Archive for 9 月 22nd, 2019

Allez Les Bleus !!「ラグビーワールドカップ JAPAN 2019」

RWC1年に一度じゃない、一生に一度だ!」ある週末、そんなキャッチ・コピーに乗せられて、ラグビーワールドカップのチケットを手に、東京スタジアムに出かけたお気楽夫婦。日本チームが出場する開幕戦は入手できず、少し高めのカテゴリーで何とか入手できたのが「フランスvsアルゼンチン」戦だった。何しろ「東京スタジアム」は、お気楽夫婦の住む街からは電車で1本、わずか10分余りの場所。これは行かねばの会場だ。

RWC2寄りの駅からさっそく“桜のジャージ”を見かけ、次第にサッカーでもお馴染みの白とスカイブルーの横縞のユニや、ブルーのラグジャーが増えて来る。そして、会場のある飛田給の駅では「ようこそ東京スタジアムへ!」の大きなバナーに迎えられ、駅構内にはナポレオンのトリオやら、相撲レスラーの着ぐるみやら、Le Coqやら、観客の仮装オンパレード。感情体温の低いお気楽妻でさえ、一気にテンション上がってしまう。

RWC3前広場に出ると大勢のボランティアが観客の誘導や写真撮影のサポートをしており、中にはインスタ用のフレーム付きで撮影してくれるサービスも。これは嬉しい。さっそく列に並び、ついでに直前に撮影していたフランス人グループに声を掛けて、一緒に記念撮影。会場までの道はすでに観客で溢れ、「ラ・マルセイエーズ(フランス国歌)」を大声で歌うフランス人大集団がいたり、会場の周辺はワールドカップ一色。

RWC4場の東京スタジアムに、キックオフの1時間ほど前に到着。ゲートまでの道のりは長かったものの、セキュリティチェックも含め入場はスムースだった。ボランティアスタッフが座席を案内してくれたり、「ワールドカップを楽しんで行ってください」と声をかけてくれたり、フレンドリーで物腰が柔らかい。言わされている感がなく、ホスピタリティに溢れ、とても自然な感じ。良いぞ!調布市民!(とは限らないけど)。

RWC5ころが、物販系のオペレーションが困った状況に。オリジナルグッズや食事のブースが圧倒的に少なく、どこも長蛇の列。何だかホスト国側の一市民として、情けないというか、申し訳ない気分でいっぱいになってしまう。飲食の持ち込み禁止を徹底させているのなら、スムースに食事を提供すべき。…と思ったらやはり不評だったらしく、自分の食べる程度の食事の持込は(9月23日より)OKとなったらしい。やれやれ。

RWC6リンクコーナーの行列は比較的短く、お気楽妻がソフトドリンクを買うために並ぶ。すると、列の前に長身のフランス人美男美女カップル。小柄な妻も自覚したらしいが、女性の脚の長さは妻の胸の辺り?までありそうで、とても同じ動物とは思えない。その違いを撮影しようとスマホを構えると、その意図が妻に伝わり、彼らの背後で視線をレンズに向けてくれた。狙い通りの(ホントは彼女を撮りたかったのだが)写真が撮れた。

RWC7して、いよいよキックオフ。後ろの席に座った5人のフランス人と一緒に「ラ・マルセイエーズ」を歌う。アテネ・フランセ高等科終了、大学受験はフランス語の発音は錆びていない♬ところが、その5人の声が大きい。フランスチームがチャンスの時も、ピンチの時も、「Allez Les Bleus !(行け!フランス・チーム!)」と叫びまくる。「彼らは何て言ってんの?」という質問に答え、ラグビーのルールの解説をしながらの観戦。

RWC8合の行方はと言えば、前半リードのフランスをアルゼンチンが逆転、そしてフランスが再逆転と、ラグビー初観戦(!!)の妻にとっても分かりやすい好ゲーム。終盤のドロップゴールを決めたフランスチームの勝利を祝って飛び上がる(後ろの席の)フランス人とハイタッチ♬実に良い試合だった。「ラグビー、楽しいね♬他の試合も観に行く?」と宣う妻。残念ながらチケットは取れないけれど、ファンゾーンにでも行ってみようか。

きたい!行く!」妻の嗜好は分かりやすい。新日鉄釜石が強かった頃のOLDラグビーファンとしては、新たなファンが増えるのは嬉しい。それにしても、日本代表が初戦のロシア戦に勝利したこともあり、ラグビーワールドカップの盛り上がり方は良い感じ。海外からの観客と日本観客やボランティアとの交流も、思ったよりもフランクにできている。来年の東京オリンピックも楽しみだ。

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