上海ガニは浜松で♬「氷箱里」
2014年 10 月12日(日)
「氷箱里(ビンシャンリー)という師匠(Mさん)御用達の店に行ってみたいと思ってます。スカッシュの後に一緒にいかがですか?」秋の週末、妻の故郷浜松に向かう前に、中華料理好きのお気楽妻がスカッシュ仲間にメールを送った。「参加します♬」「因縁の対決を楽しみにしてます。夜も参加です」と、いつもお相手をしてもらうメンバーから返信。「こちらで予約入れますよ」と師匠Mさんからも連絡。さらに「上海ガニが解禁という記事を目にしたので、カニコースを予約しました」と嬉しい追伸。「やったぁ〜っ。今年初上海ガニだぁ」すっかりテンションが上がった妻。すかさずお礼の返信。
「誕生日おめでとう♬乾杯!」妻の帰省に合わせて、毎回お相手をしていただく浜松のスカッシュ仲間。facebookでも繋がっている=誕生日を強制的に知らされるため、妻の誕生日のお祝いも兼ねた食事会となった。「それにしても、今日のコートは人が多かったですねぇ」「初めてくらいの混雑だったね」聞けば静岡にあったスカッシュコートが閉鎖されたため、週末毎に遠路通って来るメンバーが増えたという。元々が和気あいあいとコートに入って一緒にプレーする雰囲気の浜松のメンバーたち。他クラブからのメンバーもすっかり馴染み、ますます浜松のクラブは温かで貴重な空間になった。
「お待たせしました」遅れてやって来た妻のライバル、Oさん。毎回“因縁の対決”としてスカッシュの試合を行い、勝ったり負けたりの2人。フルセットにもつれ込んだり、Oさんの焦らしのプレーに怒った(ふだんは温厚な)妻がコート内でラケットを放り投げるなど、これまで何度も名(迷)勝負を繰り返して来た。「誕生日おめでとうございます」そんなOさんが抱えて来た花束を受取り、妻は嬉しいびっくり顔。ナイスな(笑)サプライズ。スカッシュコートを出れば、気の良いおぢさん。やるぢゃん!Oさん。今回の遅延プレーはコンダクトワーニング(警告)対象外。改めて全員で乾杯。
そして、その日のもうひとつの主役、上海ガニの登場。紐で縛られた活きたカニを見せてもらい、しばらくして真っ赤に茹で上げられたカニと再対面。若い店長さんが上海ガニの産地、オスメスの見分け方、食べ方などを熱く語る。毎年食べているけれど、初めての蘊蓄ネタも多い。ちょっと長くて飽きるけど、知識豊富で勉強熱心。そして肝心のカニはと言えば、実に良い型。肉厚。店長の教え通り、ほぐした身とミソと内子を混ぜてパクリ。んんんんんまぁ〜いっ!たっぷり濃厚なミソと内子がねっとりと美味しい。「今日は試合も勝ったし、良い誕生日だなぁ」と満面の笑みの妻。
「ありがとうございました。愉しかったです」飲み放題のコースで、誰も覚えていない程たっぷりの瓶出し紹興酒を皆でいただいた。師匠もすっかり千鳥足。奥さまに連れられて家路に付く師匠の姿は我が身を眺めるよう。「良い人たちだよね」妻が笑顔で呟いた。両親に会うために妻の故郷浜松に帰る年に数回の帰省旅行。その度にこうして楽しくお付き合いいただける仲間たちがいることが有り難い。次は年末、またラケット持って伺います!