Archive for 3 月 4th, 2006

定期購読?『R25』

mag_cover_bn同僚のTくんから初めてその雑誌を手渡された時は、一瞬何のことか分からなかった。会社の最寄り駅の通路ですれ違おうとした時に、にこやかに「どうぞ!」と渡された『R25』。誌名の由来は、「R(Restricted)」指定。25歳以下閲覧禁止のフリーペーパー。首都圏で毎週木曜日に発行されている。駅のコンコースなどの専用ラックに設置されるとすぐになくなってしまう人気の雑誌。発行部数60万部。ますます有料の雑誌が売れなくなる。いや雑誌が売れなくなったから広告で成立する雑誌を作った、というのが正しいのだろう。3月中には『R17』と『R22』という別冊も発行されるらしい。

「自分では手に取れないんだよねぇ。発行してる側だったら、オヤジは読まなくて良いよ!って、自分に突っ込み入れると思うから。面白そうなんだけどなぁ、と思いながら読んだことないんだよね。Tくん、あれ取ってきて、読んだら貸して!」「分かりました!」取引先に同行した時に、駅の構内に並んでいたその雑誌のラックを眺めながら、彼とそんな会話したことを思い出した。それを覚えていて、外出した際に持ち帰り、私に渡そうと手にしていたらしい。・・・ふふふふふ、愛いやつよのぉ。

そうなのだ。前の会社の時に身に付いた、本屋に行ったら雑誌は大切に扱う、という習慣が抜けない。広告の入り具合をチェックする癖も。(奥付のスタッフのチェックも。幻冬社の新創刊誌にOBを発見)だから『R25』も、創刊のときから、クライアントや広告営業担当者のことを思い、ターゲットゾーンと違うしなぁ・・・と手に取れなかった。手を出そうかと決心し1つめのラックを通り過ぎ、次でピックアップしようと思うと1冊も残っていない、ということが続いた。やっぱり私に読むなってこと?と僻んでいた。

ところが、最初の1冊に喜んだ私のために、Tくんが自主的に毎週配達してくれる。もちろん業務命令ではないから休刊(休配)もあるが、今週も定期購読誌のように『R25』が届いた。ひとつの記事は約800字。私の記事と同じぐらいの長さ。いかに気軽に読んでもらえるか、さらっと読み流せる量を私もこれぐらいと思って書き始めた。(最近はちょっと長めだけど)書きたいことはたくさんあって、それをいかにコンパクトにするか。そんなことを考える週末。楽しい時間。そして、『R25』は広告収入で、私のブログは「今週の記事、面白かったよ」と言われることで、成り立っている。・・・え?催促してないよ。

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