祝‼️開店10周年「ビストロ808」
2024年 11 月23日(土)
ビストロ808が開店して10周年を迎えた。世田谷の外れにある小さな店。お客さまはオーナーシェフあるいはスーシェフの友人に限られる。開店日は不定期。コロナ禍の2020年から21年にかけて、しばらく営業を自粛していた。それでも開店以来48回の営業を行ってきた。ご来店いただいたお客さまは70人以上、延べ約200人のご来店。お客さまによっては通算10回以上ご来店いただいていたり、長年来店を希望されてようやく博多からご来店いただいたりと、ある意味とても人気の店だ(笑)。
今年ご来店いただいたお客さまは初めての方が多かった。10人ほどの皆さまが808デビュー。昨年お気楽妻が卒業した際に(卒業式:送別会)お世話になったメンバーにお礼を兼ねてご来店いただいたり、同じ世田谷に住むメンバーが集まったり、お気楽夫婦のハイアット修行にお付き合いいただいた方々など、多彩なお客さまにご来店いただいた。お気楽夫婦の住むマンションの理事の方々(今年は私が理事長をやっていた関係で)との初開催も。*30年間住み続けながら、他の住民の方々とは初めての乾杯だった(汗)。
最多ご来店数を競う?常連のお客さまは、海外駐在から帰って久々のご夫婦揃ってのご来店。相変わらず良く飲んで、良く食べた。全員(お気楽夫婦を除き)が駐在の経験があるお客さまということもあり、お気楽夫婦の卒業旅行の画像を見ながら盛り上がった。10周年を祝う会には、リノベーションの設計をお願いした建築士の友人、スカッシュ仲間が集った。ビストロ開店10周年、つまり住まいのフルリノベーションから10年ということ。決して広くはないけれど、包まれるようなダイニングコーナーが心地良い。
ビストロ808の最初の一皿は決まってオードブルの盛合せ。来店されたお客様にはお馴染みのパテドカンパーニュ、キャロットラペなど、定番のメニューも増えた。最初は上手く形成できなかったパテも、師匠の(ビストロトロワキャールのシェフ)聡ちゃんのアドバイスもあり、今やすっかり暗譜(レシピを見ずに作れる)料理になった。キャロットラペも暗譜メニューで、師匠のレシピをアレンジしたオリジナルの一品。お気楽妻のサラダランチ弁当には必須だった。今まで何百回作ったことか。
季節のフルーツを使った料理もお約束。イチヂクと生ハムのブルスケッタは最近評判の良かったメニュー。薄く切ったバケットを少し炙り、クリームチーズを塗り、その上にスライスした生のイチジクとルッコラを乗せ、生ハムで包みこみ、彩りとしてグリーンピスタチオをオン。旨し。旬のタネなし柿をスライスし皮付きのままバターで焼き、モッツアレラと合わせたカプレーゼも好評。そしていずれの料理も盛付けが命。辛いけれど(嘘)これも修行と2人で外食を繰り返すのはプロの料理を参考にするため?
2人だけの食生活でついつい使い切れずに残ってしまう食材を活用できるのはビストロ開店のメリット。ブラックオリーブの大量消費には、カブとオレンジのサラダがぴったり。彩も鮮やかな一品になる。この機会に大好きな食材を使って、自分の大好きな料理を自分で作ってしまえ!という作戦も可。鮎のコンフィなんて、作れないと思うでしょ?ところが意外にも時間さえ掛ければ(低温料理故に)おいしくできてしまう。2人だけの食卓ではできないけれど、お客さまのためであれば実現可能に。これまた旨しと自画自賛♬
スーシェフ(お気楽妻)の担当はメイン料理。ローストビーフや牛肉のタリアータ、ブッフブルギニオン、コックオーヴァンなど“男の料理”が得意技。盛付けは私が代わって担当するが、看板メニューを毎回楽しそうに作っている。そう、やればできる子なんです。好んでやらないだけで(笑)。そんな2人が楽しみながら素人料理を作ってお客さまをお待ちするビストロ808、不定期に営業中。メニューはシェフ任せ、ご自分たちが飲みたい、飲めるドリンクを持参していただくだけ。いつか機会があれば、ぜひご来店を!