Archive for 9 月 8th, 2019

食在台湾「甘牌焼味、點水樓、鼎泰豊、他」

Taiwan1し振りに台湾を訪れた。またいつでも行けると思っていたが、気が付くと前回の訪問から四半世紀近くが経っていた。びっくり。香港に恋をした妻は旅先を台湾にすることはなかったのだ。実は今年もその香港を旅する計画だった。ところが、香港のワカモノたちが香港を守るための抗議活動を行っているため、心情的には応援しているものの、飛行機が飛ばない最悪のケースを避け、急遽予約を全て変更することになったのだ。

Taiwan2前まで香港に行くつもりで計画をしていたものの、旅先を変更してからのの気持の切替は速い。滞在を台北に絞り、いつもの通りに美味しい中華料理を食べ、ホテルでのんびりする(毎日ジムで走るけどね)ことをテーマに新たに旅程を立てた。ホテルにチェックインして早々に、まずは小籠包の食べ比べだ!と台北に何店かある「鼎泰豊」の内、ホテルの近所にある「101店」を視察。予想以上に物凄い行列。80分待ちだ!

Taiwan3泰豐には作戦を練って訪問し直すことにして、巨大なフードコート周辺を調査。ともかくデカい。カップルや親子連れが笑顔で食事をしつつ、大きな声で会話しており、そのエネルギーがフードコートに充満している。ワクワクする風景だ。しばらく歩き回り、ある店の前で立ち止まると、妻の目が輝いた。「甘牌焼味(カムズ・ローストグース)」という香港で大人気の店。余りの行列に香港では食べるのを諦めた繁盛店だ。

Taiwan5日のランチはここに来るよっ!」香港ほどの行列ではないことをチャンスと見た妻が宣言した。御意。そして翌日、午前中にホテルのジムでたっぷりと汗を流し、万全の体調でローストグースに臨むお気楽夫婦。外はパリパリ、中はジューシーというお約束の表現ながら、絶妙な甘さのソースもぴったりで、お気楽夫婦好み。ゼータクにも「蜜汁叉焼」もオーダーし、お昼からたっぷりと肉三昧。満足の昼餉だ。

Taiwan6籠包の食べ比べは「點水樓」からスタート。地元で人気の店ということで、ホテルのコンシェルジュに予約してもらい、SOGO復興店にある店に向かう。天井が高く、デパートの中にあるのに落ち着いた雰囲気。広い店内は地元客で賑わっている。さっそくお目当ての小籠包をいただくと、やや厚めの皮の中の濃いめのスープ。ん、好みの味。他にも、皮にゴマたっぷりの「ナズナの中華パイ」がパリパリ旨し。お気に入り。

Taiwan7籠包2店舗目は、万全を期して「鼎泰豊101店」へ。事前の下見の結果、開店早々が良いだろうと11時に店に到着。番号表をもらい待つことしばし。20分ほどで店内へ。すると、奥に奥にと店が広がり、客が入って行く毎にロールスクリーンを上げ、新たな客を案内する。接客は丁寧で、笑顔あり。そして小籠包は、やはり圧倒的に旨い。脱帽。他店の追随を許さない人気が分かる。日本の鼎泰豊(美味しいけどね)とは別格。

Taiwan8籠包3店舗目は「金品茶樓」へ。ツアー客も多く、並んで待つ人たちを横目に(やはりホテルのコンシェルジュに予約依頼)小ぎれいな店内へ。この店の小籠包はアッサリ目の味。ショウガが小椀にたっぷりで旨し。他にも香港を思いつつ海老ワンタン麺をいただく。麺は香港麺ではないけれど、魚介系のスープはスッキリと美味しい。翌日は小籠包4店舗目として「京鼎樓」へ行こうと思ったものの、さすがに断念。

Taiwan9湾、期待以上に美味しかったねぇ」最終日、インルームダイニングで「牛肉麺」と「海南鶏飯」を食べながら、お気楽妻が満足そうに微笑む。台湾の定番「魯肉飯」も「担仔麺」も味わい、何ヶ所かの市場を訪ねて元気な魚介類や野菜を眺め(市場巡りが好き)、ホテルのラウンジの食事にもご満悦。香港に行けなかったことが残念で淋しかったことはすっかり忘れた。香港のワカモノたちのお陰で台湾を再発見できた。

にとって「食在香港」だったが、台湾株が急上昇した模様。「台湾、また来なきゃね。今度は台南行って担仔麺食べたいし、タピオカミルクティーの発祥は台中なんだって♬」と妻。「食在台湾」食は台湾にも在り。

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