定宿宣言?「ハイアットリージェンシー京都」
2013年 3 月24日(日)
ホテル好きのお気楽夫婦。旅先で観光する時間よりも、ホテルでの快適な滞在を優先する。場合によっては、そのホテルに宿泊したいがために旅をすることもある。けれど今回の京都への旅の最大の目的は「たん熊北店 京都本店」で食事をすること。ホテルは二の次だった。選んだホテルは「ハイアットリージェンシー京都」。2人が好んで泊まるハイアット ホテル&リゾーツ グループのスタンダードクラスのホテル。1971年に京都パークホテルとして開業したホテルが、経営不振で2004年にモルガン・スタンレーに売却され、2006年にハイアットリージェンシー京都としてリニューアルオープン。
正直、さほどの期待はしていなかった。お手頃なパッケージプランを選び、予約した。京都駅からタクシーでホテルに向う。東山七条、三十三間堂に隣接する絶好のロケーション。低層の建物、エントランスの竹林が爽やかで楚々とした表情。格子模様のデザインと照明の組合せが和風モダンな雰囲気。こぢんまりとしつつもラグジュアリー感溢れるロビー。好印象。案内された部屋に入ると窓からレストランが見え、視線が気になる。そう零すと、すかさずポーターが「お部屋の空き状況を確認いたします」とフロントに確認。隣接する養源院の緑が借景で望める部屋に交換していただく。グッジョブ!
客室内のデザインも和を基調にしたコンテンポラリー。茶器セットなども和モダン。けれど、デザイン優先ばかりではなく、機能的でもあり、バスルームには桧の椅子と洗い場付き。改装の際に元の客室の1.5倍にしたという部屋の広さも充分。なかなか快適。2人がホテル選びの際には必須設備のジムも充実。営業時間も早朝から深夜まで。何よりもウェアやシューズのレンタルが無料の上に、事前にサイズを伝えると部屋まで持って来てもらえる。きめ細やかなサービス。かなりの好感度アップ。美味しいランチのために朝からジムで汗を流し、シャワーを浴びてから外出という作戦実施が可能。
朝食はルームサービスで。妻はお約束のエッグベネディクト。メニューにある場合はかなりの確率でオーダーし、各ホテルの味を食べ比べ。私は和定食。カマスの開き、シラス山椒、笊豆腐など、見た目は地味ながら一品一品が丁寧に作られている。和洋どちらも満足の味。200室弱の客室数ながら4つのレストラン、バーなど飲食部門も充実しているホテルならでは。ハイアットグループ内では基軸ブランドのハイアットリージェンシーというカテゴリーながら、スモールラグジュアリーがコンセプトのパークハイアット並みの設備とサービスだ。これはお気楽夫婦の好みにぴったりだ。
「良いホテルだったね。これから京都の定宿にしなきゃね」と満足げに微笑む妻。10年に1回程度の宿泊でも定宿と呼ぶのならそれも良し。それより、近くにフォーシーズンズホテルができるらしいよ。「え〜っ!じゃあ次はそっちだね♬」えっ!