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2008年の夏、東京ミッドタウンにある中華料理の名店「SILIN 火龍園」を訪ねたのは偶然だった。そして、当時総支配人だった根本さんとお会いしたのも。そして、その香港さながらの絶品広東料理はもちろん、根本さんとの“美味しい”料理や酒の話を交わすのが楽しみで、その店に通った。ところが、2011年の春、店を辞め独立の準備を始められた。半年後、開店の連絡をいただいた。松陰神社の「広東料理Foo」というこぢんまりとした店。そこにはSILINで味わった絶品のサービスが、パートナーのシェフ林さんの作る絶品広東料理と共に供される。お気楽夫婦を瞬時に虜にする中華ビストロの店だった。以降、友人を誘い訪れること数度。すっかりお気に入り中華料理店、赤丸急上昇の店となった。何を食べるか!よりも誰と食べるか!という楽しみを味わいつつ。
【快楽主義宣言より】
■「おひとり様でも♬」2011年11月21日
■「新鮮海鮮在松陰神社」2011年11月6日
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人によって居心地の良い店の基準は違う。駅から適度に離れ、カウンタ中心のこぢんまりした店構え。肴が美味しく、酒が旨い。店主は適度に愛想があるけれど、でしゃばらず、常連客にだけ口を利くといういうようなこともない。声高に騒ぐワカモノがおらず、蘊蓄を語るオヤヂもいない。常連だけが幅を効かせる溜り場のような店などは論外。独りで行っても適度に放っておかれ、それでも淋しくない。ましてや新鮮な魚料理と小さな店なのに豊富な酒。これが私の求める居心地の良さ。
この店にはそれが全てある。
【IGA快楽主義宣言へ】
■「居心地の良い場所」 2011年9月25日
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たん熊北店二子玉川店で本城さんにお会いしたのは偶然だった。予約なしで訪れ、お店に入れなかったこと数度。初めて予約して、たまたまカウンタ席の右端に座り、店長だった本城さんと話をしたのが幸せの味の始まりだった。以来、その席で季節の味をいただく度に幸せな味と時間と空間を楽しんだ。妻はその店で食事をすると幸せな気分になると言い、不満に思った料理はひと皿もなかったと微笑み、だからこそ大事な日に訪れたい大切な店だと呟いた。
2009年春、本城さんが独立したことで、その「幸福のカウンタ席」は一駅離れた用賀に変わった。たん熊という大きな店で采配を振っていた時よりも、さらに生き生きとされている。こぢんまりとした、全ての席に自分の目が充分に行き届き、自らが思うように料理を作る喜びをご自身も味わい楽しんでいるように思える。そんな本城さんの料理が楽しくないはずもない。そして、その楽しさを堪能するためには、やはりカウンタ席だ。ゆったりとした椅子に、おちついた色合いのカウンタテーブル。カウンタの向こうでは、本城さんを中心とした白衣の一座のエンタテインメント・ショーが始まる。そして、供される料理の一皿一皿が美しく、その満足の味の組合せは、頷き、ただほほ笑むしかない。これからも変わらず季節毎に通うことになるだろう。
【IGA快楽主義宣言より】
■「秋味堪能!参りました!の栗ご飯」 2011年10月23日
■「至高のランチ」 2011年7月23日
■「お気楽な2人ができること」 2011年3月22日
■「最後の晩餐」 2010年12月31日
■「オヤヂ、女子会に闖入!」 2010年9月19日
■「20年間で一番!」 2010年2月21日
■「毎日がクリスマス(前編)」 2009年12月26日
■「仲間と味わう美味」 2009年10月10日
■「食材のマリアージュ」 2009年7月11日
■「店の味、人の味」 2009年5月2日
■「人を繋ぐ味、人を繋ぐ店」 2009年3月1日