そしてHYATT修行は続く「香港、沖縄 師走旅」
2024年 12 月25日(水)
2024年冬、師走の声を聞くとすぐにお気楽夫婦は南へ飛んだ。目的地は香港。年末恒例になった「スカッシュ香港OPEN」の観戦、そして日本のエース渡邊聡美ちゃんの応援が目的だ。滞在するホテルはお馴染みの「グランドハイアット香港」一択。いつもの客室からの眺めは、ヴィクトリアハーバーを挾み、中環(セントラル)と尖沙咀(チムサーチョイ)を望む夜景が美しい。そして聡美ちゃんは1回戦は順当に勝ち、笑顔で巨大スカッシュボールに笑顔でサイン。観戦したお気楽夫婦が(2回戦で)スカッシュTVの放送に映り込むオマケ付き。
聡美ちゃんはその2回戦でエジプトのTOP選手に残念ながら敗戦。昨年、一昨年と続いたベスト8入りには及ばなかった(涙)。しかし、お気楽妻には他にも大切なミッションがあった。9月にパリで開催されたスカッシュ大会でゲットした巨大スカッシュボールへサインをもらい記念撮影をするというもの♬ 大ファンのアマンダ(USA、BWR3位)はもちろん、コロンビアのロドリー(BWR4位)、現役を引退してコーチになっているマレーシアのロウちゃん(BWR4位)など、お願いすると喜んで応じてくれる気さくなTOP選手たちばかり。*BWR:過去最高世界ランキング
実は、香港オープンの後すぐに「世界選手権団体戦」が同じく香港で開催されていた。TOP選手は香港で連戦。お気楽夫婦も滞在期間を延長して観戦、日本代表チームの応援に臨んだ。聡美ちゃん以外の日本代表選手たちは、普段は対戦できないランキング上位の選手たちとも対戦。各選手とも期待以上にランキングの差を感じさせないラリーもあり、頼もしくも誇らしい観戦。今年の全日本チャンピオン遠藤くんは世界ランキング1位のアリ選手と対戦し、1G先取。逆転で負けはしたが、おぉっ!もしかしたら!と思わせる試合だった。
団体戦に合わせて日本から応援にやってきた友人たちも合流し、日本チームを一緒にお揃いのボードを持って応援。これが実に嬉しく楽しい。オリンピックやワールドカップと同様に、国対抗の試合はテンションが上がる。聡美ちゃん(世界ランキング12位)は5戦して4勝1敗。選手たちはもっと上位を狙っていたとのことだが、女子は9位、男子は17位と過去最高順位だった。これで2年後のアジア大会、4年後のオリンピックが楽しみになった。GO!! GO!! 日本!!
*応援の合間に、お気楽夫婦はちゃっかり(対戦相手だったエジプト代表)ティンカーベルという愛称のエララビー(WR7位)とも撮影。強くてチャーミングなスカッシュ界の妖精。
香港から帰国した翌々日、お気楽夫婦は再び機上の人となった。次の行き先、2024年 お気楽風のHYATT修行の掉尾を飾るのは沖縄。那覇のハイアットリージェンシーでワンストップ。馴染みの大型書店で文庫本を買い、バーの夜遊び、ウチナーそばの店とルーティンを経て、バドミントン合宿の地、瀬良垣へ。師走だと言うのに、空は青く、暖かく、波は穏やかで、琉球赤瓦の屋根の上ではシーサーが乾杯をしている。ここは楽園か!! この地でも行きつけのうちなーそば屋2軒を巡り、レンタサイクルで海岸線を走った。
とは言え、お気楽夫婦の瀬良垣訪問の目的はバドミントン。元実業団バドミントン選手の奥井さんが担当する(密かに合宿と呼ぶ)アクティビティは、彼女が企画した冬場の非マリン系のメニュー。だからこそ、彼女たちの閑散期(年末と梅雨明け前)にホテルを予約して、ラケットとシュージ持参でやって来る。今回で数えて6回目の合宿だ。今回は2時間×3日間の本格(経験者の私と初心者の妻とは別の)メニュー。毎日たっぷり汗を流した後には、ラウンジでは朝から飲めるオリオン生ビールと、スイートルームでのボディトリートメントが待っている。
最終日、快晴。沖縄最後のランチは海を眺めながらホテル近所のオープンエアのバーガーショップで。カーリーポテトフライも、ナゲットも、100%ビーフパテの豪華ハンバーガーも、そしてもちろんオリオンビールも、間違いなく旨い。何て幸福なひと時だ。長〜く、とても辛〜い(訳はない)HYATT修行の1年を締めくくるに相応しい。国内は元より、初めてのカナダ、フリスコ、シカゴ、久しぶりのNYC、ウィーン、19年ぶりのパリ、そして香港からの沖縄。こんな1年は生涯2度とないだろうな!と今年の旅の日々を振り返る。
仕事はお気楽ではなかった妻の卒業旅行だからこそのゼータクな旅、長きにわたりハードに働いてきた妻の慰労だからこそ。本当にお疲れさまでした。「ところで、来年もこんなペースで旅したいなぁ」と妻。ん?