夢のスイートルーム住まい「パークハイアット東京」

ParkHyatt1気楽夫婦のお気に入りホテルの中でも「パークハイアット東京」が、ここ20年以上TOPの座にある。その愛するホテルでパーティを行うに当たり、ゼータクな宿泊をすることにした。これまで何度か宿泊した「パークスイート(100㎡)」や、アップグレードしていただいた「ガバナーズスイート(140㎡)」よりさらに広い、ディプロマットスイート(160㎡)」だ。下見をさせてもらった際に、2人揃ってこの部屋に恋をした。

ParkHyatt2屋に入って目に飛び込むのは、ホテルの客室とは思えない広い空間。正面には大きな窓に面した広いリビングコーナー、右手の壁一面には美しく揃えられた書架、左手にグランドピアノ、その奥に6人掛けのダイニングテーブルという開放的なレイアウトが素晴らしい。パーティの前後に、このスペースで仲間たちと一緒に飲んだら楽しいだろうなと、すかさず椅子やソファの数をカウント。20人は楽々集まれることが分かった。

ParkHyatt3ッドルームも書架やソファ付きの広くゼータクな空間。さらにビューバスが嬉しい窓で囲まれたバスルームや、大量の食器、グラス、冷蔵庫などが収まるキッチン、POPな内装のゲスト用トイレなど、お気に入りのポイントの枚挙に遑がない。「ここに1泊じゃあ勿体無いね」とお気楽妻。フツーは逆か。けれども、その発想が理解できる私も、連泊に同意。パーティの前日から2泊することになった。お気楽夫婦の面目躍如だ。

ParkHyatt4ぉ〜いっ!」パーティの前に集まった友人たちが声を上げる。目をキラキラさせながら部屋を見学し、窓からの眺めにため息をつく。リビングルームから見下ろす夜景は、代々木公園と明治神宮の森を首都高を走る車の光が縁取り、手前にいつの間にか高層ビルが聳え立つ渋谷、奥には主人たる東京タワーを囲むように都心や湾岸部でスカイスクレーパーが覇を競う。TOKYOは夜に見下ろせば美しい街だと実感する。

ParkHyatt5人たちが集まる前、窓ガラスにへばり付いて西を眺めると、夕焼けに染まるTOCのビルの右側に、富士山の姿が浮かび上がっていた。典型的な日本人としては、富士山が見えるだけで嬉しい気持ちになり、富士山VIEWがあるだけで部屋のバリューが上がる。リビングルームが広く、窓が大きいからこその特典。西から南東まで、180度に近いワイドな眺めが楽しめる。鳥の視点で、飽かず眺めていられる風景だ。

ParkHyatt10側に面するベッドルームからは、左手には都庁をはじめとした新宿の摩天楼群がニョキニョキと生える風景を見下ろすことができる。北側の奥には筑波山、正面にはNTTデータの電波塔、建設中の国立競技場、そして大手町から六本木周辺の高層ビルの林、その奥には朝日に輝く東京湾と房総半島、海ほたるまで望むことができた。楽しく嬉しく有り難かったパーティの翌日、快晴の朝だったことで得られた僥倖。清々しい風景だ。

ParkHyatt92泊の滞在中、2回の朝食、昼食、初日の夕食は、全て大きなガラスのダイニングテーブルでいただいた。ホテル1階にある「デリカテッセン」で買ったサンドウィッチやサラダを部屋に届けてもらうようにお願いすると、ルームサービスと同様に皿に移し替え、セッティングしていただけるのだ。これは嬉しいサービス。*同じメニューでもデリの方が半額程度!せっかくの広い部屋を、まるで住んでいるように堪能しようという作戦だ。

ParkHyatt8夜、パーティの司会をやってくれた友人(何とご夫婦で同じホテルに宿泊!)と、遅くまで部屋で打ち上げ。お見送りの際に、喜んでもらえた友人たちの顔を見て、ホッとした気持ちが溢れ、無事に終わったという達成感と解放感でシャンパンを1本近く空けてしまった。翌朝、グラス1杯だけ残ったシャンパンをグビリといただき、“朝シャン”だとシャレる。夢のような2泊3日の滞在を締め括るにはぴったりだ。

しかったね。ここに住みたいよね」と、お気楽妻。激しく同意。けれども、僅か3日間の滞在だからこそ、夢のような時間を過ごせたのだとも思う。憧れのスイートルーム住まいは、夢のままで。

友は財産❤️「25th & 60th Anniversary Party」

Party12000年10月、7年余りの同居生活を経て、入籍をしたタイミングで友人たちをお招きし、お祝いのパーティを開催した。パーティの途中、「まだシャンパンをお出しして良いですか」と、スタッフに耳打ちされた。OKと言った翌日、明細を見て驚いた。「IGAIGAたちのパーティ、ホントに楽しかったぁ。ヴーブ飲み放題だったしね」友人たちが何度も繰り返し、またやって!とリクエストも。実に楽しい(苦笑)パーティだった。

Party22018年2月、私の還暦のお祝いと、妻との25年をお祝いするパーティを企画。多くは家族でお祝いするような会に、芸能人ではあるまいし、友人たちをお招きすることに躊躇い、最初は開催すること自体に乗り気ではなかった妻も、オリジナルのお土産などを選んだり、一緒に準備しながら楽しんでくれた。私の意図は最初から明確。友人たちにお祝いをしてもらうのではなく、これまでのお付き合いに感謝する会にしたかった。

Party3ーティ当日、前夜から宿泊している客室にカメラマンなどのスタッフとしてお願いしている友人たちが集合。乾杯しながらの打合せ。客室見学の友人たちも集まり、メンバーが増える度に乾杯を繰り返す。オシャレして来て!とのリクエストに応え、見慣れたスポーツウェアではなく、皆んなドレスアップ。パーティは実質スタートだ。大勢の友人たちが入れるように、大きめのスイートルームにした甲斐があったというものだ。

Party4ェルカムドリンクから、わんこシャンパンパーティがスタート。乾杯までお待たせせずに、飲んでいただきたいという趣旨だ。最初に出席者を映像で紹介し、お気楽夫婦の挨拶の後に乾杯の発声…の予定が、その前に何とホテルから特大ケーキのプレゼント。まさにサプライズ!大好きなホテルと相思相愛だった(笑)と分かった嬉しい瞬間だった。しばらく楽しく飲んでいると、ホテルのスタッフが18年前と同じように耳打ち。

Party5始1時間で、既に00本ほどシャンパンをお出ししていますが、この後もお出ししてよろしいですか」…18年前と同じ状況に思わず笑みが零れる。希望があれば出してくださいと伝え、妻に報告すると、同様の笑いが返ってくる。快哉!モノは所有者の物でしかないが、記憶は時間と空間を共有した全員のものになる。「IGAIGA!お肉とチーズリゾット美味しいよ!食べた?」そんな友人の声に思わず笑顔で頷き、皿を取る。

しかったぁ」「全部美味しかった!スイーツ持って帰りたかった!」全員で記念写真を撮り、お見送りの際にプレゼントをお渡ししながら、ありがとうございましたと挨拶を交す。友人たちの笑顔が嬉しい。友人たちのメッセージが嬉しい。わざわざ週末の夜に、出席してもらえたことが嬉しい。そして、出席していただいた友人たちに刻まれたであろうパーティの記憶が、お気楽夫婦にとって何より嬉しいお祝いだ。仕事や年齢、性別など関係なく、ほぼ全員がスカッシュ(とお酒と美味しいモノ)で繋がった友人たち。妻との25年、自分の60年を振り返っても、最良の日のひとつに違いない。「IGAちゃんの財産だね」人生の先輩からそんなメッセージをいただいた。まさしく、その通り。お気楽夫婦がお気楽でいられるのも(飲んべの)友人たちのおかげ。これからも、彼らと一緒に嬉しい時間を共有していけたらと、心から思う。友人たちに、そして誰よりもお気楽妻に感謝の夜だった。

ビストロ808/2018.vol.1「冬の定番料理」

Oiwai52018年最初の「ビストロ808」のメニューは、オードブル盛合せからスタート。定番のキャロットラペはラインナップに残したが、看板メニューのパテドカンパーニュは敢えて(初めて)外した。他には初登場のトマトとニンジンのムース、長ネギのマリネ、ホタテのミキュイ。ふっくらとした殻付きホタテが入手できたからこそのメニュー。結果的にヘルシーでさっぱりした味の組合せになり、乾杯のシャンパンにぴったり。

Oiwai9ーモンのリエットは、パークハイアット東京のデリカテッセンで買ったサーモンリエットの器を流用。実は、この可愛いイラスト付きの器が欲しくて購入。他にも豚のお尻のイラストが入ったポークリエットが秀逸。どちらもオススメ。ビストロ808の定番となったサバのリエットの代わりに、オリジナル通りのサーモンで作ってみた。サバ好きの私としては、脂の多いサバのリエットの方がバケットに合うと感じるし、味も好み。

Oiwai10タテ(ひも)のコキーユは、食材の有効利用のための一品。殻付きホタテのひもが余りにも美味しそうだったし、貝柱よりも量が多いし、何とかできないかと悩んだ末に作ったメニュー。ネットでレシピを検索したものの、イメージにぴったりのものはない。作ったことはないし、かと言って試作もできない。一皿だけ多く作り、2人で味見。ん、OKかなと、一発勝負でお客様にお出しできる水準になったのは幸いだった。

Oiwai6ーストビーフのカルパッチョは、スーシェフ(お気楽妻)が作る鉄板メニューのアレンジ。地元商店街にある肉屋(ショーケースには肉がほとんどなく、オーダーに応じて切ってくれる)で購入する通称「烏山ビーフ」で、ほぼ勝負が決まる。その日もローストビーフ用だと告げ、おススメの部位を見せてもらった上で選んだモモ肉を切り分けてもらった。こんな肉屋がある街は貴重だし、嬉しいことだ。出来上がりは文句なし。

Oiwai11ラダは、メロン、柿などのフルーツとフルーツトマトを使った“カラフルサラダ”。季節によって旬のフルーツを使うサラダは808の定番だが、冬は食材を選ぶのが難しい。小振りのメロンをスーパーで発見し、この組合せになった。ちなみに、このサラダ以外の料理は、事前に作っておき、盛付けるだけの状態でスタンバイ。素人料理を素早く供するためのポイント。そのサラダも食材を切って和えるだけ。どれも仕込が大切。

Oiwai7イン料理はドイツに近いアルザス地方の郷土料理、シュークルート。ザワークラウト(フランスではシュークルート)と豚の肩ロース、ベーコン、ソーセージなどを煮込み、たっぷりの粒マスタードを付けて食す。酸味が利いたキャベツと柔らかくホロホロになった豚肉がぴったりと寄り添う、カスレやブイヤベース、ブッフ・ブルギニヨンなどと同様に、冬のビストロ808の定番にしたいお気軽鍋料理だ。

Oiwai8の日のメインゲストは、転職活動を無事に終え、ステップアップを果たした可愛い後輩女子。ご近所のパティスリー「プティ・ポワソン」のマコちゃんに依頼した秘密のデザートをプレゼント。転職祝いのメッセージを添えたイチゴのケーキ。Good Luck ! そして、満面の笑みの彼女の横で、やや引き攣り気味の笑顔を振りまく彼にも、余計なお世話ながら(きちんとケジメを付けて)ひと頑張りして欲しいものだ。

ビストロ808の2018年の最初の開店は、冬の定番料理を中心に。改装OPENしてから4年。少しづつメニューを増やしながら、老後の楽しみ(笑)として、のんびりと営業して行きます。新規のご来店もお待ちしています♬

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SINCE 1.May 2005