの方が良いね。パジャマを兼ねられるし、動きやすいし。なんだか合宿みたいだね♬」ん？もしかして、ちょっと楽しんでいやしませんか。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Opemae.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6208" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/Opemae-100x133.jpg" alt="Opemae" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">レ</span></strong></span>ントゲン、血液検査などを終え、入院手続きに向う。病室は明るく大きな窓がある。「窓際にしましたけど、入口に近い方が良いですか」担当のナースの説明に「入口の近くにしてください」と妻。「窓が明るいと、朝早く目が覚めちゃうからね」と説明し、「こっちの方が仕事しやすいかな」と呟く。あくまで病室はサテライトオフィスと認識しているらしい。妻が書いた入院生活に必要なモノ一覧の1行目には、パソコンと記してある。やれやれ。自宅に戻り、入院備品一式を揃え、再び妻の待つ病院に向う。「手術は明日の午前中の3番目らしいよ。と言っても昼過ぎになるらしいけど」夕食までにシャワーを済ませることになる。アキレス腱を切った左脚を大きなビニール袋で被い、濡らさないようにガムテープで巻く。退院しても同様のやり方でシャワーだけ許されるらしい。2人は素人のケガ人と介護人。慣れずに危なっかしいながらもシャワーを済ませる。ふぅ。こんな生活が毎日続くのだ。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/nyuinshoku.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6209" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/06/nyuinshoku-100x133.jpg" alt="nyuinshoku" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">手</span></strong></span>術の当日、昼過ぎまでに自宅で仕事を済ませ病院に向う。初めての点滴を受けながらベッドの上でパソコンに向う妻。「ここ静かだし、電話も入らないから仕事が進むススム！」満足そうに妻が微笑む。「昨日なんて11時過ぎまで仕事できたし」突っ込む気にもならず、手術の順番を待つ。「お待たせしましたぁ。さぁ行きましょう」やはりノリの良い当直ナースが妻を手際良く手術室に運ぶ。長い廊下の突き当たりに明るい手術室。「はい、ご主人はここまでです」「じゃあね」と妻。頑張ってと言うと「頑張るのは先生だから」と軽く答える妻。まぁ、そりゃそうだけどね。妻が手術室の扉の向こうに消え、病室に戻り待機。本を読みながらも落着かない。「はい、終わりましたので、いらしてください」再び向う手術室。「ご家族の方はこちらでお待ちいただいて、先生から説明があります」ん、例のやつだ。手術は成功ですが、残念ながらガン細胞が全身に…とか言われて愕然とするヤツだ。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">そ</span></strong></span>こにすたすたと先生が現れる。「あぁ、手術は上手く行きました。本人も退院したいと言ってらしたから、明日退院なさっても良いですよ」え？昨日入院して、手術した翌日に退院ですか。良いんかい。本人も、って部分麻酔の患者とそんな会話をしたんかいっ。「うん、明日会社に行くよ。麻酔が切れると痛みがあるっていうから痛み止めの薬はもらったし」そういう問題か？…こうして僅か2泊3日の入院生活が終わり、慌ただしい介護と痛勤の日々が始まった。</p>
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		<item>
		<title>会計検査院の謎、大阪の秘密『プリンセス・トヨトミ』万城目学</title>
		<link>http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2011/05/21/6000/</link>
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		<pubDate>Sat, 21 May 2011 01:26:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■読書の愉しみ]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[文庫本の新刊が発売されると、内容も確かめずに買うことにしている作家が何人かいる。お気楽夫婦の愛読作家トーナメントのシード作家たち。五十音順に、浅田次郎、有川浩、石田衣良、荻原浩、奥田英朗、G.ルッカ、P.コーンウェル、三崎亜紀、山田詠美など。（ちなみに、村上春樹とロバート.B.パーカーは、第１シードと第2シード。彼らのみハードカバーでの新刊購入が許される）数年前、そのシード作家リストの中に、万城目学（まきめ・まなぶ）が加わった。『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』などいずれも関西を舞台にした奇想天外な物語。エッセイ『ザ・万歩計』の脱力系の文章もなかなかの味わい。その万城目学の『プリンセス・トヨトミ』文春文庫版が映画公開に合わせて発売された。もちろん躊躇うことなく購入。読み始めることを楽しみにしていた。
ある朝、自由が丘に向う東横線の車内で声を上げそうになった。渋谷駅から空いている下り電車の座席に座り、文庫本を読むのが朝の楽しみ。その日は待ちに待った『プリンセス・トヨトミ』を手に電車に乗った。ページをめくると会計検査院の文字。ん？読み進めると3人の会計検査院の検査官が、それも1人は日仏ハーフのナイスバディ美女が登場する。なんということだ！これは神の啓示か？ページをめくる手が震えた。というのも、その日の朝、仕事先の自由が丘でお会いするのは会計検査院の女性検査官。助成金をいただいてスタートしたあるプロジェクトの実地検査を受けることになっていたのだ。会計検査院は国家の三権（司法・行政・立法）から独立した組織。税金が正しく使われているかを検査する機関。助成金を交付した所轄官庁でさえも、いつどこが検査対象になるのか分からないのだという。
関東経済産業局の担当者と共に検査官を待つ。やましいことをしている訳ではないけれど、それでも会計検査院の名前に皆緊張は隠せない。そこに検査官登場。残念ながら日仏のハーフではないけれど、穏やかな印象のやや大柄の女性。「今日はよろしくお願いします。今回の事業は勉強のためと思ってお邪魔しました。いろいろ教えてください」と柔らかく微笑む。これも油断させる手口か？まだ緊張は解れない。説明を進める内に、彼女が事前にきちんと下調べをしていることが分かってくる。質問は的確で理解も速い。疑ってかかったり、陥れるような対応もない。場が次第に和んでくる。冗談も互いに言えるようになった頃、ある科目の支払明細に関する質問。会議室に緊張が流れる。経理担当者を呼び、短く説明を受ける。「分かりました。問題ないです」女性検査官がにっこり微笑み、無事に検査終了。ふぅ〜っ。気が付けば、脇の下に嫌な汗をたっぷりかいていた。
最後に事業で施工した現場の視察に同行する。現場に向う道中、いろいろ話を伺ううちに、産休明けの母親であること、宿泊を伴った出張はできないため都内近郊の調査を中心に担当していることなどが分かった。あらら、検査官も人の子というか、人の親。ぐっと親しみが湧き、思わず躊躇っていた『プリンセス・トヨトミ』の話題を振る。「私は読んでいないんですけど、院内で話題になっています。映画化された際に協力したということで、特別試写会に上層部が招待され喜んでいたらしいです。会計検査院のことをきちんと調べてあるという評判です」なるほど。会計検査院も太鼓判。「今まで存在を一般的には知られていない機関でしたからね。国税局と混同されることも多くて」とはにかむ。伊丹十三監督の映画『マルサの女』で国税局が脚光を浴びたように、謎に包まれた会計検査院にスポットライトが当たるのか。「そうなると良いですね」と意外な答えが返って来た。和やかに現場視察も終え、駅までお見送り。無事に検査が終わった安堵感と会計検査院への親しみが生まれ、物語の続きを読むのが楽しみになった。
そしてその日の夕方、自宅へ戻る車内で、自宅のソファで、一気に残りのページを読み耽った。物語は相変わらずの万城目節。現実世界の薄皮1枚隔てたところに広がる世界を描く。絶対にあり得ない世界を、日常のすぐ横にあってもさも当然のような物語に仕立て上げる。登場人物には愛情がたっぷり込められ、壮絶なイジメのシーンがあっても、絶対的な悪は存在しない。根底に大阪出身である作者の（それも主要な舞台となる商店街のすぐ側に生まれ育ったという）大阪人に対する愛情が溢れている。父親と息子、そして母親と娘。さらには近所のおばちゃんやおじちゃんたちの描写が優しい。そして、大阪中のどこにでもいる市井の住民たちが、実はもの凄い共通の秘密を隠し持っている。大阪の秘密。それがこの物語の肝。もしこの物語に登場する何百万人もの大阪人たちが本当に存在するなら、大阪人に偏見を持ってました！ごめんなさい！とひれ伏してしまう。そして、思わず大阪人を見直してしまう大阪城での名シーンを映像で観たいと強く思ってしまう。
「ふぅ〜ん。面白そうだね」妻が余りオモシロくなさそうに呟く。日本映画にも、日本の作家にもさほど興味を示さない妻。シード作家以外の作品は余り読むこともない。「万城目は面白いよね」湿った文体や物語は苦手な妻。そんな妻も太鼓判の破天荒な物語。「でも、映画は観に行かないよ」あっ、そう。それにしても、なぜ私が観に行きたいと分かったのだろう。
   
＊関西方面には現実と異界の隙間があるに違いない！おススメです♡
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			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Princess-Tyotomi.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-6002" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Princess-Tyotomi-100x133.jpg" alt="Princess Tyotomi" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">文</span></strong></span>庫本の新刊が発売されると、内容も確かめずに買うことにしている作家が何人かいる。お気楽夫婦の愛読作家トーナメントのシード作家たち。五十音順に、浅田次郎、有川浩、石田衣良、荻原浩、奥田英朗、G.ルッカ、P.コーンウェル、三崎亜紀、山田詠美など。（ちなみに、村上春樹とロバート.B.パーカーは、第１シードと第2シード。彼らのみハードカバーでの新刊購入が許される）数年前、そのシード作家リストの中に、万城目学（まきめ・まなぶ）が加わった。『鴨川ホルモー』『<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2010/05/16/3363/" target="_blank">鹿男あをによし</a>』などいずれも関西を舞台にした奇想天外な物語。エッセイ『<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2011/01/15/5078/" target="_blank">ザ・万歩計</a>』の脱力系の文章もなかなかの味わい。その万城目学の『プリンセス・トヨトミ』文春文庫版が<a href="http://www.princess-toyotomi.com/" target="_blank">映画公開</a>に合わせて発売された。もちろん躊躇うことなく購入。読み始めることを楽しみにしていた。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">あ</span></strong></span>る朝、自由が丘に向う東横線の車内で声を上げそうになった。渋谷駅から空いている下り電車の座席に座り、文庫本を読むのが朝の楽しみ。その日は待ちに待った『プリンセス・トヨトミ』を手に電車に乗った。ページをめくると会計検査院の文字。ん？読み進めると3人の会計検査院の検査官が、それも1人は日仏ハーフのナイスバディ美女が登場する。なんということだ！これは神の啓示か？ページをめくる手が震えた。というのも、その日の朝、仕事先の自由が丘でお会いするのは会計検査院の女性検査官。助成金をいただいてスタートしたあるプロジェクトの実地検査を受けることになっていたのだ。会計検査院は国家の三権（司法・行政・立法）から独立した組織。税金が正しく使われているかを検査する機関。助成金を交付した所轄官庁でさえも、いつどこが検査対象になるのか分からないのだという。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">関</span></strong></span>東経済産業局の担当者と共に検査官を待つ。やましいことをしている訳ではないけれど、それでも会計検査院の名前に皆緊張は隠せない。そこに検査官登場。残念ながら日仏のハーフではないけれど、穏やかな印象のやや大柄の女性。「今日はよろしくお願いします。今回の事業は勉強のためと思ってお邪魔しました。いろいろ教えてください」と柔らかく微笑む。これも油断させる手口か？まだ緊張は解れない。説明を進める内に、彼女が事前にきちんと下調べをしていることが分かってくる。質問は的確で理解も速い。疑ってかかったり、陥れるような対応もない。場が次第に和んでくる。冗談も互いに言えるようになった頃、ある科目の支払明細に関する質問。会議室に緊張が流れる。経理担当者を呼び、短く説明を受ける。「分かりました。問題ないです」女性検査官がにっこり微笑み、無事に検査終了。ふぅ〜っ。気が付けば、脇の下に嫌な汗をたっぷりかいていた。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">最</span></strong></span>後に事業で施工した現場の視察に同行する。現場に向う道中、いろいろ話を伺ううちに、産休明けの母親であること、宿泊を伴った出張はできないため都内近郊の調査を中心に担当していることなどが分かった。あらら、検査官も人の子というか、人の親。ぐっと親しみが湧き、思わず躊躇っていた『プリンセス・トヨトミ』の話題を振る。「私は読んでいないんですけど、院内で話題になっています。映画化された際に協力したということで、特別試写会に上層部が招待され喜んでいたらしいです。会計検査院のことをきちんと調べてあるという評判です」なるほど。会計検査院も太鼓判。「今まで存在を一般的には知られていない機関でしたからね。国税局と混同されることも多くて」とはにかむ。伊丹十三監督の映画『マルサの女』で国税局が脚光を浴びたように、謎に包まれた会計検査院にスポットライトが当たるのか。「そうなると良いですね」と意外な答えが返って来た。和やかに現場視察も終え、駅までお見送り。無事に検査が終わった安堵感と会計検査院への親しみが生まれ、物語の続きを読むのが楽しみになった。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">そ</span></strong></span>してその日の夕方、自宅へ戻る車内で、自宅のソファで、一気に残りのページを読み耽った。物語は相変わらずの万城目節。現実世界の薄皮1枚隔てたところに広がる世界を描く。絶対にあり得ない世界を、日常のすぐ横にあってもさも当然のような物語に仕立て上げる。登場人物には愛情がたっぷり込められ、壮絶なイジメのシーンがあっても、絶対的な悪は存在しない。根底に大阪出身である作者の（それも主要な舞台となる商店街のすぐ側に生まれ育ったという）大阪人に対する愛情が溢れている。父親と息子、そして母親と娘。さらには近所のおばちゃんやおじちゃんたちの描写が優しい。そして、大阪中のどこにでもいる市井の住民たちが、実はもの凄い共通の秘密を隠し持っている。大阪の秘密。それがこの物語の肝。もしこの物語に登場する何百万人もの大阪人たちが本当に存在するなら、大阪人に偏見を持ってました！ごめんなさい！とひれ伏してしまう。そして、思わず大阪人を見直してしまう大阪城での名シーンを映像で観たいと強く思ってしまう。</p>
<p>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #808000">ふ</span></strong></span>ぅ〜ん。面白そうだね」妻が余りオモシロくなさそうに呟く。日本映画にも、日本の作家にもさほど興味を示さない妻。シード作家以外の作品は余り読むこともない。「万城目は面白いよね」湿った文体や物語は苦手な妻。そんな妻も太鼓判の破天荒な物語。「でも、映画は観に行かないよ」あっ、そう。それにしても、なぜ私が観に行きたいと分かったのだろう。</p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A8%E3%83%88%E3%83%9F-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B8%87%E5%9F%8E%E7%9B%AE-%E5%AD%A6/dp/4167788020%3FSubscriptionId%3DAKIAJBI5WB4AZ6TN5G6Q%26tag%3Digaiga0d-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4167788020"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51jddDAU%2BBL._SL75_.jpg" alt="" /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%B4%A8%E5%B7%9D%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%BC-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B8%87%E5%9F%8E%E7%9B%AE-%E5%AD%A6/dp/4043939019%3FSubscriptionId%3DAKIAJBI5WB4AZ6TN5G6Q%26tag%3Digaiga0d-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4043939019"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61MSmHv0FoL._SL75_.jpg" alt="" /></a> <a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%B9%BF%E7%94%B7%E3%81%82%E3%82%92%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%97-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B8%87%E5%9F%8E%E7%9B%AE-%E5%AD%A6/dp/4344414667%3FSubscriptionId%3DAKIAJBI5WB4AZ6TN5G6Q%26tag%3Digaiga0d-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4344414667"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51o2otIKtDL._SL75_.jpg" alt="" /></a><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%BC%E5%85%AD%E6%99%AF-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B8%87%E5%9F%8E%E7%9B%AE-%E5%AD%A6/dp/4043939027%3FSubscriptionId%3DAKIAJBI5WB4AZ6TN5G6Q%26tag%3Digaiga0d-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4043939027"> <img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51UIbghGzTL._SL75_.jpg" alt="" /></a></p>
<p>＊関西方面には現実と異界の隙間があるに違いない！おススメです♡</p>
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		<title>Avec Professionnelles♡「Chocolatier Miki ＆ Le Petit Poisson」</title>
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		<pubDate>Sun, 08 May 2011 00:01:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■幸福の食卓]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[お気楽夫婦の住む街に、自慢のスイーツの店がある。それも3軒。ひとつは、世界一小さな（改装して少し店は大きくなったけれど）チョコレートショップと名乗るショコラティエ・ミキ。そして2軒目は、絶品焼き菓子のル・プティ・ポワソン。ちなみに3軒目は和菓子の名店いとうなのだけれど今回のテーマからは外れるので横に置く。2つの店の共通点は、地元で産まれた若いパティシエールが、地元に出した小さな店であること。そして、オーナーは素材に拘る菓子職人であり経営者であること。さらには、2人ともプロフェッショナルであると同時に、若く元気な可愛い女の子であること。そして嬉しいことに、お気楽夫婦と顔馴染みであること…。そんな2人の若きパティシエールと地元で飲もう！という約束をしていた。
4人で飲もう！と約束したのが年末。ところが、クリスマスからヴァレンタインデー、ホワイトデーにかけて多忙な日々が続く2人。そして、3.11。ショコラティエ・ミキはしばらく休業に入った。震災の影響でとサイトに記載してあるけれど、明確な理由は分からない。メールで尋ねるのも気が引ける。そんなある日、こちらは通常営業のプティ・ポワソンを訪ねると、4月中旬にはミキちゃんの店が再開するとの情報。では、その際に改めてお誘いしようとスタンバイ。そして再開のNEWS。さっそくミキちゃんにお祝いのメールを送る。「ご心配をお掛けしました」との返信に、店を訪れお誘いすると「さっそく週末に行きましょう！日曜だったら彼女も翌日お休みですし」プティ・ポワソンの小林さんからもOKの返事。「ご近所ご飯は飲み過ぎてしまう可能性大ですが…」との頼もしいコメント付き。それは楽しみだ♬
ある週末、4人が向ったのは地元の飲食店グループのRaperinoというイタリアン・ダイニング。気楽に食べ、たっぷりワインを飲むにはぴったりの店。GWに向けて“焼き菓子祭り”を開催予定のミキちゃんは仕込みが大詰め、小林さんは菓子教室のレッスンが押し、それぞれから「ちょっと遅れます！」と連絡が入り、「そこで一緒になりました！」と揃って2人でやって来た。付き合いは長いとのことだけれど、意外なことに一緒に飲むのは初めてらしい。ビールとペリエで乾杯。仕事帰りの2人のパティシエールは、実に美味しそうにぐびり。お気楽夫婦が“さかな(poisson)ちゃん”と呼ぶ小林さんはいつの間にかビールを飲み干し、ワインに進む。おっしゃる通りにお強いらしい。
「岩手の牧場のモノを使ってたんですけど、まだ生クリームが手に入らなくて」ミキちゃんの休業の理由は看板メニューのボンボンショコラの原材料のひとつ、生クリームのためだった。「なんとか元の味に近づけたんですけど」自らが納得した素材とレシピでしか、自分の子供のようなショコラを生み出すことはできない。彼女の店のサイトには「伝統の手法と冒険の味」とある。彼女のショコラを表現するのにぴったり。そんなプロの拘りを聴く。ミキちゃんが「もうっ最高の焼き菓子です！」と絶賛するさかなちゃんが店を出すまでのエピソードに耳を傾ける。彼女の店のサイトには「いつまでも愛されるフランス伝統菓子の店」とある。さらに、オーボンヴュータンの河田さんを目指したいとも。その意気や良し。プロの語る“自分”の話は心地良い。
2人が作るスイーツに明確な個性があるように、2人それぞれにプロとしての拘りがあり矜持がある。菓子に対する情熱が伝わってくる。同じ頃に同じ街で生まれ、同じ道を志しプロとなった2人。彼女たちの作るスイーツのような、甘くほろ苦いエピソード。実に濃厚な時間だ。いつの間にかワインの空きボトルは3本目…。
ガタッ！おっとぉ！あれ？寝てた？「うん、30分くらいね」慌てて3人の会話に加わる。プロたちの興味深いエピソードが続く。「楽しかったですねぇ♪」「また飲みましょう♡」う〜ん、終盤の記憶を失った部分が気になる。残念だ。「気持良さそうに寝てたから良いんじゃない？」…こうして、道を極めようとするプロたちとの幸せな時間が（いつの間にか）過ぎて行った。
■食いしん坊夫婦の御用達へリンク
・Chocolatier Miki（ショコラティエ・ミキ）
 
・Le Petit Poisson（ル・プティ・ポワソン）
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Rusk.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-5911" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Rusk-100x133.jpg" alt="Rusk" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Otona-no-Cheese-Cake.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-5912" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Otona-no-Cheese-Cake-100x133.jpg" alt="Otona no Cheese Cake" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">お</span></strong></span>気楽夫婦の住む街に、自慢のスイーツの店がある。それも3軒。ひとつは、世界一小さな（改装して少し店は大きくなったけれど）チョコレートショップと名乗る<a href="http://www.choco-miki.com/" target="_blank">ショコラティエ・ミキ</a>。そして2軒目は、絶品焼き菓子の<a href="http://www.le-petit-poisson.com/index.html" target="_blank">ル・プティ・ポワソン</a>。ちなみに3軒目は和菓子の名店<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2006/05/01/192/" target="_blank">いとう</a>なのだけれど今回のテーマからは外れるので横に置く。2つの店の共通点は、地元で産まれた若いパティシエールが、地元に出した小さな店であること。そして、オーナーは素材に拘る菓子職人であり経営者であること。さらには、2人ともプロフェッショナルであると同時に、若く元気な可愛い女の子であること。そして嬉しいことに、お気楽夫婦と顔馴染みであること…。そんな2人の若きパティシエールと地元で飲もう！という約束をしていた。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Choco　ringley.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-5913" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Choco　ringley-100x133.jpg" alt="Choco　ringley" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Chotto-Otona-no-Cheese-Cake.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-5914" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Chotto-Otona-no-Cheese-Cake-100x133.jpg" alt="Chotto Otona no Cheese Cake" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800000">4人</span></strong></span>で飲もう！と約束したのが年末。ところが、クリスマスからヴァレンタインデー、ホワイトデーにかけて多忙な日々が続く2人。そして、3.11。ショコラティエ・ミキはしばらく休業に入った。震災の影響でとサイトに記載してあるけれど、明確な理由は分からない。メールで尋ねるのも気が引ける。そんなある日、こちらは通常営業のプティ・ポワソンを訪ねると、4月中旬にはミキちゃんの店が再開するとの情報。では、その際に改めてお誘いしようとスタンバイ。そして再開のNEWS。さっそくミキちゃんにお祝いのメールを送る。「ご心配をお掛けしました」との返信に、店を訪れお誘いすると「さっそく週末に行きましょう！日曜だったら彼女も翌日お休みですし」プティ・ポワソンの小林さんからもOKの返事。「ご近所ご飯は飲み過ぎてしまう可能性大ですが…」との頼もしいコメント付き。それは楽しみだ♬</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Chocolat-Noyer.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-5917" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Chocolat-Noyer-100x133.jpg" alt="Chocolat Noyer" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Cheese-Cake.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-5918" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Cheese-Cake-100x133.jpg" alt="Cheese Cake" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #993300">あ</span></strong></span>る週末、4人が向ったのは地元の飲食店グループの<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2010/08/01/3906/" target="_blank">Raperino</a>というイタリアン・ダイニング。気楽に食べ、たっぷりワインを飲むにはぴったりの店。GWに向けて“焼き菓子祭り”を開催予定のミキちゃんは仕込みが大詰め、小林さんは菓子教室のレッスンが押し、それぞれから「ちょっと遅れます！」と連絡が入り、「そこで一緒になりました！」と揃って2人でやって来た。付き合いは長いとのことだけれど、意外なことに一緒に飲むのは初めてらしい。ビールとペリエで乾杯。仕事帰りの2人のパティシエールは、実に美味しそうにぐびり。お気楽夫婦が“さかな(poisson)ちゃん”と呼ぶ小林さんはいつの間にかビールを飲み干し、ワインに進む。おっしゃる通りにお強いらしい。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Hors-dœuvre.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-5923" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Hors-dœuvre-100x133.jpg" alt="Hors-d'œuvre" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Salade.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-5924" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2011/05/Salade-100x133.jpg" alt="Salade" width="100" height="133" /></a>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff6600">岩</span></strong></span>手の牧場のモノを使ってたんですけど、まだ生クリームが手に入らなくて」ミキちゃんの休業の理由は看板メニューのボンボンショコラの原材料のひとつ、生クリームのためだった。「なんとか元の味に近づけたんですけど」自らが納得した素材とレシピでしか、自分の子供のようなショコラを生み出すことはできない。彼女の店のサイトには「伝統の手法と冒険の味」とある。彼女のショコラを表現するのにぴったり。そんなプロの拘りを聴く。ミキちゃんが「もうっ最高の焼き菓子です！」と絶賛するさかなちゃんが店を出すまでのエピソードに耳を傾ける。彼女の店のサイトには「いつまでも愛されるフランス伝統菓子の店」とある。さらに、オーボンヴュータンの河田さんを目指したいとも。その意気や良し。プロの語る“自分”の話は心地良い。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">2人</span></strong></span>が作るスイーツに明確な個性があるように、2人それぞれにプロとしての拘りがあり矜持がある。菓子に対する情熱が伝わってくる。同じ頃に同じ街で生まれ、同じ道を志しプロとなった2人。彼女たちの作るスイーツのような、甘くほろ苦いエピソード。実に濃厚な時間だ。いつの間にかワインの空きボトルは3本目…。</p>
<p><span style="color: #0000ff"><span style="font-size: large"><strong>ガ</strong></span></span>タッ！おっとぉ！あれ？寝てた？「うん、30分くらいね」慌てて3人の会話に加わる。プロたちの興味深いエピソードが続く。「楽しかったですねぇ♪」「また飲みましょう♡」う〜ん、終盤の記憶を失った部分が気になる。残念だ。「気持良さそうに寝てたから良いんじゃない？」…こうして、道を極めようとするプロたちとの幸せな時間が（いつの間にか）過ぎて行った。</p>
<p><strong><span style="color: #0000ff">■食いしん坊夫婦の御用達へリンク</span></strong></p>
<p><strong><span style="color: #0000ff">・<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/spaces/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%AD/" target="_blank">Chocolatier Miki（ショコラティエ・ミキ）</a><br />
 </span></strong></p>
<p><strong><span style="color: #0000ff">・<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/spaces/%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AF%E3%82%BD%E3%83%B3/" target="_blank">Le Petit Poisson（ル・プティ・ポワソン</a>）</span></strong></p>
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		<title>おもてなしの街で「自由が丘女神まつり2010」</title>
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		<pubDate>Sat, 16 Oct 2010 03:34:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[毎年、10月の連休にその“祭り”は行われる。「自由が丘女神まつり実行委員会」が主催する一大イベント。自由が丘商店街振興組合が中心となり、10月の連休に数十万人の来街者を集める。商店街のイベントと言えば、ガラガラポンの抽選や割引セール、せいぜいが広場でのパフォーマンス大会と出店…というのが相場。けれど、自由が丘のイベントはそんな概念を吹っ飛ばす。自由が丘商店街は、12支部、加盟店1,200店以上の日本最大規模の商店街。その街が2日間に渡って、街を挙げてイベントを行うのだ。自由が丘駅前ロータリーのメインステージでは、分刻みでイベントを実施。各支部の拠点では、ジャズライブあり、フラダンスのパフォーマンスあり、子供向けのジャンボ滑り台あり。自由が丘駅を中心に半径200ｍほどの決して広くはないエリアに、びっしり“おもちゃ”が詰まっている。
街の小さな路地にはレッドカーペットが敷かれ、お買い得品満載のワゴンが並び、緑道沿いの飲食ブースにはワインやチーズ、焼き鳥、串揚げ…。街の至る所に人が溢れる。そして、スタッフにも街を訪れた人にも笑顔が零れる。“売らんかな”というイベントなら、これほど人は集まらない。商店街がやっているイベントでしょ？とナショナル・チェーンの店がそっぽを向くのではなく、一緒に参加しようと便乗？しているのも、このイベントの特長。どの通りの、どんな店でも祭りを盛り上げる企画がある。迎える街の人たちが楽しみ、訪れる人たちが楽しめる。“おもてなしの心”に溢れたイベントだからこその動員数。晴れて良かったねと、今年イベント事業部長に就任したバーのマスターに声を掛ける。「良かったです。心配で眠れなかったです。最終ステージが終わったら、俺、もう泣きそうです…」そんなことばが返って来る。
そんな街に「自由が丘森林化計画」という大袈裟な名前のプロジェクトがある。街に緑を増やそう、で止まらず、Google Earthで上空から自由が丘の街を眺めたら、森に見えるぐらいに！というネーミング。加えて、商店街でミツバチを飼い、集めた蜂蜜で自由が丘オリジナルのスイーツにする。緑が増えればミツバチの集める蜜も増えるというプロジェクトの象徴だ。さらに、ペットボトルの資源回収という日常的なエコ活動でエコポイントを発行し、集めたポイントを緑化に寄付してもらおうというシステムも導入。そして、今年は新たに東京コカコーラ・ボトリングと連携して、屋上緑化自動販売機を導入した。オフィシャル・サポーター企業として、自由が丘オリジナルデザインの自動販売機を導入。販売機の上は人工芝と苔で緑化。そして売上の一部を緑化基金に寄付、商店街は自販機の設置に協力、というビジネスモデルだ。
昨年からこのプロジェクトをサポートし、今年のコカコーラとのコラボ企画提案も私の仕業。とは言え、主人公は商店街。契約直前で商店街の若手メンバーに引き継いだ。「面白いですねぇ！女神まつりでイベントできませんかね？」「コカコーラさんと一緒に広報発表をやって…」「オリジナルの曲を作って、女神まつりで発表を…」そんなアイディアが、彼らのフットワークの軽さと溢れる情熱で、全て実現した。イベント仕立てにした広報発表には多くの報道関係者が集まり、TVや新聞に取り上げられた。ファイナルファンタジーなどのゲーム音楽を手がける植松伸夫さんの『僕の街が森になるまで』という楽曲が完成した。こいつら、凄いね。自分たちも楽しみ、街を“楽しみ”で溢れさせ、街を訪れる人たちに楽しんでもらいたい。そんなエネルギーと、街を愛する気持と、“おもてなし”の心がこの街の魅力。
「やっぱり自由が丘は良いなぁ♬」スカッシュ仲間の秘書嬢と待ち合わせて、女神まつりで人が溢れる自由が丘の街を歩く。そんな彼女の呟きが嬉しい。声に出さずにお礼を言う。この街の魅力に惹かれ、この街を愛する人たちに惚れ、この街に関わってきた私にとって、冥利に尽きる瞬間だ。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/megami-matsuri.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-4474" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/megami-matsuri-100x133.jpg" alt="megami-matsuri" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">毎</span></strong></span>年、10月の連休にその“祭り”は行われる。「自由が丘女神まつり実行委員会」が主催する一大イベント。自由が丘商店街振興組合が中心となり、10月の連休に数十万人の来街者を集める。商店街のイベントと言えば、ガラガラポンの抽選や割引セール、せいぜいが広場でのパフォーマンス大会と出店…というのが相場。けれど、自由が丘のイベントはそんな概念を吹っ飛ばす。自由が丘商店街は、12支部、加盟店1,200店以上の日本最大規模の商店街。その街が2日間に渡って、街を挙げてイベントを行うのだ。自由が丘駅前ロータリーのメインステージでは、分刻みでイベントを実施。各支部の拠点では、ジャズライブあり、フラダンスのパフォーマンスあり、子供向けのジャンボ滑り台あり。自由が丘駅を中心に半径200ｍほどの決して広くはないエリアに、びっしり“おもちゃ”が詰まっている。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/ryokudo.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-4475" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/ryokudo-100x133.jpg" alt="ryokudo" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">街</span></strong></span>の小さな路地にはレッドカーペットが敷かれ、お買い得品満載のワゴンが並び、緑道沿いの飲食ブースにはワインやチーズ、焼き鳥、串揚げ…。街の至る所に人が溢れる。そして、スタッフにも街を訪れた人にも笑顔が零れる。“売らんかな”というイベントなら、これほど人は集まらない。商店街がやっているイベントでしょ？とナショナル・チェーンの店がそっぽを向くのではなく、一緒に参加しようと便乗？しているのも、このイベントの特長。どの通りの、どんな店でも祭りを盛り上げる企画がある。迎える街の人たちが楽しみ、訪れる人たちが楽しめる。“おもてなしの心”に溢れたイベントだからこその動員数。晴れて良かったねと、今年イベント事業部長に就任したバーのマスターに声を掛ける。「良かったです。心配で眠れなかったです。最終ステージが終わったら、俺、もう泣きそうです…」そんなことばが返って来る。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/Coca-Cola-Project.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-4476" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/Coca-Cola-Project-100x133.jpg" alt="Coca-Cola Project" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">そ</span></strong></span>んな街に「<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2009/10/24/1709/" target="_blank">自由が丘森林化計画</a>」という大袈裟な名前のプロジェクトがある。街に緑を増やそう、で止まらず、Google Earthで上空から自由が丘の街を眺めたら、森に見えるぐらいに！というネーミング。加えて、商店街でミツバチを飼い、集めた蜂蜜で自由が丘オリジナルのスイーツにする。緑が増えればミツバチの集める蜜も増えるというプロジェクトの象徴だ。さらに、ペットボトルの資源回収という日常的なエコ活動でエコポイントを発行し、集めたポイントを緑化に寄付してもらおうというシステムも導入。そして、今年は新たに東京コカコーラ・ボトリングと連携して、屋上緑化自動販売機を導入した。オフィシャル・サポーター企業として、自由が丘オリジナルデザインの自動販売機を導入。販売機の上は人工芝と苔で緑化。そして売上の一部を緑化基金に寄付、商店街は自販機の設置に協力、というビジネスモデルだ。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/jiyuugaoka-shinrinka.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-4477" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/jiyuugaoka-shinrinka-100x133.jpg" alt="jiyuugaoka shinrinka" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">昨</span></strong></span>年からこのプロジェクトをサポートし、今年のコカコーラとのコラボ企画提案も私の仕業。とは言え、主人公は商店街。契約直前で商店街の若手メンバーに引き継いだ。「面白いですねぇ！女神まつりでイベントできませんかね？」「コカコーラさんと一緒に広報発表をやって…」「オリジナルの曲を作って、女神まつりで発表を…」そんなアイディアが、彼らのフットワークの軽さと溢れる情熱で、全て実現した。イベント仕立てにした広報発表には多くの報道関係者が集まり、TVや新聞に取り上げられた。ファイナルファンタジーなどのゲーム音楽を手がける植松伸夫さんの『僕の街が森になるまで』という楽曲が完成した。こいつら、凄いね。自分たちも楽しみ、街を“楽しみ”で溢れさせ、街を訪れる人たちに楽しんでもらいたい。そんなエネルギーと、街を愛する気持と、“おもてなし”の心がこの街の魅力。</p>
<p>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">や</span></strong></span>っぱり自由が丘は良いなぁ♬」スカッシュ仲間の秘書嬢と待ち合わせて、女神まつりで人が溢れる自由が丘の街を歩く。そんな彼女の呟きが嬉しい。声に出さずにお礼を言う。この街の魅力に惹かれ、この街を愛する人たちに惚れ、この街に関わってきた私にとって、冥利に尽きる瞬間だ。</p>
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		<title>歓迎！P社移転♡「DEAN &amp; DELUCA」</title>
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		<pubDate>Mon, 11 Oct 2010 06:48:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■幸福の食卓]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[30年程前、その会社は水道橋の猿楽町にあった。アテネ・フランセに通っていた私は、毎月購入していた情報誌の小さな看板を教室の窓から見つけた。あぁ、こんな場所にあるんだ。小さな会社だなぁ、という感想。その会社は徐々に大きくなって千代田区麹町に移転し、縁あってお世話になった私。1995年に千代田区三番町に移転。上場を果たす。思えば、その間ずっと千代田区に本社があった。興行チケットの販売を手がけているため、チケットの発売初日に大量に発生するコールに充分耐えうる電話網の環境が必要だった。そんな要望に応じたのが、NTT千代田支店であり、九段局だった。ところが、2010年末、創業の地である千代田区を離れ、渋谷に移転するという。
今やチケット販売はインターネットが主流。発売初日に圧倒的なコールが発生することも少なくなり、予約電話番号も多様化。千代田区に拘る必要もなくなったらしい。20年近くお世話になったOBとしては感慨深く、ちょっと淋しい…と思っていたら、移転先は1年程勤務した会社のすぐ側。会議室の窓から建設中の建物を、そうとは知らずに眺めていた。あぁ、あの大きなビルかぁという感想。これまた因縁。その会社には妻がまだお世話になっている。そして、私が通う自由が丘は渋谷と直結。私の通勤経路も渋谷経由。会社帰りに一緒に食事をして帰宅することが多いお気楽夫婦としては、行動範囲が近くなり便利ということもある。そんな意味では良いニュース。
「DEAN &#38; DELUCAでデリ買って帰るってパターンも増えるね♬」とDELUCA好きの妻。渋谷東急の東横のれん街にある店は、お気楽夫婦が（正確には私が）良く立ち寄る店。季節毎に、季節の食材を使って、実に美味しそうな料理で美しくディスプレーされたショーケースを眺めるだけで幸せになる。ある日、いつものようにデリを買って帰る私。何しろ個人事業主である私の勤務時間は自由裁量。自宅に帰って仕事をすることも多く、早々に会社を出て、混雑前の電車に乗って帰宅することもできる。暑かった今年の夏は、酷暑の中での通勤を避け自宅で仕事をする日も増えた。そして、会社に出向いた日に買って帰る頻度が高いのがDEAN &#38; DELUCA。
その日のメニューは、9種類の惣菜の詰め合わせ、無花果のサラダ、ラタトゥイユ、ビーフカツレツなど。冷製のデリは食器に盛付け冷蔵庫にスタンバイ。温製のデリは温めるために電子レンジにスタンバイ。そして妻の帰りを待つ間に、自宅で仕事。この秋に設立したまちづくり会社の業務もなかなか煩雑で、地元との調整がたいへん。とは言え、自分の裁量で仕事を行うことは、曜日や時間に関係なく打合せを行うことがあっても、楽しくやりがいもある。打合せの後にそのまま居酒屋に場所を移し、ディスカッションをすることも多い。公的申請書の〆切前には、深夜まで仕事をすることもある。無報酬で、まちづくり会社を運営する取締役として。
妻が帰って来る。リアクションが小さい彼女も、DEAN &#38; DELUCAにはビビッドに反応する。「良いねぇ。美味しそう♡でも、主夫のようで、なぁんか、お気楽そうで良いね」お気楽妻に“お気楽”そうに見える私の実態は…。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/DEAN-DELUCA1.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-4455" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/DEAN-DELUCA1-100x133.jpg" alt="DEAN &amp; DELUCA1" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">30</span></strong></span>年程前、その会社は水道橋の猿楽町にあった。アテネ・フランセに通っていた私は、毎月購入していた情報誌の小さな看板を教室の窓から見つけた。あぁ、こんな場所にあるんだ。小さな会社だなぁ、という感想。その会社は徐々に大きくなって千代田区麹町に移転し、縁あってお世話になった私。1995年に千代田区三番町に移転。上場を果たす。思えば、その間ずっと千代田区に本社があった。興行チケットの販売を手がけているため、チケットの発売初日に大量に発生するコールに充分耐えうる電話網の環境が必要だった。そんな要望に応じたのが、NTT千代田支店であり、九段局だった。ところが、2010年末、創業の地である千代田区を離れ、渋谷に移転するという。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/DEAN-DELUCA2.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-4456" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/DEAN-DELUCA2-100x133.jpg" alt="DEAN &amp; DELUCA2" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">今</span></strong></span>やチケット販売はインターネットが主流。発売初日に圧倒的なコールが発生することも少なくなり、予約電話番号も多様化。千代田区に拘る必要もなくなったらしい。20年近くお世話になったOBとしては感慨深く、ちょっと淋しい…と思っていたら、移転先は<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2008/08/30/442/" target="_blank">1年程勤務した会社</a>のすぐ側。会議室の窓から建設中の建物を、そうとは知らずに眺めていた。あぁ、あの大きなビルかぁという感想。これまた因縁。その会社には妻がまだお世話になっている。そして、私が通う自由が丘は渋谷と直結。私の通勤経路も渋谷経由。会社帰りに一緒に食事をして帰宅することが多いお気楽夫婦としては、行動範囲が近くなり便利ということもある。そんな意味では良いニュース。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/DEAN-DELUCA3.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-4457" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/DEAN-DELUCA3-100x133.jpg" alt="DEAN &amp; DELUCA3" width="100" height="133" /></a>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">DEAN</span></strong></span> &amp; DELUCAでデリ買って帰るってパターンも増えるね♬」とDELUCA好きの妻。渋谷東急の東横のれん街にある店は、お気楽夫婦が（正確には私が）良く立ち寄る店。季節毎に、季節の食材を使って、実に美味しそうな料理で美しくディスプレーされたショーケースを眺めるだけで幸せになる。ある日、いつものようにデリを買って帰る私。何しろ個人事業主である私の勤務時間は自由裁量。自宅に帰って仕事をすることも多く、早々に会社を出て、混雑前の電車に乗って帰宅することもできる。暑かった今年の夏は、酷暑の中での通勤を避け自宅で仕事をする日も増えた。そして、会社に出向いた日に買って帰る頻度が高いのがDEAN &amp; DELUCA。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/DINNER.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-4458" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/10/DINNER-100x133.jpg" alt="DINNER" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff6600">そ</span></strong></span>の日のメニューは、9種類の惣菜の詰め合わせ、無花果のサラダ、ラタトゥイユ、ビーフカツレツなど。冷製のデリは食器に盛付け冷蔵庫にスタンバイ。温製のデリは温めるために電子レンジにスタンバイ。そして妻の帰りを待つ間に、自宅で仕事。この秋に設立した<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2009/10/25/1725/" target="_blank">まちづくり会社</a>の業務もなかなか煩雑で、地元との調整がたいへん。とは言え、自分の裁量で仕事を行うことは、曜日や時間に関係なく打合せを行うことがあっても、楽しくやりがいもある。打合せの後にそのまま居酒屋に場所を移し、ディスカッションをすることも多い。公的申請書の〆切前には、深夜まで仕事をすることもある。無報酬で、まちづくり会社を運営する取締役として。</p>
<p><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">妻</span></strong></span>が帰って来る。リアクションが小さい彼女も、DEAN &amp; DELUCAにはビビッドに反応する。「良いねぇ。美味しそう♡でも、主夫のようで、なぁんか、お気楽そうで良いね」お気楽妻に“お気楽”そうに見える私の実態は…。</p>
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		<title>婿殿も修行中！「かみのやま温泉 古窯」</title>
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		<pubDate>Sun, 15 Aug 2010 14:16:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■快楽の宿]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[末弟の義父が急逝したのは昨夏。交通事故による突然の訃報だった。ところが、お気楽夫婦はヴァカンスの真っ最中。長弟からの葬儀の連絡も空しく、一切の連絡が取れない状況の2人。帰国後、メールと留守番電話のメッセージに慌ててお悔やみの連絡。失礼極まりない長兄だった。その非礼のお詫びも兼ね、1周忌を迎える今夏、お気楽夫婦は弟の住む温泉街に向かった。前夜の深酒の後遺症（二日酔いとも言う）に悩みながらも、たっぷりの朝食を取り、マスターの運転で月山を越える高速道を走る。国交省の施策“高速道無料化社会実験”の名の下にタダになった山形自動車道。内陸に向かうルートはスムース。対して、夏の海に向かう対向車線の交通量は、以前と違い渋滞気味。社会実験の結果は明白。
予定通りの時刻に義弟の一族が待つ新居に 到着。婿養子として、農家に種苗などを販売する商家に嫁いだ末弟。朝早く起き、農家や家庭菜園を行う地元の爺さん婆さん相手に、懸命に商売をしてきた。けれど、元気に野良仕事をこなす義父の跡を継ぐのは、まだまだ先だと思っていただろう。地方のムラ社会での家長の役割は、多方面に渡る。昨夏の葬儀では、会ったこともない親族、檀家の役員などへの対応に苦労したという。弟の住む街は、内陸部の温泉街。生家のある海辺の街とは“ことば”が違う。極端に言えば、お互いのことばが通じない。地元の国立大学に進学した弟は、長い時間をかけて“ことばの壁”も乗り越えた。親族が集まるリビングルームでは、異国のことばが飛び交っていた。「…全くことばが判らない」妻は目を回す。けれど、末弟は2カ国語を実に器用に使い分ける。
自宅での一周忌法要を終え、向かった菩提寺は「法圓寺」という古刹。山門から本堂を眺める。高く聳える松、地面に並行して枝を伸ばす松、それぞれがきれいに枝が整えられている。立派な鐘楼まである境内の隅々まで、手入れの行き届いていることが判る。本堂での法要を待つ間、これまた堂々たる2間続きの座敷で一休み。雪見障子越に中庭が見える。池や庭木のバランスが素晴らしい。思わず廊下まで出て庭を眺める。う〜ん、これは見事。座敷に戻り、ご住職に庭の素晴らしさをお伝えすると、剪定した樹にとってはもう少し慈雨が必要なのだけれど、と穏やかに微笑まれる。その後本堂で法要。本堂の設えも、欄間の彫刻も素晴らしい。良いお寺さんだ、善いご住職だ。そして、善い檀家衆なのだろう。
法要が済み、お斎の会場「日本の宿 古窯」に向かう。旅行業者が選ぶ日本の名旅館上位の常連、地元住民自慢の宿でもある。立派な宴会場で、豪華な料理が並ぶ。施主として末弟が挨拶。滞りなく、それでも緊張しながら。会場の空気が硬くなる。その後をご住職が穏やかに挨拶を引き取り、訓話をいただき、和やかに会食が始まる。ふぅ。ほっとする。思えば、会場内の親族の中でも若手となる末弟。早過ぎた家督の相続。家を継ぐ者への試練でもあり、教育でもある。都会にはなくなってしまった、地域の縦社会の断片。一人前の大人になるための通過儀礼。婿殿はこんな世界で、こんな社会で頑張っているのだ。頑張れ！婿殿！Go Ahead!
「お風呂入っちゃおう♡」妻の提案に頷く。帰りの新幹線の時間を言い訳にお斎を中座し、名旅館自慢の大浴場に向かうお気楽夫婦。日中の男性風呂は最上階の展望風呂。誰もいない湯船に身を浸す。ふぅ、良い旅だった。お祝いも、弔いも無事に済ませた。それぞれが地域に根を張る弟たちを見届けた。「なんだか、3人とも似てるよね」妻が新幹線のシートに身を沈めながら呟いた。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/菩提寺の本堂.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3987" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/菩提寺の本堂-100x133.jpg" alt="菩提寺の本堂" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">末</span></strong></span>弟の義父が急逝したのは昨夏。交通事故による突然の訃報だった。ところが、お気楽夫婦はヴァカンスの真っ最中。長弟からの葬儀の連絡も空しく、一切の連絡が取れない状況の2人。帰国後、メールと留守番電話のメッセージに慌ててお悔やみの連絡。失礼極まりない長兄だった。その非礼のお詫びも兼ね、1周忌を迎える今夏、お気楽夫婦は弟の住む温泉街に向かった。<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2010/08/14/3947/" target="_blank">前夜の深酒</a>の後遺症（二日酔いとも言う）に悩みながらも、たっぷりの朝食を取り、マスターの運転で<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2008/04/13/401/" target="_blank">月山を越える高速道</a>を走る。国交省の施策“高速道無料化社会実験”の名の下にタダになった山形自動車道。内陸に向かうルートはスムース。対して、夏の海に向かう対向車線の交通量は、以前と違い渋滞気味。社会実験の結果は明白。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/法圓寺.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3995" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/法圓寺-100x133.jpg" alt="法圓寺" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800000">予</span></strong></span>定通りの時刻に義弟の一族が待つ<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2008/12/06/7/" target="_blank">新居</a>に 到着。婿養子として、農家に種苗などを販売する商家に嫁いだ末弟。朝早く起き、農家や家庭菜園を行う地元の爺さん婆さん相手に、懸命に商売をしてきた。けれど、元気に野良仕事をこなす義父の跡を継ぐのは、まだまだ先だと思っていただろう。地方のムラ社会での家長の役割は、多方面に渡る。昨夏の葬儀では、会ったこともない親族、檀家の役員などへの対応に苦労したという。弟の住む街は、内陸部の温泉街。生家のある海辺の街とは“ことば”が違う。極端に言えば、お互いのことばが通じない。地元の国立大学に進学した弟は、長い時間をかけて“ことばの壁”も乗り越えた。親族が集まるリビングルームでは、異国のことばが飛び交っていた。「…全くことばが判らない」妻は目を回す。けれど、末弟は2カ国語を実に器用に使い分ける。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/上山温泉の名湯.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3999" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/上山温泉の名湯-100x133.jpg" alt="上山温泉の名湯" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #993300">自</span></strong></span>宅での一周忌法要を終え、向かった菩提寺は「法圓寺」という古刹。山門から本堂を眺める。高く聳える松、地面に並行して枝を伸ばす松、それぞれがきれいに枝が整えられている。立派な鐘楼まである境内の隅々まで、手入れの行き届いていることが判る。本堂での法要を待つ間、これまた堂々たる2間続きの座敷で一休み。雪見障子越に中庭が見える。池や庭木のバランスが素晴らしい。思わず廊下まで出て庭を眺める。う〜ん、これは見事。座敷に戻り、ご住職に庭の素晴らしさをお伝えすると、剪定した樹にとってはもう少し慈雨が必要なのだけれど、と穏やかに微笑まれる。その後本堂で法要。本堂の設えも、欄間の彫刻も素晴らしい。良いお寺さんだ、善いご住職だ。そして、善い檀家衆なのだろう。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/展望風呂.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-4001" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/展望風呂-100x133.jpg" alt="展望風呂" width="100" height="133" /></a><strong><span style="font-size: large"><span style="color: #000080">法</span></span></strong>要が済み、お斎の会場「<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2008/04/12/400/" target="_blank">日本の宿 古窯</a>」に向かう。旅行業者が選ぶ日本の名旅館上位の常連、地元住民自慢の宿でもある。立派な宴会場で、豪華な料理が並ぶ。施主として末弟が挨拶。滞りなく、それでも緊張しながら。会場の空気が硬くなる。その後をご住職が穏やかに挨拶を引き取り、訓話をいただき、和やかに会食が始まる。ふぅ。ほっとする。思えば、会場内の親族の中でも若手となる末弟。早過ぎた家督の相続。家を継ぐ者への試練でもあり、教育でもある。都会にはなくなってしまった、地域の縦社会の断片。一人前の大人になるための通過儀礼。婿殿はこんな世界で、こんな社会で頑張っているのだ。頑張れ！婿殿！Go Ahead!</p>
<p>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">お</span></strong></span>風呂入っちゃおう<span style="color: #ff00ff">♡</span>」妻の提案に頷く。帰りの新幹線の時間を言い訳にお斎を中座し、名旅館自慢の大浴場に向かうお気楽夫婦。日中の男性風呂は最上階の展望風呂。誰もいない湯船に身を浸す。ふぅ、良い旅だった。お祝いも、弔いも無事に済ませた。それぞれが地域に根を張る弟たちを見届けた。「なんだか、3人とも似てるよね」妻が新幹線のシートに身を沈めながら呟いた。</p>
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		<item>
		<title>マスターは修行中「Bar LAPITA（ラピタ）開店！」鶴岡市</title>
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		<pubDate>Sat, 14 Aug 2010 01:11:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■幸せの酒]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[猛暑の夏にも慣れかけた7月末、嬉しい便りが届いた。故郷で暮らす弟から、市役所を辞めて開店準備してきた店ができるという挨拶状。店の名前はLAPITA（ラピタ）。宮崎駿監督の作品『天空の城ラピュタ』ではなく、南太平洋の海洋民族の名前であり、小学館から発行されていた（現在は休刊）雑誌の名前にちなんでいるという。雑誌ラピタのコンセプトは「大人の少年誌」だった。休刊中というのが縁起は悪いが、弟らしいネーミング。さっそく開店祝いを手配しつつ、お披露目をしてもらう日程調整を開始。そう言えば、昨夏に亡くなった末弟の義父の一周忌にも出席しなければ。そうか、いっそ1泊2日で、祝いと弔いの旅にしよう！
ある週末、お気楽夫婦は慌ただしい旅に出た。羽田空港では開業間近の国際線ターミナルや、4本目のD滑走路を眺めながら飛び立ち、庄内空港では晴天に恵まれたおかげで、南の島のリゾートのような青く光る海岸線を眺めながら無事に着陸。そして、迎えにきてくれた弟と共に、生家近くにあるヨットハーバーを訪ね、母の墓前に花を手向けた。さらに、川遊びで身体を冷ました後にビールをきゅっと飲み干し、スタンバイOK。マスター（弟）の運転で宿泊先のホテルに向かう。お気楽夫婦をホテルに降ろすと、マスターは開店準備のために店に向かう。
「お待たせしました！」義妹と姪がホテルに迎えに来る。店の前にはお祝いの花と「本日貸切」の案内板。階段を上がり、ドアを開ける。ほほぉ。想像以上に広い店。いわゆる“居抜き”で借りたため、以前の経営者の嗜好で揃えたソファ、シャンデリア、内装はカラオケスナック系。大きなモニターや壁に飾られたLPレコードのジャケット、棚一杯のCDなど、マスターの趣味の品々が溢れる。店にやってきた客は、古い雑誌コレクションの前で、ジャケットの前で、CDラックの前で、それぞれの思いで佇む場所らしい。スナック系の内装と、&#8217;70年代フォーク＆ロック、&#8217;80年代POPSのBGMがまだ溶合ってはいない。けれど、これは間違いなく弟の城、マスターの部屋。「Common a my room!」と招かれ、やってきた彼の友人の気分。
2人が贈った胡蝶蘭の鉢の傍、ボックス席のソファに座り、改めて店内を眺める。カウンタの中では、まだプロになりきっていないマスターがぎこちなく微笑む。「開店準備で10kg痩せたんだ。やっぱり諸先輩に聞いた通りたいへんだった」と、それでも満足げに語る。彼の一番の財産は、役所勤めだった頃の人脈。開店から1週間程、毎日がお披露目の貸切営業だったとのこと。市長をはじめとした役所時代の諸先輩、同僚、高校時代の同級生、後輩、バレーボールのコーチをしていた頃の教え子たち、その父兄…。地元に密着した生活をしていたからこそ、広がった人脈ネットワーク。そんなお世話になった方々の来店が一巡した頃、本当の勝負になる。知人友人相手に修行中のマスターが、プロになった頃に店の展望が開け…て欲しい。
「良い店だね」地元名産のだだ茶豆を齧りながら、お酒を飲めない妻が呟く。うん、良いスペースだ。自分で注いだ生ビールを味わいながら、私は思う。このスペースを愛してくれる客を相手に、良い意味でゼータクな商売をすれば良い。客商売はたいへんだけど、経営はかんたんではないけれど、組織の中での煩わしい気遣いはいらない。好きなだけ仕事を続けることができる。好きな街で仕事ができる。そんな道を、そんな仕事を選んだマスター。Go Ahead！
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/庄内空港着陸前の海岸線.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3950" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/庄内空港着陸前の海岸線-100x133.jpg" alt="庄内空港着陸前の海岸線" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/ハーバーを背に.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3951" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/ハーバーを背に-100x133.jpg" alt="ハーバーを背に" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">猛</span></strong></span>暑の夏にも慣れかけた7月末、嬉しい便りが届いた。故郷で暮らす弟から、<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2010/05/30/3461/" target="_blank">市役所を辞めて開店準備してきた</a>店ができるという挨拶状。店の名前はLAPITA（ラピタ）。宮崎駿監督の作品『天空の城ラピュタ』ではなく、南太平洋の海洋民族の名前であり、小学館から発行されていた（現在は休刊）雑誌の名前にちなんでいるという。雑誌ラピタのコンセプトは「大人の少年誌」だった。休刊中というのが縁起は悪いが、弟らしいネーミング。さっそく開店祝いを手配しつつ、お披露目をしてもらう日程調整を開始。そう言えば、昨夏に亡くなった末弟の義父の一周忌にも出席しなければ。そうか、いっそ1泊2日で、祝いと弔いの旅にしよう！</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/ステージ付き.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3969" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/ステージ付き-100x133.jpg" alt="ステージ付き" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/CDラック.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3965" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/CDラック-100x133.jpg" alt="CDラック" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">あ</span></strong></span>る週末、お気楽夫婦は慌ただしい旅に出た。羽田空港では開業間近の国際線ターミナルや、4本目のD滑走路を眺めながら飛び立ち、庄内空港では晴天に恵まれたおかげで、南の島のリゾートのような青く光る海岸線を眺めながら無事に着陸。そして、迎えにきてくれた弟と共に、生家近くにあるヨットハーバーを訪ね、母の墓前に花を手向けた。さらに、川遊びで身体を冷ました後にビールをきゅっと飲み干し、スタンバイOK。マスター（弟）の運転で宿泊先のホテルに向かう。お気楽夫婦をホテルに降ろすと、マスターは開店準備のために店に向かう。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/カウンタ.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3971" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/カウンタ-100x133.jpg" alt="カウンタ" width="100" height="133" /></a>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">お</span></strong></span>待たせしました！」義妹と姪がホテルに迎えに来る。店の前にはお祝いの花と「本日貸切」の案内板。階段を上がり、ドアを開ける。ほほぉ。想像以上に広い店。いわゆる“居抜き”で借りたため、以前の経営者の嗜好で揃えたソファ、シャンデリア、内装はカラオケスナック系。大きなモニターや壁に飾られたLPレコードのジャケット、棚一杯のCDなど、マスターの趣味の品々が溢れる。店にやってきた客は、古い雑誌コレクションの前で、ジャケットの前で、CDラックの前で、それぞれの思いで佇む場所らしい。スナック系の内装と、&#8217;70年代フォーク＆ロック、&#8217;80年代POPSのBGMがまだ溶合ってはいない。けれど、これは間違いなく弟の城、マスターの部屋。「Common a my room!」と招かれ、やってきた彼の友人の気分。</p>
<p><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/サッカー観戦用モニター.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3972" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/08/サッカー観戦用モニター-100x133.jpg" alt="サッカー観戦用モニター" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">2人</span></strong></span>が贈った胡蝶蘭の鉢の傍、ボックス席のソファに座り、改めて店内を眺める。カウンタの中では、まだプロになりきっていないマスターがぎこちなく微笑む。「開店準備で10kg痩せたんだ。やっぱり諸先輩に聞いた通りたいへんだった」と、それでも満足げに語る。彼の一番の財産は、役所勤めだった頃の人脈。開店から1週間程、毎日がお披露目の貸切営業だったとのこと。市長をはじめとした役所時代の諸先輩、同僚、高校時代の同級生、後輩、バレーボールのコーチをしていた頃の教え子たち、その父兄…。地元に密着した生活をしていたからこそ、広がった人脈ネットワーク。そんなお世話になった方々の来店が一巡した頃、本当の勝負になる。知人友人相手に修行中のマスターが、プロになった頃に店の展望が開け…て欲しい。</p>
<p>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff6600">良</span></strong></span>い店だね」地元名産の<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2008/08/31/443/" target="_blank">だだ茶豆</a>を齧りながら、お酒を飲めない妻が呟く。うん、良いスペースだ。自分で注いだ生ビールを味わいながら、私は思う。このスペースを愛してくれる客を相手に、良い意味でゼータクな商売をすれば良い。客商売はたいへんだけど、経営はかんたんではないけれど、組織の中での煩わしい気遣いはいらない。好きなだけ仕事を続けることができる。好きな街で仕事ができる。そんな道を、そんな仕事を選んだマスター。Go Ahead！<br class="spacer_" /></p>
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		<item>
		<title>大人のゼータク椅子「Baron（バロン）」</title>
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		<pubDate>Sat, 10 Jul 2010 14:51:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[自宅で仕事をすることが多くなった。すると、自宅の貧弱な椅子が気になってきた。使っていたのは、近所の家具屋で購入したオフィスチェア。座っていると、あちこちのネジが緩んできた。その度に椅子をひっくり返してネジを締めた。リクライニングも一方的で、一応傾いてやるかんな！という優しさの欠片もないものだった。身体を包み込む包容力もなかった。数年前、スカッシュのレッスン中にふくらはぎを肉離れ、松葉杖生活となった。その際に、病院に行くまでの車椅子となり、自宅で移動する際の脚となった。そんな思い出の多い椅子ではあった。けれど、決して快適な椅子ではない。あぁ、こいつは腰に良くないな、というのは数時間座っていると実感した。
元々、腰は痛めていた。2003年の冬、NYCに飛び立つ前夜、ベッドの上で動けなくなった。妻は独りで旅立とうと覚悟したらしい。（決して行けないと覚悟しないのが妻らしいのだけれど）その際はコルセットを巻き、奇跡的に10時間以上のフライトに耐えた。けれど、いつ再発するか不安はあった。毎週通っている整体でも腰は重要なケアポイントだ。え？えぇ。長い長〜い言い訳です。はい。ゼータクだとは思います。ということで、新しい椅子を買ってしまった。okamuraの「Baron」というErgonomic Mesh Chair。Ergonomic：人間工学に基づいた、と言われた瞬間に文系の私はフラフラとなる。そのフォルムに、特にセクシィな後ろ姿にクラクラとしてしまう。
そして何より、座った際の包容力。包み込まれるような柔らかさ。その座り心地の良さは、微調整の可能なリクライニング機能だけではなく、細部まで機能性を追求した結果。そして、夏。メッシュの背もたれも、座面も、汗っかきの私のために作られたような素材。色のバリエーションも豊富。12色の中なら、選んだのはMedium Blue。爽やかできれいな色だ。背もたれも、ハイバック、ローバック、エクストラハイバックと3種類の高さからハイバックを選択。腰のためにランバーサポートを追加し、フローリングの床を傷つけないようにソフトキャスターも注文した。
ダメ押しは、シンプルでシャープなデザイン。私好みの清潔なセクシィさが溢れるフォルム。イタリアの巨匠、アルファロメオなどのデザインで知られるジウジアーロのデザイン。そして日本のオカムラが製造。なるほど。納得の逸品。これなら大人が納得して使うに相応しい。え？誰に向かって書いているのか？いくらかって？野暮ってもんですぜ、ダンナ。良いモノは良い。納得できるモノを手に入れるのが大人ってもんですぜ。なにも皮の椅子を買おうっていうんじゃない。まぁ、おいらにゃぁ（いつの間にかオイラ）暑苦しっくて座れやしませんがね。てな訳で、こんなに暑い日でも快適にデスクワークができるってもんでさぁ。
うん、もちろんカードで払ったから、請求が来るのは来月かな。まぁ、そこそこです。うん、はい。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/07/Baronはセクシィ.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3727" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/07/Baronはセクシィ-100x133.jpg" alt="Baronはセクシィ" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">自</span></strong></span>宅で仕事をすることが多くなった。すると、自宅の貧弱な椅子が気になってきた。使っていたのは、近所の家具屋で購入したオフィスチェア。座っていると、あちこちのネジが緩んできた。その度に椅子をひっくり返してネジを締めた。リクライニングも一方的で、一応傾いてやるかんな！という優しさの欠片もないものだった。身体を包み込む包容力もなかった。数年前、スカッシュのレッスン中にふくらはぎを肉離れ、松葉杖生活となった。その際に、病院に行くまでの車椅子となり、自宅で移動する際の脚となった。そんな思い出の多い椅子ではあった。けれど、決して快適な椅子ではない。あぁ、こいつは腰に良くないな、というのは数時間座っていると実感した。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/07/Baron側面.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3713" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/07/Baron側面-100x133.jpg" alt="Baron側面" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">元</span></strong></span>々、腰は痛めていた。2003年の冬、NYCに飛び立つ前夜、ベッドの上で動けなくなった。妻は独りで旅立とうと覚悟したらしい。（決して行けないと覚悟しないのが妻らしいのだけれど）その際はコルセットを巻き、奇跡的に10時間以上のフライトに耐えた。けれど、いつ再発するか不安はあった。毎週通っている整体でも腰は重要なケアポイントだ。え？えぇ。長い長〜い言い訳です。はい。ゼータクだとは思います。ということで、新しい椅子を買ってしまった。okamuraの「Baron」というErgonomic Mesh Chair。Ergonomic：人間工学に基づいた、と言われた瞬間に文系の私はフラフラとなる。そのフォルムに、特にセクシィな後ろ姿にクラクラとしてしまう。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/07/Baron背面.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3720" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/07/Baron背面-100x133.jpg" alt="Baron背面" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">そ</span></strong></span>して何より、座った際の包容力。包み込まれるような柔らかさ。その座り心地の良さは、微調整の可能なリクライニング機能だけではなく、細部まで機能性を追求した結果。そして、夏。メッシュの背もたれも、座面も、汗っかきの私のために作られたような素材。色のバリエーションも豊富。12色の中なら、選んだのはMedium Blue。爽やかできれいな色だ。背もたれも、ハイバック、ローバック、エクストラハイバックと3種類の高さからハイバックを選択。腰のためにランバーサポートを追加し、フローリングの床を傷つけないようにソフトキャスターも注文した。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/07/Baronの後ろ姿アップ.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3721" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/07/Baronの後ろ姿アップ-100x133.jpg" alt="Baronの後ろ姿アップ" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">ダ</span></strong></span>メ押しは、シンプルでシャープなデザイン。私好みの清潔なセクシィさが溢れるフォルム。イタリアの巨匠、アルファロメオなどのデザインで知られるジウジアーロのデザイン。そして日本のオカムラが製造。なるほど。納得の逸品。これなら大人が納得して使うに相応しい。え？誰に向かって書いているのか？いくらかって？野暮ってもんですぜ、ダンナ。良いモノは良い。納得できるモノを手に入れるのが大人ってもんですぜ。なにも皮の椅子を買おうっていうんじゃない。まぁ、おいらにゃぁ（いつの間にかオイラ）暑苦しっくて座れやしませんがね。てな訳で、こんなに暑い日でも快適にデスクワークができるってもんでさぁ。</p>
<p style="text-align: left"><span style="color: #3366ff"><span style="font-size: xx-small">うん、もちろんカードで払ったから、請求が来るのは来月かな。まぁ、そこそこです。うん、はい。</span></span></p>
]]></content:encoded>
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		<title>幸せな職業『モリー先生との火曜日』加藤健一事務所</title>
		<link>http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2010/06/12/3539/</link>
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		<pubDate>Sat, 12 Jun 2010 14:07:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■感激の演劇]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[どんな仕事にもしがらみがある。人間関係は煩わしく、ストレスは溜まる。人は何のために働くのだろうか。有名な「マズローの欲求」によれば、人間の欲求は低次から次段階を目指すという。第一段階の欲求は「生理的欲求」。生きるために衣食住を満たしたいと思う段階。次は「安全の欲求」。経済面、健康的などの安全・安定を望む段階。そして次は「親和の欲求」。集団に帰属する、他者に受け入れられたいという欲求。さらに次の段階は「自我の欲求」。自分が集団の中で認められ、尊重されたいという欲求。そして最終的には「自己実現の欲求」となり、自分の持つ能力を最大限に発揮し、具現化したいと望む欲求ということになる。
仕事に置き換えると、経済的な理由で働くという段階から、その安定を求め、集団に帰属しながら、その中で認められ（昇進、昇格）、最後はエキスパートとして、道を究めるということになるのだろうか。一方で職業とは何だろうか。会社員というカテゴリはなく、小分類では、デザイナー、編集者、SE、アナリスト、ディーラー、コンサルタントなどというものが職業に当たる。自己実現とは、その職業において、エキスパートになること、極めること。
俳優という職業がある。映画俳優、TVが主な活躍の場である者、そして舞台を中心に演じる者がいる。加藤健一という役者がいる。彼は舞台俳優と呼んでいいだろう。稀にTVに出演する（かつて『思い出づくり』『金曜日の妻たちへ』などに出演した）こともあるけれど、一人芝居『審判』をやるために自分だけが所属する加藤健一事務所を30年前に立ち上げ、以来ずっと舞台に立ち続けている。芝居が好きな役者を招き、ニール・サイモンや北村想などの内外の脚本を演じている。キャスティングから演出、音響、美術なども自らがプロデュースする。舞台で演じる役者であり、舞台を創るプロデューサー。そして、1986年に俳優教室を設立し、若手の育成も行っている。
加藤健一の舞台を初めて観たのは1988年。『ザ★シェルター』という作品。加藤健一事務所VOL.7公演。以来、ずっと彼の舞台を観続けてきた。…ある週末、30周年記念VOL.75公演『モリー先生との火曜日』を観た。ルー・ゲーリック病（ALS）に侵された教師モリーと、最後の講義を受けるために毎週先生を見舞った教え子ミッチのノンフィクションを基にした物語。「どう死ぬかを学べば、どう生きるかは自ずと分かってくる」そんな重い台詞のひとつひとつが、それでも軽やかに、明るく伝わってくる。相変わらず良い芝居だ。そして悲しいけれど幸せな物語だ。ホームグランドとも言える本多劇場の客席は、加藤健一と共に年齢を重ねたファンで埋まっている。自らの職業感に疑問を持ち、モリー先生を訪ねることになったミッチ役の高橋和也（元 男闘呼組）も良い演技だ。
30年間、芝居だけで“食える”幸せ。年間に何十本も脚本を読み、その中から自分の気に入った脚本を選び、一緒に演じたい俳優を招き、自分の舞台を創り、その客席が埋まる幸福。決してメジャーな役者ではなく、韓流的に美形な俳優ではなく、というよりは顔も大きく、歳も取った。けれど、加藤健一は幸福な職業を選び、自己実現を果たした。最後まで先生という職業を全うしたモリー先生と加藤健一がダブった。彼の選んだ脚本や演出や演技に、涙が溢れる前に頷き微笑んだ。彼は幸せだよねと妻に問うと、「そうだね、幸せな職業だね」と頷いた。「やっぱり私は早く仕事を辞めたいなぁ」彼女の憧れの職業は、芝居を観て、スカッシュをして、美味しいモノを食べるお気楽な妻。あれ？既に実現していないか？
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/06/モリー先生との火曜日.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3540" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/06/モリー先生との火曜日-100x133.jpg" alt="モリー先生との火曜日" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">ど</span></strong></span>んな仕事にもしがらみがある。人間関係は煩わしく、ストレスは溜まる。人は何のために働くのだろうか。有名な「マズローの欲求」によれば、人間の欲求は低次から次段階を目指すという。第一段階の欲求は「生理的欲求」。生きるために衣食住を満たしたいと思う段階。次は「安全の欲求」。経済面、健康的などの安全・安定を望む段階。そして次は「親和の欲求」。集団に帰属する、他者に受け入れられたいという欲求。さらに次の段階は「自我の欲求」。自分が集団の中で認められ、尊重されたいという欲求。そして最終的には「自己実現の欲求」となり、自分の持つ能力を最大限に発揮し、具現化したいと望む欲求ということになる。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">仕</span></strong></span>事に置き換えると、経済的な理由で働くという段階から、その安定を求め、集団に帰属しながら、その中で認められ（昇進、昇格）、最後はエキスパートとして、道を究めるということになるのだろうか。一方で職業とは何だろうか。会社員というカテゴリはなく、小分類では、デザイナー、編集者、SE、アナリスト、ディーラー、コンサルタントなどというものが職業に当たる。自己実現とは、その職業において、エキスパートになること、極めること。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">俳</span></strong></span>優という職業がある。映画俳優、TVが主な活躍の場である者、そして舞台を中心に演じる者がいる。加藤健一という役者がいる。彼は舞台俳優と呼んでいいだろう。稀にTVに出演する（かつて『思い出づくり』『金曜日の妻たちへ』などに出演した）こともあるけれど、一人芝居『審判』をやるために自分だけが所属する<a href="http://homepage2.nifty.com/katoken/" target="_blank">加藤健一事務所</a>を30年前に立ち上げ、以来ずっと舞台に立ち続けている。芝居が好きな役者を招き、ニール・サイモンや北村想などの内外の脚本を演じている。キャスティングから演出、音響、美術なども自らがプロデュースする。舞台で演じる役者であり、舞台を創るプロデューサー。そして、1986年に俳優教室を設立し、若手の育成も行っている。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/06/加藤健一事務所.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3542" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/06/加藤健一事務所-100x133.jpg" alt="加藤健一事務所" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">加</span></strong></span>藤健一の舞台を初めて観たのは1988年。『ザ★シェルター』という作品。加藤健一事務所VOL.7公演。以来、ずっと彼の舞台を観続けてきた。…ある週末、30周年記念VOL.75公演『モリー先生との火曜日』を観た。ルー・ゲーリック病（ALS）に侵された教師モリーと、最後の講義を受けるために毎週先生を見舞った教え子ミッチのノンフィクションを基にした物語。「どう死ぬかを学べば、どう生きるかは自ずと分かってくる」そんな重い台詞のひとつひとつが、それでも軽やかに、明るく伝わってくる。相変わらず良い芝居だ。そして悲しいけれど幸せな物語だ。ホームグランドとも言える本多劇場の客席は、加藤健一と共に年齢を重ねたファンで埋まっている。自らの職業感に疑問を持ち、モリー先生を訪ねることになったミッチ役の高橋和也（元 男闘呼組）も良い演技だ。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">30</span></strong></span>年間、芝居だけで“食える”幸せ。年間に何十本も脚本を読み、その中から自分の気に入った脚本を選び、一緒に演じたい俳優を招き、自分の舞台を創り、その客席が埋まる幸福。決してメジャーな役者ではなく、韓流的に美形な俳優ではなく、というよりは顔も大きく、歳も取った。けれど、加藤健一は幸福な職業を選び、自己実現を果たした。最後まで先生という職業を全うしたモリー先生と加藤健一がダブった。彼の選んだ脚本や演出や演技に、涙が溢れる前に頷き微笑んだ。彼は幸せだよねと妻に問うと、「そうだね、幸せな職業だね」と頷いた。「やっぱり私は早く仕事を辞めたいなぁ」彼女の憧れの職業は、芝居を観て、スカッシュをして、美味しいモノを食べるお気楽な妻。あれ？既に実現していないか？</p>
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		<title>お気楽夫婦の日和とは『家日和（いえびより）』奥田英朗</title>
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		<pubDate>Tue, 08 Jun 2010 03:34:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■読書の愉しみ]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[毎朝同じ時間に出勤する必要がない、という意味においては会社員ではなくなった。複数ある名刺にはそれぞれの企業や団体の肩書きが記されているけれど、それらは仕事の“一部”でしかない。一日中自宅で仕事をする日もあるし、土日や平日の深夜に申請書類や企画書を作成することもある。朝は短パン姿で妻をエントランスまで見送りつつ、朝刊を自宅まで持ち帰る。そんなタイミングで他の住民に出会う時には微妙な空気が流れる。「…また今日もお休みなのかしら？それとも…」という好奇心溢れる視線も注がれる。きっと気のせいなのだろうけれど。平日の明るい時間に隣にあるコンビニに向かうと顔馴染みのスタッフから挨拶される。この人は何やっている人なのだろうという疑念を持たれつつ。考え過ぎなのだろうけど。
奥田英朗の『家日和』には、いろんな家族が、夫婦が登場する。6つの家族、6組の夫婦の物語。それぞれの短編に、くすっと笑ってしまったり、身につまされるエピソードがたっぷり詰まっている。例えばその中のひとつ、「ここが青山」に登場するのは、会社が倒産し主夫となってしまった夫と、それを機に以前勤めていた会社に復帰しいきいきと働き始める妻。こう聞くとネガティブな空気が流れる物語を想像する人も多いと思うが、そんな人にはきっと肩透かし。それも良い意味で。主人公の湯村夫妻の肩に力の入らなさ加減が良い。妻の役割、夫の立場などという単純な構造の否定だけではなく、あるいはその逆転の面白さだけではなく、自分の青山（せいざん＝墓場）の在処を自覚していく2人が実に良い。傍目を気にせずに自分を生きると、自分が活きることもある。
「家においでよ」の主人公は妻と別居することになった夫の巣作りの話。お気に入りの家具だけを持って家を出て行ってしまったインダストリアルデザイナーの妻。仕方なく生活用品を揃え直す夫。けれど、独りで家具などを選ぶ内に、妻とは微妙に好み、センスが違っていたことを改めて自覚する。その内に、オーディオセットやソファを揃え、実に居心地の良い“独身男の住まい”になっていく。別居を心配した同僚たちも、その部屋に魅せられ夜な夜な集まって宴会をするようになる。経済的に豪華なオーディオセットが買えなかった独身時代、経済的には購入可能になっても“男の部屋”を持つスペースはない。そんな男たちの理想の家ができてしまう。そして…。いやぁ、分かるぞっ！と膝を打つ男性も（女性も）多いはず。
平日の午前中、自宅の小さな書斎でパソコンに向かっている。もちろん、Tシャツに短パン姿である。妻が出勤準備をしている間に朝食の後片付けをし、掃除も済ませた。仕事のメールを何本か送った。この記事を書き終えたら、企画書を1本まとめなければいけない。それに、コンビニにお昼を買いに行かなければいけない。ゴミをまとめるのは明日で良いか。今日は午後から雨らしい。洗濯日和じゃないからバスタオルを洗うのは明日かな…。“日和”とは『広辞苑』によると、「空模様、天候。また、ある事をするのにふさわしい天候」とある以外に、「事のなりゆき、くもゆき、形勢」ともある。それぞれの家には、それぞれの日和がある。
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]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/06/家日和.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3521" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/06/家日和-100x133.jpg" alt="家日和" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">毎</span></strong></span>朝同じ時間に出勤する必要がない、という意味においては会社員ではなくなった。複数ある名刺にはそれぞれの企業や団体の肩書きが記されているけれど、それらは仕事の“一部”でしかない。一日中自宅で仕事をする日もあるし、土日や平日の深夜に申請書類や企画書を作成することもある。朝は短パン姿で妻をエントランスまで見送りつつ、朝刊を自宅まで持ち帰る。そんなタイミングで他の住民に出会う時には微妙な空気が流れる。「…また今日もお休みなのかしら？それとも…」という好奇心溢れる視線も注がれる。きっと気のせいなのだろうけれど。平日の明るい時間に隣にあるコンビニに向かうと顔馴染みのスタッフから挨拶される。この人は何やっている人なのだろうという疑念を持たれつつ。考え過ぎなのだろうけど。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">奥</span></strong></span>田英朗の『家日和』には、いろんな家族が、夫婦が登場する。6つの家族、6組の夫婦の物語。それぞれの短編に、くすっと笑ってしまったり、身につまされるエピソードがたっぷり詰まっている。例えばその中のひとつ、「ここが青山」に登場するのは、会社が倒産し主夫となってしまった夫と、それを機に以前勤めていた会社に復帰しいきいきと働き始める妻。こう聞くとネガティブな空気が流れる物語を想像する人も多いと思うが、そんな人にはきっと肩透かし。それも良い意味で。主人公の湯村夫妻の肩に力の入らなさ加減が良い。妻の役割、夫の立場などという単純な構造の否定だけではなく、あるいはその逆転の面白さだけではなく、自分の青山（せいざん＝墓場）の在処を自覚していく2人が実に良い。傍目を気にせずに自分を生きると、自分が活きることもある。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/06/わが家の日和.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3524" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/06/わが家の日和-100x133.jpg" alt="わが家の日和" width="100" height="133" /></a>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">家</span></strong></span>においでよ」の主人公は妻と別居することになった夫の巣作りの話。お気に入りの家具だけを持って家を出て行ってしまったインダストリアルデザイナーの妻。仕方なく生活用品を揃え直す夫。けれど、独りで家具などを選ぶ内に、妻とは微妙に好み、センスが違っていたことを改めて自覚する。その内に、オーディオセットやソファを揃え、実に居心地の良い“独身男の住まい”になっていく。別居を心配した同僚たちも、その部屋に魅せられ夜な夜な集まって宴会をするようになる。経済的に豪華なオーディオセットが買えなかった独身時代、経済的には購入可能になっても“男の部屋”を持つスペースはない。そんな男たちの理想の家ができてしまう。そして…。いやぁ、分かるぞっ！と膝を打つ男性も（女性も）多いはず。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff6600">平</span></strong></span>日の午前中、自宅の小さな書斎でパソコンに向かっている。もちろん、Tシャツに短パン姿である。妻が出勤準備をしている間に朝食の後片付けをし、掃除も済ませた。仕事のメールを何本か送った。この記事を書き終えたら、企画書を1本まとめなければいけない。それに、コンビニにお昼を買いに行かなければいけない。ゴミをまとめるのは明日で良いか。今日は午後から雨らしい。洗濯日和じゃないからバスタオルを洗うのは明日かな…。“日和”とは『広辞苑』によると、「空模様、天候。また、ある事をするのにふさわしい天候」とある以外に、「事のなりゆき、くもゆき、形勢」ともある。それぞれの家には、それぞれの日和がある。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%B6%E6%97%A5%E5%92%8C-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A5%A5%E7%94%B0-%E8%8B%B1%E6%9C%97/dp/4087465527%3FSubscriptionId%3DAKIAJBI5WB4AZ6TN5G6Q%26tag%3Digaiga0d-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4087465527"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51B78dt83aL._SL75_.jpg" alt="" /></a> ＊Amazonへリンク♬</p>
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		<title>弟の冬支度「最後の仕事」</title>
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		<pubDate>Sun, 30 May 2010 12:53:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■幸せの酒]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[地方公務員だった弟は、生まれた街で両親と暮らしてきた。地域でのネットワークを広げた彼は、その輪の中から伴侶を見つけ、3人の子供を授かった。病床の祖母を看取り、60歳で倒れて以来障害を持った母を、父と妻と共に懸命に介護した。そして、母が逝き、長女が巣立った後に冬支度を始めた。人生の終いに向かい、最後までポジティブに活きようと選んだ仕事は、スポーツバーの経営だった。この春、早期退職に応募し、割増でもらった退職金で開業するという。住宅ローンを完済し、子供の教育資金を妻に預け、その残額が開業資金になるという。彼の選択に驚き、それ以上に喜んだ。彼の選択そのものにというよりは、彼の選択を実現可能にした伴侶の存在に。
そんなある日、都内で開催される同窓会に参加するために上京すると、弟から連絡。開業の参考になるバーを案内して欲しいとのこと。任せておきたまいっ！きっと、こんな時のために、君の兄は今まで飲んだくれていたのさ。頭の中の店舗リストを整理する。効率的に、一晩でいかに多くの店に行くか。綿密な構想と、その日のノリで変更可能な柔軟な計画を立てた。
彼が到着する金曜日の昼下がり。自由が丘の南口の緑道では「マリ・クレール・フェス」開催中。快晴。本部テントには、ワインを片手に既にご機嫌状態の商店街の重鎮たち。「IGAさん、仕事はまだ終わらないの？一緒に飲もうよ」はい、ありがとうございます。でも、まだ明るいし…ん？これだっ！事前に伝えていた待ち合わせ場所と時間を変更して、自由が丘で弟を迎える。弟のセカンド・プランはコミュニティFMの開局。そんな彼に街を愛する地域の商店主たちの姿を見てもらう。街を元気にする“ダンナ衆”を紹介。まずはビールで退職祝いの乾杯。「良いイベントだし、良い街だねぇ」自由が丘の街を案内しつつ、スポーツバー1軒め訪問。商店街の新理事長に紹介してもらった「SPACE JOY」。2階のスポーツバーは、日中はキッズスペースとして親子向けの営業。地下はゴルフレンジ。「ふぅ〜ん、このアイディアも良いね」
続いて恵比寿へ。都内のスポーツバーの先駆け「The FooTNiK恵比寿」へ。弟はギネス、私は白ワインで2度目の乾杯。ひとつの店で1杯。それがその日の約束。酔わずに多くの店を見て廻る。それがその日のミッション。大型ディスプレーを眺め、キャッシュ・オン・デリバリのオペレーションをチェック。「52インチぐらいのモニターを入れようと思っているんだけど」話をする程に彼の計画が明らかになる。3軒目は「ティオ・デ・ダンジョウ・バル」で立ち飲みバルの雰囲気を味わってもらう。そして食事はこの店でと決めていた。「この店の料理はどれもオシャレで美味しいね」つい2杯目を飲んでしまう2人。
そして4軒目は「OU」。オーセンティックなバーであり、内装の参考にはならないだろうけど、会社員を辞め独りバーを始めたオーナーの話を聞かせたかった。開店間もない店内でじっくりと話を伺う。「人の繋がりで、こんな素人の私も何とか10年やってこられましたけどね」「休日に他の店に行くとほっとするんです。あぁ、プロの店だなぁって」「今がいちばん楽しみで、たいへんな時期でしょう。体重は落ちましたね、私は…」私も普段は聞けない話を聞くことができた。「開店されたら連絡ください。機会があったら伺います」名刺をいただき店を出る。「良い店だね」弟に笑みが零れる。
5軒目は明大前にあるスポーツバー「Cafe Bar LIVRE」。弟の構想に最も近い店だ。バーカウンタの他にいくつかのテーブル席。普段はカウンタ中心の営業、サッカーの試合がある時には立ち見も出るらしい。飲み物をオーダーした後、他に客がいないのを幸いにオーナーに話しかける。「スポーツバーは、なかなか厳しいっすよ。週末のこの時間にこんな感じです」とは言え、近未来の同業のよしみか業界の細部まで情報を教えてくれる。「うん、かなり参考になった」常連客でカウンタが埋まった頃合いを見て店を出る。
6軒目は地元烏山のベルギービールが飲めるダイニングバー「soundteria」。この店でお気楽妻と合流。「どうでした？あれ、2人とも意外に酔っぱらってないね」「3時過ぎからず〜っと飲んでたんだけどね」満足そうな笑みの弟。「市役所を辞めてから、同僚たちが毎晩のようにあちこちの店で俺を探してくれてたらしくてね。街のバーに修行に出てるんじゃないかって」そう言って笑う彼は、不安と期待を纏いながらも心から嬉しそう。酒の文化を教えてもらったバーのママさんのマインドを、自分なりに次の世代に伝えたいのだという。バーのマスターとして、オーナーとして、街を元気にしたいのだという。
迷いはなさそうだ。彼の覚悟も伝わった。こんな夜の酒はいちだんと旨い。「だからって飲み過ぎだよ」妻のことばも普段より柔らかい。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/GUINNESS.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3462" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/GUINNESS-100x133.jpg" alt="GUINNESS" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #666699">地</span></strong></span>方公務員だった弟は、生まれた街で両親と暮らしてきた。地域でのネットワークを広げた彼は、その輪の中から伴侶を見つけ、3人の子供を授かった。病床の祖母を看取り、60歳で倒れて以来障害を持った母を、父と妻と共に懸命に介護した。そして、母が逝き、長女が巣立った後に冬支度を始めた。人生の終いに向かい、最後までポジティブに活きようと選んだ仕事は、スポーツバーの経営だった。この春、早期退職に応募し、割増でもらった退職金で開業するという。住宅ローンを完済し、子供の教育資金を妻に預け、その残額が開業資金になるという。彼の選択に驚き、それ以上に喜んだ。彼の選択そのものにというよりは、彼の選択を実現可能にした伴侶の存在に。</p>
<p style="text-align: left"><span style="color: #0000ff"><span style="font-size: large"><strong>そ</strong></span></span>んなある日、都内で開催される同窓会に参加するために上京すると、弟から連絡。開業の参考になるバーを案内して欲しいとのこと。任せておきたまいっ！きっと、こんな時のために、君の兄は今まで飲んだくれていたのさ。頭の中の店舗リストを整理する。効率的に、一晩でいかに多くの店に行くか。綿密な構想と、その日のノリで変更可能な柔軟な計画を立てた。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/Bar-Livre.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3464" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/Bar-Livre-100x133.jpg" alt="Bar Livre" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008080">彼</span></strong></span>が到着する金曜日の昼下がり。自由が丘の南口の緑道では「マリ・クレール・フェス」開催中。快晴。本部テントには、ワインを片手に既にご機嫌状態の商店街の重鎮たち。「IGAさん、仕事はまだ終わらないの？一緒に飲もうよ」はい、ありがとうございます。でも、まだ明るいし…ん？これだっ！事前に伝えていた待ち合わせ場所と時間を変更して、自由が丘で弟を迎える。弟のセカンド・プランはコミュニティFMの開局。そんな彼に街を愛する地域の商店主たちの姿を見てもらう。街を元気にする“ダンナ衆”を紹介。まずはビールで退職祝いの乾杯。「良いイベントだし、良い街だねぇ」自由が丘の街を案内しつつ、スポーツバー1軒め訪問。商店街の新理事長に紹介してもらった「<a href="http://www.spacejoy.net/" target="_blank">SPACE JOY</a>」。2階のスポーツバーは、日中はキッズスペースとして親子向けの営業。地下はゴルフレンジ。「ふぅ〜ん、このアイディアも良いね」</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">続</span></strong></span>いて恵比寿へ。都内のスポーツバーの先駆け「<a href="http://www.footnik.net/japanese/" target="_blank">The FooTNiK恵比寿</a>」へ。弟はギネス、私は白ワインで2度目の乾杯。ひとつの店で1杯。それがその日の約束。酔わずに多くの店を見て廻る。それがその日のミッション。大型ディスプレーを眺め、キャッシュ・オン・デリバリのオペレーションをチェック。「52インチぐらいのモニターを入れようと思っているんだけど」話をする程に彼の計画が明らかになる。3軒目は「<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2007/05/13/309/" target="_blank">ティオ・デ・ダンジョウ・バル</a>」で立ち飲みバルの雰囲気を味わってもらう。そして食事はこの店でと決めていた。「この店の料理はどれもオシャレで美味しいね」つい2杯目を飲んでしまう2人。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">そ</span></strong></span>して4軒目は「<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2010/02/28/2487/" target="_blank">OU</a>」。オーセンティックなバーであり、内装の参考にはならないだろうけど、会社員を辞め独りバーを始めたオーナーの話を聞かせたかった。開店間もない店内でじっくりと話を伺う。「人の繋がりで、こんな素人の私も何とか10年やってこられましたけどね」「休日に他の店に行くとほっとするんです。あぁ、プロの店だなぁって」「今がいちばん楽しみで、たいへんな時期でしょう。体重は落ちましたね、私は…」私も普段は聞けない話を聞くことができた。「開店されたら連絡ください。機会があったら伺います」名刺をいただき店を出る。「良い店だね」弟に笑みが零れる。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">5軒</span></strong></span>目は明大前にあるスポーツバー「<a href="http://www.cafebarlivre.com/" target="_blank">Cafe Bar LIVRE</a>」。弟の構想に最も近い店だ。バーカウンタの他にいくつかのテーブル席。普段はカウンタ中心の営業、サッカーの試合がある時には立ち見も出るらしい。飲み物をオーダーした後、他に客がいないのを幸いにオーナーに話しかける。「スポーツバーは、なかなか厳しいっすよ。週末のこの時間にこんな感じです」とは言え、近未来の同業のよしみか業界の細部まで情報を教えてくれる。「うん、かなり参考になった」常連客でカウンタが埋まった頃合いを見て店を出る。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff6600">6軒</span></strong></span>目は地元烏山のベルギービールが飲めるダイニングバー「<a href="http://www.soundteria.com/" target="_blank">soundteria</a>」。この店でお気楽妻と合流。「どうでした？あれ、2人とも意外に酔っぱらってないね」「3時過ぎからず〜っと飲んでたんだけどね」満足そうな笑みの弟。「市役所を辞めてから、同僚たちが毎晩のようにあちこちの店で俺を探してくれてたらしくてね。街のバーに修行に出てるんじゃないかって」そう言って笑う彼は、不安と期待を纏いながらも心から嬉しそう。<a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2006/09/17/236/" target="_blank">酒の文化を教えてもらったバー</a>のママさんのマインドを、自分なりに次の世代に伝えたいのだという。バーのマスターとして、オーナーとして、街を元気にしたいのだという。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #00ff00">迷</span></strong></span>いはなさそうだ。彼の覚悟も伝わった。こんな夜の酒はいちだんと旨い。「だからって飲み過ぎだよ」妻のことばも普段より柔らかい。</p>
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		<title>やっぱりパンが好き♡「Kepo bagles」上北沢</title>
		<link>http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/2010/05/29/3439/</link>
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		<pubDate>Sat, 29 May 2010 13:27:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■幸福の食卓]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[通勤途中の車窓に気になる店があった。京王線の上北沢駅。お気楽夫婦が利用する急行や通勤快速では通過してしまう、小さな駅。その駅の近く、線路際に小さな小さな店はあった。店の名前は「Kepo bagles」。名前の通り、ベーグルの（ほぼ）専門店。ベーグル生地を使ったパンもあるけれど、小さな店に並ぶのはいろんな顔つきのベーグルたち。パン好きの妻が、こんな店を放っておく訳がない。ある日の朝、「ベーグル買いに行こう！」と元気に宣言したのだった。
駅を降りて店に向かう。白いタイル、白い大きな看板、白く塗った木枠の窓。清潔感溢れる外観。好感度良し。大きなガラス窓から店内を覗くと先客あり。店の前でしばし待つ。数人入ったらもう身動きが取れないぐらいの店内。「うぅ〜、旨そうだぁ♡」妻の目が♡になる。妻が好きなパンを大別すれば、（カテゴリ分けがアバウトではあるが）フランスパン＞ベーグル＞イギリスパンなどの食パン＞…ヴィエノワズリー（クロワッサンなどの菓子パン）となる。すなわち、バターなどの脂分が少ないパンが好物ということ。
バターを使わない、独特の食感のベーグルはニューヨーク名物。そして妻の好物。元々、東欧系ユダヤ人がアメリカに持ち込んだという由来。この店のベーグルは、北米産小麦とイーストを使ったアメリカ系ベーグルと、国産小麦と天然酵母を使った和ベーグルの2系列がある。皮がぱりっ、中身がしっとりがニューヨークベーグル。皮むっちり、中身もっちりが和ベーグルだという。どれどれ。見比べている内に、いつの間にか妻は大量にベーグルをトレーに入れている。「ベーグルは冷凍できるからね」と言い訳をしながら。
妻が選んだのは、和ベーグル陣営からは、いちぢくくるみ、ごまさつ（黒ごまとさつまいも）。チーム・ニューヨークベーグルからは、プレーン、セサミ（白ごま）など、合計6ヶ！「嬉しいよぉ」涙ぐまんばかり。家に戻ってさっそくランチで試食。「やっぱりニューヨークベーグルが好きかなぁ♫」♡の目のままで妻が感想を零す。んん〜、正直に言えば私はフランスパンの方が好き。かりかりのクラストで口の中が切れるぐらいのサンドィッチを齧りながら、白ワインなんぞを飲むのが好み。「まぁ、確かに酒には余り合わないかもね」アル中の夫を持つ妻は鷹揚。
「じゃあ、私が全部食べちゃおうかなぁ♫」どうぞ、どうぞ。妻はやっぱりパンが好き。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/Kepo-bagles店先.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3450" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/Kepo-bagles店先-100x133.jpg" alt="Kepo bagles店先" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/Kepobagles看板.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3446" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/Kepobagles看板-100x133.jpg" alt="Kepobagles看板" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">通</span></strong></span>勤途中の車窓に気になる店があった。京王線の上北沢駅。お気楽夫婦が利用する急行や通勤快速では通過してしまう、小さな駅。その駅の近く、線路際に小さな小さな店はあった。店の名前は「<a href="http://www.kepobagels.com" target="_blank">Kepo bagles</a>」。名前の通り、ベーグルの（ほぼ）専門店。ベーグル生地を使ったパンもあるけれど、小さな店に並ぶのはいろんな顔つきのベーグルたち。パン好きの妻が、こんな店を放っておく訳がない。ある日の朝、「ベーグル買いに行こう！」と元気に宣言したのだった。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/ベーグルやさん.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3441" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/ベーグルやさん-100x133.jpg" alt="ベーグルやさん" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/ベーグルたち.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3442" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/ベーグルたち-100x133.jpg" alt="ベーグルたち" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">駅</span></strong></span>を降りて店に向かう。白いタイル、白い大きな看板、白く塗った木枠の窓。清潔感溢れる外観。好感度良し。大きなガラス窓から店内を覗くと先客あり。店の前でしばし待つ。数人入ったらもう身動きが取れないぐらいの店内。「うぅ〜、旨そうだぁ♡」妻の目が♡になる。妻が好きなパンを大別すれば、（カテゴリ分けがアバウトではあるが）フランスパン＞ベーグル＞イギリスパンなどの食パン＞…ヴィエノワズリー（クロワッサンなどの菓子パン）となる。すなわち、バターなどの脂分が少ないパンが好物ということ。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/ぶどうのベーグル.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3444" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/ぶどうのベーグル-100x133.jpg" alt="ぶどうのベーグル" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/黒ごまのベーグル.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3445" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/黒ごまのベーグル-100x133.jpg" alt="黒ごまのベーグル" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff6600">バ</span></strong></span>ターを使わない、独特の食感のベーグルはニューヨーク名物。そして妻の好物。元々、東欧系ユダヤ人がアメリカに持ち込んだという由来。この店のベーグルは、北米産小麦とイーストを使ったアメリカ系ベーグルと、国産小麦と天然酵母を使った和ベーグルの2系列がある。皮がぱりっ、中身がしっとりがニューヨークベーグル。皮むっちり、中身もっちりが和ベーグルだという。どれどれ。見比べている内に、いつの間にか妻は大量にベーグルをトレーに入れている。「ベーグルは冷凍できるからね」と言い訳をしながら。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/カボチャとアーモンドのベーグル.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3447" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/カボチャとアーモンドのベーグル-100x133.jpg" alt="カボチャとアーモンドのベーグル" width="100" height="133" /></a><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/白ごまのベーグル.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-3448" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/05/白ごまのベーグル-100x133.jpg" alt="白ごまのベーグル" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">妻</span></strong></span>が選んだのは、和ベーグル陣営からは、いちぢくくるみ、ごまさつ（黒ごまとさつまいも）。チーム・ニューヨークベーグルからは、プレーン、セサミ（白ごま）など、合計6ヶ！「嬉しいよぉ」涙ぐまんばかり。家に戻ってさっそくランチで試食。「やっぱりニューヨークベーグルが好きかなぁ♫」♡の目のままで妻が感想を零す。んん〜、正直に言えば私はフランスパンの方が好き。かりかりのクラストで口の中が切れるぐらいのサンドィッチを齧りながら、白ワインなんぞを飲むのが好み。「まぁ、確かに酒には余り合わないかもね」アル中の夫を持つ妻は鷹揚。</p>
<p style="text-align: left">「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">じ</span></strong></span>ゃあ、私が全部食べちゃおうかなぁ♫」どうぞ、どうぞ。妻はやっぱりパンが好き。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>銀座のかに、銀座の矜持「銀座らん月」</title>
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		<pubDate>Sat, 06 Feb 2010 02:02:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■幸福の食卓]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[郵便局の年末臨時スタッフ、日中友好の非営利団体事務局、ホテルのルームキーパー、コンサート会場のスタッフ、神社の祭礼スタッフ、英会話スクールの教材作り、花屋の休日店長、飲食店のサービス係…。学生時代、数えきれない程のアルバイトを経験した。中でも飲食店のサービス係としては、神田の寿司屋、お茶の水の中華料理店、赤坂のホテルのパブ、青山のオムレツ専門店、銀座のステーキ専門店、ホテル宴会場、そして「銀座らん月」の店内案内係と数多くの店で働いた。大学とアテネ・フランセのダブル・スクール生活。その講義の合間を縫って効率的に働くことが前提。時給が高いことを条件に探した結果、アルバイト先は有名店、老舗の高級店が多くなった。それぞれが記憶に残る店だったけれど、昭和22年創業、銀座の老舗「銀座らん月」での仕事は特に印象的だった。
一人暮らしの身に取っては各店の「まかない」も魅力的。デートやサークルの宴会で使わせていただき、サービスしていただくこともあった。銀座らん月でも一度だけ「追い出しコンパ」で利用させていただいた。カニミソ、カニ刺し、カニの姿焼き、カニしゃぶなどのカニ尽くし。学生たちの乏しい予算以上の料理を出していただいた。当時の学生にとっては“超”が付くゼータクな宴会。普段は厳しい板さん、サービス係の上司、着物姿のお姉さんたち、地下にある利酒処「酒の穴」を預かる主のような強面のベテランスタッフが次々に顔を出してくれた。それぞれが「旨かったか？」「酒は足りてるか？」などと幹事だった私に声を掛けてくれた。優しく家庭的で、けれど仕事には厳しい、実に良い職場だった。上司の社員に連れられ、銀座の裏通りにある居酒屋に通った。六本木のステーキ屋でご馳走になった。
この冬、ズワイガニ不漁のニュース。「ふぅ〜ん。でも私はタラバの方が好きなんだよねぇ。それって、ほんとに美味しいズワイガニを食べていないってこと？」と挑戦的な妻。ようしっ、美味しいズワイを食べに行こうじゃないか。ある週末、芝居の後に銀座に向かった。目指すは「銀座らん月」だ。卒業後、ランチは何度か訪れたことがあったけれど、夜に訪れるのは初めて。「いらっしゃいませ」。銀座通り側の入口を入ると店内案内係のスタッフから声がかかる。かつての私だ。入口後ろの壁には、黒光りする歓迎看板に白い文字で予約のお客さまの名前が並ぶ。毎日丁寧に予約名を書き込んでいたかつての店長を思い出す。清潔で上品な佇まいは当時のままだ。
カニを食べたいと伝えると2階に通されたお気楽夫婦。まだ時間も早く、店内には客もまばら。ゆったりとメニューを眺める。30年前と値段は大きく変わっていない（気がする）。当時はどんな人がこんなゼータクな食事をするのだろうと思ったメニューが、今自分の目の前にある。手頃とは言わないけれど、リーズナブルなお値段。当時はメニューになかった「かに焼きしゃぶ」のコースをオーダー。酒が飲めない妻の大好物、カニ味噌からスタート。「うん、やっぱり冬はこれだね♪」と妻。続いてカニ刺し。「すっごい、甘ぁい♪」とろりとした舌触りが堪らない。そしてメインのカニ焼きしゃぶ。牛脂を乗せた鉄鍋で、生のカニをさっと焼いて食べる。カニの身の表面がうっすら赤みがかかったところを、一気にぱくり。ふぅわりと上品な香りが鼻腔に抜け、同時に生とはまた違った甘さが口に広がる。絶品。
「美味しかったぁ。さすがだねぇ。これだったんだねぇ、ズワイの味って…」銀座のカニを堪能し、満足げな妻。時間が経つにつれ中国人観光客などで賑わい出した店内。着物姿のお姉さんたちが慌ただしく店内を行き来する。それでもお気楽夫婦の席にもきちんと目が行き届いている。おしぼりが差し替えられ、デザートが運ばれる。接客の所作が小気味良く、心地良い。決して深くは踏み込まないけれど、すっと会話に入ってくるタイミングが絶妙。大人の店だ。良き銀座の空気を纏い、銀座の老舗の矜持をきちんと残している店だ。マクドナルドの日本1号店は銀座。国際的ブランドショップの旗艦店が目立とうが、ファストファッションの店が増えようが、新しいモノを受け入れつつ、古いモノも守る、そのバランスを保っていられる間は、銀座は銀座だ。こんな店が頑張っていられる間は、銀座も健在だ。
銀座百店会の加盟店でもある銀座らん月。1955年に創刊された情報誌「銀座百点」は通巻663号を数える。店置きの冊子を久しぶりに手に取り読んでみる。著名人の連載や広告ページからも、銀座の香りが漂う。銀座の矜持が溢れる。良い雑誌だ。ところで、お気楽夫婦は、この街を訪れるのに相応しい大人になったのだろうか。「う〜ん、まぁ良い年齢だからね」と妻。答はどっちだ？
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			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/銀座らん月.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-2307" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/銀座らん月-100x133.jpg" alt="銀座らん月" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">郵</span></strong></span>便局の年末臨時スタッフ、日中友好の非営利団体事務局、ホテルのルームキーパー、コンサート会場のスタッフ、神社の祭礼スタッフ、英会話スクールの教材作り、花屋の休日店長、飲食店のサービス係…。学生時代、数えきれない程のアルバイトを経験した。中でも飲食店のサービス係としては、神田の寿司屋、お茶の水の中華料理店、赤坂のホテルのパブ、青山のオムレツ専門店、銀座のステーキ専門店、ホテル宴会場、そして「銀座らん月」の店内案内係と数多くの店で働いた。大学とアテネ・フランセのダブル・スクール生活。その講義の合間を縫って効率的に働くことが前提。時給が高いことを条件に探した結果、アルバイト先は有名店、老舗の高級店が多くなった。それぞれが記憶に残る店だったけれど、昭和22年創業、銀座の老舗「<a href="http://www.ginza-rangetsu.com/index.html" target="_blank">銀座らん月</a>」での仕事は特に印象的だった。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/蟹刺し.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-2306" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/蟹刺し-100x133.jpg" alt="蟹刺し" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">一</span></strong></span>人暮らしの身に取っては各店の「まかない」も魅力的。デートやサークルの宴会で使わせていただき、サービスしていただくこともあった。銀座らん月でも一度だけ「追い出しコンパ」で利用させていただいた。カニミソ、カニ刺し、カニの姿焼き、カニしゃぶなどのカニ尽くし。学生たちの乏しい予算以上の料理を出していただいた。当時の学生にとっては“超”が付くゼータクな宴会。普段は厳しい板さん、サービス係の上司、着物姿のお姉さんたち、地下にある利酒処「酒の穴」を預かる主のような強面のベテランスタッフが次々に顔を出してくれた。それぞれが「旨かったか？」「酒は足りてるか？」などと幹事だった私に声を掛けてくれた。優しく家庭的で、けれど仕事には厳しい、実に良い職場だった。上司の社員に連れられ、銀座の裏通りにある居酒屋に通った。六本木のステーキ屋でご馳走になった。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/焼きしゃぶ.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-2308" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/焼きしゃぶ-100x133.jpg" alt="焼きしゃぶ" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #008000">こ</span></strong></span>の冬、ズワイガニ不漁のニュース。「ふぅ〜ん。でも私はタラバの方が好きなんだよねぇ。それって、ほんとに美味しいズワイガニを食べていないってこと？」と挑戦的な妻。ようしっ、美味しいズワイを食べに行こうじゃないか。ある週末、芝居の後に銀座に向かった。目指すは「銀座らん月」だ。卒業後、ランチは何度か訪れたことがあったけれど、夜に訪れるのは初めて。「いらっしゃいませ」。銀座通り側の入口を入ると店内案内係のスタッフから声がかかる。かつての私だ。入口後ろの壁には、黒光りする歓迎看板に白い文字で予約のお客さまの名前が並ぶ。毎日丁寧に予約名を書き込んでいたかつての店長を思い出す。清潔で上品な佇まいは当時のままだ。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/カニアシ.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-2309" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/カニアシ-100x133.jpg" alt="カニアシ" width="100" height="133" /></a><span style="color: #ff6600"><span style="font-size: large"><strong>カ</strong></span></span>ニを食べたいと伝えると2階に通されたお気楽夫婦。まだ時間も早く、店内には客もまばら。ゆったりとメニューを眺める。30年前と値段は大きく変わっていない（気がする）。当時はどんな人がこんなゼータクな食事をするのだろうと思ったメニューが、今自分の目の前にある。手頃とは言わないけれど、リーズナブルなお値段。当時はメニューになかった「かに焼きしゃぶ」のコースをオーダー。酒が飲めない妻の大好物、カニ味噌からスタート。「うん、やっぱり冬はこれだね♪」と妻。続いてカニ刺し。「すっごい、甘ぁい♪」とろりとした舌触りが堪らない。そしてメインのカニ焼きしゃぶ。牛脂を乗せた鉄鍋で、生のカニをさっと焼いて食べる。カニの身の表面がうっすら赤みがかかったところを、一気にぱくり。ふぅわりと上品な香りが鼻腔に抜け、同時に生とはまた違った甘さが口に広がる。絶品。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/銀座百点.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-2305" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2010/02/銀座百点1-100x133.jpg" alt="銀座百点" width="100" height="133" /></a>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff00ff">美</span></strong></span>味しかったぁ。さすがだねぇ。これだったんだねぇ、ズワイの味って…」銀座のカニを堪能し、満足げな妻。時間が経つにつれ中国人観光客などで賑わい出した店内。着物姿のお姉さんたちが慌ただしく店内を行き来する。それでもお気楽夫婦の席にもきちんと目が行き届いている。おしぼりが差し替えられ、デザートが運ばれる。接客の所作が小気味良く、心地良い。決して深くは踏み込まないけれど、すっと会話に入ってくるタイミングが絶妙。大人の店だ。良き銀座の空気を纏い、銀座の老舗の矜持をきちんと残している店だ。マクドナルドの日本1号店は銀座。国際的ブランドショップの旗艦店が目立とうが、ファストファッションの店が増えようが、新しいモノを受け入れつつ、古いモノも守る、そのバランスを保っていられる間は、銀座は銀座だ。こんな店が頑張っていられる間は、銀座も健在だ。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #800080">銀</span></strong></span>座百店会の加盟店でもある銀座らん月。1955年に創刊された情報誌「銀座百点」は通巻663号を数える。店置きの冊子を久しぶりに手に取り読んでみる。著名人の連載や広告ページからも、銀座の香りが漂う。銀座の矜持が溢れる。良い雑誌だ。ところで、お気楽夫婦は、この街を訪れるのに相応しい大人になったのだろうか。「う〜ん、まぁ良い年齢だからね」と妻。答はどっちだ？</p>
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		<title>P社な人々『女ひとり寿司』湯山玲子</title>
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		<pubDate>Sat, 14 Nov 2009 08:46:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>IGA</dc:creator>
				<category><![CDATA[■読書の愉しみ]]></category>
		<category><![CDATA[◆仕事の快感]]></category>
		<category><![CDATA[フォト・エッセイ（全件）]]></category>

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		<description><![CDATA[「前はどんな仕事をなさっていたんですか」と問われれば、20年近く勤務したP社の名前を上げることが多いのは道理だ。私が入社した創業14年目だった当時のP社には、実に多彩な人間が多かった。その後に入社した後輩たちにも個性的な人材が多かった。ことばを変えれば、灰汁が強い、専門分野の深堀型の変わったヤツらが多かったとも言える。自ら脚本を書き年に何度か芝居の公演をやっていたり、夜な夜なクラブで皿を回していたり、小説を書き綴っていたり。しかし、多くの仲間たちが会社を辞めて行った。そんなP社の人材の行き先にはある傾向があった。ひとつは同業である出版社などに移り、編集者やライターとして仕事をする専門職系。もうひとつは新たな会社や事業を立ち上げる独立系。そしてもうひとつは腕一本で仕事をするアーティスト系。ちなみに、採用される側の志向性が違うのか、採用する側にとって扱い辛い特殊な人材なのか、大手企業に転職する例は余り聞かなかった。
アーティスト系人材の中には、そこそこ名の知れた存在になった者（敬称略で失礼）もいる。NYCなどを拠点に活躍し、ジャマイカのレゲエ・サンスプラッシュにも出演したジャパニース・レゲエの第一人者NHAKI（ナーキ）。『夜の果てまで』『散る。アウト』などがそこそこ売れ、著者紹介文にP社出身であることをすっかり記さなくなった作家の盛田隆二。朝日新聞などにも映画評が掲載される映画評論家の稲垣都々世。勝手に名乗っているだけだろうと思っていたら、どんどん活躍の場を拡げ、夜景のプロデュースまで始めてしまった夜景評論家の丸々もとお。驚くべきアクセス数を誇る人気サイト『パリときどきバブー』をはじめ、パリのガイドブック『パリのおいしい店案内』などセンスの良い写真と文章で活躍中の、多才な女性とのまりこ等々。社長秘書だったとのまりこ以外は直接的に仕事をしていない人が多いけれど、いずれも私がP社在職中にご一緒した面々。彼らの名前や映像をマスメディアなどで目にすると、誇らしくも嬉しくもあり、ちょっとくすぐったい気持にもなる。それは、現役のP社の社員が（もちろん仕事関連の取材で）TVに出演したり、新聞等で名前を目にするときには感じない、微妙な距離感なのだ。
湯山玲子の『女ひとり寿司』も、最初はそんな微妙な距離感を持ちながら読み始めた。彼女とは同年代。P社在籍中に仕事を一緒にした記憶はほとんどない。けれど『女ひとり寿司』文中にも出てくる私の同僚だった故石井伊都子さんが「ウチにいた湯山って覚えてる？彼女の書いてるものかなり面白いよぉ」と生前に言っていたことが妙に印象的で、私の記憶に残っていた。その石井さんがP社を辞め『ヴォーグ ニッポン』の編集者となり、湯山玲子に企画を持ちかけて誕生したのがこの『女ひとり寿司』なのだという。（『女ひとり寿司』玄冬舍文庫のあとがきより）これが、石井さんの語っていた通りに、文句なく面白いのだ。P社出身だという身贔屓だとか、くすぐったさは一切消滅し、ただひたすらその文章を味わってしまう。この本は、タイトルの通りに著者が独り寿司屋の（それも名の知れた）カウンタに座って寿司を食べ、そのレポートを文章にするというグルメガイド系の体裁は取っているが、そう思って読み始めた人は（私も含め）期待を裏切られる。それも良い意味で。
玄冬舍文庫『女ひとり寿司』の解説に、あの『おひとりさまの老後』の著者である上野千鶴子さんがこう書いている。
『おひとりさまの老後』を書くきっかけのひとつが、この本だと知ったら、驚く人がいるだろうか。
そうなのだ。ここまで記事を読んでいただいて、『おひとりさまの老後』がベストセラーとなり、柳どじょうを狙って書いた本だろうと思った方（実は、私も）逆なんです。上野さんの言う通りに、私も驚いた。上野さんも解説に書いている通り「料理の品評のみならず、料理人、それに相客まで、みごとに料理されて板の上に乗せられているのだ」という表現がぴったり。世に数多ある雑誌、TV、インターネットサイトのお店紹介など、平板で、単調で、お約束のことばの羅列でしかない退屈なものに感じられてしまう。店が、客が、寿司ネタが湯山玲子の手に掛ると、実に生き生きとした物語の素材となる。寿司店を語っていて、社会における（当時の）女性の立場や生活感を語り、相客の男性を観察している湯山玲子の目が自らの人生観を表す。その上、美味なる表現も蘊蓄も満載。いや、おもしろいよ！湯山！…こんなときだけ呼び捨てにし、自慢げに知人を装う私。彼女に、誰だっけ？と秒殺されそうだけど。でも、おススメです。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2009/11/東京小説.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-1791" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2009/11/東京小説-100x133.jpg" alt="東京小説" width="100" height="133" /></a>「<span style="font-size: large"><strong><span style="color: #0000ff">前</span></strong></span>はどんな仕事をなさっていたんですか」と問われれば、20年近く勤務したP社の名前を上げることが多いのは道理だ。私が入社した創業14年目だった当時のP社には、実に多彩な人間が多かった。その後に入社した後輩たちにも個性的な人材が多かった。ことばを変えれば、灰汁が強い、専門分野の深堀型の変わったヤツらが多かったとも言える。自ら脚本を書き年に何度か芝居の公演をやっていたり、夜な夜なクラブで皿を回していたり、小説を書き綴っていたり。しかし、多くの仲間たちが会社を辞めて行った。そんなP社の人材の行き先にはある傾向があった。ひとつは同業である出版社などに移り、編集者やライターとして仕事をする専門職系。もうひとつは新たな会社や事業を立ち上げる独立系。そしてもうひとつは腕一本で仕事をするアーティスト系。ちなみに、採用される側の志向性が違うのか、採用する側にとって扱い辛い特殊な人材なのか、大手企業に転職する例は余り聞かなかった。</p>
<p style="text-align: left"><strong><span style="font-size: large"><span style="color: #008000">ア</span></span></strong>ーティスト系人材の中には、そこそこ名の知れた存在になった者（敬称略で失礼）もいる。NYCなどを拠点に活躍し、ジャマイカのレゲエ・サンスプラッシュにも出演したジャパニース・レゲエの第一人者<a href="http://www.nahki.com/" target="_blank">NHAKI（ナーキ）</a>。『夜の果てまで』『散る。アウト』などがそこそこ売れ、著者紹介文にP社出身であることをすっかり記さなくなった作家の<a href="http://morita-ryuji.hp.infoseek.co.jp/" target="_blank">盛田隆二</a>。朝日新聞などにも映画評が掲載される映画評論家の稲垣都々世。勝手に名乗っているだけだろうと思っていたら、どんどん活躍の場を拡げ、夜景のプロデュースまで始めてしまった夜景評論家の<a href="http://www.superyakei.com/" target="_blank">丸々もとお</a>。驚くべきアクセス数を誇る人気サイト『パリときどきバブー』をはじめ、パリのガイドブック『パリのおいしい店案内』などセンスの良い写真と文章で活躍中の、多才な女性<a href="http://tonomariko.exblog.jp/" target="_blank">とのまりこ</a>等々。社長秘書だったとのまりこ以外は直接的に仕事をしていない人が多いけれど、いずれも私がP社在職中にご一緒した面々。彼らの名前や映像をマスメディアなどで目にすると、誇らしくも嬉しくもあり、ちょっとくすぐったい気持にもなる。それは、現役のP社の社員が（もちろん仕事関連の取材で）TVに出演したり、新聞等で名前を目にするときには感じない、微妙な距離感なのだ。</p>
<p style="text-align: left"><a href="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2009/11/女ひとり寿司1.jpg"><img class="alignleft size-thumbnail wp-image-1790" src="http://iga-iga.com/iga-iga.com/blogs/files/2009/11/女ひとり寿司1-100x133.jpg" alt="女ひとり寿司" width="100" height="133" /></a><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #ff0000">湯</span></strong></span>山玲子の『女ひとり寿司』も、最初はそんな微妙な距離感を持ちながら読み始めた。彼女とは同年代。P社在籍中に仕事を一緒にした記憶はほとんどない。けれど『女ひとり寿司』文中にも出てくる私の同僚だった故石井伊都子さんが「ウチにいた湯山って覚えてる？彼女の書いてるものかなり面白いよぉ」と生前に言っていたことが妙に印象的で、私の記憶に残っていた。その石井さんがP社を辞め『ヴォーグ ニッポン』の編集者となり、湯山玲子に企画を持ちかけて誕生したのがこの『女ひとり寿司』なのだという。（『女ひとり寿司』玄冬舍文庫のあとがきより）これが、石井さんの語っていた通りに、文句なく面白いのだ。P社出身だという身贔屓だとか、くすぐったさは一切消滅し、ただひたすらその文章を味わってしまう。この本は、タイトルの通りに著者が独り寿司屋の（それも名の知れた）カウンタに座って寿司を食べ、そのレポートを文章にするというグルメガイド系の体裁は取っているが、そう思って読み始めた人は（私も含め）期待を裏切られる。それも良い意味で。</p>
<p style="text-align: left"><span style="font-size: large"><strong><span style="color: #000080">玄</span></strong></span>冬舍文庫『女ひとり寿司』の解説に、あの『おひとりさまの老後』の著者である上野千鶴子さんがこう書いている。</p>
<p style="text-align: left">『おひとりさまの老後』を書くきっかけのひとつが、この本だと知ったら、驚く人がいるだろうか。</p>
<p style="text-align: left">そうなのだ。ここまで記事を読んでいただいて、『おひとりさまの老後』がベストセラーとなり、柳どじょうを狙って書いた本だろうと思った方（実は、私も）逆なんです。上野さんの言う通りに、私も驚いた。上野さんも解説に書いている通り「料理の品評のみならず、料理人、それに相客まで、みごとに料理されて板の上に乗せられているのだ」という表現がぴったり。世に数多ある雑誌、TV、インターネットサイトのお店紹介など、平板で、単調で、お約束のことばの羅列でしかない退屈なものに感じられてしまう。店が、客が、寿司ネタが湯山玲子の手に掛ると、実に生き生きとした物語の素材となる。寿司店を語っていて、社会における（当時の）女性の立場や生活感を語り、相客の男性を観察している湯山玲子の目が自らの人生観を表す。その上、美味なる表現も蘊蓄も満載。いや、おもしろいよ！湯山！…こんなときだけ呼び捨てにし、自慢げに知人を装う私。彼女に、誰だっけ？と秒殺されそうだけど。でも、おススメです。</p>
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