忘年会<新年会「用賀 本城/萬来軒」
2019年 2 月02日(土)
忘年会シーズンが嵐のように去り、新年会もようやく落ち着いた。気が付けば、あっと言う間に如月2月だ。忘年会は、文字通り年忘れの宴会。1年間お疲れ様と杯を交わす。それに対し新年会は、これまた文字通り、新しい年を祝う会。忘年会よりもオフィシャルな意味合いが強く、会社単位で開催されたり、賀詞交換会という呼称で公的機関が開催する場合が多い。同窓会やクラス会などの開催も新年の場合がほとんどか。
友人同士の場合は、忘年会でスケジュールが合わなかったから、新年会というケースが多い。けれども、年末の慌ただしさに追いかけられず、年が明けたという新たな気持ちで、何となく時間的にも落ち着いて会える新年会が割と(いや、かなり)好きだ。年末に伺った際に、「用賀 本城」が2月ひと月お休みと聞き、では新年早々に京都の白味噌仕立ての雑煮を食べに行かなければと予約。スカッシュ仲間と新年会という企画だ。
母方の故郷が京都というスカッシュ仲間も、愛知の味噌文化が近いお気楽妻も、西京白味噌の雑煮が好物。この店で初めていただいた際に、お気楽夫婦のお気に入りの料理になった。そして、そこにもう一人のスカッシュ仲間、と言いってはおこがましいが、元日本チャンピオンの千夏ちゃんをお誘いした。 昨年夏以降は大会にも出ていなかったので、もしや?と思っていたら、予想通りにご懐妊の報告があったばかり。
体調も安定したものの、まだ以前のようには食べられないという彼女は、確かに驚くほど少食になった。けれども、無事に出産したら現役に復帰するとの宣言だけではなく、全日本にも出場したいと言う。嬉しい!素晴らしい!その意気や良し。何て新年会に相応しい話題だ。思わず独りで(残念ながら他は誰も酒は飲まない)乾杯。お土産にと、バゲットを買って来てくれたパン好きは相変わらずの千夏。どうか母子共に健康で!
そして今年初めて参加したのは、やはりスカッシュ仲間たちとの新年会。昨年末にお気楽夫婦が揃って入会した鬼沢コーチのレッスン生たちが30人程集まった賑やかな会。“鬼”沢という名前の通り、レッスン中にカウントを取り、敗者には笑顔で罰ゲームを課す。千夏ちゃん同様に、日本代表にも選ばれたことのある女性コーチだ。我ながら年齢の割に走れるのが災いして、汗まみれになるレッスンが続く。今年はお手柔らかに。
「誕生日おめでとう!」「ありがとう!(×3)」と、新年会を兼ねた、誕生日(何と1月生まれが3人!)のお祝いをしたのも、スカッシュ仲間たち。ご近所の四川の名店「萬来軒」で、持ち込んだシャンパン(グラスも持ち込み)で乾杯だ。余りにも愉しげに(騒がしく)していたせいか、見知らぬ独り飯のご老人が混ざり込んで来たのもご愛嬌。嫌がりもせず、鷹揚に大先輩の話に合わせるのは酔っ払い(女子たち)の懐の深さ。LOVE♡
スカッシュを通じて、良い仲間と出会ったとしみじみ思う年の始め。仕事のしがらみや、ストレスを抱えることもなく(お付き合いするのに面倒な相手もいるが)、同じスポーツを愛すると言う共通項で、一緒に汗を流し、美味しい酒が飲める。シンプルに嬉しく、つくづく有り難く、心から幸福なことだと思う。…あぁ、何だかまるでジイさんの心情だ。私も間もなく61歳。何だか不思議だが、今年も元気な1年のスタートだ。