ブログは誰のために「IGA-IGA.com」

MaltsSweets2005年5月、前職の会社を辞めようと決めた頃、ブログを書き始めた。最初に“快楽主義”宣言などと、ちょっと肩に力の入った文章を書いた。快楽:楽しさを追求することは悪ではなく、何でも楽しんでやれ!という好奇心と、ポジティブな姿勢が快楽主義を全うさせる、などと。今読むと我ながら赤面する。けれど、文章を修正したりはしない。その時の自分がそこに在るから。ブログに書く記事の基本は、批判、誹謗中傷など、わざわざネガティブなことばをまき散らさないこと。さらに言えば、ひとり読み返す日記ではなく、ネットに公開する以上は、読んでもらう“誰か”を意識して書く訳だから、リア充をアピールする自己顕示に陥ってはいけない。それが信条。

JiyugaokaKyosenログで紹介する、いろいろなカテゴリーの「私の快楽の素」が、他の方の“楽しいこと”に繋がるきっかけになれば嬉しい、とも書いた。お気楽夫婦は、形として残らないものにお金を使うことが大好きだ。美味しいモノを食べること、スモール&ラグジュアリーなホテルに宿泊すること、スポーツクラブで汗を流すこと。そんな2人がいかにお気楽に過ごして来たかを書き留めたメモだとも。だから、このブログを読んでいただける方に対する何らかのメッセージは、全く含まれていない。読んだ方が「なんだ!こいつら!」と腹立たしく思われても、全く責任は持てない。どうかその場合は、読むのを止めるだけにしていただきたい、と綴る。我ながら、実にごもっともである。

TsutayaKodamaログを書き始めて10年が経ったのだと気が付いた休日の朝。しみじみ。心地良い5月の日射しの中、自分の文章を読み返してみる。10年間にアップした記事の総数は1,000を超えていた。すげー!記事の中には、良い文章書いてるなぁとイケシャーシャーと思う(最近局地的に流行中)ものがあり、小っ恥ずかしくてすぐにでも削除してしまいたいものもあり、しみじみしてしまったり、笑ってしまったり。あれ?自分で結構楽しんでるではないか。誰かに読んで欲しいと思う気持もありながら、文章を書くことも読むことも、その行為自体が好きなんだなぁと改めて自覚する。はい、正直に告白します。はっきり気付きました。私、自分の文章読むの好きです(笑)。変形した自己愛?

YamamotoKobe夜、その筋(どんな筋だ?)で有名な“びぢん”ブロガーさんと楽しく食事をする機会があった。どんなネタならアクセスが増えるかなどと話しながら、いかん!いかん!と自責の念に駆られた。SNSの普及で、ブログを書き始めた2005年頃とは大きく環境は変わった。誰もが気楽に近況を発信し、メッセージが交わされる。いいね!の数を意識する。私のブログの場合、読書に関する記事になるとアクセス数が減る。美味しい店を紹介すると伸びる。どうやら求められているのは、“美味しいモノ”らしい。けれどもこのサイトはビジネスではない。「いいね!本位制」に陥ってはいけないのだ。読んでくれる人におもねることなく、自分の“いいね!”を書き留めることに立ち返るのだ。

んでくれる人が多い方がいいじゃない」妻が断じる。この10年、どの記事も最初の読者は妻だった。公開する前に一読してもらい、気になる部分を指摘してもらう、謂わば専属の編集者。ごもっともではある。けれども、そのさじ加減が難しい。これからもこのチームで、楽しみながら続けて行きます。

WE ♡ LOVE POTATO「フライドポテト愛」

Eri&PotatoAsahi外に思われるかもしれないが、お気楽夫婦はポテト好き。自宅でのんびりつまむポテチも好きではある(No.1は「フラ印 うす塩味」、No.2は「カルビー 堅あげポテト ブラックペッパー」)けれど、お店で食べる揚げたてフライドポテトに軍配が上がる。例えば、連休初日。地元世田谷にある温浴施設(天然♨)に行って一汗流し、立ち寄ったのは施設内の居酒屋。そんな店でも(失礼!)生ビールにフライドポテトをオーダーするのがお約束。そこは細めのややカリカリ系。私好み。風呂上がりの火照った身体に、キンキンに冷えた生ビール、そして揚げたてポテト。ふぅ。文句なしの休日だ。その上、その日は何ちゃらサービスデーで、ポテト大盛りサービス!妻の満面の笑みの理由はそれだ。

TenseiTetoraPotatoえば桜上水の「さかなの寄り処 てとら」に伺った夜。絶品の魚料理をいただき、美味しい日本酒を飲み、ご満悦。そんな後でも、ふとフライドポテトが食べたくなる。店主のジローさんの揚げるポテトも、実に旨いのだ。やはり細めのカリカリ系。手で持てないぐらいの熱々。ん、んまい。こいつには生ビールだと飲み直し。やっぱりポテトは生ビールですよね。「はい」とジローさんがシンプルに合意してくれる。ポテトの甘さと絶妙に振られた塩のバランス、揚げ油の香り、かりかりほくほくとした歯触り、口の中で一体となって味わった余韻を残しつつ、きめ細かな泡と共に生ビールをぐびり。くぅ〜っ。この組合せを考えたヤツは偉い!ところでフライドポテトは和製英語?

KilkenyFish&Chipsカッシュをした後に立ち寄る店のひとつ、アイリッシュパブ「ケニーズ」。ここでオーダーすべきは、フィッシュ&チップス。この料理も偉い。何が偉いって、イギリスで食べても美味しいと言える料理であること。キドニーパイは一度食べれば充分だし、ローストビーフは日本で食べた方が美味しい。けれどもフィッシュ&チップスは許容範囲。この店も同様。これを食べにわざわざ来るという美味しさではないけれど、滑らかな泡のキルケニーズを美味しくぐびりと飲むためのおつまみにはぴったり。お約束の皮付き太め。ホクホク。ちなみに、チップスはイギリスでのフライドポテトの呼称、アメリカではフレンチフライ、そしてそのフランスでは単にフリット(揚物)と呼ぶ。

Steak&flitsWakatakeレンチビストロの定番、ステックフリッツ=ステーキ&フレンチフライ。これはゼータクポテトの最高峰。フツーの感覚なら、ポテトフライは牛ステーキの添え物でしかないはずなのに、堂々と料理の名前としてステーキと肩を並べる。馴染みの「ビストロ トロワキャール」で食べられるのは年に1回あるかどうか。メインに辿り着く前に、オードブルの余りの美味しさにワインをいただき、パンをお代りし、満腹になってしまう。カウンタ席でいつもステックフリッツを召し上がっている初老の常連客が羨ましい。フランスのお隣、ベルギー名物のムール貝とフリッツも絶妙のコンビだ。バケツ一杯にムールの殻を捨て、ポテトをいただく。またもや、くぅ〜っ。すぐに食べたい。

せるためにジムで走ってる訳じゃないから良いんだよ♬」いつものように妻が言う。ジムで走った後、夜中の焼鳥屋で皿に大盛りのポテトフライを2人で喰らう。走って消費したカロリーの何倍もの高カロリー摂取。けれども、汗を流してさっぱりした後、美味しくビールを飲んで、好きなモノを食べることがお気楽夫婦の愉しみ。最高のレジャー。その時間帯が、たまたま夜中であるだけ。食生活の健全さを求めるか、精神的な高揚と快感を優先するか。お気楽夫婦は迷わず快楽を選ぶ。そう、健康的か不健康かは自分たちが決めること。だから今夜もポテト♡。

美味しい!楽しい!は元気の素「ビストロ トロワキャール」

BiereAsparaに忙しい仲間たちがいる。担当していたボスが異動してしまった役員秘書、人事担当となって2年目のアスリート系女子、そして毎年恒例の春の深夜残業を続けるお気楽妻。ヘトヘトになって家に帰り、ジム通いもままならず(必死に時間を調整し、意地でもジムに向かうお気楽妻は除く)、テンションも下降気味で体調も万全ではないらしい。そんな彼女たちをお誘いし、馴染みのビストロ トロワキャールに伺う。「久しぶりにスカッシュの練習したら、何だかすっきりしたなぁ」と、アスリート系女子はアクティブレストで元気回復の模様。乾杯のビールを元気に飲み干す。それに対して役員秘書は当日の出席も危ぶまれ、ビールを飲むことすら躊躇う体調。ちょっと心配。

CorbieresMain近、フレンチでもこれを出す店が増えて来てですね、よぉしっ、俺のフォカッチャを見ろ!って感じで焼いてみました」とシェフの聡ちゃんがアミューズと共に自慢のパンをサーブしてくれる。「わぁっ!美味しそう♫フォカッチャ大好きぃ〜」と役員秘書のテンションが1段階上がる。メンバーの体調が万全ではないとシェフに伝えると、「では、ホワイトアスパラとチコリでサラダにして、いつものオードブル全部盛りと、鮎がありますけどそれをメインぐらいの感じでいかがですか」とおススメしていただく。「さすがの私も今日はお肉!って感じじゃないから、それが嬉しい」と、普段はがっつり肉食系の役員秘書。了解。今日は身体に優しいメニューで行こうか。

AyuConfitAlsace初の白です」店のマダム、まゆみちゃんが選んでくれたのは、ソービニョン・グリという珍しい品種の辛口ワイン。ん、清々しい飲み口で好きな味。「体調悪くて病院に行った日に、IGAIGAが差し入れ持って行けたらって、FBに書いてくれただけでも嬉しかったなぁ」とオードブルの盛り合わせを味わいながら、役員秘書が語る。徐々に元気になって来て、顔色も良くなって来た。2段階アップ。ふんふんと頷きながらワインをぐびり。空になったグラスを置くとほぼ同時に笑顔のまゆみちゃんが2杯目のワインを差し出してくれる。何と絶妙のタイミング!「お話盛り上がってたので、勝手に持ってきちゃいました」グッジョブ!私にとっては、こんなサービスが元気の素。

RullySavarinのコンフィ、美味しいねぇ」と、深夜残業続きでも元気な妻。彼女は時間を工夫して、ジムに行くと決めた日は早めに仕事を終え、代わりに他の日に終電帰り、そして休日に持ち越した仕事をするというメリハリを付ける。逆に、それが彼女の体調管理法。そして私の元にはコンフィに合わせた4杯目のワインが、やはりドンピシャの時間に届けられる。やるなぁ!まゆみちゃんと伝えた声に返ってくるのは、彼女の明るく元気な笑い声。料理とワイン、そしてこの時間と空間が心地良く、身体をほぐす。シェフのアドバイス通り、メインを止めて、全員がデザートを選ぼうという作戦。「どれも美味しそうだなぁ。何を食べようか!」役員秘書はすっかり元気だ。3ステージ上昇。

気になったぁ!楽しかったぁ。今日は頑張って出て来て良かったぁ〜」足取り軽く店を出る役員秘書。アスリート系女子やお気楽妻には効果的なアクティブレストは万人に効くとは限らないが、美味しい、楽しいは誰にも共通する元気の素だ。デザートにサヴァランを選んだ私もご機嫌。シェフが「くらっくらになりますよ。デザートワインの代わりだと思ってください」と微笑んだ通り、生地にたっぷり含まれた酒が実に濃厚で美味しかった。当日、体調が悪過ぎて欠席した酒豪女子にも食べさせたかった味。次回は、元気になった彼女と一緒に酔っぱらおう。「さ、電車で帰るよ!」…妻は相変わらず元気だ。

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SINCE 1.May 2005