朋あり遠方より来たり行ったり「亦楽しからずや」
2025年 7 月13日(日)
梅雨明けの沖縄。遠方(沖縄)に向かう朋あり、共に向かった。彼女たちはゴルフ、お気楽夫婦はバドミントンと、渡沖の目的は違っても、南の島を楽しもうという思いはひとつ。日中は別行動で、夜の宴だけはご一緒しようという作戦。前回と顔ぶれが多少違うけれど、沖縄に共に旅するのは2回目。地元のゴルフ仲間の皆さんも交え、やはりゴルフ仲間が経営するイタリアンレストランで南の島の宴会。ゴルフやスカッシュの話題はもちろん、コンサートや芝居、美味しいモノなど、いろんなジャンルに話題が広がる。友人たちはもちろん、地元のゴルフ仲間も“楽しもう”というベクトルがきっと同じで、だからこそ初めて会うのにリラックスできるのだ。「それが上等さぁ♬」
「友達の友達は〜友達だ♬その友達の友達も〜皆な友達だ♬」という曲があった。1969年に水前寺清子が唄った「友達の唄」という曲。昭和の能天気な歌詞。けれど、それはその夜のテーマ曲だった。ご一緒したのはスカッシュ仲間のママ友たち。ところがその日は肝心のスカッシュ仲間はおらず、その上メンバーのおひとり(NYC駐在経験あり)は、お気楽妻と初対面。そこで冒頭の曲に繋がる。友達の友達は友達だ。もう一人は駐在中のダラスから一時帰国している間に時間を作ってくれた(すでにスカッシュ仲間を介さず)飲み友達。彼女が指定した店は、飯島直子がホストの某TV番組で中井貴一と小泉今日子を招いたビストロ。偶然にもその収録と同じ席に案内され、「わぁ〜!Kyon2と同じ席だ♬」と喜ぶ駐妻。ミーハーで可愛いぞ。彼女はアメリカでそのTV番組を視て「美味しそう!」と店を選んだという。そしてNYC駐在経験のあるママ友は家族で思い出の街を訪ねるという。そんなメンバーで「トランプはきっと暗殺される」などと、物騒なUSAネタなどで話も弾み、再会を約束し散会。
恵比寿のスポーツクラブのスカッシュレッスン仲間が集まったのは、クラフトビールの店。共通のコーチを囲んで初めての顔ぶれで暑気払い。何度も同じコートでスカッシュをしていても、同じ場で酒を酌み交わさなければお互いの“核”の部分は分からない。←昭和のオヤジ的発想。メンバーは、恵比寿という街で、平日の日中に、毎週スカッシュのレッスンを受けられるということ(月〜金勤務の会社勤めではない)だけでも同種、同類の仲間だということなのだろう。スカッシュはもちろん、共通の話題も多く、幅広く、改めて一人ひとりのキャラクターがはっきりと際立ち、今まで以上に親しみも湧く。今までと同じようにコートに入っても、今までより距離が近くなったのが嬉しい。
横浜の別荘(ハイアット)に滞在する度にご一緒するのは、横浜在住の友人夫妻。別荘ができて(2020年開業)からは、以前より頻繁に会えるようになった。彼らの自宅から歩ける場所に(彼らの場合に限定:その距離は5km以上‼︎)別荘があるということもあり、年に数回、別荘近辺で一緒に食事をした後は、決まって別荘に立ち寄り、夜の散歩をしながら帰宅するというのが常。「IGAさんたちは私たちより詳しい‼︎」と友人(妻)に言われるように、毎回訪問したい店を探し出し、彼らをお招きする。その日は敢えて中華街ではない場所で、メニューを見るとビビってしまう高級中華料理店をチョイス。友人(夫)の誕生祝いだし、お互い良いオトナだしと選んだ店。これが大正解。料理の味はもちろん、お願いしたお祝いメッセージは桃饅頭付きで出していただくなど、きめ細やかなサービスにお友人夫妻も満足の様子。いつものように別荘経由で徒歩でご帰宅。
文字通り世界各地を飛び回る2人とお祝いの席を設けた。お2人の婚約をお祝いしようとやりとりしながらスケジュールが合わず1年が過ぎ、ようやく実現した宴席もやはり中華料理店。その間、「今年の目標は世界ランキング10位内です」と言っていた日本スカッシュ会の至宝、渡邊聡美ちゃんの世界ランキングは6位まで上がった。凄い、これは凄い、もの凄い。お祝いをせねば!という宴席でもある。PSA(プロスカッシュツアー)参戦の聡美ちゃんはイングランドがベース、ジュニア日本代表コーチの海道くんは年間の半分は海外遠征の日々。2人一緒に日本でお祝いの席を設けられたのは奇跡的。来年名古屋で開催されるアジア大会、そして2028年のLAオリンピックでのメダル獲得に向けて、さらにはその後の2人のビジョンについて、それぞれの話が聞けた貴重な時間でもあった。お気楽夫婦にできることは限られるけれど、細やかながら引き続きサポートして行きたいと思わせる、力強く頼もしい2人だった。
近頃、お気楽夫婦の仕事は「旅人」と嘯いている。これは着実に実行できている。そして2つ目の仕事は「スカッシュ」だとも。週3回スカッシュのレッスンに通うお気楽妻(私は2回)、それができる(時間的、経済的、肉体的)環境を共に実現できているのは嬉しい限り。そして何よりスカッシュを通じて、あるいはスカッシュをきっかけに、友人たちを訪ねたり、ご一緒していただく日々はありがたいことだ。
とは言え「70歳までスカッシュやるよ‼︎」と、随分前に妻に宣言されたけれど、それもあと数年に迫った。今後は、スカッシュとどう付き合っていくか、そしていつまで旅人でいられるか。悩ましい日々でもある。「考える前に、まずは日々実行だよ!」とお気楽妻。了解(汗)。