お気楽妻の卒業旅行記(7)「Paris Squash 2024」(後編)
2024年 10 月27日(日)
「Paris Squas 2024」のメイン会場「Cirque D’Hiver」は友人・知人たちとの待合せ場所にもなった。現地(シャルル・ド・ゴール空港)集合で新婚旅行にやって来た後輩夫婦とも会場前で落ち合った。指揮者を生業とする新郎は一足早くヨーロッパにやって来て、各地のコンサートホールを巡り、新婦をパリでピックアップ。会場前でそんな2人と待合せ、スカッシュ仲間の新婦と試合を観戦した後に再び合流して乾杯。不思議で楽しいひと時だった。スカッシュ日本代表の杉本梨沙ちゃんとは、彼女のヨーロッパ遠征が始まったばかりのタイミングで待合せ。一緒に試合を観戦した後に、長丁場の遠征頑張れ!とエールを贈った。
大会の途中でお気楽妻にとって楽しみなミッションが増えた。聡美ちゃんと会った際に「大会会場に置いてある(スポンサーの)ダンロップの巨大なスカッシュボールが気になる。あれが欲しい!」という妻が発したことばに聡美ちゃんが反応し、大会会場で売っているからサインをもらったら良いとアドバイス。翌日、会場でボールを発見。躊躇う妻。これは買うしかないだろう!と唆され、最後はノリノリで買い求める妻。会場で見かけた選手に声を掛け、記念撮影とセットでサインをお願いした。可愛いエラービーちゃんも、フランス男子TOPのクルーインも、WR3位のディエゴも、快く応じてくれた。「これは家宝だ!」
私にとって5回目(通算では70日くらい)のParis、妻は3度目。主要な観光スポット、美術館など、行くべきところは訪れている2人。そこで今回はパリ在住の後輩(カメラマンも生業のひとつ)に撮影をお願いした。撮影場所は、訪ねたことのない新鮮な場所ばかり。さすがだ。そしてカメラを向けられてもいつも自然な表情のお気楽妻。撮られなれている、というか撮られるのが好きらしい。そのれに対して、私ときたら「IGAさん、もっとリラックスして!笑顔で!」と指示されてばかり。やれやれ。それでも根気良くシャッターを押し続けてくれた後輩のおかげでとても良い記念になった。多謝。…でも撮られるのは苦手。
そのぴあ時代の後輩とは、Paris在住20年、パリのガイドブックを複数の出版社から13冊も出していて、掲載している写真は自分で撮影したものがほとんどというプロカメラマンでもあり、「ほぼ日」の連載も持っている人気のブロガーでもある「とのまり」こと、とのまりこさん。撮影をお願いしただけではなく、何度か一緒に美味しい食事をしたり、パリ在住ならではの視点で街を案内してもらったり、アドバイスをもらったり、滞在中ずっとお世話になりっ放し。お住まいに2度までも招かれ、パリ生活のリアルも体験できた。知人のアパルトマンを借りて長期滞在したらどうかという嬉しいお誘いも。うーむ、魅力的。
「やっぱりパリの方が好きかな♡」今までパリ派の私に対して、NYC派だったお気楽妻。今や完全にパリ派、ヨーロッパ寄りに改宗した模様だ。確かに以前より英語を使ってもらえる(ラグビーのWCやパリオリンピックで変わってきたらしい)ようになり、街は美しく、食べ物は美味しいし、妻はとても居心地が良さそうだ。
…これにて(本当に?)お気楽妻の卒業旅行は北米編に続き、ヨーロッパ編も無事に終了。どうやら長旅にも慣れてきた。とは言え、時間は有限。健康寿命が尽きる前に行っておきたい国もまだある。お気楽さに磨きをかけて、時間もお金も有効に使える内に使うことをモットーに旅を続けよう♬「で、次は?」「え”?」