お気楽妻の卒業旅行記(6)「Paris Squash 2024」(前編)
2024年 10 月26日(土)
お気楽妻の卒業旅行、7月の北米編と9月のヨーロッパ編に分けたのにはいくつか理由があった。その最たるものが、パリにスカッシュの大会を観に行く!というもの。「Paris Squash 2024」という大きな大会が9月に開催され、そこに日本女子TOPの渡邊聡美ちゃんが出場する!だったら応援に行こう!というお気楽夫婦にとっては重要なミッション。初戦の会場は偶然にもパリ在住のぴあ時代の後輩が住む街に近いどころか、お子さんが同じ施設のサーフィンスクール(なぜパリで?なぜ室内で?)に通っているということが分かった。さらには休み中に体験スカッシュに参加し、またやってみたいと言っているらしい。これはもう彼らと一緒に行くしかない。そして一緒にスカッシュするしかないだろう。
大会初日の午前中、コートを予約し会場へ。すると、試合に備えて練習をしたり調整している出場選手たちが大勢いるではないか!一人打ちをしているのはウェールズのジョエル・メーキン(WR8位)だ!ストレッチをしているのは妻が大ファンのUSAのアマンダ(WR16位)だ!と写真を一緒に撮ってもらい、うぉっ!コートサイドにはエジプトのエラービーちゃん(WR8位)が!やっぱり可愛いぜっ!と2人でテンション上がりっぱなし。後輩の息子くんと一緒にスカッシュを楽しんだ後は、近所のコインランドリーで洗濯し、その後に彼らのご自宅に招かれ、のんびりと夕食。まるでパリに住んでいるような時間の過ごし方。
肝心の聡美ちゃんの試合の応援は、残念ながらアマンダに1−3で敗れ、メイン会場で行われるRound2には進めず(涙)。試合中は息子くんが応援で大活躍。テニスも習っているとのことで、絶妙なタイミングで「頑張れ!」と声援を送る。子供の声で、それも日本語での(フランスで生まれ育った彼はバイリンガル)声援は聡美ちゃんにも届いたらしく、試合後に写真を撮ってもらった際にもお礼を言われていた。息子くん(ぴあ時代の後輩のブログではプチモンスター:プチモンと呼ばれている)、やるじゃん!後日開催した「聡美ちゃんお疲れさまの会」でもヤンチャながらクレバーな彼はすっかり人気者。
「Paris Squash 2024」のメイン会場は「Cirque D’Hiver(冬のサーカス)Bouglione」という常設のサーカス小屋。この会場がとてもステキ♡なのだ。1852年(170年以上前!!)に建てられたという歴史ある建物の中央に4面ガラスのコートが建てられており、会場に入った途端ワクワク感が炸裂。座席の赤と、コート周辺の青系の照明のコントラストが幻想的で、司会が団長のコスチュームを纏っていたり、バックステージから延びる階段を降りて選手が登場したり、サーカスの演出を取り入れたエンタテインメント感が満載。素晴らしい!
*これがパリオリンピックの公開競技(2028年のLAオリンピックで初めて正式競技となる予定)にでもなって、この会場を使ってくれていたら、どんなに世界中にアピールできたことか(涙)。そしてこの会場で聡美ちゃんの試合が観たかった(号泣)。残念。
*そして後編に続く。