恋に落ちて「宮古島LOVE」

miyako01miyako023月に沖縄行くんですけど、一緒に行きます?」愛娘(のような若い友人)のシャレ半分のひと言に、「行く!」と即答したお気楽夫婦。育休中の友人夫妻は愛娘(こちらはホントの娘)をかつての仕事仲間たちにお披露目に行くのだと言う。さて、せっかく沖縄に行くのなら他の島にも行ってみようかと選んだのは宮古島。仕事で訪ねて以来40年ぶり、妻は初めての訪問だ。どこに泊まろうかと悩んだ結果、無料で渡れる橋としては日本一(3,540m)の「伊良部大橋」で宮古島と繋がった伊良部島の「ヴィラブリゾート」に決定。

miyako03miyako04古島空港から宮古ブルーの海が周囲360度に広がる伊良部大橋を渡り「ヴィラブリゾート」へ。6棟のヴィラが建ち並ぶ小ぢんまりとしたリゾート。全てのヴィラには広い庭とプライベートプール付き、そしてオーシャンビュー♬ 赤瓦の屋根の上にはシーサーが座し、沖縄とバリの建築が融合する落ち着いた佇まい。どうだ!と主張するのではなく、滞在するゲストに柔らかに寄り添う使いやすい設備や落ち着いた内装。これは素晴らしい。

miyako05miyako06縄の食材を使った洋食と和食が選べる朝食のレベルも高く、シャキシャキの野菜(彼女の食事の評価は野菜の新鮮さにかかっている)を頬張り、お気楽妻も思わずにっこり。食事の後は、ホテルで借りた自転車(後に悲劇を招く)でポダリング。あえてサイクリングと記さなかったのは、ワタシはママチャリ、妻は小さな車輪の折り畳み自転車だったから。自転車のスピードで島を巡り、眺める景色の余りの美しさに、お気楽夫婦は揃って恋に落ちた。

miyako07miyako08?だって、この青さですよ。恋に落ちるのは必然。巡る湾ごとに、立ち寄った時間により、空の色により、陽射しにより、その表情を変える海。渡口の浜から下地島に渡り、広々としたサトウキビ畑の中の真っ直ぐ続く道を2人でのんびりペダルを漕いで行くと、雲の間から天使の梯子が降りてくる。そしてその先には初めて見る多彩なブルー。少し疲れたなと砂浜に下りればブルーシールアイスクリームを供する茶屋がある。これは楽園です。

あ、こうして書き記していると、あの暖かな南の島の甘美な時間を思い出してしまい、またすぐに行きたくなってしまうので、今夜はこの辺で。続きは後日。

引退後の日々「Are you busy ?」

2023-2024 012023-2024 02してるの?」「暇になったでしょ?」妻の引退(定年退職)後に、そう聞かれることが多くなった。確かに妻の在宅比率(アドバイザリー契約で仕事は続けることになった)は高くなった。元々私も毎日出勤せず自宅での仕事が多くなっていた。そこでそんな質問だ。ところが、やることがたっぷりあるのだ。用賀にあった人気の店を閉め、女将さんの実家がある奈良に移転OPENした「本城」さんを訪ねたのは年末のこと。相変わらずの絶品料理に舌鼓を打ち、大将や女将さんと会話しながら楽しい時間を過ごした。

2023-2024 032023-2024 04良から京都に向かい、ハイアット修行納め。パークハイアットなど、Youニーズが高いホテル宿泊料が異常なほどに高騰しているため、カジュアルブランドの「ハイアットプレイス京都」に宿泊し、お気楽妻のメガネに叶うか試してみた。広めの部屋を押さえたこともあり、ギリギリOK 。今後の京都滞在はここかなと算段。その京都滞在中は、待望の鴨川デルタを訪ねたり、本城さんのお弟子さんの店を訪ねたり、卯年のお気楽妻の厄払いにとウサギを祀る岡崎神社や北野天満宮にお参り。やはり京都LOVE。

2023-2024 052023-2024 06の足で、妻の生まれ故郷、浜松へ。いつものように料理全般に始まり、大掃除、買い出し、洗濯とマスオさんもお気楽妻も大活躍。そんな時間の隙を狙って映画を観たり、スポーツクラブでスカッシュ納めをしたりという年末年始の慌ただしい日々はあっという間に終わった。圧迫骨折で長く入院していた義母、その間一人暮らしだった義父も、緩やかながら元気なことに妻もひと安心。妻の60年間を振り返った画像編集ムービーも好評だった。改めて娘の還暦を義父母と共に祝えることがどんなに幸福なことかと実感。

2023-2024 072023-2024 08年早々に「ビストロ808」も開店。年末に開店した際にはマンション管理組合の理事仲間(何しろ今年は理事長ということもあり、大規模修繕やら大きな課題が山積しているため、親交を深める目的で開店)をお誘いするという初の試みだったが、今年初の開店も初来店のメンバーたち。どちらもビストロ808の基本メニューに喜んでいただいた様子で何よりだった。コロナ禍で以前のように頻繁には開店できなくなっていたけれど、LA駐在中の常連ご夫妻も今年は帰国の気配があるし、定期的な開店も視野に入れようか。

2023-2024 092023-2024 10浜の別荘(ハイアットリージェンシー横浜)に滞在したのは、その翌週。「勝烈亭」や「徳記」など、一度は行っておきたかった横浜の名店でランチをいただいたり、お気に入りの中華ビストロに友人を招き「麻婆白子」「ムール貝の紹興酒蒸し」を堪能したり、娘たちの塾通いの送り迎えでも忙しいワーキングマザーとハイティをいただいたり、やはり盛り沢山の別荘生活。滞在中にホテルのジムに毎日通うのはもちろん、スカッシュのプライベートレッスンを海老名まで受けに行ってしまうというハードスケジュール。

2023-2024 112023-2024 12末にお互い忙しくて会えなかった友人とは新年会。最近最もお気に入りの店のひとつ「nope」という中華料理というよりは、「スパイス料理」店へ。「うつくし〜♬」と前菜盛合せに嘆息し、「このタコ旨〜い」と感激する友人の期待通りの反応に満足。年末に別の友人たちをお連れした際にも同様のリアクションに喜んだ2人。自分たちの大好きな店に、気の置けない友人たちと一緒に行って「美味しいね」と頷きあって一緒に料理を味わえる幸福はコロナ禍の日々には諦めていたものだ。やっぱり三密は楽しいぞ。

「これで来月からスカッシュのレッスンが週3日になったら、どうなっちゃうんだろ?」とお気楽妻。日曜のレッスンはもちろん続けるけれど、平日夜のレッスン(洗濯が終わると深夜)を避け、平日昼のレッスンを受けることにしたワタシ。その同じ昼のレッスンを受ける上に、平日夜のレッスンも止めない予定の妻。来月は新宿、そして沖縄の別荘と、相変わらずのハイアット修行中の身でもある。「身体が持つ限りは続けようかな」と文字通り“お気楽な”妻。その表情はやけに明るい。

…引退後は、こんな日々が続いている。

お気楽夫婦の旅は…「Wellness Tourism?」

Wellness01Wellness02頃、世界で「ウェルネス・ツーリズム:Wellness Tourism」が注目されてると言う。「元気」や「爽快」を意味する「Well」と「ness:状態」で「より良く生きようとする生活態度」と訳される「Wellness」。つまり、「ウェルネス・ツーリズム」とは、旅先でフィットネス、スパ、レクレーションなどを通じて心と体の健康に気づいたり、地域の人と交流したり、地域の食を楽しんだりしながら、リフレッシュして明日への活力を得る旅、なのだそうだ。…なぁんだ、お気楽夫婦はとっくにやってるじゃないか。

Wellness03Wellness04の夏、お気楽夫婦が4年ぶりの海外渡航で訪れたのは、6度目の訪問のバリ島。宿泊先は2017年以来2度目の滞在で、スポーツクラブ内にスカッシュコートを2面保有する「グランドハイアット バリ」。そこでイングランドから家族旅行でやって来た高校生や、地元のプレーヤーたちと一緒にコートで汗を流した。もちろん、初対面。スカッシュという共通のワードで交流でき、仲良くなれる。もちろん、スパやプールで寛ぎ、地元の料理を味わい、のんびりと読書に耽る。これでリフレッシュできない訳がない。

Wellness05Wellness066月と10月に訪れたのは2022年秋に開業したばかりの「富士スピードウェーホテル」。運転免許証は保有している2人だが、クルマは持っておらず、ここ20年以上運転もしていない。そんな2人が、ハイアット修行の一環で試しに宿泊したところ、ハマってしまったのだ。サーキットを望むホテルのベランダからは、レースが開催されていなくても毎日レーシングカーが走っている。コースを開放して一般客が走っているのだが、これが実に楽しい。二重窓を通しても聞こえるエキゾーストノイズさえも実に心地良い。

Wellness07Wellness08士山を望む半露天風呂付きの温泉大浴場、ジャグジーや屋内プール、本格的なジムもあり、そこには何と無料のドライブシュミレータまで。3面のモニターにはサーキットの映像が映し出され、車種ごとに体感が変わる。これが実に楽しいのだ。建物の1階には「富士モータースポーツミュージアム」が併設されており、カーマニア垂涎の歴代スポーツカーが展示されている。館内にはモータースポーツがフューチャーされたアートが随所に設置され、決してクルマ好きではないお気楽夫婦でさえ、その遊び心に笑みが溢れる。

Wellness09Wellness10には博多に長期滞在。北九州に拠点を移した松井千夏プロを訪ね、スカッシュ三昧。どの街でスカッシュをしても、彼女とラリーをするのは実に楽しい。ご家族と(お子さんとは初めて)一緒に食事を楽しむこともできた。さらには、身体を慣らそうと訪れた博多のスカッシュコートで知り合った女性たちとも一緒にプレーできた。1週間の滞在でスカッシュは4回、ラケットとシューズ持参の甲斐があった。もちろん美味しい街、博多。毎日地元の美味しい料理を食べ、飲み続けたのは言うまでも無い。

Wellness11Wellness12イアット修行中の身でありながら、地元の友人たちのリクエスト?で、「グランドハイアット博多」以外に「リッツカールトン博多」にも宿泊。博多湾を見下ろす開放的なプール、ビッグバン真っ只中の博多の街を眺めながら汗を流せるジム、地元の食材を贅沢に使った豪華な朝食ビュフェなど、グランドハイアットを上回る(宿泊代も^^;)ラグジュアリー感に圧倒された。日程を合わせて福岡でゴルフをやるからと博多で合流した東京の友人たちも含め、仲間たちと毎日博多メシ三昧。また行かねば♬ 楽しいぞ!博多。

Wellness14Wellness13気楽夫婦が体感したウェルネス・ツーリズムの極め付けは、沖縄(那覇と瀬良垣)。今年は何と3度も訪問。その度に、実業団のプレーヤーだった“ちなみん”にバドミントンのお相手をしてもらうのが主目的。経験者の私と、本格的なプレーは初めてだった妻と、個別のメニューを考えてもらって、体育館を(結果的に)貸し切ってのプレー。訪問の度に、ゼータクで楽しい時間を味わうことができた。さらには、地元でお気楽夫婦と知り合った女性もメンバー入り。次回はバドミントンクラブ結成のお祝いの会を開催できるか?

Wellness15Wellness16、曙、朝ぼらけ、白昼、夕暮れ、黄昏、宵の頃。その時々で、色が、風が、潮が、風景が変わる。どんな海を眺めても飽きることはない。悦楽の時間。お気楽夫婦が好んで宿泊する客室は、2方向に海を望むベランダ付き。ホテルのチャペルで式を挙げるカップル、友人、家族や、プールで遊ぶ子供たちを眺めているだけで幸福な気持ちになる。食事、近所の散歩、バドミントンをやっていない時間のほとんどは、その部屋で音楽を聴き、本を読みながら過ごす。ほぼ観光はしない。滞在の最終日はスパ。至福の時間だ。

Wellness17Wellness18末の沖縄旅で初めて訪れたのは、「命果報(ぬちがふぅ)」と言う琉球料理の店。「命果報どぅ孵果報(しでぃがふぅ)」、すなわち、幸福とは命があってこそのもの、と言う沖縄のことば。こうして、健康で、夫婦仲良く、美味しい地元のもの、季節のものを、無添加で優しい味付けの美味しい料理としていただける、これが幸福だなぁとしみじみ。すると、「それで、次の沖縄合宿の日程だけどね」と妻。あ、前言を撤回します。2人の旅は、ウエルネス・ツーリズムなどではなく、スポーツ合宿でしたとさ(笑)。

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