弥生三月、南へ北へ「沖縄、金沢修行旅」

naha01naha02が降ったり、かと思えば夏日になったり、温暖化の影響なのか、温暖化を声高に叫ぶのは陰謀なのか。いずれにしても今年は「三寒四温」と言われたような、穏やかにゆっくりと春に向かう風情は東京にはない。ところで、お気楽夫婦は都内の気候に関わらず南へ北へ修行の旅を続けている。と言うのもインバウンド観光客の急増の影響でホテル宿泊代の高騰が続き、都内近郊には泊まれない。そこでこの時期の“穴場”の別荘を狙い、長期滞在を決め込んだ。まずは、オフシーズンの沖縄、那覇。昨秋の博多のうどん三昧(ハマった)に続き、うちなーすばを食べまくる企画だ。まずは那覇空港で1杯目。

naha03naha04ーミナルビルの端にひっそりとある「空港食堂」は空港で働く地元の方々の御用達。お気楽夫婦もタクシーの運転手さんに美味しいと教わり、いつか食べてみたいと思っていた店。確かに驚きはないものの、毎日通える安心の味。旨い。滞在中には人気の「EIBUN」の3号店など、何軒かでうちなーすば(沖縄そば)を堪能した。それ以外にも、“別荘”滞在中にはご近所の映画館「桜坂劇場」では都内で見逃した香港映画を観たり、ぴあ時代の後輩夫婦が経営する「サンスーシー」で絶品ランチとかき氷を味わったり、那覇滞在中には必ず訪れる馴染みの?本屋「ジュンク堂書店」で大量に文庫本をゲットしたり、ホテルのジムに日参したり、いつものように暮らすような日々を過ごした。

naha06naha05外的に遠出したのは、那覇空港近くの「瀬長島ウミカジテラス」で、穏やかな東シナ海を眺めながらオリオンビールを飲んだり、離着陸する飛行機を数え(やたらと多い!!)ながら「琉球温泉 龍神の湯」でまったりしたり、「百名伽藍」というリゾートホテルのランチを目的に南部まででかけたことぐらい。その「百名伽藍」の最上階には貸切露天風呂があり、ランチをいただいた開放的なテラス席と同様に太平洋が一望できる。ランチと貸切風呂をセットで予約したお気楽夫婦は、ホテルの外で待ってもらっている観光タクシーの運転手さんを気にしながらも、湯に浸かりながらニライカナイがありそうな海の彼方をぼーっと眺めた。至福の時が流れる。*その近くに実在する「ニライカナイ橋」や知念岬からの眺めも素晴らしかった。

naha07IMG_7725覇の別荘(ハイアットリージェンシー那覇)に滞在の際には毎回訪れる「土香る」という沖縄料理の店には、沖縄バドミントンの師匠“ちなみん”と一緒に。なんと彼女は休みを取って、訪ねて来てくれた。元々は沖縄営業担当だったスカッシュ仲間に紹介されたこの店の“オトナの沖縄料理”の旨さに、地元在住数年の彼女も感激。泡盛で有名な「まさひろ酒造」のウィスキー(メニューになし)にも感涙。リピート決定。他にも、「BARサクラザカ」に毎晩のように通ったり、別荘裏手の怪しい雰囲気の中華料理屋が絶品だったことを発見したり、長期滞在に耐えうることが分かった、収穫の多い沖縄滞在だった。

kanazawa01kanazawa02の島から帰って間も無く、お気楽夫婦は北北西に向かう新幹線の車中の人になった。新幹線に乗ったら2人宴会がお約束。日本橋「金子半之助」の「春のかき揚げ弁当」と「塚田農場のいいどこ取りセット」をゲットしてご満悦。北陸新幹線は車内がゆったりと(普通席でも快適)していて、トイレも清潔(女子専用トイレもある)で好感度が高い。そんな車内でいただく絶品うまうま料理。ビールもススム。旅の目的地はお気に入りの街、金沢。美味しいものを食べて、本を読んで、スカッシュをするというのがミッション。キッチンやダイニング付きの本格的別荘(ハイアットハウス金沢)に初の滞在だ。

kanazawa03kanazawa04沢での最重要ミッションの1つは「加能ガニ」をいただくこと。加賀と能登で「加能」ガニだが、越前ガニや松葉ガニ(山陰)などのブランドガニに比べて知名度は今ひとつ。復興応援の意味も兼ねて、ゼータクに食べようじゃないか!という訳だ。とは言え少食の2人。コースで食べるほどの胃腸は持っておらず、一杯のカニを2人で、それも半身づつ刺身と焼きガニで食べられる店を選んだ。水槽から3段階の大きさのカニを持って来てもらい選ぶという方式。もちろんいちばん可愛いサイズを選択。それでもいいお値段。そしてやっぱり旨い。C/Pは良いとは言えないけれど、食べて応援と割り切る。

kanazawa05kanazawa06して最大のミッションは「石川県立図書館」の再訪だ。前回(昨年夏)の訪問の際にはその圧倒的なスケールとデザイン、機能性、コンセプトに圧倒され、感動し、撮影し、観光客として短時間滞在しただけだった。そこで今回はじっくりと。館内のカフェ(これがまたオシャレ)でランチを取った後、半日滞在の計画だ。コーナー毎にいろいろなテーマ(「日本を知る」「生き方に学ぶ」とか、一々唆る)があり、迷った挙句に2人が選んだのが、地図。2人とも大の地図好きだし、借りるのに重いし、買ったら高いし。これが正解だった。国内外の古地図をたっぷり堪能。けれど、時間足りず(涙)。再訪必須。

kanazawa07kanazawa08カッシュも3日間地元のコートに通い、地元のメンバーともお近づきになった。寿司も、金沢おでんも、金沢カレーも、名物ハントンライスも食べた。持参した文庫本もほぼ(3〜4冊)読破した。改修中のパークハイアット東京から出向して来ているスタッフたちとも会えた。馴染みになったホテルのバーのスタッフとも会話できた。滞在中にいくつか会議に出席し、年度末の事業を総括した。ほぼ当初のイメージ通りの金沢長期滞在が完遂できた。那覇と同様に長期滞在(別荘だからね)に相応しい街だと再認識。よし!これで首都圏のホテル代高騰に負けず修行を続け、ゴールするイメージができあがった。

「次は香箱ガニの季節に来たいね」と、妻。そして何と金沢滞在中に、冬の金沢滞在の予約までしてしまった。そんないつものお気楽夫婦だった。

春節は横浜へ♬「WE L♡VE YOKOHAMA」

yokohama04yokohama01浜を訪れる度に思い出す友がいる。一緒にスキーやテニスをして、穂高岳や谷川岳に登り、三浦でディンギーを駆った。彼は当時まだ独身で、東横線の終点だった桜木町から弁天橋を渡った先の海上保安庁の宿舎に住んでいた。出張先の小笠原から絵葉書を送ってくれた。最初の妻との結婚披露宴では司会を務めてくれた。お気楽妻との再婚を報告した際には、赴任先の舞鶴からお祝いだと松葉ガニを贈ってくれた。新婚旅行中で受け取れず、彼の元に戻ってしまい、送り直してはもらえなかったけれど。彼の車で横浜の街をドライブしていた時に、横浜三塔のことを教えてくれた。その三塔のひとつ、ジャック(横浜市開港記念会館)のライトアップした姿を眺め、彼を思い出した。けれど彼は7年前海上保安庁を退官し、再任先の伊豆で突然の病に倒れ帰らぬ人になった。それでも嬉しいことに、ヨコハマの街には彼の気配がする。そんな街の別荘(ハイアット)に、今年の新春(旧正月)にも滞在することができた。

yokohama02yokohama03気楽妻は香港が好きで、中華料理が好きで、春節のイベントが大好き。*春節で大移動する某民族の方々はお好きではないらしいが。この時期の横浜に、それも中華街(別荘から歩いてすぐ)の近くを散策するのは、どうやらワクワクを超え、血が騒ぐのを抑えれないらしい。何と今年で5年連続での(春節前後の期間)横浜滞在だ。他の季節も含め、ヨコハマの別荘滞在の際にはテーマがある。ある時は中華街の大店(重慶飯店、萬珍樓、状元樓など)を巡ったり、逆に小さくて美味しい店舗(南粤美食、徳記など)を探し歩いたり、博物館(日本新聞博物館、横浜開港資料館、日本郵船歴史博物館など)探訪だったり、パン屋(のり蔵、ブラフベーカリー、ウチキパンなど)の食べ比べなどなど。そのテーマは尽きない。今年のテーマはと言うと、中華料理に限らずお気に入りの(あるいは気になっていた)料理をいただき、芝居や映画などのエンタメ三昧。*ちなみに、今回のヨコハマ滞在中に2本の映画を観て、別荘の目の前にある「KAAT」で芝居を1本観た。

yokohama07yokohama09画や芝居以外のエンタメは、例えば「日本郵船 氷川丸」の見学。ここは期待以上に(…正直に言えば、ほとんど期待していなかった)楽しい。存在は誰でも知っている、山下公園の名所でもある氷川丸は、写真は撮ったことはあっても乗船したことのない人がほとんど、だと思う。それは実にもったいない。乗るべし‼︎ 乗船して初めてその数奇な歴史や当時の乗船費用を知り、驚愕する。*1930年に横浜〜シアトルまでの貨客船として就航した当時、チャップリンなどの乗船した1等はもちろん、3等の費用ですら超高額。1等は片道250$=500円。往復で1,000円。当時の日本郵船の初任給が70円(2024年4月で約32万円だから、現在の貨幣価値として約4,500倍)だから、450万円。ちなみに1,000円で家が建つ時代だったらしい。当時の客室もそのまま再現されていて見学できるが、実に豪華。その後、病院船になったり、引き揚げ船になったり、そして1961年に現在の場所に係留され、2016年に重要文化財として指定され現在に至る。乗るべし‼︎*そして今回調べて判明したのだが、私たちが乗船した翌日に入館者が400万人に達し、豪華記念品を受け取った方がいたとのこと。惜しい‼︎

yokohama10yokohama12べる方は、まずは別荘(ハイアット)1階の「ザ・ユニオンバー&ラウンジ」でのアフタヌーンティ。この季節はお約束のストリベリー三昧。マカロン、タルト、パフェ、ショートケーキ、ブランマンジェ、ムースなど、8種類のイチゴ尽くしスイーツと、キッシュやミニバーガーなどのセーボリー。見ているだけで満足してしまいそうなラインナップはスカッシュ仲間(女子コーチたち)とご一緒に。体育会系の彼女たちをも魅了する豪華さ、麗しさ、そして美味しさ。とは言え、私はしばらくスイーツは遠慮したいくらいの甘味攻撃。降参です。そして我が別荘のクラブラウンジの17時からのカクテルタイムが素晴らしい。スパークリングワインを含むアルコール類の充実はもちろん、オードブルのバリエーションが多彩で、フィンガーフードやシャルキュトリー、揚げ物やスティックサラダまで、毎晩通っても飽きが来ないと思われるメニュー。そして19時からは何種かのミニスイーツが!2夜しか行けなかったことが悔やまれる。

yokohama18yokohama23華なクラブラウンジに行けなかった理由は、毎夕ごとに気になっていた地元の人気店を訪れたから。私の誕生日に妻がお祝いしてくれたのは「ル・サロン・ド・レギューム」という店名(レギューム:フランス語で野菜)の通り、旬の野菜をふんだんに使ったクラシカルなフレンチレストラン。焼きたてのキッシュから始まって、フォアグラ、鰆、鴨、デザート、焼きたてプティガトー(マドレーヌ)まで、どれも素直で好ましい料理。“Bon Anniversaire”のメッセージも嬉しい。たまには硬めのサービスも新鮮。さして横浜在住の友人夫妻との会食も横浜の別荘滞在のお約束。サシの入った肉が苦手の友人(夫)を気遣い、今回はジビエが有名なイタリアン「オステリア・アウストロ」。ここの料理はどれも絶品、サービスや店の雰囲気も心地良く、4人で大絶賛。ジビエ中心の前菜の盛合せだけでもワインが何杯もいける。タラの白子の温製サラダ、芽キャベツと蕗の薹のフリットなど、魚介や野菜の料理も秀逸。やるな!ヨコハマ。

yokohama14yokohama21ちろん、中華料理は外していない。たまたま伺った移転新装なったばかりの「山東(2号店だけど、1号店は休業中)」では、名物料理の水餃子、なぜか神奈川県民が愛するサンマー麺、干し肉と野菜炒めなど、中国家庭料理と銘打つ店名通りの素朴で美味しい安定の味。大箱になってもカジュアルでお気楽な店の雰囲気と料金はそのまま。さらに人気の店になるだろうと思って通りかかった週末には長蛇の列。ますますのご繁盛を。そして、お気楽夫婦の大定番店「状元樓 横浜中華街本店」は磐石の美味しさ。古き良き上海を再現した優雅で上品な内装と相まって、安心してかつ落ち着いて食事ができる、“大人”の店。2人が大好きな干し豆腐の前菜からスタートし、ミックス焼売、昔ながらの豚の角煮、エビとニラのパイ包揚げまで、大満足。さらには本店近くに新規OPENしたばかりの洋菓子店「パティシエール状元樓」が素晴らしい。中華のエッセンスを洋菓子に加えたラインナップが新鮮。「チーズケーキ月餅」がオススメ。

yokohama25yokohama27節の横浜市街には「ランタンオブジェ」と呼ばれる装飾が50ヶ所以上現れる。その内の1ヶ所は別荘の向かい、KAAT(神奈川芸術劇場)の1階アトリウムに「西遊記」をモチーフにしたもの。毎年恒例の巨大オブジェだけれど、お気楽妻のお気に入り。そして彼女が大好きな出し物の極め付けは「LION DANCE」、中国版獅子舞だ。春節の期間中に中華街で披露されるという情報に加え、このアトリウムでも横浜中華学校校友会国術団によるライオンダンスが演じられるというGood News をゲットした妻はワクワク。アトリウムの階段に座り、開演を待つ。大きなドラの音で開演。すると間近で演じる2頭の獅子が紅包という赤いお年玉*袋を受け取りながら客席へ。*集まったお年玉は能登の被災地に全額寄付するとのこと。お気楽妻の興奮はピークに。さらには、館内を動き回る獅子たちは階段を登ったり、エスカレータに乗ったり、サービスアクション満載の動き。これはたまらん。妻に満面の笑みが溢れる。

「良かったぁ‼︎ 凄かったね〜♬」妻は興奮が冷めやらぬ様子。「香港の春節もまた行きたいけど、ヨコハマの春節祭もいいね♡」香港の春節は2017年に経験済み。いつかまた渡航のチャンスがあればと目論んでいる妻。まずは横浜で満足してもらえている様子にひと安心。今年の横浜春節祭のキャッチフレーズは「2月の横浜はめでたい!」。春節はぜひヨコハマへ‼︎

大阪〜奈良〜京都「食い倒れ修行?の旅」

kyoto02kyoto012025年のHyatt修行の旅は、難波から。昨年6月にOPENしたばかりの「キャプション by Hyatt なんば大阪」に宿泊し、お気楽夫婦にはあまり馴染みのない“難波”≒“ミナミ”を探訪するという作戦。2人が出張等で訪れてきたのは大阪駅、梅田近辺の“キタ”が中心。道頓堀やら心斎橋周辺を何度か訪ねたことはあっても、土地勘はなし。さてと早速周辺を散策。まずはお目当ての「千とせ」で「肉すい」と「小玉」の黄金コンビ(らしい)、そして「肉うどん」という観光客メニュー♬。まぁ、実際に観光客だしね。さらにたまたま「十日戎」の日だったこともあり、せっかくだからと「今宮戎神社」まで(屋台の余りの多さに驚きながら)遠征。さらに夜には前職の旧友たちと法善寺横丁「いちい」で美味しい関西おでんをいただき、北新地のバーで乾杯。いい夜を過ごした。

kyoto03kyoto04日は京都へ移動。京都出身、現在はフロリダ在住の友人と「パークハイアット京都」でランチ。このホテルは宿泊費高騰で到底泊まれず、せめて食事だけ(汗)という作戦。これもまた修行の一環。実際の宿泊は「ハイアットプレイス京都」というカジュアルなホテル。館内にジムやコインランドリーもあり、今回もスカッシュラケットを抱えた旅だからお気楽夫婦にぴったり(やや負け惜しみ)。さらに、京都市営地下鉄丸太町駅の地上出口からホテルのエントランスはすぐ(10秒)であり、近所にスーパーやパン屋が多く、こぢゃれた店が増えた「夷川通」も近くだから何より暮らし(別荘だし)やすい。ある日の夕食も夷川通のを歩いて数分の「燕楽」という人気の居酒屋で京おでん(冬はおでんだね♡)をいただく。料理もスタッフもなかなかいい感じの店でリピート決定。

kyoto05kyoto06たある日は奈良の「本城」さんへ。東京の用賀から移転して1年。移転後早くも3度目の訪問。京都を訪れるついでに立ち寄るのではなく、本城さんの予約ができた日を中心に旅の日程を考える。お気楽夫婦にとってとても大切な店。大将が独立前に「たん熊北店二子玉川店」の店長だった頃から、約20年のお付き合い。季節ごとに、その季節の味を楽しむために訪れていた店だったけれど、せめて年に何度か訪れたいと奈良まで通っている。因みに、最寄の駅からも遠く、京都からでも往復半日がかり。それでも伺う価値あり。

kyoto07kyoto08回のお目当ては、白味噌仕立ての「京都のお雑煮」。何年か前に初めて用賀の店でいただいて、2人ともその味に恋に落ちた。何度か自分でも再現してみようとトライしてみたが、なかなか(当然だが)近づけない。入れる味噌の量にビビってしまうこともあり、やはりお店で食べようと毎年のように伺った。そして移転前の2022年のお正月にいただいて以来、3年ぶりのご対面だ。「やっぱり美味しい〜っ♬」妻が満面の笑顔で唸る。ん、そうそう。これだよね。柔らかく濃厚な白味噌が染みる。小ぶりにしてある(コースを食べ切るためにも)丸餅が嬉しい。満足の味。次は秋の再訪を約束して店を出る。

kyoto09kyoto10テルの近く(歩いて1分)に、馴染みにしたいうどん屋も見つけた。「やっこ」という地元の方々が通う、いかにも“昭和”な見た目は何てことのない店。「キーシマ」という中華麺をうどん出汁で食べる、不思議なネーミングのメニューが人気らしい。ミニ衣笠丼(油揚とネギを卵でとじる)とセットでいただく。妻は生姜が利いたあんかけの「けいらんうどん」。これがどれもフツーに美味い。身近に美味い。通いたくなるワタシ好みの味。ドラマなどのロケ(『ちょこっと京都に住んでみた』の木村文乃さん♡とか)でも使われることが多いらしく、小さく控えめに写真などが飾れらていた。再訪必須。

kyoto11kyoto12都訪問のもう一つの目的、お気楽夫婦の独自企画「京都でスカッシュ!!」のお相手、日本代表選手の杉本梨沙ちゃんとの会食も。前回の京都とパリ(食事だけ)はビストロだったので、今回はスペインバル。京都でのバルの先駆けらしく、店構えや内装は老舗の風格。料理はと言えば、この店を選んで正解でした!の味。メニューも豊富で、少食の2人に女子とは言え体育会系の強い味方がいるから大胆にオーダー。カルパッチョやお約束のパエリアが美味しいのはもちろんのこと、その日の絶品!!のひと品は白子のフリット!! 熱々クリーミーで、ソースとのバランスが絶妙。この店も再訪の可能性あり。

kyoto13kyoto14都では何食べはりました?」と本城さんに問われ、すぐに「この時期やったら牡丹鍋やね」と畳み掛けられた。ではどこに行けばと尋ねると「畑かく」さんと即答。調べてみるとホテルの2駅先で、駅からも近い。さっそく電話すると「お部屋をご用意しておきます」と予約完了。お部屋?訪ねてみると老舗オーラが漂う旅館風の玄関。案内されるままに廊下を歩き、これまた旅館風の個室へ。そして何と部屋に囲炉裏。さらには担当の女性が手際良くボタン鍋の具材を鍋に入れ、出来上がった頃にやって来てよそってまでくれる。お大尽気分。そして猪肉はクセがなく、味わい深く旨い。そして何とネギが、セリが、ごぼうが美味しい。野菜が絶品なのだ。これはクセになる。

「本城さんはもちろんだけど、京都もどれも美味しかったねぇ〜」と妻が満足の笑み。大阪のバーでいただいたスープも旨かったし、関西なかなかやるね。「大阪も楽しかった〜♬」そう言えば、「大阪楽し〜っ」と歌うように街を歩いていた妻。(春節や花見や万博の期間は避けて)また食倒れ修行?の旅に来なきゃだね。

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