長期滞在はここに♬「グランドハイアット クラルンプール」

IMG_0830 2IMG_1080IMG_1085京は暑い!と脱出して向かった鄙びたマレーシアのリゾート、クアンタンでの滞在の後は、首都である大都会クアラルンプールに。3度目の訪問とは言え、20年ぶり。その間すごいスピードで都市化が進んだようで、街はすっかり様変わりしていた。中心部のKLCCには超高層ビルが立ち並び、街の象徴であり首領である「ペトロナスツインタワー」がそれらを睥睨する。その配下であるスカイスクレーパーのひとつ、「グランドハイアットクアラルンプール」がお気楽夫婦の滞在先だ。1週間の長期滞在のためにと予約したのはグランドスイートという105㎡の巨大な客室。KLCC公園を見下ろし、リビングには大きなデスク(リモートワークにも向いている)まで付いている。これはすこぶる快適だ。

IMG_0754IMG_0883 2IMG_0987内の施設も充実。周囲に無料のカバナ(天蓋付きのプライベートスペース)が配されたプールと開放的なプールサイドバー。ジャグジーバスやサウナが付いたシャワー&ロッカールーム、本格的かつ最新のマシンが充実のジム。比較的お手頃な料金でレベルの高いトリートメントが受けられるスパ。これだけでお籠りには充分。そしてなんと言ってもホテル内からの眺望が素晴らしい。エントランスから最上階のフロントに向けてエレベータを降りると、全面に広がる大きな窓がば〜んと目の前に現れる。客室からはもちろん、朝食レストラン(360度全ての方向が大きな窓)やクラブラウンジもKLCC公園や周囲の街並みを見下ろす絶景ビュー。これは朝に夕に、時間ごとに変化する風景は眺めて飽きない。

IMG_0784IMG_0813 2IMG_0909 2きないと言えば、ホテル内の朝食ビュフェやクラブラウンジのメニューが毎日変化に富んでいて、またその料理の水準が高く、実に素晴らしい。そして何よりも、その料理のプレゼンテーションがオシャレでイケてるのだ。例えば朝食。毎朝何種類かのデニッシュがスタイリッシュに、蠱惑的に並べられる。ハード系のパンも何種類か追随し、卵料理が日替わり(たまに温泉卵とかまで)で供され、それぞれにPOPが添えられる。これが実に悩ましいのだ。中華粥やローカルフードなども充実しているのに、日替わりのデニッシュの魅力に負けてしまいそうになる。本当に困る。クラブラウンジのカクテルタイムの料理も本格的。さらに各種アルコールも飲み放題。これでは外に食べに行けないではないか。

IMG_0944IMG_0957IMG_0872 2食にたっぷりと美味しく食べて、夕方のカクテルタイムに戻って来なければということになると、せめて昼時に街に出ようかと日中の“夜市”に出かけたり、夕刻のKLCC公園を散歩したりする。これが楽しいのだ。どこに行ってもあまり観光名所には出向かないお気楽夫婦。けれど、地元のスーパーマーケットも含め、市場巡りは大好き。ドリアンがこれでもか!と並べられていたり、真っ赤なエビが山積みになっていたり、正体不明の色鮮やかな食品がピラミッド状にディスプレーされていたりするだけで心踊る。KLCC公園をそぞろ歩きながらペトロナスツインタワーのイルミネーションや噴水ショーに見惚れ、あぁ良い街じゃないかと微笑みあったりする。いや、本当に暮らすように穏やかに過ごせる街だ。

IMG_0822 2IMG_1021IMG_1023ちろんスカッシュラケットを持参した2人。何と言ってもマレーシアはかつての女子世界チャンピオン「ニコール・デーヴィッド」を輩出したスカッシュ強豪国。市内のスカッシュコートを2ヶ所ほど巡り、たっぷり汗を流したのは言うまでもない。どちらもパブリックのコートで、コート数も7〜12面あり、大きな大会が開催されたりするコートのようだったが、シャワールームなどの設備はチープで、逆に言えばそれだけ普通に近場に存在するのだ。そのうち1ヶ所のコートには冷房もなく、シーリングファンだけ。2時間の予約をさすがに早めに切り上げた。ナショナルコート(ニコールの名前が冠されたコートもある)は長期修繕工事のため休館中で使えなかったことだけはやや悔やまれはするが。

1週間の滞在が終わり、最終日にはお約束のスパトリートメントでまったりしたお気楽妻。「このホテル、また来るよ!」と断言。ん、分かった。そう断言するだけの魅力が、確かにこのホテルと街にはある。その上、世界で最も安価にラグジュアリーホテルに宿泊できる街として名を馳せるクアラルンプール。これは長期滞在に再訪するしかないだろう。またいつか元気な内に、スカッシュラケットを抱えて。

長期滞在の試金石「ハイアットリージェンシー クアンタンリゾート」

IMG_0588IMG_0573IMG_0515京は暑い。と言うか熱い。もう熱帯。そこで、盛夏の東京を離れ、避暑に向かうことにしたお気楽夫婦。向かった場所は北ではなく、なぜか南だ。いわゆる逆張りで、マレーシア。それも鄙びた(地名を聞いたこともない)リゾート地、クアンタン。首都クアラルンプール空港から国内線で東に50分。なぜそこに向かうか?そう、なぜならそこにハイアットがあるから。「ハイアットリージェンシー クアンタンリゾート」は開業1970年。外観からしてもかなり古いリゾートだろうと覚悟してチェックイン。ところが、2018年に全面リニューアル(長期間休業して改装)した結果、最新設備とは言えないまでも、きちんと整えられたホテルになっていた。これは失礼しました。

IMG_0527IMG_0525IMG_0501気楽夫婦が予約していたのは「リージェンシースイートキング」という91㎡の客室。もちろん(いくらマレーシアの物価が安くても)正価での宿泊は無理。ハイアットの会員制度「World of HYATT」で修行を積み、7日間まで連続してスイートルームにアップグレードできるアワードを獲得して予約していたのだった。すると1泊あたり1万円強!というお得な料金で、朝食ビュフェ付き、クラブラウンジ利用という特典付きで宿泊可能。これが修行の成果。ありがたや。部屋に入ると、左手に下駄箱。ありそうでない仕様。そしてゲスト用のトイレ。さらには大きなダイニングとリビングルーム。ウォークインクローゼットを横目にベッドルーム、そして思わず笑ってしまったほど大きなバスルーム。今回の旅は日本の暑い夏を避ける避暑地候補を探す目的もあった。これなら長期滞在も万全だ。

IMG_0648IMG_0544IMG_0695らに嬉しいことには、長期滞在に耐え得るホテルの付帯設備も充分。大小2ヶ所のプール、プールサイドとビーチサイドに2つのバー、小さいながらマシンのラインナップも充分な(エアコンが効き過ぎだったけど)ジムがある。そして何よりもお気楽夫婦を歓喜させたのは(何と今年の春に)出来立てのパデルコートがあったことだ。パデルはスペイン発祥のテニスとラケットボールを合わせたようなスポーツ。初めてのスポーツながら、バドミントン、テニス、ラケットボール、そしてスカッシュと50年以上に渡ってラケットスポーツをやってきた私にとって、ハードルは低い。妻もほとんど同様の経験があるから、意外にも(初めての割には)ラリーが続く。これは楽しいぞ!と調子に乗って、滞在中に5回(さすがに日中は避けて午前中と夕方)もプレー。すっかりハマった。

IMG_0603IMG_0713IMG_0708期滞在には大切なホテル内の食事の水準も高かった。朝食のレストランはその料理の品数の多さにびっくり。基本的な卵料理などのホットミール、ハム類などのコールドミールはもちろんのこと、ローカルメニューの充実ぶりは1週間の滞在で毎日違うメニューを食べても日数が足りないぐらい。さらには新鮮なフルーツ、スイーツなど少食の2人にとっては悩ましい日々。ランチタイムとカクテルタイムのクラブラウンジも使い勝手が良く、滞在中ずっと笑顔で対応してくれたロリーナの存在はリゾートの滞在を一層快適にしてくれた。クラブラウンジの食事で充分満足してしまった2人だが、最終日に(最初で最後になったが)イタリアンレストランへ。そこで選んだシーフードのグリルが絶品。お値段もお手頃。これはお見それしました。正直、舐めてました。参りました。

「ここは良いね。朝夕は涼しいくらいだし、日本より断然快適だね」と妻も手放しで絶賛。素朴で鄙びたリゾートだけど、お気楽夫婦に必要なものは揃っている。やはりお手頃価格のスパ(全身マッサージ)も2度も!快適な客室では読書が捗り過ぎて、残りの滞在のために読むペースを調整したぐらい。ハイアットリージェンシークアンタンリゾート、長期滞在候補地にエントリー♬

朋あり遠方より来たり行ったり「亦楽しからずや」

Happy01Happy02雨明けの沖縄。遠方(沖縄)に向かう朋あり、共に向かった。彼女たちはゴルフ、お気楽夫婦はバドミントンと、渡沖の目的は違っても、南の島を楽しもうという思いはひとつ。日中は別行動で、夜の宴だけはご一緒しようという作戦。前回と顔ぶれが多少違うけれど、沖縄に共に旅するのは2回目。地元のゴルフ仲間の皆さんも交え、やはりゴルフ仲間が経営するイタリアンレストランで南の島の宴会。ゴルフやスカッシュの話題はもちろん、コンサートや芝居、美味しいモノなど、いろんなジャンルに話題が広がる。友人たちはもちろん、地元のゴルフ仲間も“楽しもう”というベクトルがきっと同じで、だからこそ初めて会うのにリラックスできるのだ。「それが上等さぁ♬」

Happy03Happy04達の友達は〜友達だ♬その友達の友達も〜皆な友達だ♬」という曲があった。1969年に水前寺清子が唄った「友達の唄」という曲。昭和の能天気な歌詞。けれど、それはその夜のテーマ曲だった。ご一緒したのはスカッシュ仲間のママ友たち。ところがその日は肝心のスカッシュ仲間はおらず、その上メンバーのおひとり(NYC駐在経験あり)は、お気楽妻と初対面。そこで冒頭の曲に繋がる。友達の友達は友達だ。もう一人は駐在中のダラスから一時帰国している間に時間を作ってくれた(すでにスカッシュ仲間を介さず)飲み友達。彼女が指定した店は、飯島直子がホストの某TV番組で中井貴一と小泉今日子を招いたビストロ。偶然にもその収録と同じ席に案内され、「わぁ〜!Kyon2と同じ席だ♬」と喜ぶ駐妻。ミーハーで可愛いぞ。彼女はアメリカでそのTV番組を視て「美味しそう!」と店を選んだという。そしてNYC駐在経験のあるママ友は家族で思い出の街を訪ねるという。そんなメンバーで「トランプはきっと暗殺される」などと、物騒なUSAネタなどで話も弾み、再会を約束し散会。

Happy05Happy06比寿のスポーツクラブのスカッシュレッスン仲間が集まったのは、クラフトビールの店。共通のコーチを囲んで初めての顔ぶれで暑気払い。何度も同じコートでスカッシュをしていても、同じ場で酒を酌み交わさなければお互いの“核”の部分は分からない。←昭和のオヤジ的発想。メンバーは、恵比寿という街で、平日の日中に、毎週スカッシュのレッスンを受けられるということ(月〜金勤務の会社勤めではない)だけでも同種、同類の仲間だということなのだろう。スカッシュはもちろん、共通の話題も多く、幅広く、改めて一人ひとりのキャラクターがはっきりと際立ち、今まで以上に親しみも湧く。今までと同じようにコートに入っても、今までより距離が近くなったのが嬉しい。

Happy07Happy08浜の別荘(ハイアット)に滞在する度にご一緒するのは、横浜在住の友人夫妻。別荘ができて(2020年開業)からは、以前より頻繁に会えるようになった。彼らの自宅から歩ける場所に(彼らの場合に限定:その距離は5km以上‼︎)別荘があるということもあり、年に数回、別荘近辺で一緒に食事をした後は、決まって別荘に立ち寄り、夜の散歩をしながら帰宅するというのが常。「IGAさんたちは私たちより詳しい‼︎」と友人(妻)に言われるように、毎回訪問したい店を探し出し、彼らをお招きする。その日は敢えて中華街ではない場所で、メニューを見るとビビってしまう高級中華料理店をチョイス。友人(夫)の誕生祝いだし、お互い良いオトナだしと選んだ店。これが大正解。料理の味はもちろん、お願いしたお祝いメッセージは桃饅頭付きで出していただくなど、きめ細やかなサービスにお友人夫妻も満足の様子。いつものように別荘経由で徒歩でご帰宅。

Happy09Happy10字通り世界各地を飛び回る2人とお祝いの席を設けた。お2人の婚約をお祝いしようとやりとりしながらスケジュールが合わず1年が過ぎ、ようやく実現した宴席もやはり中華料理店。その間、「今年の目標は世界ランキング10位内です」と言っていた日本スカッシュ会の至宝、渡邊聡美ちゃんの世界ランキングは6位まで上がった。凄い、これは凄い、もの凄い。お祝いをせねば!という宴席でもある。PSA(プロスカッシュツアー)参戦の聡美ちゃんはイングランドがベース、ジュニア日本代表コーチの海道くんは年間の半分は海外遠征の日々。2人一緒に日本でお祝いの席を設けられたのは奇跡的。来年名古屋で開催されるアジア大会、そして2028年のLAオリンピックでのメダル獲得に向けて、さらにはその後の2人のビジョンについて、それぞれの話が聞けた貴重な時間でもあった。お気楽夫婦にできることは限られるけれど、細やかながら引き続きサポートして行きたいと思わせる、力強く頼もしい2人だった。

近頃、お気楽夫婦の仕事は「旅人」と嘯いている。これは着実に実行できている。そして2つ目の仕事は「スカッシュ」だとも。週3回スカッシュのレッスンに通うお気楽妻(私は2回)、それができる(時間的、経済的、肉体的)環境を共に実現できているのは嬉しい限り。そして何よりスカッシュを通じて、あるいはスカッシュをきっかけに、友人たちを訪ねたり、ご一緒していただく日々はありがたいことだ。

とは言え「70歳までスカッシュやるよ‼︎」と、随分前に妻に宣言されたけれど、それもあと数年に迫った。今後は、スカッシュとどう付き合っていくか、そしていつまで旅人でいられるか。悩ましい日々でもある。「考える前に、まずは日々実行だよ!」とお気楽妻。了解(汗)。

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SINCE 1.May 2005