友は財産❤️「25th & 60th Anniversary Party」

Party12000年10月、7年余りの同居生活を経て、入籍をしたタイミングで友人たちをお招きし、お祝いのパーティを開催した。パーティの途中、「まだシャンパンをお出しして良いですか」と、スタッフに耳打ちされた。OKと言った翌日、明細を見て驚いた。「IGAIGAたちのパーティ、ホントに楽しかったぁ。ヴーブ飲み放題だったしね」友人たちが何度も繰り返し、またやって!とリクエストも。実に楽しい(苦笑)パーティだった。

Party22018年2月、私の還暦のお祝いと、妻との25年をお祝いするパーティを企画。多くは家族でお祝いするような会に、芸能人ではあるまいし、友人たちをお招きすることに躊躇い、最初は開催すること自体に乗り気ではなかった妻も、オリジナルのお土産などを選んだり、一緒に準備しながら楽しんでくれた。私の意図は最初から明確。友人たちにお祝いをしてもらうのではなく、これまでのお付き合いに感謝する会にしたかった。

Party3ーティ当日、前夜から宿泊している客室にカメラマンなどのスタッフとしてお願いしている友人たちが集合。乾杯しながらの打合せ。客室見学の友人たちも集まり、メンバーが増える度に乾杯を繰り返す。オシャレして来て!とのリクエストに応え、見慣れたスポーツウェアではなく、皆んなドレスアップ。パーティは実質スタートだ。大勢の友人たちが入れるように、大きめのスイートルームにした甲斐があったというものだ。

Party4ェルカムドリンクから、わんこシャンパンパーティがスタート。乾杯までお待たせせずに、飲んでいただきたいという趣旨だ。最初に出席者を映像で紹介し、お気楽夫婦の挨拶の後に乾杯の発声…の予定が、その前に何とホテルから特大ケーキのプレゼント。まさにサプライズ!大好きなホテルと相思相愛だった(笑)と分かった嬉しい瞬間だった。しばらく楽しく飲んでいると、ホテルのスタッフが18年前と同じように耳打ち。

Party5始1時間で、既に00本ほどシャンパンをお出ししていますが、この後もお出ししてよろしいですか」…18年前と同じ状況に思わず笑みが零れる。希望があれば出してくださいと伝え、妻に報告すると、同様の笑いが返ってくる。快哉!モノは所有者の物でしかないが、記憶は時間と空間を共有した全員のものになる。「IGAIGA!お肉とチーズリゾット美味しいよ!食べた?」そんな友人の声に思わず笑顔で頷き、皿を取る。

しかったぁ」「全部美味しかった!スイーツ持って帰りたかった!」全員で記念写真を撮り、お見送りの際にプレゼントをお渡ししながら、ありがとうございましたと挨拶を交す。友人たちの笑顔が嬉しい。友人たちのメッセージが嬉しい。わざわざ週末の夜に、出席してもらえたことが嬉しい。そして、出席していただいた友人たちに刻まれたであろうパーティの記憶が、お気楽夫婦にとって何より嬉しいお祝いだ。仕事や年齢、性別など関係なく、ほぼ全員がスカッシュ(とお酒と美味しいモノ)で繋がった友人たち。妻との25年、自分の60年を振り返っても、最良の日のひとつに違いない。「IGAちゃんの財産だね」人生の先輩からそんなメッセージをいただいた。まさしく、その通り。お気楽夫婦がお気楽でいられるのも(飲んべの)友人たちのおかげ。これからも、彼らと一緒に嬉しい時間を共有していけたらと、心から思う。友人たちに、そして誰よりもお気楽妻に感謝の夜だった。

ビストロ808/2018.vol.1「冬の定番料理」

Oiwai52018年最初の「ビストロ808」のメニューは、オードブル盛合せからスタート。定番のキャロットラペはラインナップに残したが、看板メニューのパテドカンパーニュは敢えて(初めて)外した。他には初登場のトマトとニンジンのムース、長ネギのマリネ、ホタテのミキュイ。ふっくらとした殻付きホタテが入手できたからこそのメニュー。結果的にヘルシーでさっぱりした味の組合せになり、乾杯のシャンパンにぴったり。

Oiwai9ーモンのリエットは、パークハイアット東京のデリカテッセンで買ったサーモンリエットの器を流用。実は、この可愛いイラスト付きの器が欲しくて購入。他にも豚のお尻のイラストが入ったポークリエットが秀逸。どちらもオススメ。ビストロ808の定番となったサバのリエットの代わりに、オリジナル通りのサーモンで作ってみた。サバ好きの私としては、脂の多いサバのリエットの方がバケットに合うと感じるし、味も好み。

Oiwai10タテ(ひも)のコキーユは、食材の有効利用のための一品。殻付きホタテのひもが余りにも美味しそうだったし、貝柱よりも量が多いし、何とかできないかと悩んだ末に作ったメニュー。ネットでレシピを検索したものの、イメージにぴったりのものはない。作ったことはないし、かと言って試作もできない。一皿だけ多く作り、2人で味見。ん、OKかなと、一発勝負でお客様にお出しできる水準になったのは幸いだった。

Oiwai6ーストビーフのカルパッチョは、スーシェフ(お気楽妻)が作る鉄板メニューのアレンジ。地元商店街にある肉屋(ショーケースには肉がほとんどなく、オーダーに応じて切ってくれる)で購入する通称「烏山ビーフ」で、ほぼ勝負が決まる。その日もローストビーフ用だと告げ、おススメの部位を見せてもらった上で選んだモモ肉を切り分けてもらった。こんな肉屋がある街は貴重だし、嬉しいことだ。出来上がりは文句なし。

Oiwai11ラダは、メロン、柿などのフルーツとフルーツトマトを使った“カラフルサラダ”。季節によって旬のフルーツを使うサラダは808の定番だが、冬は食材を選ぶのが難しい。小振りのメロンをスーパーで発見し、この組合せになった。ちなみに、このサラダ以外の料理は、事前に作っておき、盛付けるだけの状態でスタンバイ。素人料理を素早く供するためのポイント。そのサラダも食材を切って和えるだけ。どれも仕込が大切。

Oiwai7イン料理はドイツに近いアルザス地方の郷土料理、シュークルート。ザワークラウト(フランスではシュークルート)と豚の肩ロース、ベーコン、ソーセージなどを煮込み、たっぷりの粒マスタードを付けて食す。酸味が利いたキャベツと柔らかくホロホロになった豚肉がぴったりと寄り添う、カスレやブイヤベース、ブッフ・ブルギニヨンなどと同様に、冬のビストロ808の定番にしたいお気軽鍋料理だ。

Oiwai8の日のメインゲストは、転職活動を無事に終え、ステップアップを果たした可愛い後輩女子。ご近所のパティスリー「プティ・ポワソン」のマコちゃんに依頼した秘密のデザートをプレゼント。転職祝いのメッセージを添えたイチゴのケーキ。Good Luck ! そして、満面の笑みの彼女の横で、やや引き攣り気味の笑顔を振りまく彼にも、余計なお世話ながら(きちんとケジメを付けて)ひと頑張りして欲しいものだ。

ビストロ808の2018年の最初の開店は、冬の定番料理を中心に。改装OPENしてから4年。少しづつメニューを増やしながら、老後の楽しみ(笑)として、のんびりと営業して行きます。新規のご来店もお待ちしています♬

こうしてまたひとつ歳を取る「2017-2018年末年始」

Trois3Trois12018年1月も、気が付けば半ば。あっという間の年末年始だった。このように歳を重ねるごとに加速度的に過ぎ去ると感じる日々は、心理学的にも証明されている。例えば、5歳の子供にとっては、1年は人生の1/5。ところが、50歳の大人にとっては、1年は1/50にしか過ぎない。つまり、主観的に記憶される年月の長さは、年少者は長く、年長者はより短く感じられると言うのだ。なるほど。歳を取れば取る程、時間が早く過ぎる。これは心理的な真理なのだ。ところで、お気楽夫婦のの年末は、御礼参りに忙しい。と言っても、神社仏閣を詣でるのではなく、馴染みの飲食店巡り。お世話になった店に、友人たちと一緒に年末のご挨拶に伺うのが恒例。「ビストロトロワキャール」には、ほぼ恒例となった「全日本お疲れ様会」で清水、松井夫妻らと共に訪問。シェフの聡ちゃん、マダムの真由美ちゃんの笑顔の接客と、いつもの美味しさに感謝。

Honjo3Honjoh1料理の名店「用賀 本城」は、恒例の鮎の会を始め、何を食べても幸福になる繊細な料理を味わいに何度も伺った。そして2017年最後の訪問は、スカッシュ仲間と一緒に。女性6人にオヤヂが独り混ざるという、ほぼ女子会。全7席のカウンタを独占し、オヤヂは中央に鎮座。両脇に3人づつのキレーどころ(笑)という、両手に花どころか、両手に花束。右側の3人に話し掛け、酒を酌み交わし、左側の3人の話題に盛り上がり、本城さんの料理に舌鼓を打つ。女性だけの場に自然に解け込むことができるのは、私の特技のひとつ。「IGAIGAは、フツーに違和感なく馴染むよね」「ほんとほんと」きっと褒め言葉であろうと納得。2017年も多くの美味しい店に出没した。けれど、何を食べたかよりも、彼女たちのような気の置けない仲間たちと一緒に訪問できたことを感謝。

hamamatsu1hamamatsu2事納めの日、妻の故郷浜松に向かうのも恒例。その日は、ゼータクに「Dean & Deluca」のデリセットをゲットし、ご機嫌で新幹線のシートに収まる。品川からお気楽夫婦2人だけの宴会が始まり、三島辺りまでのんびりと飲み続ける。その頃には、妻はすっかりリラックスモードに切り替わる。1年の仕事を終えた安堵感と、開放感、そして両親の元へ向かう高揚感に包まれる。彼らの住むマンションが大規模修繕を行っていたため、帰省は1年ぶり。お気楽妻から親を労わる一人娘の顔になり、老いた義父母が手の回らない場所を中心に大掃除に精を出す。そして、年末は近郊の温泉旅館に1泊のゼータク旅行。慎ましく暮らす義父母たちが、毎年楽しみにしている、一人娘と出かける年末の大イベントだ。こうして彼らが元気で年末を迎えられたことを感謝。

hamamatsu4年は「割烹弁いち」特製のお節料理でスタート。店に伺い始め、それ以来ちょうど10年、毎年楽しみにしている新年のお楽しみだ。2018年、戌年。今年は、5回目の年男。すなわち、あろうことか、何と還暦を迎える。60歳、思えば遠くまで来たものだ。そして、妻と出会い、結婚生活をリスタートして25年。どちらもキリの良いケジメの年。妻に、友人たちに感謝し、ささやかなお祝いをして暦を戻し、「0」からスタートすることになる。とは言え、定年という概念のない働き方をしていることもあり、現在の仕事を続けることになる。少なくともあと5年、自分の仕事の集大成となるであろう時間を過ごし、現在のミッションを完遂させ、その日を迎えたい。きっと今年もあっという間の1年。皆さまよろしくお願いいたします。

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