観戦症候群に感染♬「SQUASH HONGKONG OPEN 2018」
2018年 12 月09日(日)
「香港スカッシュオープン 2018」が、今年も香港スカッシュセンターと香港パークスポーツセンターで開催された。お気楽夫婦は今年も(もちろん試合を観るだけ)参戦!初めて観戦に行った1998年以来、今年で4年連続8回目の観戦だ。最初の観戦、1998年はまだ男子のみのトーナメント。第1シードはピーター・ニコル。以下、ジャンシール・カーン、ジョナサン・パワー、ロドニー・アイリスと懐かしい選手の名前が続く。
1998年の優勝者はジョナサン・パワー。テニスで言えば、ジョン・マッケンローのようなやんちゃな存在のチャンピオンだった。スカッシュを始めたばかりのお気楽夫婦は、選手の名前と顔が一致せず、同行のスカッシュマニアの友人にその存在を教えてもらった。*それでも写真は一緒に撮る(笑)。2005年からは男女共に開催。その年から2015年までニコル・デイビッドが11連覇!圧倒的な強さを誇ったレジェンドだ。
ところで、今回は「スカッシュセンターでスカッシュしたい!」と、同行のスカッシュ仲間が宣言し、全員ラケットやシューズ持参で香港に行っていた。プロ選手が試合を行なっている同じ会場で、素人スカッシュプレーヤーがちょぼちょと練習をしていると、見覚えのある女性がコートサイドに現れた。伝説のチャンピオン、ニコル・デイビッドだ!すかさず記念撮影をお願いすると、にこやかに応じてくれた。スゲーっ!
スカッシュは(良し悪しは別にして)マイナースポーツであるが故、選手との距離感が近い。有名な選手でも会場のあちこちで見かけることができ、撮影をお願いすると多くの選手はフレンドリーに応えてくれる。*世界ランキング2位のアリ・ファラグ、怪我から復帰したアマンダ。
香港OPENは男女共賞金がUSD22,800=約250万円とスカッシュとしては高額で、有力な選手がほとんど全員参加するレベルの高い大会。テニスで言えば、グランドスラム大会クラス。スカッシュの盛んな香港であるからこそ実現しているイベントだ。美味しい中華料理を楽しむというもう一つの目的と共に、それが日本から(わずか4時間余りのフライトで行ける気軽さもあり)わざわざ観戦に行く理由だ。
香港滞在最終日、準決勝を見終えて大会会場前で記念撮影。「お兄ちゃん、強かったねぇ。でもやっぱりマーワン(弟:怪我で欠場)観たかったなぁ」エジプトのエルショーバギー兄弟を応援する友人が呟く。昨年初めて大会を観たとは思えない堂々たるハマりっぷりだ。そんな話をしながら駅に向かう。すると、その日の女子準決勝で敗退したサラ・ジェーン・ペリーとすれ違う。こちらは知っているから(笑)Hi!と気楽に挨拶。
その後、ホテルに戻り荷物をピックアップし、空港に向かい、出向手続きの列に並ぶ。すると、ラケットバッグを背負った短パン姿の長身の女性がすぐ前に並んでいた。うわっ!数時間前にすれ違ったサラだ!聞けば、彼女も帰国(イギリス)するのだと言う。すかさず記念撮影をお願いし、バッグの中からTシャツとペンを取り出した友人はサインまで頼んだ!「ところで、彼女名前何だっけ?」と友人に聞かれたのは内緒(笑)。
帰国後、決勝を観られなかったからと、妻は早速「スカッシュTV」をチェック。*何と彼女はスカッシュ専門のNET有料チャンネルを契約し、各トーナメントを観戦している。「やっぱりお兄ちゃん、優勝だ!」いそいそと友人に結果を報告。こうして1998年に友人から妻に感染したスカッシュ観戦シンドロームは、2人の友人たちに感染が拡大した。「来年も香港行くよ!」お気楽妻の周囲には、感染注意報が発令中だ。