それぞれのマリアージュ「ビストロ・トロワキャール」

Mako&ChieAmuse東料理Foo」ねもきち夫妻がおススメのビストロがあるという。自慢は肉料理。そして日本ワインの品揃えが良いらしい。お店の名前はフランス語で3/4という意味の「Bitsro Trois-Quarts」。 Fooと同じく松陰神社前にあるその店に、プティポワソンのマコちゃん、根本夫妻、お気楽夫婦の5人が集まるはずだった。事前にワインの持込をお願いし、泡、白、赤の3本をスタンバイさせていたねもきちくん。ところが当日奥さまのチエちゃんから「ねもきちダウン!」とのメール。知人のお店の開店祝いに食事に出かけ、カレー屋さんに行ったはずなのにテキーラを鯨飲し、駅のホームでTKOだったらしい。代わりにチエちゃんがワイン3本を抱えてやって来た。ナイスサポート!

Jun&ShigeminPate頃爆睡していると思いますよ」と、笑顔のチエちゃん。同じサービスマンである彼らの連携は、仕事を離れても絶妙。聞けば仮死状態のねもきちくんを引きずるように自宅まで連れて帰り、ワインを抱えて店まで来てくれたとのこと。ステキだ。どこかで自らそんな経験をしたような記憶もあるが…。ところで料理だ。ヴーヴで乾杯し、アミューズにリエットと焼きたてのパン。軽くジャブを打ち込まれる。うっ旨い。勝沼のピッパにオレンジの香りがふぅわりと広がるキャロットラペ。ん〜旨い。そして、パテドカンパーニュ、ハムなどのシェルキュトリーが絶品!これは赤でしょう!と3本目の赤ワインとがつんと肉料理。この組合せはまさしくマリアージュ。幸せな味だ。

Iga&EriSteakしいぃ〜、美味しいぃ〜♫」笑顔で杯を重ねるチエちゃん、マコちゃんの2人。知り合って3ヶ月足らずとは思えない相性とノリの良さ。ねもきちくんも含めた3人の組合せの良さは絶妙で抜群。周囲を巻き込み、どんどん友人の輪が広がっていく。これもまたある種のマリアージュ。人と人との出会いは奇跡でもある。「次回はウチのご近所で食べて、BAR808においでよ!」妻も(ちょっとだけ?)年齢の離れた友人たちとの会話が楽しそう。互いに肩の力を抜いて付き合える姉妹たち。いい風景だ。そして、最後はシェフの木下さんも交え、3本のボトルを飲み切った。良い店だ。また来ます!

TroisQuartsSparklingました!美味しいモノを食べることにかけてはマメで、有言実行のお気楽夫婦。数日後の週末に、ご近所の友人夫妻、スカッシュ仲間の役員秘書と「3/4」再訪。最初の訪問後すぐに(その日の夜)Facebookのリクエストをいただいた木下シェフにメールで予約をお願いした。「えぇ〜ん、美味しいぃ」役員秘書が焼きたてパンを齧りながら涙ぐむ。「これ、サイコー♫」飲めそうに見えて下戸のご近所の友人(夫)が、リエットの味に目を輝かせる。「母が婦人会の集まりでお邪魔したそうで」初対面で難度の高い挨拶をする地元商店街生まれのご近所の友人(妻)が語り始める。山形県の高畑ワイナリー「嘉-yoshi-」スパークリング シャルドネを独り啜りながら満足の私。

話をしてツボに入ると朗らかに笑い声をあげる木下シェフの奥さま、まゆみさん。彼女が作る絶品スイーツがまた素晴らしい。食材の組合せが斬新でこちらのツボに入る。木下シェフと2人で醸す店の空気感も良い。実に楽しく美味しく魅力的な店だ。ところで、店の名前3/4の由来は、美味しい料理、ワイン、おもてなしが、良い店に必要な4つの要素のウチの3つなのだという。そして、4つめ。その店を楽しめる「客」が集まって4/4になるというコンセプトに、果たして我々と店のマリアージュは…。

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