期待通りに♬「中国飯店 六本木店」

ChugokuHantenKurage本木の「中国飯店」は、お気楽夫婦お気に入りの店。市ヶ谷にある支店は度々利用していたものの、六本木店と系列の「富麗華」は別格の店。美味しい中華料理を食べに行くぞっ!と気合いが入るし、気持が高揚する。「え?富麗華って中国飯店の系列なの?会社で領収書が回ってくるんだけど、すごい高いよ」と役員秘書。ん、フカヒレやアワビなどを遠慮なく選べば、そこそこの料金になるだろうね。でもご安心を。今日は選ばないし、選べないし。「へぇ、中国飯店も初めてだ。楽しみ」と役員秘書のテンションが上がる。「へへ、前に2階でセナの誕生日会やったんだ」と、さすがは某高級住宅街にお住まいのスカッシュ仲間。そんな方々の御用達の店でもある。

ShoronpawSubutaなく店に到着。ライブ会場からは2,3分の距離。店の間口は狭いものの、堂々たる店構え。老舗の風格。ウチは美味しいぞ!というオーラを周囲に放っている。ライブが始る前に予約をしていたため、スムースに席に付く。ほぼ満席の程良い混み具合。前菜に皮蛋とくらげ。生ビールとプーアル茶で乾杯。「くらげコリコリ美味しい♬」どの店でも出すモノだから違いが分る。安心できる美味しさ。「この店では黒酢酢豚食べなきゃね」妻が意気込む。他の店では妻が決してオーダーすることのない酢豚。この店は、他の具材が全く入っていない“豚だけ”の酢豚。カリカリに揚げられたジューシーな豚と黒酢の絶妙な味付けがお気に入り。「う〜ん、確かに美味しい♬」役員秘書も絶賛。

CharhanDesert京ダック頼んで良い?」さすが、セレブリティな奥さま。高級食材をサラッとオーダー。しばらくすると飴色に焼き上がった(半羽とは言え)立派な北京ダックが登場。銀皿に乗ったダックを見せられ、スタッフにお作りしますと言われ、餅皮(カオヤーピン)に包まれて戻って来たダックは、僅かにひとつづつ。「もっと食べるとこありそうだったよねぇ」と不満気な世田谷奥さま。皆で大笑い。こんなバランスの良さが彼女の良いところ。その後も紹興酒を味わいながら、春野菜とキノコのフリット、シラスとアスパラのチャーハンなどをいただく。何を頼んでもハズレのない美味しさ。慇懃ではなく、柔らかで丁寧な接客。いつも通りの、期待に違わない味とサービス。

Haru&KishiIGA&ERIん、どれも美味しいね。ここは個室もあるの?」と仕事モードのスイッチが入る役員秘書。2階にあると伝えると、ふんふんと頷く。プライベートでも情報収集を忘れない、さすがの秘書魂。市ヶ谷の支店を接待で使ったことがあり、招いた客に喜ばれたと伝えると納得の様子。確かに安心して大切なお客様をお招きできる店だ。そう言えば、前職の会社に在籍していた(ワカゾーだった)頃に、役員や顧問の方とご一緒したのがこの店の初訪問だったなぁと思い出す。こんな店にプライベートで来られるようになりたい!と思った若き日の自分を微笑ましく思い浮かべる。確かにここは年齢や経済的なことだけではなく、場数を踏み、気持の余裕が必要な店、かもしれない。

してシメのデザート。やはり中華料理は大勢で来るに限る。2人だけでは辿り着かないメニューも味わえ、妻も満足の笑み。「なんだか良いね。コンサート行って、美味しいモノ食べて、元気になったよ」担当役員の異動で慌ただしい日々を過ごす秘書も笑顔。「あ、ショップカードもらって帰ろう」と最後まで仕事モードをキープしながら。「中国飯店 六本木店」は、そんなオトナが楽しめる店だ。

期待以上に♬「MIMI et MEME」

CakesSakurazaka直に言うと、さほど期待はしていなかった。主役の母親が、「ダンスと一緒のコンサートなんだってセナが言ってた」という説明をしながらも、「時間があったら来てね」と微妙な誘い方をするものだから。とは言え、役員秘書が「セナちゃんのライブ行ってみたぁい。前の時は時間が合わなかったし」と、すっかり乗り気。では、桜の頃だし、花見を兼ねて行ってみようか。と、出かければ、当日は氷雨。花見どころの陽気ではなく、会場近くの「TORAYAカフェ」で、のんびりまったりしながら開場時間を待つ。すると母親から「席とっておいたから、開演までには来てね」とメール。まったりスイーツいただいてます、と返信。全く緊張感のない伯父叔母参観の体。

NewWorldSetlist場は六本木の「音楽実験室 新世界」というライブハウス。この会場は、知る人ぞ知る元「自由劇場」であり、オンシアター自由劇場の名作『上海バンスキング』が誕生した場所でもある。「こんな小さかったかなぁ」とこの場所で上海バンスキングを観たという妻が呟く。ワンドリンク付きのライブということで、ワインを飲みながら最前列の席で舞台下の構造を眺める。全くライブに興味が湧いていない態。その日の主役はスカッシュ仲間の娘、ヴァイオリニストの大嶋世菜。友人のアニメーター&パフォーマーの深谷莉沙とのライブ。「MIMI et MEME」というタイトルは、耳と目で楽しんで!というメッセージとmimi:フランス語でカワイイという意味を掛けたもの、…かな。

MIMIetMEMEViolinープニングはジャン-フィリップ グードの「Embarques dans pentes」という曲。ヴァイオリン、チェロ、アップライトピアノ、サックスというインストルメンタルのバンドが奏でる音に急き立てられるように、もう1人の主役である深谷のダンスパフォーマンスが始る。踊りながら、舞台下のMacbookAirを自分で操作し、アニメーションの映写をスタートさせる。アニメの映像にはキモ可愛い女の子とウサギが現れる。仲良くベッドに入り、目醒め、一緒に体操をし、散歩をし、そして食事のシーン。食材になったのは…。ショッキングな内容を淡々と描きながら、本人は舞台の上で奇妙なダンスを踊る。前衛的で個性的なダンス。けれど、ぐっと惹き込まれる。良いね♬

JunpeiMember半の魅せ所は、チェリストの林田順平とセナの競演。お気楽夫婦にはお馴染みのJohan Halvorsenの「Passcaglia」。 チェロとヴァイオリンが互いに仲良く、時に攻め合うように音を重ね、挑発し合うように合奏する曲。この2人が演奏するこの曲は、何度も聴き、その度ごとにしみじみと惚れる。良い曲だ。良い演奏だ。互いの演奏を讃え、挑戦し合い、演奏している間は実に良い関係でいられる2人(笑)。ショートヴァージョンではあったけれど、このコンパクトでリラックスした会場で聴けたのは嬉しい。エンディング。アンコールの拍手。ほとんどの観客が関係者であろうけれど、その拍手は温かく、本気の拍手。オープングの曲をもう一度。良いね♬

セナと順平くんの曲がやっぱり良いねぇ」と妻。「あの弦を指で弾くとこで、ぞくぞくってしちゃった」と役員秘書。「あぁ、ピッツィカートね」さらっとセナの母。ダンスとアニメって、彼女の才能もなかなかだよね。…そんな、かみ合うような、かみ合っていないような会話を交わしながら寒空の下を六本木交差点方面に歩く。「わぁい、久しぶりの中国飯店、楽しみだぁ」そう、エンタメの後は美味しいモノを。お楽しみはこれからだ。to be continued….

調布市民の秘密「野川桜ライトアップ」

NewsSakura5気楽夫婦が住む世田谷区の北西部は、調布市に隣接している。最寄り駅の一駅となりは調布市。毎週通っている世田谷のホームコート以外に、月に数回通うスカッシュコートがあるのも調布のスポーツクラブ。そこで知り合った仲間から、ある情報が入った。毎年桜が満開の頃、一夜限りの大イベントがあるという。日程は直前に決まり、密かに発表されるだけなのに、あっという間に調布市民のほとんどが知ることになるらしい。2015年の日程発表は、開催日のなんと3日前。調布市民ではない2人も、友人たちのfacebookでの書込みで情報を知った。「行けるかなぁ」「行きたい」「今年は行こうかな」という調布市民のやり取りに、「行ってみたい!」と参加表明。すると「是非来てください!」と複数の市民からお誘いをいただいた。うわ〜ぃ。

Sakura4Sakura6の調布市民の秘密のイベントとは、調布市を流れる多摩川の支流、野川沿いに1km近く続く桜並木のライトアップだ。実は調布市は映画の街。今でも日活、角川大映などの撮影所やスタジオがあり、美術、映像などの関連企業が集まっている。その中のひとつ、アークシステムという照明機器の会社が、野川沿いに建っていた社屋前の桜の木をライトアップしたことが評判になり、会社移転後もその規模を拡大しながら毎年継続し、今年で12回目の開催になるという。イベント当日、最寄り駅の近くで待ち合わせ。普段は静かな小さな駅も大勢の人。会場へと向かう人の流れに沿って夜道を歩く。駅から10分程歩くと、橋の上に大勢の人。どうやらスタート地点らしい。

Sakura3Sakuraわぁ〜っ!凄ぉいっ!」感情を余り表に出さない妻が驚きの声を上げる。闇夜に浮かぶ夢のようなサクラ色の景色。橋上から眺めると、遥か上流まで延々と両岸に桜並木が続き、岸辺のサクラと、川面に映るサクラと、そして漆黒の背景が幻想的な絵となっている。さすがプロの照明の技。実に見事だ。これは期待以上に凄いねと調布市民に伝えると、「凄いでしょう♬」と嬉しそうで誇らしげな笑顔が返って来る。確かにこれは市民自慢のイベントだ。橋から上流に一方通行でサクラ色の下を歩く。全市民が観に来ているのではないかという人混み。桜の樹によって表情が変わる。月が浮かぶ空とのコントラストを楽しみ、夢の中を歩いているような、浮き足立つ気分でそぞろ歩く。

SashimiTomochan初はグー…」夢の中から現実に戻る。花見客で混雑する地元の人気店「大漁旗」でオーダーした刺身盛りを巡って、ちょっとしたゲームを始める子供のようなオトナたち。6人で3人前の刺身盛りだから、全員が全種類は食べられない。だったら好きな魚を一斉に指差して、ダブったらジャンケンで勝者が食べるというルール。分厚く切られた脂の乗ったマグロに指名が集中。涙をのむ酒好き奥さま。競合のなかった数の子をぽりぽりと齧りながらジャンケンの行方を笑って眺める。お手頃な価格で新鮮でボリュームたっぷりの料理が(残念ながら満席で売切れが多かったが)食べられる、人気の理由も納得の穴場の店だ。なんだか楽しいぞ、調布。

日はIGAさんたちと飲めて良かった♬」コートサイドでお見かけするものの、一緒に飲むのは初めてというスカッシュ仲間から嬉しいコメント。「来年も観に来てまた飲みましょう!」良いですね、ぜひ!と返す。なんだか調布市民の秘密を共有し、仲間に入れてもらった気分。一夜限りの幻夢のようなイベント。参加できるのは(急なスケジュール調整が可能な)地元民だけ。調布市民のお墨付きを頂き、参加資格(?)も手に入れた。来春のサクラの頃にまた一緒に訪ねよう。

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SINCE 1.May 2005