VIVA!仮住まい♬「中目黒♡生活」

SPATavernる週末、白金台にできたスカッシュコートへ。「SPA白金」という高級スポーツクラブに新設されたピカピカ出来立てコート。1日開放デーを利用してのビジター訪問。仮住まいの中目黒から電車を乗り継いでもわずか20分弱ということもあり、お気軽訪問。利用者は少なくコート独占状態。2人でたっぷり汗を流す。帰りはタクシーであっという間に中目黒へ。駅の手前、山手通りで途中下車。「ベーグルスタンダード」「ミート&ベーカリー タヴァーン」という店に立ち寄り、パンを大量ゲット。仮住まいの街には美味しい(ちょっとオキドリ系の)パン屋がたくさんあり、パン好きの妻は大喜び。

BacioneEscarier方からは入会したばかりのご近所ジムへ。妻は予てより「歩いて行けるスポーツクラブが欲しいなぁ」と切望していた。2ヶ月の期間限定とは言え、仮住まいでその希望が叶った。歩いて10分弱、雨の日でも駅前から路線バスですぐに到着。その上、9月から2ヶ月間限定の格安会費プランで入会。毎日通っても5,000円弱!お気楽夫婦のために企画してもらったような会費設定。「毎日でも通うよっ!」広々としたジムスペースに加え、スパなども充実した施設に妻はすっかりご満悦。クロストレーナーなどでたっぷり汗を流し、ジャクージでさっぱりした後には魅惑的な夜の街が待っている。

BaruEra黒川沿いに、山手通りを少し入った路地に、そして何より駅周辺の小さな通りに飲食店が密集する中目黒。それも画一的なチェーン店だけではなく、魅力的な個性溢れる店がたっぷり。駅から徒歩1分の高層マンション(あの超高層タワーマンションではありません)に仮住まいのお気楽夫婦。歩いて数分の範囲に行ってみたい!と思わせる店が数多くあるという環境は刺激的。ただでさえ外食の頻度が高かった2人が浮き足立つほどの魅力ある街。住んでいるからこその街の楽しみ方がある。2ヶ月という限られた期間ではあるものの、自分の家を持ってしまった後ではなかなか経験できない貴重な時間だ。

ObachanUnimeshiは満席なんですけど、少し待ってもらえればご用意できますよ」店の前を通る度に予約で満席の貼紙があった人気店「いふう」に電話するとラッキーな返事。15分後に伺うことを伝え予約。ご近所住まいの強み。案内された2階に上がると、割烹着姿のオバちゃんに満面の笑みで迎えられる。冷え冷えの生ビールの後に、焼鳥お任せセット、いふうサラダ、アワビと焼き茄子の煮浸しなどをいただく。どれも上品な味付け、盛付け。うん、旨い。各テーブルにマメに声を掛けるオバちゃん。美味しいですと声を掛け、話を聞けば息子さんの料理に誇りを持っているから仕事が楽しいと笑顔。惚れた♡

べきれなかったら持って帰れるようにオニギリにするか、パックにするから大丈夫よ」友人に勧められたウニの炊き込み御飯のボリュームを尋ねたら、そんな優しいメッセージ。これまたご近所住まいならでは。嬉しい限り。「リノベーションの工事期間を1ヶ月くらい延ばしてもらおうか?」妻が真顔で言う。本末転倒ながら、即座に同意したい←割と本気(笑)。「中目、ヤバいね!」ホントに。

住まいとライフスタイルと「リノベーション」

OpenroomPj808ンションの寿命は何年なのだろう。経済的な価値基準として法定耐用年数は47年。関東大震災後の復興支援として建てられた同潤会アパートメントの建て替えは、建築後60年〜80年。現在表参道ヒルズとなった青山アパートメントの寿命は75年だった。けれど、最後の10数年はかなり老朽化が目立った。それらを考慮し仮に寿命60年とすると、お気楽夫婦の住まうマンションは築19年だから、終の住まいと覚悟するなら残りは約40年。2人の希望的な余命から考えても、一度は大規模な修繕が必要だ。この後10年間仕事を続けるとしたら、残りは30年。だったら、早めのリノベーションを実行してしまおう!

HirobeDanshariい立ったら行動は早いお気楽夫婦。リフォーム業者数社と打合せを重ね、見積を取り、凡その間取りのイメージを固めた。地震対策のために家具は造り付け、全ての床をバリアフリー化し、溢れる本や靴を効率的に収める収納、バスルームを広くゆったりと、などと希望する項目もはっきりした。…というタイミングで友人の建築家からオープンルーム見学のお誘い。アイディア溢れる自由な設計に心惹かれた。そこで、ダメ元でも構わないからと打合せを行い希望を伝えると、数日後にワクワク心弾むスケッチが送られて来た。見積金額も大手建設会社と大差ない。決定!リノベーション自体も楽しもう!

BeforeBefore2ただしい日々が始った。2人とも仕事をしながら、スカッシュをして、ジムに通い、美味しいモノを食べに行き、夏休みも取らなければいけない(笑)。仮住まいを探し〜契約、引越業者と打合せ〜契約、詳細設計の検討〜契約、電気などの転居手配。そんな中、20年間の生活の垢落としとして、断捨離を決行。不要なモノを捨てるのは当然として、不要なモノを探し出す…ここ大事。いつか使うと思って取ってあるものを捨てる。ここ何年も使っていなかったのだから。仮住まいまで持参して、持って帰る価値のあるモノだけを残す。こざっぱりと暮して来たつもりでも、大量の“ゴミ”が出た。

ingItalian体中の画像を送ります」仮住まいに引っ越してから1週間ほど経ったある日、友人の建築家から写真が届いた。初日に立ち会って解体作業の様子は分っていたものの、仕切り壁は全て撤去され、配線などがぶら下がり、もう後戻りできないことを実感。「こんなにキレーなのに壊していいんですか?と大工さんたちが言ってましたよ」ちょっと面映いコメントだけれど、10年後、20年後を想定し、リノベーションは元気なうちにやるべきだと実感する日々。理想の間取りを追求し、何をどれくらいどこに収納するかを計算し、住居設備の機能アップなど、未来の自分たちの生活を思い描く。実に楽しい。

ノベーション」とは、刷新すること。住宅関連での使い方は、単なる修繕(これをリフォームと呼ぶ場合が多い)ではなく、壁などを全て取り払い、スケルトン状態にした上で、新築時の間取りやコンセプトを一新することを指す。自分たちの生活もこれを機に刷新しようか。「今まで通りで良いんじゃない。あ、仮住まいから歩いて通えるジムで肉体改造でもする?で、その後毎日飲み歩くってのはどう?」」と妻。お気楽夫婦のライフスタイルは変えようがなさそうだ。

さよなら夏の日♬「タロス/アユンテラス」

MemberDishes暑が続いた日々。溶けてしまいそうだとか、暑くて眠れないだとか、不満たらたらに過ごしていた。なのに、一気に涼しくなると、夏はもう過ぎ去ってしまったのかと急に淋しくなる。人は実に勝手なイキモノである。そんな夏の終わりが近づいたある日、「いつものメンバーに会いたぁ〜い!IGAIGA美味しいモノ食べる企画して♬」と、役員秘書のご宣託。了解。さっそく昨年のクリスマスに結成された“シングルイブ”のメンバーに声を掛ける。集まったのは「タロス」というサルディーニャ料理の店。南イタリアの家庭料理を気軽に味わえる人気店。

Eri&YumiMIna&Haru皿料理たくさんで楽しい」「うん、素朴だけど美味しい」大勢でわいわいと料理を取り分けながら食べるのが、何よりの美味しさ。旅先から帰って来たばかりの役員秘書からお土産をいただく。「早く夏休み取っちゃうと淋しいなぁ」と早々に夏休みを終えてしまったお気楽妻。「私の夏休みは9月に入ってからかなぁ」と採用活動に忙しいと零す人事部門に異動したアスリート系女子。「アジア大会に合わせて韓国に行こうかな」とスポーツ系の仕事に就く酒豪女子。終わろうとする夏に遠い目になり、終わってしまう夏の尻尾を捕まえようとする。そんな夏の終わり。

AyungTerasBaliリの写真交換会やろうか」偶然にも1週間違いでバリに旅した猫好き友人夫妻とは、夏休み振返り企画を開催。4人が向かったのはインドネシア料理「アユンテラス」。それぞれがiPadとiBookAirに旅の画像を持ち寄った。「えぇ〜っ、バリで食べたインドネシア料理より美味しい♫」リゾートでもフレンチなどを食べることの多い友人夫妻。どこにでもシャンパンを抱えて旅する2人。東南アジア系の旅先では地元の料理を食べる機会は少ないらしい。確かに洗練された味付け、盛付け、バイリンガルのサービスは現地でのインドネシア料理よりも日本人向け。

MarrIke&Eriわぁ、良い部屋だねぇ」屋外にあるジャクージで、夜空を眺めながらシャンパン!という猫好き夫妻。定宿にしているというバリのホテルの写真は、実に彼ら好み。朝食にはエッグベネディクト、フレンチトースト、などとお気楽妻と嗜好がぴったり一緒。ホテル好き、スパ好きも共通項。バリの写真を眺めながら、今まで訪ねたホテル、これから訪れたいホテルの話で盛り上がる。店内はバリ風の意匠、お隣のテーブルは欧米系のカップル、スタッフはインドネシアと、旅の続きを味わうには最適の空間。旅は、事前の計画、実際の旅先で、そして旅の記憶を反芻するという3度の楽しみがある。ましてや2組の旅の記憶を味わう愉しい時間。思わず笑顔が零れる。

ぁて、次は引越の準備だね」と妻が呟く。去り行く夏にきっぱりと別れを告げ、自宅マンションのリノベーションという大仕事に備えなければ。設計の最終詰め、工事契約、引っ越しと慌ただしい日々が待っている。2ヶ月間の仮住まい生活前までには、20年近く住んだ自宅の垢落とし=断捨離をする必要がある。こざっぱりと住んでいるつもりの2人にも、20年の間に不要なモノが積もっている。「要らんもんは、全部捨てるよ!」と宣言する妻。大切な記憶だけは残しつつ、夏の終わりにリノベーションついでのリフレッシュ。

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SINCE 1.May 2005