用賀 本城 *2022年9月末閉店、奈良へ移転予定

世田谷

  • ★★★ :カウンタ席で幸福の味を
  • 住所:東京都世田谷区用賀2-15-8ラトゥール用賀1階
  • TEL:03-6805-7989
  • URL:http://tan-honjo.com/index.html

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京風の入口、自動ドアではないからご注意を。ご出身の「たん熊」の「たん」を背景にした看板この一皿は絶品のマリアージュこれで何杯酒が飲めることかほっとする味京野菜の取扱はさすがこの組合せは誰が思い付いたのだろうこの組合せはカルチャーショックだ上品でかつ味の存在感が際立つお造りまぐろのモツ煮鴨と鮎の出会い・・・絶妙な一皿季節の味を楽しむことができるのは、日本人の幸福

たん熊北店二子玉川店で本城さんにお会いしたのは偶然だった。予約なしで訪れ、お店に入れなかったこと数度。初めて予約して、たまたまカウンタ席の右端に座り、店長だった本城さんと話をしたのが幸せの味の始まりだった。以来、その席で季節の味をいただく度に幸せな味と時間と空間を楽しんだ。妻はその店で食事をすると幸せな気分になると言い、不満に思った料理はひと皿もなかったと微笑み、だからこそ大事な日に訪れたい大切な店だと呟いた。

2009年春、本城さんが独立したことで、その「幸福のカウンタ席」は一駅離れた用賀に変わった。たん熊という大きな店で采配を振っていた時よりも、さらに生き生きとされている。こぢんまりとした、全ての席に自分の目が充分に行き届き、自らが思うように料理を作る喜びをご自身も味わい楽しんでいるように思える。そんな本城さんの料理が楽しくないはずもない。そして、その楽しさを堪能するためには、やはりカウンタ席だ。ゆったりとした椅子に、おちついた色合いのカウンタテーブル。カウンタの向こうでは、本城さんを中心とした白衣の一座のエンタテインメント・ショーが始まる。そして、供される料理の一皿一皿が美しく、その満足の味の組合せは、頷き、ただほほ笑むしかない。これからも変わらず季節毎に通うことになるだろう。

【IGA快楽主義宣言より】

■「待望の鮎尽くし」2013年9月23日

■「京都の夏に乾杯♬」2013年8月11日

■「京は、和飲で。」 2013年4月12日

■「スリムビューティーは男前」 2012年11月19日

■「友と味わう季節」 2012年5月27日

■「オトナのカウンタに魅せられて」 2012年4月22日

■「秋味堪能!参りました!の栗ご飯」 2011年10月23日

■「至高のランチ」 2011年7月23日

■「お気楽な2人ができること」 2011年3月22日

■「最後の晩餐」 2010年12月31日

■「オヤヂ、女子会に闖入!」 2010年9月19日

「20年間で一番!」 2010年2月21日

■「毎日がクリスマス(前編)」 2009年12月26日

「仲間と味わう美味」 2009年10月10日

「食材のマリアージュ」 2009年7月11日

「店の味、人の味」 2009年5月2日

「人を繋ぐ味、人を繋ぐ店」 2009年3月1日

:あくまで個人の嗜好・お気に入りの度合いです