Archive for 9 月 26th, 2024

北陸ラバーズ♡「富山へ、金沢へ、そして鯖江から」

IMG_3437IMG_3100 2 (1)気楽妻にとっては初の富山。降り立ったのは北陸新幹線富山駅、ではなく「富山きときと空港」。「きときと」とは、富山弁で新鮮な、ぴちぴちのと言うような意味合い。天然の生簀と呼ばれる富山湾のきときとの海の幸が2人を待っている。空港からバスで富山駅へ向かい、荷物を預けて街歩き。富山駅で名物ます寿し巡りのクーポン付きの1日乗車券を購入し、路面電車に乗車。それにしても富山地方鉄道(富山地鉄)とJR富山駅との連携は素晴らしい。駅構内の南北自由通路と並行に、東西自由通路と交差し(踏切がある)路面電車の軌道が配置され、駅ビルを南北に貫通する形で電車が運行されている。撮り鉄、乗り鉄にとってはワクワクする構造。実際鉄ちゃんが多数出没していた。

IMG_3104 2 (1)IMG_3115ころで、「ぐるっとグルメぐりクーポン」と言う名称のフリーきっぷには、市内何店舗かの「ます寿し」が食べられるクーポン券が付いている。*お気楽夫婦は「ますのすし本舗 源」と言う駅弁で有名な店だけなのかと思い込んでいた。聞けばそれぞれの家庭に贔屓の店があり、自宅で食べたり、進物に使っているとのこと。さっそく1軒目「青山総本舗」と言う駅前近くの有名店へ。同様のお客様が多いらしく、クーポン用の個包装がさっと出てきて、店内で食べさせていただいた。ぱくりとひと口。ほんのりと酢とますの香りが漂い、上品な旨さ。2軒目の店とも味わいが違う。奥が深いぞ、富山の伝統の味。

IMG_3122 2 (1)IMG_3132 2に向かったのは、隈研吾氏の設計で有名な「富山市ガラス美術館」と併設の「富山市立図書館」。ガラスアートのようなキラキラ光る外観と、富山県産の杉を多用して作られた杉の板で構成される巨大な吹き抜けを持つ内部が対照的。館内に入った瞬間に圧倒される開放的で、美しい構造とデザイン。そして続いては「富山県美術館」。真っ先に向かったのは「オノマトペの屋上」。「ぐるぐる」とか「ふわふわ」とか、オノマトペ(擬音、擬態語)によって発想された遊具で子供たちが(実はお気楽妻も)遊べるし、立山連峰を望むことができる(当日は残念ながら曇りで見えず)素晴らしい無料の施設だ。

IMG_3153 2 (1)IMG_6366 (1)山県美術館」にはもちろん常設展や企画展もあるが、「ANIMALS」などの無料で鑑賞できる屋外展示も充実しており、十分無料でも楽しめる。近接する「富岩運河環水公園」や世界一美しいと称されるスタバ(それ程でもなかった^^;)など、周辺には見所も沢山。そして富山での締めは、きときとの寿司で決まりだ♬ 駅近くの「とやま鮨 海富山(海to山)」と言う店で、“富山湾寿司”と言うコンセプトのセットメニューをいただく。白エビ、甘エビ、ホタルイカ、富山の地魚と富山県産の米を使った握り寿司、富山らしい汁物付き。お手頃で幸せな味。富山L♡OVE。富山県人羨ましいぞ!

IMG_3162 2IMG_3269 2 (1)陸新幹線で金沢へ。ハイアット修行の一環で、駅前の「ハイアットセントリック金沢」に長期滞在。2人で金沢を訪れるのは4度目。有名な観光スポットは既に訪問済みだから、どこを必ず訪ねたいと言うこともない。暮らすように滞在するのがコンセプト。「World of Hyatt」と言う会員制度のアワードで、一番お手頃な客室料金で、スイートルームに1週間滞在できるという大盤振舞い。都内のハイアット系ホテルの1泊の料金で1週間滞在できる。交通費もマイルを貯めての特典航空券だから、お手頃でゼータクな滞在だ。金沢駅のショッピングモールも近いから、駅弁や土産をつまみに室内宴会もできる♬

IMG_3239 2 (1)IMG_3295 2 (1)沢も美食の都。鰤やカニ、ノドグロなどの日本海の幸はもちろん、能登牛、加賀野菜、金沢おでんなど地元ならではの美味しい食材や料理が豊富。香林坊などの繁華街や、駅近辺に名店が(選ぶのに悩むほど)軒を連ねる。その上、都内近郊に比べてお手頃。ハイアット修行中の2人にとって、どの要素をとっても金沢は絶好のロケーションなのだ。滞在中スカッシュをして洗濯しつつ、「のど黒飯本舗 いたる」で人気のノドグロを、「能加万菜(のうかばんざい)」で能登牛や加賀野菜を、そして忘れてはいけない地酒の利酒を、「黒百合」で金沢おでんを堪能。いずれも感涙ものの絶品だった。

IMG_3286 2 (1)IMG_3282 2回の滞在でどうしても訪問したかった唯一の場所が「石川県立図書館」。愛称は「百万石Biblio Baum(ビブリオ バウム)」。ラテン語で「図書」と「木」と言うことばを組合せた造語らしい。公立の図書館なのに、見学コースまである人気のスポット。金沢駅からバスに乗って20分。内部に入ると口が開いたままになる。圧巻。360度、巨大な吹抜けがある円形劇場のような空間。木材を多用した建築と照明、レイアウトの素晴らしさに感動すら覚える。そして何より、書籍の分類が詳細で、日本各県毎の文化を取りまとめるなどの独自性があったり、豊富な読書スペースや自習コーナーがあったり、賞賛のことばが言い尽くせない。ここには1日中いたかった。また来たいと、いや来ると誓った。それほど素晴らしい空間だった。良いなぁ、石川県民、羨ましいぞ‼️

IMG_3320 2IMG_3330 2山、石川と来たら、トリは北陸新幹線延伸で話題の福井。福井県は鯖江からラブラブな友人夫妻が訪ねて来てくれた。選んだ店が大正解。「333(sasami)」と言う人気の比内地鶏と加賀野菜の炭火焼きの店。この店、串に刺さない焼き鳥を提供。グループで行ってもシェアし易いし、何より鶏のどの部位もジューシーで旨い。リピート決定。絶品焼き鳥を食べた後は、友人夫妻と部屋飲み。ついつい楽しくて飲み過ぎ、用意していた酒が足りなくなり、駅まで皆んなで買いに出かけたのも楽しい思い出になった。これは止められないね、金沢滞在。すっかりお気楽夫婦は北陸L♡VE。また来年、伺います。

*年初の能登半島地震、9月の能登半島豪雨で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

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