出没!食べ街っく天国♬三茶・中目「ビストロ リゴレ」他

RigoleSoup目黒に仮住まいしていた頃から数えて9ヶ月、月に2回のパーソナルトレーニング通いが続いている。隔週で訪れる第2のホームタウン(と勝手に命名した)中目黒。○イザップのように痩せることを目的に通っている訳ではないから、ジムで汗を流した後は、たっぷり飲む。美味しく食べる。どちらかと言えば、アフタージムを楽しみにして通っている気配もある。以前と違うのは、ジムからの帰路として効率が良い三軒茶屋の店に足が向くこと。その日向かったのも三軒茶屋の住宅街に佇む「ビストロ リゴレ」という小さな店。深夜まで営業しており、ジム帰りに立ち寄るにはぴったり。カウンタに座り、生ビールをぐびり。ん〜、んまいっ!この1杯のためにジムで汗を流したのだ。

Vegi2Pate2ミューズはプティシュー付きのカボチャの冷たいスープ。ふんふん、オサレな盛付け。見ため良しで美味しいぞ。初訪問の店だから、キャロットラペ、パテドカンパーニュなどの定番の味を試す。ん、好きな味。縦に長くカットしたパテ。上にパン粉とパセリを散らした盛付けは朱赤の皿と良く合う。おススメのグラスワイン3杯(選べる)セットで、お得な料金設定が呑んべには嬉しい♬隠岐の海士町から直送された新鮮魚介がウリの店。巨大なサザエのエスカルゴ風をいただく。良い感じ。「この店、良いね」妻もお気に入りの模様。沖縄料理「我如古」に続き、再訪店リストにエントリー。それでも三軒茶屋食べ尽くすには、まだまだ。「どんどん探索するよ!」妻の鼻息も荒い。

QuoreAzzuroOnion日、スカッシュのレッスンの後に、NYC帰りの友人夫妻と中目黒へ。仮住まい時代からお馴染みの「クォーレ  アズーロ」を久しぶりに訪問。「今年は部署を変わる年なんだぁ」金融関係の企業に勤める友人(夫)は、定期的な異動が必須。シンガポールが良いんじゃない、香港が良いなぁ♬などと無責任に冗談を言いながら乾杯。「トリッパと胡桃、リンゴ、ゴルゴンゾーラ、トレビスのサラダ」や「タケノコとホタルイカの炭炙り」などをいただきつつ、ワイングラスの1杯目。「どれも美味しいし、珍しいメニューがあって楽しいね」友人(妻)もご機嫌。飼っているワンちゃんの話題で盛り上がりつつ、定番の「詰め物をしたタマネギの岩塩ロースト」を堪能。ワイングラス2杯目。

PastaRissotバコは止められないね」外でタバコを吸って来るという夫を見送りながら、友人(妻)が零す。タバコ税が高いNYCでも1,000円を超えるタバコを吸い続けたよねと、かつてのエピソードを繰り返す。長年連れ添ったパートナーの行動、嗜好は暗く諦めるのではなく、明るく受け入れる、というスタンス。戻って来た友人(夫)に、パスタとリゾットのどちらが良いかと尋ねると、夫婦一緒に「両方食べる!」と声を揃える。良いカップルだ。「2人だけだといつも炭水化物まで行けないから、今日は嬉しいなぁ」とお気楽妻。「そんな時は呼んで呼んで!」と友人(妻)が応える。取り分けてもらった「イカスミを練り込んだタリオリーニ、ウニのバターソース」をぺろり。ワイン3杯目。

味しかったぁ。中目ってかなり良いね」駅までの帰路、脇道に逸れながら、仮住まい時代に通った店を紹介しつつ、4人でそぞろ歩く。「夕月」「いふう」「イルピッツアイオーロ」「オーコアンドフー」…。「どこも美味しそうだぁ!良いねぇ。また中目に一緒に来よう!」と、すっかりお気に入りの友人(妻)。喜んで!と妻が応じる。…こうして続く、三茶、中目食い倒れジム通い。

爛漫の春を味わう「割烹 弁いち」浜松

Ben1Ben2の故郷浜松を訪ねる度に、食べに行きたい店がある。帰省のスケジュールを決めると、真っ先に予約の電話を入れるのだから、正確に言えば、食べに“行っている”店がある、というのが正しい。その店は、創業90年を超えた老舗「割烹 弁いち」。2008年3月に初めて訪問して以来、春と秋の連休、そして冬、年に1〜3回の頻度で伺っている。さらに義父母が、(婿殿に気を遣い)毎年弁いちさんにおせち料理をお願いしてくれるから、年に4度は味わうことができる。この店のご亭主は、季節毎に食材と生産地に拘り抜き、全国各地から旬のものを取り寄せる。この春、味わったのは山野の美食材だった。

Ben3Ben4付けは、ホタルイカ、コゴミのゴマ和え、ウドとウルイの酢味噌和えなど、春の香りの盛合せ。まずは、ガージェリービールをぐびり。この店は、食材はもちろんのことながら、酒に拘りがある。酒蔵、杜氏、そしてグラス。だから、お気楽な2人は、この店に来たら、只々ご亭主に身を委ねるだけ。料理も酒も全てお任せ。季節の料理を味わい、料理に寄り添う酒に納得し、その酒にぴったりのグラスを楽しむ。料理は直球。その季節の最高の食材を惜しみなく使い、その本来の味わいを損なうことなく、最高の状態で供する。コシアブラとタラの芽の天ぷらも、まさしく食材自身が泣いて喜ぶ味。

Ben5Ben6初の1杯は、奈良の蔵本「風の森純米大吟醸しぼり華」山田錦45%精米のフレッシュな味わい。「どれどれ」飲めない妻が、味見だけとグラスに口を付け「ん、んまい」と唸る。椀物は美しい木の芽が添えられた旬のハマグリ。直球で、かつ豪速球。しみじみ美味しい。ここで2杯目の酒。山忠本家酒造「義侠 純米大吟醸」。向付のねっとり美味しい刺身にぴったりの、力強さを持った酒。「どなたにもおススメできるものではないので、ご提案なんですが、焼き物で珍しいものはどうですか」とご亭主から前置かれて出てきたのは、蝦夷鹿の内子の焼き物。柔らかさが独特の歯応え。まぁ、旨し。

Ben7Ben8く酒は、「新政 頒布会」の2種。2015年4月の「改良信交」「美山錦」の飲み比べ。前者は「柔らかくみずみずしいかたち」後者は「凛として奥深いかたち」だそうだが(ラベルに記載)、「そろそろ酔っぱらって、どれも美味しいだけでしょ」と妻の指摘の通り、ほろ酔い加減。ふふふ。実は、美味しいだけじゃなく、楽しいのさ!と独り言つ。ご亭主とカウンタ越しに語りながら、春を味わい、美味しい酒を愉しむ。至福のひと時。と思っていたところに、その日の掉尾を飾る一品、炊きたてご飯の上にワラビ味噌、フキノトウの味噌汁。香り高き絶品。春よ春。爛漫の春を口一杯に頬張り、満足の笑み。

日もゼータクだったね」と妻も笑顔。祭りのお囃子を遠くに聞きながら、2人で夜の街をそぞろ歩く。祭り装束が繰り出している街を、彼らと同じく浮かれ気分で。とは言え、ますます小食になってしまった義父母と一緒に味わうことができなかったことが心残り。よしっ、秋には「弁いち」のランチに誘い出そう。年末にはおせち料理を頼んでもらい、思いっきり喜ぼう。健気な婿殿として、妻の親孝行に精一杯協力しよう。妻の故郷で過ごす春は、そんな思いと共に過ぎて行く。

乗っかれ!プロモーション♬「神泉 遠藤利三郎商店」

EndohFacebookは飲食店にとって格好のプロモーションツールだ。情報提供に即時性があり、相互にメッセージを書き込むことで店と客とのコミュニケーションが生まれ、親しみ易さや“行きつけ感”が醸成される。お気楽夫婦の訪問がヘビーローテション化しつつある「神泉 遠藤利三郎商店」は、客を乗せるのが実に上手。人気店だけに予約が取れないことが多いが、決して毎日満席という訳ではない。けれど、いつ空いているのかの目安がないと電話も掛けにくい。そこで重宝するのが、店発でタイムラインに書き込まれる翌週の予約状況。それも、事務的な情報ではなく、季節の話題、新作の料理、イベントの情報などを折り込み、柔らかに、そして頻繁に更新する。○や△の記号を眺めながら、おっ!この日に行こうか!ときっかけを作ってもらえる。

Farm目黒のトレーニングの後に、遠藤に寄ろうか」珍しく妻から積極的な提案。了解!予約は私の役割。ケータイから店に電話すると、聞き慣れたスタッフの声。無事に予約が取れて名乗ると「あぁ、IGAさん。いつもありがとうございます。子機だと登録されたお名前が出ないんですよ」名前を電話機に登録してもらっているらしく、いつも予約の電話の際には「IGAさん、こんばんは!」と名乗る前に声を掛けられる。その日は、あれ?と思っていたため、このフォローのひと言はさすが。SNSでのコミュニケーションが効果的に活かされるのは、こんな実際のコミュニケーションがあってこそ。これ大切。パーソナルトレーニングで汗を流し、まだ明るい時間に店に向かう。店内を覗くと馴染みのスタッフは誰も姿がなく、新人スタッフだけ。

Pizzaに入っても予約の名前を聞かれてしまう。ちょっと淋しい。まぁ、仕方がないのだけれど。カウンタに座り、店内を見渡す。陽が射し混む時間の訪問は初めて。他に客がいないのを良いことに店内の撮影。ん、やっぱりフォトジェニックな店だ。ワインの店ながら、運動後の1杯目は生ビール。ぐびりと飲み干して、1杯目のワインをチョイス。「野菜の農園風サラダ」などの定番メニューを選びつつ、その日の妻のお目当て「ピサラディエール」という新作料理をオーダー。アンチョビとタマネギのプロバンス風ピザ。「へへ。これ食べたかったんだよね♬」Facebookに掲載された画像に、ぐっと来ていたらしい。店の思惑通り。チーズの代わりに炒めたタマネギがたっぷり。タマネギの甘さとアンチョビ、香草がぴったり。旨い。

Asparaワイトアスパラのロースト、モリーユ茸のソース。これもFacebookで見かけた一皿。独特の食感のモリーユ茸と、甘いソースが絶妙に合う。旨し。野菜の農園風サラダは、農地に生えた野菜を再現。その“土”に見えるのは、オリーブを細かくみじん切りにして、オーブンで焼いたものらしい。「この土、美味しいよね」と妻のお気に入り。この店のメニューは、こんな遊び心が楽しい。けれども緊張気味のスタッフとは会話が上手く噛みわあない。2杯目のワインを飲んでいる頃に顔なじみの店長が登場。ふぅ。ほっとして声を掛けると、すかさず「あぁ、IGAさん紹介します。彼女は新人の…、そして押上の店から来た…」とスタッフを紹介してくれる。よろしくお願いしますと挨拶をし合い、ようやく彼らが纏っていた硬めの空気が解ける。

Sausageインも何か食べようか」トレーニングで汗を流したことを免罪符にして、妻がさらにオーダーをする気配。ということは、もう1杯飲んで良いと言うことだね。ではと、新人の女性スタッフに米沢豚のソーセージコンフィと一緒に、おススメの赤ワインをお願いする。最近入荷したんですが、これでいかがでしょうか?という問いにOKと返す。お任せこそが最善。すると、3割増ぐらいのワインが注がれたグラスがやってきた。多めに注いでもらってありがとう!と告げると、テレた笑み。どうやら意図した訳ではないらしい。けれども、これで大丈夫。次回からはキチンと会話ができる。こうして、Facebookで訪問のきっかけを作り、美味しい料理と心地良いサービスを提供し、コミュニケーションを図り、再来店を促す好循環が作られる。

た来なきゃね♬」お酒を飲めない妻が、そう呟く“ワインバー”。こうして「遠藤利三郎商店」のプロモーションに、まんまと(敢えて)乗ってしまう2人だった。

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