ニューヨークバー & ニューヨークグリル

新宿

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このホテルは演出が巧みだ。独特のオブジェで飾られ、デリのコーナーを見下ろすシャレたエントランスホールからハレの感覚が溢れる。エレベータに乗り、ピークラウンジに降り立った頃から非日常の世界に紛れ込む。ジランドールの開放的な空間と、それに続く間接照明の美しいライブラリーを通り、こぢんまりとしたロビーを横目に、エレベータを乗り換え、最上階で降りる。この店の見せ場は、この瞬間だ。摩天楼の谷間に足を踏み入れるような空間は何度訪れてもわくわくする。

パークハイアット東京の同じフロアにあるバーとレストランという意味では、同じお店のレストランコーナーとバーコーナー。お腹がすいていれば左のニューヨークグリルへ、軽い食事で済ませようとする場合は右側のニューヨークバーへ向かう。開業時の何カ月も予約が取れないという状況は落ち着いたものの、まだまだ人気の店。東京にいながらにして、“NYC”を訪れたような高揚感が溢れる。スタッフもフレンドリーで、かつ心地良いプロの接客。何か良いことがあったらお祝いに訪れたい大事な店だ。

【快楽主義宣言より】

■「楽しき記憶への対価」2012年2月18日

「マンダリン vs ハイアット 2006極私的ベスト・ホテル」 2006年12月23日

「乾杯バーに乾杯!」 2006年5月20日

鮨 いち伍(千歳烏山)

世田谷

  • ★★★ :眉目麗しく端正な、舌にも目にも美味しい鮨!
  • 住所:東京都世田谷区粕谷4-18-7
  • TEL:03-3307-5591
  • URL:なし

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いち伍看板ネタケース突出しつまみからICHIGO HOTRU-IKAICHIGO HOUBOUICHIGO SHIRO-IKAICHIGO SAYORIICHIGO KASUGOサバ中トロネギマ

新宿高島屋の鮨源が、お気楽夫婦の行きつけの寿司屋だった。銀座あたりの高級店では敷居が高く、皿が回る店ではちょっと淋しい。異論がある人も多いかと思うが、2人にとって鮨屋は“ハレ”の食べ物。寿司は江戸時代の屋台から始まったんだから庶民の食いもんでぇ!という江戸っ子もいらっしゃるだろう。けれど、ホントに美味しい!と思える店だけで、きちんと、でも気軽に食べたいというのが寿司屋に対する2人のスタンス。具体的には、季節のネタが揃っていて、きちんと仕事がしてある。余り店は大きくなく、かと言って常連さんだけが居座る店でも困る。カウンタの中の板さんとの距離は近からず遠からず。居心地良く食べられる。そんな店。

そんな店が近所にあればなぁと探し続けたら、あった。2009年に千歳烏山に開店した「鮨 いち伍」だ。白木のカウンタ、オリジナルのネタケース。すっきりとした空間に、黒い漆の寿司台が輝き、その上に更に輝く握りの数々が供される。醤油皿はあるものの使う必要はない。それぞれのネタにあった仕事が丁寧にほどこされ、そのまま口に運ぶだけで幸せが訪れる。妻はすっかり他の店で食べることを止めた。中途半端な寿司は食べたくない!・・・のだそうだ。

【快楽主義宣言より】

■「幸福の17貫(後編)」 2016年4月2日

■「幸福の17貫(前編)」 2016年3月26日

■「鮨の旨さはグローバル」 2015年4月15日

■「スシ食いねぇ」2012年11月25日

■「満足度UP↑」 2012年10月21日

■「春よ来い♡ 春子(かすご)の春」 2011年4月16日

■「常連化計画進行中!」 2010年2月7日

■「ご近所寿司屋常連化計画」 2009年12月20日

ビストロ・トロワキャール(松陰神社前)

■東京, 世田谷

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TroisQuartsAmuseCarottesRapeesCharcuterieBeafConfit de canardPateSoup de PoisonsouffléSparklingTroisQuartsExteriorTroisQuartsTable

美味しい肉料理が食べたくなったら、電車を乗り継いでも向ってしまうフレンチ・ビストロ。アミューズのリエットと焼きたてパンだけでもワインがすすむ。パテドカンパーニュなどのシャルキュトリーの盛り合せ、オレンジの香り豊かなキャロットラペ、ビストロ定番の鴨のコンフィなど、この店で食べたい料理と問われれば、すぐに指折り数えられる。さらに、奥さまの作るデザートも絶品。日本ワインをはじめ、ワインの種類も豊富。ちなみに、店の名前の「トロワ・キャール」とは、フランス語で3/4という意味。良い店には4つの条件が必要で、お店が提供できるのは美味しい料理、ワイン、おもてなしの心の3つ、すなわち3/4。そして残る1/4は、そんな店を楽しめる「客」だというシェフの木下さん。店と客との幸福な関係が生まれれば、4/4となる。常連客も多いけれど、決して閉鎖的だったり隠れ家的な店ではなく、友人たちとわいわい食べて楽しい、居心地の良い店だ。

【IGA“快楽主義”宣言】より

■「4/4(キャトルキャール)の店」2013年10月27日

■「半世紀に乾杯♬」2013年10月12日

■「夏のヘビロテ」2013年8月18日

■「週末ランチで乾杯♬」2013年8月10日

■「幸福な夜」2013年7月27日

■「29の日は世田谷線に乗って♬」2013年5月5日

■「楽しい独り酒」2013年5月4日

■「悪魔の囁き?天使の誘惑?」2013年1月14日

■「恋に落ちて」2013年1月5日

■「サプライズ!サプライズ!サプライズ!」2012年10月28日

■「美味の三重奏」2012年6月16日

■「それぞれのマリアージュ」2012年4月28日

:あくまで個人の嗜好・お気に入りの度合いです